レポート機能のクライアント/サーバー アーキテクチャ

このトピックでは、新しいデータプル レポート モデルと従来型のデータプッシュ モデルをサポートする、クライアント/サーバー アーキテクチャについて説明します。

ClearQuest バージョン 7.1 で導入された新しいレポート コンポーネントは、ClearQuest 変更管理サーバー、ClearQuest Client、ClearQuest Client for Eclipse、および ClearQuest Web を構成する方法に影響を及ぼします。 レポートのデプロイメントを計画する前に、各クライアントでレポートを設計および実行するために使用できるサポートについて理解しておくことが重要です。

ClearQuest Client および ClearQuest Client for Eclipse

従来型のデータプッシュ レポートの実行

ClearQuest バージョン 7.1 からは、ClearQuest Eclipse クライアントの使用時に Crystal Reports の従来型データプッシュ レポートを実行するためのオプションが 2 つあります。

  • Eclipse クライアントでデータプッシュ レポートを 7.1 より前のバージョンの ClearQuest の場合と同様に引き続き実行するには、必要な Crystal Reports Report Design Component (RDC) をダウンロードしてインストールします。Crystal Reports RDC は、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から入手可能です。
  • データプッシュ レポートを Rational ClearQuest 変更管理サーバーで実行するには
    • Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーをインストールします。これは、ClearQuest をインストールする際のサブコンポーネントです。このコンポーネントは、標準の Web アプリケーション サーバー上で稼働します。Rational ClearQuest には、デフォルトの Web アプリケーション サーバーとして WebSphere Application Server が組み込まれています。
    • Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) と共に Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーを構成します。Crystal Reports JRC は、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から入手可能です。
    • Eclipse クライアントの [設定] ダイアログ ボックスの [レポート] タブ (ClearQuest パースペクティブで、[ウィンドウ] > [設定] の順にクリックします) で、Crystal Reports 用のレポート サーバーの URL を指定します。

データプル レポートの設計、管理、および共有

データプル レポートを設計、管理、および共有するには

  • 新しいデータプル レポートを設計するには、ClearQuest Reporting Driver と、BIRT または Crystal Reports レポート システムを使用します。
  • BIRT で作成したデータプル レポートを管理および共有するには、ClearQuest 用のレポート サーバーを使用します。
  • Crystal Reports で作成したデータプル レポートを管理および共有するには、ClearQuest 用のレポート サーバーと Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーを使用します。

以下の図は、ClearQuest Client または ClearQuest Client for Eclipse を使用するときに、新しいデータプル レポートの設計、実行、および共有と、従来型のデータプッシュ レポートの実行に使用できるコンポーネントを示しています。

この図は、新しいデータプル レポートを設計および実行するために ClearQuest Eclipse クライアントに必要なソフトウェア コンポーネントと、従来型の Crystal Reports データプッシュ レポートを実行するために必要なコンポーネントを示しています。左側には、ClearQuest Eclipse クライアントを表すボックスがあります。右上には、BIRT Report Designer を表すボックスと、その下に Crystal Reports Report Design Component (RDC) を表すもう 1 つのボックスがあります。1 つの線は右側にある ClearQuest Eclipse クライアントのボックスと BIRT Report Designer をつなぎ、もう 1 つの線は ClearQuest
Eclipse クライアントのボックスと Crystal Reports Report Design Component をつないでいます。図の右下部分には、WebSphere
Application Server を表す外側のボックスがあります。WebSphere Application Server のボックスの中には 2 つのボックスがあり、上のボックスは Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーを表し、下のボックスは ClearQuest 用のレポート サーバーを表しています。
1 つの線は左側にある ClearQuest Eclipse クライアントのボックスを Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーにつなぎ、もう 1 つの線は ClearQuest Eclipse クライアントのボックスを ClearQuest 用のレポート サーバーにつないでいます。

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ClearQuest Web クライアント

従来型のデータプッシュ レポートの実行

重要: 現行リリースでは、 Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーがサポートされるのは、 従来型のデータプッシュ レポートを実行する Rational ClearQuest Web でサポートされるプラットフォームのサブセット上のみです。 テクニカル ノート http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=0&uid=swg21216371 を参照してください。

従来型のデータプッシュ レポートを Rational ClearQuest 変更管理サーバーで実行するには

データプル レポートの管理と共有

データプル レポートを管理および共有するには

  • BIRT または Crystal Reports で作成したデータプル レポートを管理および共有するには、ClearQuest 用のレポート サーバーを使用します。
  • Crystal Reports で作成したデータプル レポートを管理および共有するには、ClearQuest 用のレポート サーバーと Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーを使用します。

次の図は、ClearQuest Web クライアントを使用するときに、新しいデータプル レポートの管理および共有と従来型のデータプッシュ レポートの実行に使用できるコンポーネントを示しています。

この図は、新しいデータプル レポートと、7.1 より前のバージョンの ClearQuest クライアントで作成した既存の Crystal Reports データプッシュ レポートを実行するために、ClearQuest Web クライアントで必要なソフトウェア コンポーネントを示しています。左上のボックスは ClearQuest Web クライアントを表しています。右側の外側のボックスは、WebSphere
Application Server を表しています。WebSphere Application Server のボックスの中には 2 つのボックスがあり、上のボックスは Crystal Reports 用のレポート サーバーを表し、下のボックスは ClearQuest 用のレポート サーバーを表しています。
1 つの線は ClearQuest Web クライアントを Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーにつなぎ、もう 1 つの線は ClearQuest Web クライアントを ClearQuest 用のレポート サーバーにつないでいます。

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ClearQuest for Windows クライアント

従来型のデータプッシュ レポートの設計、実行、および管理

ClearQuest バージョン 7.1 は、Crystal Reports Report Design Component (RDC) を使用することによって ClearQuest for Windows クライアントでレポートを作成および実行する従来型のデータプッシュ モデルを、引き続きサポートします。Crystal Reports RDC をダウンロードしてインストールすることができます。これは、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から入手可能です。

Crystal Reports レポート書式を管理したり、Crystal Reports Designer を使用して新しいレポート書式を作成するには、Business Objects から Crystal Reports のライセンスを購入する必要があります。

以下の図は、ClearQuest for Windows クライアントを使用する場合に、従来型のデータプッシュ レポートの設計、実行、および管理に使用できるコンポーネントを示しています。

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