このトピックでは、フィールドの追加時に、データ フィールドの型を選択する際のガイドラインを示します。
フィールドを追加する際は、データ型を選択する必要があります (「レコード タイプへのフィールドの追加」を参照してください)。選択するデータ型により、
このフィールドに入力できる値のタイプが決定されます。
フィールドの型を選択する際、次のことに留意してください。
- 選択するタイプの検討とテストに十分時間をかけてください。
後で変更することは難しい場合があります。
たとえば、スキーマをチェックインした後は、
フィールドの型や DB 列名を変更できません。また、SHORT_STRING 型の
フィールドの [最大長] プロパティも変更できません。これらの変更を行うには、そのフィールドを一度削除してから、
同様のプロパティを持つ新規フィールドを作成しなければなりません。
- データ型が SHORT_STRING であるフィールドの場合、
予想される最長の文字列より大きな値を [最大長] に入力してください。
値を大きくすると、ディスク ドライブで確保する容量も増えますが、
入力内容が切り捨てられる可能性は低くなります。
- 説明、コメント、既知の回避策などの一般情報には、
単一の文字列フィールド (MULTILINE_STRING と SHORT_STRING) が適しています。
フィールドの情報をクエリーでソートまたはフィルタリングする予定がある場合は、
複数の小さなフィールドに分けることをお勧めします。たとえば、
コンピュータ環境のフィールドを 1 つ定義するのではなく、ハードウェアの製造元、
オペレーティング システム、OS のバージョンにそれぞれ個別のフィールドを割り当ててください。
- 電話番号はすべての桁に数字が必要など、内容にルールを設定する場合も、
複数の小さなフィールドを使用してください。
- SHORT_STRING 型は、選択肢のリスト (選択リスト) から 1 つのみを選択するフィールドに適しています。
選択リストは、スキーマに (定数リストとして) 組み込むか、
クライアント インターフェイスから (動的リストとして) 管理できます。
後者の方法では、リストの項目を追加または削除する際に、スキーマを変更して、
ユーザー データベースをアップグレードする必要がありません。選択リストのプロパティ シートで [リストに制限] チェック ボックスを
オンにして、ほかのユーザーが無効な項目を追加できないようにできます。
- 選択肢をあらかじめ用意しておき、ユーザーが複数の項目を選択できるようにするには、
複数のフィールドを用意するか (対応するチェック ボックス コントロールも用意します)、MULTILINE_STRING フィールドと
リスト ボックス コントロールを使用します。
- テスト データベースを使用して変更内容をテストするとき、
フィールドに値を入力して、 を
クリックした後でそのフィールドのデータ型を変更すると、そのフィールドに古いデータ型の値が
保管されている場合、データ破壊のリスクをもたらします。 を実行した後でフィールドのデータ型を変更するには、
そのフィールドを削除して、希望するプロパティと別のデータ型を持つフィールドを作成してください。
次のデータ型がサポートされます。
- データ
- 説明/コメント
- ATTACHMENT_LIST
- レコードに関連するファイルをレコードに格納できます。
- DATE_TIME
- SQL の日付と時刻。
詳細については、「日付と時刻」を参照してください。
- INT
- SQL の整数。
- MULTILINE_STRING
- サイズ制限のない可変長文字列。
- REFERENCE
- レコード タイプに含まれる一意のキーへの参照。
REFERENCE 型のフィールドには、参照先として、状態ありレコード タイプまたは状態なしレコード タイプを選択する必要があります。
オプションの逆参照フィールドを入力して、参照先レコードからこのフィールドのレコードへのリンクを作成し、
参照先レコード タイプがセキュリティの制御下にあることを指定できます。
- REFERENCE_LIST
- レコード タイプに含まれる一意のキーへの参照 (複数)。
参照リスト フィールドにより、1 つのフィールドで複数のレコードを参照できます。
参照リスト フィールドは、親/子コントロールと使用して、関連レコードをリンクできます。
REFERENCE_LIST 型のフィールドには、参照先として、状態ありレコード タイプまたは状態なしレコード タイプを選択する必要があります。
オプションの逆参照フィールドを入力して、参照先レコードからこのフィールドのレコードへのリンクを作成できます。
- SHORT_STRING
- 254 文字を最大長とする可変長の文字列。
フィールドを定義する際に、プロパティ ウィンドウで長さを設定します。
[最大長] フィールドに、1 から 254 の値を入力します。
ユーザーが SHORT_STRING 型のフィールドに値を入力すると、
前後の余白は削除されます。
- DBID
- システム フィールドとして予約されています。
- ID
- システム フィールドとして予約されています。
- JOURNAL
- システム フィールドとして予約されています。
- STATE
- システム フィールドとして予約されています。