既存の Rational® ClearQuest® スキーマ リポジトリのデータ コード ページを変更する場合、
そのスキーマ リポジトリに関連付けられたデータベース中に、計画しているデータ コード ページにない文字が含まれていないことを確認する必要があります。そうした文字は、データ コード ページを変更する前に、識別して変換する必要があります。
コード ページ ユーティリティ codepageutil は、これらの作業を支援します。このユーティリティには 2 つのコマンドがあります。
codepageutil test_codepg は、データベースが処理できる文字セットをチェックします。codepageutil analyze_tables は、
既存データベース内の文字で、ターゲット データ コード ページでサポートされず、データ保全性を確保するために変換が必要な文字を検出します。
たとえば、
Rational ClearQuest 環境内に UNIX データベース サーバーがあるため、
Rational ClearQuest データベースをコード ページ
932 (日本語) から
コード ページ
60932 (セーフ シフト JIS エンコードの日本語) に変換すると決定した場合、
コード ページ ユーティリティを使用して次の作業を実行できます。
- Rational ClearQuest スキーマ リポジトリまたは
データベースのデータ コード ページを変更すると、データ変換が必要になるかどうかを判別する。
- データ変換が必要な場合、データベース内の文字のうちデータ コード ページ 60932 でサポートされない文字の数を数えて、データベースの変換に必要な作業量を見積もる。
- データ変換が必要な場合、コード ページ 60932 でサポートされない各文字の位置 (つまり、サポートされない各文字がある、テーブル、レコード、レコード ID、フィールド名とフィールド内での位置) を識別する。