cqtsdbcrawler コマンドは、全文検索レコード抽出を実行します。
概要
- cqperl cqtsdbcrawler.pl { -batch | -update | -optimize | -repair repair_file } CQ-db_name-dbset_name.xml [ -site site_name ]
- cqperl cqtsdbcrawler.pl -encrypt -s dbset -d dbname -u user -p password -kf output_key_file_name -pf output_encrypted_password_file_name -jvmpar "jvm_options"
説明
全文検索が構成された後も索引は
引き続き更新されますが、以下のように、
cqtsdbcrawler.pl コマンドの使用が必要な場合があります。
- 初めてレコードに索引付けを行う場合。
- 索引を明示的に更新する場合。
- 正しく処理されなかったレコードの索引を付け直す場合。
- 暗号化パスワードおよび鍵ファイルを生成する場合。
- パフォーマンスを向上させるために、全文検索索引ファイルを最適化する場合。
正しく処理されなかったレコードは、 record_type_time_stamp.xml という名前の修復ファイルに記録され、ClearQuest 検索プロパティ ファイル CQ-dbname-dbset-name.xml が
書き込まれるディレクトリと同じディレクトリに書き込まれます。cqtsdbcrawler.pl –repair の入力としてこのファイルを使用します。
cqtsdbcrawler.pl をバッチ モード
で実行するとファイル .batch_recovery.properties に、更新モードで実行するとファイル .update_recovery.properties に、正常に
処理された最後のレコードが記録されます。これらのファイルは、コマンド実行が停止されて再始動するときの
処理開始点を提供します。これらのファイルは、現行ユーザーのホーム ディレクトリに
書き込まれます。
cqtsdbcrawler.pl は、
デフォルトの製品インストール ディレクトリにインストールされています。
オプションと引数
- –batch
- バッチ モードで抽出を実行します。このオプションを指定すると、
全文検索の対象として構成済みのすべてのレコードが読み取られ、
それらが Lucene による索引付けのために Solr に渡されます。この処理は CPU 制約および入出力制約の処理です。パフォーマンス低下を
防止するため、バッチ モードの実行はシステム使用が最も少ないときに行うようにしてください。
- –update
- 更新モードで抽出を実行します。このオプションは、
データベースでのレコードの追加、削除、修正をモニターします。データベースに対するそのような変更はすべて読み取られ、索引付けのために Solr に渡されます。(WebSphere Application Server Express の抽出インスタンスでは、このオプションがデフォルトの実行モードです。これは、コマンド行から同じ機能を有効にするために提供されています。)
- –optimize
- 検索エンジンの索引付けを最適化して、パフォーマンスを向上させます。
- –repair repair_file
- 修復モードで抽出を実行します。repair_file 内にリストされたレコードは、バッチ モードまたは更新モードで正しく処理されなかったレコードです。
- cq_search_properties_file
- コマンド cqtssetup.pl ... –o CQ で生成される ClearQuest 検索プロパティ ファイル。
- –site site
- デフォルトのサイトは <local> です。これは、データベースがレプリカなし
であることを意味します。データベースのレプリカが
ある場合、このオプションは必須です。レコード抽出に関する構成パラメータを収集する (MultiSite) サイトを指定します。
- –s dbset
- データベース セットの名前。
- –d dbname
- データベースの名前。
- -u user
- ユーザー名。
- -p password
- パスワード。
- -encrypt
- パスワードを暗号化します。
- -kf key_file
- パスワードの暗号鍵が書き込まれるファイル。
- -pf password_file
- 暗号化されたパスワードが書き込まれるファイル。
- -jvmpar "jvm_options"
- Java Virtual Machine (JVM) オプションの設定に使用します。
例
cqtsdbcrawler.pl をバッチ モードで実行します。
cqperl cqtsdbcrawler.pl -batch CQ_SAMPLE-TextSearch.xml -site "<local>"
cqtsdbcrawler.pl を修復モードで実行します。
cqperl cqtsdbcrawler.pl -repair ~bert/Defect207294053937.xml ~bert/CQ_SAMPLE-TextSearch.xml
暗号化されたパスワードと鍵ファイルを作成します。
cqperl cqtsdbcrawler.pl -encrypt -s TextSearch -d SAMPL -u admin -p admin_password -kf key.txt -pf password.txt
全文検索索引ファイルを最適化します。
cqperl cqtsdbcrawler.pl -optimize CQ-SAMPL-TextSearch.xml
cqtsdbcrawler.pl を JVM オプション付きでバッチ モードで実行します。
cqperl cqtsdbcrawler.pl -jvmpar "-Xms512m -Xmx1024m" -batch CQ_SAMPLE-TextSearch.xml -site "<local>"