ALM ソリューションには、ユーザーのエンタープライズに適合するように、基本となるスキーマに影響を与えずにソリューションを修正する機能を持った、システム全体の設定のセットが付いています。
管理者は、プロジェクトの標準化、組織化、ガバナンスのためのポリシーの設定に使用する、プロジェクト カテゴリとラベル タイプを定義できます。
ラベル レコードによって、ユーザー インターフェースに表示される名前のセットを定義することができます。ほとんどの場合、これはレコードのドロップダウン リストとして表示されます。ラベル タイプの例として、「作業タイプ」、「役割」、「解決コード」、「カテゴリ タイプ」などがあります。これらの設定によって、複数のプロジェクト全体での再利用と一貫性のある分類が可能になり、エンタープライズに適合させることができます。
組織によって生産されるプロジェクトの数は、時間とともに大きくなる可能性があります。
プロジェクトを識別するために、プロジェクトの一意性と機能の分類が必要になることもあります。
さらに、大規模なプロジェクトでは、より小さいプロジェクトに再分割されても、同じリリース バージョンを共有する場合もあります。カテゴリとリリースの設定は、プロジェクトの一意性を定義するために使用することができます。
カテゴリとリリース ラベルのセットを定義して、プロジェクトの分類に使用できます。
作成した値は、いずれの新規プロジェクトでも使用することができます。マネージャまたはチームのリーダーは、カテゴリを使用してプロジェクトを分類し、リリースを使用して、プロジェクトがデリバーするソフトウェアのバージョンを識別することができます。例を次に示します。
- ALMAdmin ユーザー
- ALM カテゴリを作成します。プロジェクトを分類するためのカテゴリの階層を作成することができます。プロジェクトは、カテゴリによって識別され、それがプロジェクトがデリバーする製品、機能、またはコンポーネントの分類に役立ちます。 組織によっては、複数のカテゴリ ツリーを作成する必要性が生じます。 例えば、単一の組織が、製品とサービスのいくつかの組み合わせを使用してプロジェクトを識別する場合があります。カテゴリ タイプは分類体系を識別するために使用されます。例えば、上記の例を使用して、2 つの CategoryType レコードを作成し、1 つを製品用、もう一つをサービス用とします。一度カテゴリ タイプが定義されたら、そのタイプのカテゴリを作成します。カテゴリは階層にすることができます。最初に CategoryType を作成します。
次にそのタイプのカテゴリを作成します。
- リリース ラベルを作成します。リリースは、ソフトウェアのバージョンを識別します。多くの組織では、リリース ラベルの用語を標準化しています。ALM ソリューションは、リリース ラベル レコードを提供することでこの必要性をサポートします。
- マネージャまたはチームのリーダー:
- カテゴリを選択します。プロジェクト レコードを作成するときに、使用可能なカテゴリがドロップダウン リストで表示されます。このプロジェクトを分類するカテゴリを選択します。
- リリースを選択します。プロジェクトを作成すると、使用可能なリリース ラベルがドロップダウン リストで表示されます。
例えば、組み込まれているすぐに使用可能な ALM スキーマを開始し、
myALM という名前のプロジェクトを作成している場合、カテゴリを
ALM に設定し、リリースを
7.1.0.0 に設定します。これら 3 つの ID がそのプロジェクトの一意性を定義します。その後のプロジェクトでは、リリース値を 7.1.1.0 に変更する以外は、同じカテゴリ名を使用することができます。プロジェクト名は再利用できません。
これらのトピックは、システム全体の設定、カテゴリ、セキュリティ ポリシー、役割ラベルについて説明します。