場合によっては、ClearCase® ソース管理に対する Visual Studio プロジェクトのバインディングを完了または編集する必要があります。
バインディング とは、Visual Studio プロジェクトに対して、その内容がソース管理システムのコントロール下にあることを通知し、そのプロジェクトをソース管理に追加するという、2 つのステップに分かれたプロセスを意味します。
大抵の場合、両方のステップはまとめて行われます。
たとえば、Visual Studio の統合開発環境 (IDE) を介して
ClearCase ビュー内に新規の Visual Studio プロジェクトを作成したときに、バインディングが完了します。しかし、たとえば Visual Studio IDE 外でソース管理にプロジェクト ファイルを追加した場合、
ClearCase ソース管理下にあることは、Visual Studio には通知されません。
ClearCase ソース管理へのプロジェクトのバインディングは手動で行う必要があります。
Visual Studio .NET 用の Rational® ClearCase
クライアントには、ClearCase ソース管理へのソリューションまたはプロジェクトのバインドで利用できるいくつかの方法が用意されています。
- ソース管理への既存ソリューションの追加
1 つのコマンドを発行して、ソリューション レベルで開かれているすべてのプロジェクトを ClearCase ソース管理にバインドすることができます。その場合、Visual Studio は、ソリューションに対するソース管理プロバイダとして Rational ClearCase を使用し、
ClearCase コマンドと特定の GUI 機能 (編集での自動チェックアウトなど) を使用可能にします。
- ソース管理への既存プロジェクトの追加
個々の Visual Studio プロジェクトを ClearCase ソース管理に追加することができます。その場合、Visual Studio は、ソリューションに対するソース管理プロバイダとして Rational ClearCase を使用し、
ClearCase コマンドと特定の GUI 機能 (編集での自動チェックアウトなど) を使用可能にします。
- ソース管理のバインディング
Visual Studio では、ソリューションまたはプロジェクトが完全にはバインドされていない場合には、
[ソリューションを Rational ClearCase に追加 ] を使用して、
バインディング操作を完了することができます。