変更コンテキスト リソースの使用

バージョン管理されていないほとんどの成果物は、CqContextResource インターフェイスを実装します。いくつかの CqContextResource タイプの例を以下に示します。
コンテキスト リソースを修正するプロセスは、次の 3 つのステップからなります。
  1. 開始: クライアントは、修正で使用されるアクションを (必要であれば) 指定します。 アクションは、修正を行う際に従うべきビジネス ルールを宣言します。修正を開始するプロキシが、その修正の変更コンテキストを 決定します。
  2. 修正: 修正がリソースに対して実施され、ビジネス ルールに従って検証されます。
  3. デリバー: すべてのリソースの修正が完了したら、変更コンテキスト内の変更済みのすべてのリソースが、 それぞれ対応するリポジトリに戻されます。

この修正プロセスでは、ユーザーはクライアントと共に、複数のリソースに対する変更を調整できます。 つまり、任意の時点でそれらのリソースのうちの任意のリソースに対する変更を 適用するのか適用しないのかを選択できます。

あるユーザーが修正を開始した後、対応するプロジェクトに修正が戻されるまでは、 リソースに加えられた変更を他のユーザーまたはクライアントが見ることは できません。変更は、変更コンテキストに入れられます。変更コンテキストの使用と表示は、 その変更コンテキストのプロバイダから取得したプロキシを介してのみ可能です。

リソースの修正が開始されると、そのリソースの書き込み可能バージョン が、使用されるプロキシと関連付けられた変更コンテキスト内に作成されます。 リソースが作成中である場合を除いて、この新バージョンに、 元のリソースのプロパティがコピーされます。元のリソースを対象にして、同じ変更コンテキスト からのプロキシを介して行われるこれ以降の操作は、 変更コンテキストによってキャッシュされたバージョンにリダイレクトされます。その特定の変更コンテキスト用の プロバイダから直接または間接に取得されるプロキシのみが、変更をデリバー前に 見ることかできます。

詳しくは、CqContextResource インターフェイスに関する Javadoc 情報を参照してください。


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