MultiSite の使用モデル
MultiSite 環境のインプリメンテーションとデプロイメントに影響する MultiSite 使用モデルには、さまざまな面があります。
- 所属内の単一コード ページのポリシー
Rational ClearQuest を使用する場合、Rational ClearQuest データベースにアクセスするクライアントごとに独自のコード ページが設定されます。
コード ページは、指定環境で有効な文字セットを指定します。
Rational ClearQuest の場合、コード ページは特定のクライアントで正しく操作される文字セットを定義します。
MultiSite では、すべてのクライアントが同じコード ページを使用する必要があります。
- 複数のコンピュータでの multiutil コマンド
デフォルトでは、スキーマ リポジトリとユーザー データベースを管理し、multiutil コマンドを使用するように設定されるコンピュータは、1 つのサイトに 1 つのみです。
- データベース オブジェクトのマスターシップ変更
レコードとその他のオブジェクトをマスター登録する複製を、計画に記述する必要があります。
ファミリー内に複製を作成したら、オブジェクトのマスターシップを変更できます。
- 同期
複製の同期を計画する際に考慮すべき主な要素には、方式、スケジューリング、パターンがあります。
- データベースのバックアップ戦略
すべてのサイトで、製造元データベースのバックアップを定期的に実行します。
データベース サーバー コンピュータがクラッシュしたり、データベース記憶領域が消失したりした場合は、バックアップ コピーからデータベースを復元し、複製復元手順を使用して、欠落した操作を置き換えることができます。
- 複製のパラメータの消し込み
コマンドによって複製に変更が加えられると、その複製の操作ログに項目が記録されます。また、更新パケットをエクスポートすると、ターゲットの各複製ごとに、export_sync レコードが作成されます。これらのレコードは、recoverpacket コマンドによって複製のエポック番号マトリックスがリセットされる際に使用されます。
- スペースを含むパス名
Windows® を実行しているコンピュータで、受信ハンドラまたは発送オーダーのパス名にスペースが含まれている場合は、その受信ハンドラまたは発送オーダーが置かれている場所のファイル システムに対して、DOS 短縮名の解決機能を使用可能に設定する必要があります。
このプロパティはデフォルトで使用可能に設定されています。
このプロパティが使用可能に設定されていないと、発送サーバーが、受信ハンドラの呼び出しや発送オーダーの処理を実行できません。