Java ドメイン・モデルのリリース情報

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リリース情報

1.0 制限
2.0 既知の問題と回避方法
   2.1 リファクタリングとコレクション型の関連

1.0 制限

なし

2.0 既知の問題と回避方法

2.1 リファクタリングとコレクション型の関連

ダイアグラム上の Java 要素に対してコレクション型の関連を指定する場合は、「汎用コレクションを使用 (use generic collections)」オプションを使用する必要があります。このオプションは、タイプが J2SE 5.0 プロジェクトに属する場合、すなわち、プロジェクトのコンパイラー設定が J2SE 5.0 に設定され、J2SE 5.0 JRE が使用されている場合に使用可能です。このフィールドの例を次に示します。

private List<MyClass> listOfMyClass;

この関連のターゲット (MyClass) をリファクタリング (移動または名前変更) する場合、ダイアグラム上の関連が、自動的に正しくリファクタリングされます。

汎用コレクションが使用されていない場合 (ユーザー設定によるか、またはプロジェクトが J2SE 5.0 ではない場合)、以下の例のように、コレクション型の情報はそのフィールドの javadoc の注釈に書き込まれます。  
  /**                                                                             
   * @uml.annotations  for <code>class21</code>
                collection_type="myPackage.MyClass"
   */
  private List<MyClass> listOfMyClass;

上記の例では、リファクタリングの移動が MyClass で実行される場合、javadoc 内の情報がリファクタリングされないため、コレクション型の情報は破損します。ユーザーは、javadoc 注釈内のクラスの完全修飾名を手動で編集する必要があります。

リファクタリングの名前変更の場合は、リファクタリングで注釈がカバーされるように、リファクタリング・ウィザードで「コメントおよびストリングのテキスト参照を更新 (update textual references in comments and strings)」オプションにチェック・マークを付ける必要があります。このオプションがチェックされていない場合もコレクション型の情報が破損し、ユーザーは、javadoc 注釈内のクラスの完全修飾名を手動で編集する必要があります。