AuditTrail パッケージを使用して、作成時または変更時に監査を受けるレコードを指定できます。あるレコード タイプの監査証跡を有効にすると、
そのタイプのレコードに対するすべての変更が監査されます。また、監査証跡が有効にされているレコード タイプに対する監査証跡を無効にすることもできます。
AuditTrail データ
監査証跡は、監査対象レコードに影響を与えた一連のイベントを記述します。それぞれのイベントごとに、次の情報が記録されます。
- ユーザー ID。AuditTrail パッケージは、変更を行ったユーザーのユーザー名とグループ メンバシップを記録します。ユーザーのフルネーム (Rational® ClearQuest® ユーザー テーブルの [フルネーム] フィールドから
取得される) も記録されます。
- 変更時刻。変更のタイム スタンプは、常にグリニッジ標準時 (GMT) で示されます。
- アクションと状態。レコードを変更したアクションと、イベント後のレコードの状態が記録されます。
- 変更フィールド。イベントによって変更されたレコード内の各データ フィールドごとに、監査証跡は、フィールドの名前、以前の値、新しい値を記録します。複数行テキスト フィールドの場合、監査証跡はデフォルトで完全な旧フィールドと新規フィールドを表示します。[Notes_Entry] フィールドのような付加のみのフィールドの場合、
最新のテキストがフィールドの先頭に付加されますが、以前のテキストが変更されることはありません。このような場合、監査証跡は最新のテキストのみを表示します。
- レコードの記述に使用されたデータベース スキーマのバージョン。
情報が監査証跡から削除されることはありません。監査対象レコードが削除された場合、監査証跡 (レコードとは別になっています) に、アクション DELETE と状態 DELETED が入った項目が作成されます。
データ表示
あるレコード タイプに AuditTrail パッケージを適用すると、そのタイプのレコードに関する監査証跡を表示するためのタブが作成されます。このページ内のフィールドはすべて編集不能フィールドです。
データ ストレージ
監査証跡情報は、個々の固有のログ レコードを
各監査対象レコードにリンクすることにより維持されます。
これらの監査証跡レコードは、監査対象レコード タイプにかかわらず、すべて単一のデータベース テーブル内の項目として管理されます。
このテーブルは、各レコードを、そのレコードに対するすべての変更にリンクします。