Rational® ClearQuest® バージョン 7.0 から、拡張コード ページがサポートされるようになりました。
Rational ClearQuest バージョン 7.0 以降の場合、以下のコード ページ拡張が組み込まれています。
- Linux と UNIX システムでの ClearQuest スキーマ リポジトリと
ユーザー データベースへの非英語、非 ASCII データの保存に関するサポート、および Windows システムでのこれらの機能の拡張サポート。
- 混合文字セット デプロイメントにおける製品使用のサポート。
- 追加言語のローカリゼーション。
- メンテナンス ツール、Designer、エクスポート ツール、パッケージ ウィザード、ユーザー管理ツールでのコード ページの構成と使用のための、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) の拡張サポート。
バージョン 7.0 以降、Rational ClearQuest は、
データを Unicode で処理し、この製品のアプリケーションは、データベースに書き込むときに、
ClearQuest データ コード ページを使用します。
7.0 より前のバージョンの ClearQuest では、データはローカル文字セットを使用して処理されます。ClearQuest
データ コード ページがローカル文字セットと一致しないときも
、ClearQuest
アプリケーションは、今では Rational ClearQuest データベースに読み書き可能モードで接続できるようになりました。前のバージョンでは、ローカル文字セット
が ClearQuest データ コード ページと一致しない限り、書き込み操作はできませんでした。
追加コード ページのサポート
バージョン 7.0 以降、Rational ClearQuest では追加言語とロケールをサポートしています。
サポートされるすべてのプラットフォームで、次の Microsoft Windows コード ページをサポートするようになりました。
- 932 (日本語 SJIS)
- 936 (中国語 (簡体字))
- 949 (韓国語)
- 950 (中国語 (繁体字))
- 1250 (東ヨーロッパ)
- 1251 (キリル文字)
- 1252 (Latin-1)
- 1253 (ギリシャ語)
- 1254 (トルコ語)
- 1255 (ヘブライ語)
- 1257 (バルト語)
- 20127 (ASCII)
セーフ シフト JIS もサポートされています。サポートされる言語とロケールの詳細については、「サポートされるデータ コード ページ」および「サポートされる ClearQuest データ コード ページに関連したロケール」を参照してください。
Rational ClearQuest バージョン 7.1.1 では、DB2 および Oracle データベース セットに対して UTF-8 (8-bit Unicode Transformation Format) コード ページ 65001 のサポートを追加しています。詳細および制約事項については、「サポートされるデータ コード ページ」および「サポートされる ClearQuest データ コード ページに関連したロケール」を参照してください。
Linux と UNIX システムでの新しい各国語サポート
Rational ClearQuest バージョン 7.0 より前のバージョンでは、ASCII データのみが UNIX システムまたは Linux 上の ClearQuest データベースと
スキーマ リポジトリに書き込み可能でした。Rational ClearQuest バージョン 7.0 以降では、UNIX システムおよび Linux に対して完全な各国語サポートが拡張されています。サポートされるすべてのデータ コード ページが、サポートされるプラットフォーム上のデータベースとリポジトリに書き込むことができます。
拡張 GUI サポート
バージョン 7.0 以降、ClearQuest で以下の作業を実行するオプションが選択できるようになりました。
- メンテナンス ツールを使用して、スキーマ リポジトリまたは接続の ClearQuest データ コード ページ設定を、
サポートされる ClearQuest データ コード ページのどれにでも設定または変更できます。
- ユーザー管理ツールを使用して、ユーザーおよびグループ情報のエクスポート時の
ファイルのエンコードを指定できます。
- Designer を使用して新規ユーザー データベースを作成するとき、
スキーマ リポジトリに定義されたすべてのスキーマから選択できます。使用するデータ コード ページ値が 932 または 60932 (日本語)、
または 936 (中国語 (簡体字)) のスキーマ リポジトリが新しく作成され、それらには、
ClearQuest に組み込まれた各スキーマの ASCII バージョンに加えて、
対応するローカライズされたバージョンが含まれています。
これら以外のスキーマ リポジトリには、ASCII スキーマ バージョンのみが含まれています。ローカライズされたスキーマ バージョンの名前は、
言語とパッケージ バージョン番号を反映しています。
- スキーマ リポジトリの ClearQuest データ コード ページと互換の最新の使用可能なパッケージのリストからの選択により、パッケージ ウィザードを使用してスキーマにパッケージをインストールするか、
パッケージのアップグレード ウィザードを使用してスキーマ内のパッケージをアップグレードできます。データ コード ページが 65001 (UTF-8) のスキーマ リポジトリでは、パッケージのアップグレード ウィザードは、各パッケージのすべてのローカライズされたバージョンおよび ASCII バージョンを表示します。データ コード ページが 932 または 60932 (日本語)、
または 936 (中国語 (簡体字)) のいずれかであるスキーマ リポジトリでは、
パッケージのアップグレード ウィザードは、各パッケージの、最新の対応するローカライズされたバージョンを (ASCII バージョンに加えて) 表示します。
それ以外のスキーマ リポジトリでは、ウィザードは ASCII パッケージ バージョンのみを表示します。
- エクスポート ツールを使用して、クエリー結果をエクスポートするときのファイルのエンコードを選択できます。
- プロファイルをエクスポートするときに、ファイル エンコードを選択できます。