障害復旧コマンド

このトピックで扱うコマンドは、エポック番号の操作に使用します。

各複製は、エポック番号マトリックスを使用して、自身の状態と他のすべての複製の状態を追跡します。 (複製は常に変化するため、複製は自身に対して行われた変更を把握していますが、他の複製の状態については見積もりしかできません。) 複製は、更新パケットを送信すると必ず、送信したパケットが宛先に配信されて適切な複製に適用されることを前提に、自身のエポック番号マトリックスを更新します。

この配信が成功する前提が成り立たない場合は、表 1の障害復旧コマンドを使用します。

表 1. 障害復旧コマンド
コマンド 説明
chepoch 複製のエポック番号マトリックスを変更します。
lsepoch 複製のエポック番号マトリックスを一覧表示します。
recoverpacket 複製のエポック番号マトリックスをリセットして、喪失したパケットが再設定されるようにします (パケットが紛失した場合や使用できない場合に必要)。
restorereplica バックアップから複製を復元します。このコマンドを実行すると、複製は特殊な状態になります。この状態の複製は、エポック番号マトリックスの修正内容を他の複製に送信します。この複製は、他の複製の現在の状態を通知する特殊な更新を受信するまで、通常の開発作業には使用できません。
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