[ -cl/an clan-name ] [ -site site-name ] -fam/ily family-name
-u/ser username [-p/assword ] password [ -sin/ce date-time ] replica ...
recoverpacket コマンドは、送信複製でエポック行をリセットして、特定の時間以前に複製に送信された最後の同期を反映します。各エクスポート時点で保管されたエポック行のリストをスキャンして、指定された時間より前の項目を検索します。項目を検出すると、関連した行を使用して、指定された受信複製に関するエポック行をリセットします。次回にエクスポートされるパケットには、失われたパケットに入っていた変更内容が組み込まれます。
更新パケットを別の複製に送信する場合、送信とインポート フェーズは正常であることを前提とします。したがって、送信複製のエポック番号マトリックスは、変更が受信複製で行われたことを反映して、更新されます。しかし、パケットが受信複製に達する前に失われると、受信複製は最新の状態であるという送信複製の前提は間違いになります。
送信複製でのエポック番号は、パケットの送信前の値に戻す必要があります。送信複製のエポック番号マトリックスにこれらの訂正を行うと、受信パケットに送信する次の更新パケットに同じ変更内容を組み込むことになります。
受信複製の管理者は dumpoplog コマンドを実行して、最後に正常にインポートされた時間を判別する必要があります。送信複製の管理者は、recoverpacket コマンドにこの時間を指定します。
サイト: 現在のサイトです。このホストに複数のサイトがある場合は、-site を指定する必要があります。
ファミリー: デフォルトはありません。ファミリーを指定する必要があります。
スキーマ リポジトリ ファミリー: 作業スキーマ リポジトリの情報を回復する場合は、ファミリー MASTR を使用します。パケットを失った場合は、recoverpacket を MASTR とユーザー データベース ファミリーの両方で実行してから、syncreplica を再実行します。
time は、現地のタイム ゾーンに合わせた 24 時間形式で指定します。time を省略した場合、デフォルト値は 00:00:00 です。date を省略した場合、デフォルト値は today です。世紀、年、特定の日付を省略した場合は、最新のものが使用されます。タイム ゾーンに関係なく同じ時刻を適用する場合は、UTC を指定します。UTC 時間に対して正のオフセットを指定するにはプラス (+) 演算子を、負のオフセットを指定するにはマイナス (-) 演算子を使用します。時間や分のオフセットを付けないで UTC を指定すると、デフォルト設定はグリニッジ標準時 (GMT) になります。(協定世界時 (UTC) 1970 年 1 月 1 日以前の日付は無効です。)
以下の例では、読みやすいように行を分けてあります。各コマンドは、1 行に入力しなければなりません。
multiutil recoverpacket -clan telecomm -site boston_hub -family DEV -user
susan -p passwd -since 22-January-2002 sanfran_hub
Multiutil: 22-Jan-2002.10:06:52 のエポック インフォメーションを使用しています。
Multiutil: 複製 `sanfran_hub' のエポック見積もりのリセットに成功しました。
SANFRAN_HUB: 3