J2EE コネクター (J2C) ツールのリリース情報

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リリース情報

1.0 制限
   1.1 J2EE コネクター (J2C) ツールは、制限バージョンのリソース・アダプターをサポートする
   1.2 PL/I インポーターは、Linux ではサポートされていない
   1.3 同じランタイム・サーバー上に複数のアダプターを持つための制限
2.0 既知の問題と回避方法
   2.1 マイグレーション要約ページにおける表示エントリー選択時のエラー・メッセージ・ポップアップ
   2.2 J2C ウィザード内の Web サービス・デプロイメント・オプションの制限
   2.3 Linux での PL1_TO_Java/MPO_PL1_Mapping の表示
   2.4 J2C V6013 Ant スクリプトのバージョン 7.0 の J2C Ant スクリプトへのマイグレーション

1.0 制限

1.1 J2EE コネクター (J2C) ツールは、制限バージョンのリソース・アダプターをサポートする

現在サポートされているリソース・アダプターを以下に示します。
JCA 1.0                       JCA 1.5                      
IMSICO91014.rar IMSICO91023.rar      
IMSICO91013a.rar   IMSICO91022a.rar    
IMSICO91013.rar        IMSICO91022.rar      
IMSICO91012.rar       IMSICO91021.rar       
IMSICO91011.rar       IMSICO9102.rar      
ECIResourceAdapter 5.1.0.1                  ECIResourceAdapter 6.0.1                          
ECIResourceAdapter 5.0.1                 ECIResourceAdapter 6.0.2
  ECIResourceAdapter 6.0

 現在サポートされている CICS® Transaction Gateway のバージョンは V6.0.2 です。

 CICS Transaction Gateway のサポート・ソフトウェアについては、次を参照して下さい。

 http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21239203

1.2 PL/I インポーターは、Linux® ではサポートされていない

 PL/I インポーターは、Linux プラットフォームではサポートされていません。

1.3 同じランタイム・サーバー上に複数のアダプターを持つための制限

複数のリソース・アダプターは、特に同一の EIS タイプ (例えば、CICS ECI 5.1 や CICS ECI 6.0) 用である場合は、WebSphere® Application Server にスタンドアロンとしてインストールしないでください。 これは、すべてのスタンドアロンのリソース・アダプターが同一のクラス・ローダーを共用するためです。  

2.0 既知の問題と回避方法

2.1 マイグレーション要約ページにおける表示エントリー選択時のエラー・メッセージ・ポップアップ

J2C マイグレーション・ウィザードを使用してサービス WSDL ファイルをマイグレーションした後で、J2C マイグレーション要約ページをクリックするとエラー・メッセージが表示されます。

回避方法: J2C マイグレーション・ウィザードを使用してサービス WSDL ファイルをマイグレーションした後に、マイグレーション要約ページをクリックしないでください。 さらに参照したい場合は、ファイル内にそれを保管できます。

2.2 J2C ウィザード内の Web サービス・デプロイメント・オプションの制限

J2C ウィザード内の Web サービス・デプロイメント・オプションの場合、ターゲット・サーバーを始動しないと、Web サービス・エンドポイント・アドレス用に指定されたポートが正しく判別されない可能性があります。

回避方法: 生成ステップを実行する前に、J2C Java Bean から Web サービスを生成する予定の Web プロジェクトのターゲット・サーバーを開始します。これが実際の生成に必要ではなくても、ターゲット・サーバーが始動していないと、Web サービス・エンドポイント・アドレス用に指定されたポートが正しく判別されない可能性があります。サーバーを開始しないことを選択した場合は、サーバーに Web サービスをデプロイする前に、生成した Web サービス WSDL ファイル内で指定されたエンドポイント・ポートが WebSphere サーバー上の正しいポートと対応していることを必ず検証してください。

2.3 Linux での PL1_TO_Java/MPO_PL1_Mapping の表示

Linux® では、PL/I インポーター・フィーチャーはサポートされていません。

ただし、J2C ウィザードを使用すると、インポーター・ページに  PL1_TO_Java/MPO_PL1_Mapping が引き続き表示されます。

それを選択した場合は、NULL ポインター例外が発生します。

回避方法: そのオプションを無視し、Linux プラットフォームでは選択しないでください。

2.4 J2C V6013 Ant スクリプトのバージョン 7.0 の J2C Ant スクリプトへのマイグレーション

以下の情報は、J2C V6013 Ant スクリプトを使用していて、バージョン 7.0 の製品の J2C Ant スクリプトにその J2C Ant スクリプトをマイグレーションする場合に適用できます。

以下に、<input> が使用されている J2C Ant スクリプトのインターフェース・バインディング・セクションを示します。以下のスクリプトの J2C Ant タスク <input> とデフォルトの Ant タスク <input> の間には、名前の衝突があります。

         <createBinding package="com.ibm.test" class="Taderc99Interface">
              <methodElement>
                  <name value="gettaderc99"/>
                  <input value="¥${project}¥com¥ibm¥test¥Taderc99.java"/>
                  <output value="¥${project}¥com¥ibm¥test¥Taderc99.java"/>
                  <interactionSpec>
                      <propertyElement name="functionName" value="TADERC99"/>
                  </interactionSpec>
               </methodElement>
               <connectionSpec>
                     <propertyElement name="ServerName" value="rubicon"/>
                     <propertyElement name="ConnectionURL" value="rubicon.torolab.ibm.com"/>
                     <propertyElement name="UserName" value="sysad"/>
                     <propertyElement name="Password" value="sysad"/>
                     </connectionSpec>
               <resourceAdapter project="CICS ECI"/>
         </createBinding>

J2C Ant タスク <input> のスクリプトにより、デフォルトの Ant タスクが上書きされます。デフォルトの Ant タスクは実行されません。

J2C V6013 では修正が提供され、名前の衝突が解決されています。上記のスクリプトにおける J2C <input> タスクは、その両方が正常に機能するよう <j2cinput> に変更されます。

バージョン 7.0 の製品の J2C Ant スクリプトには新規のレイアウトがあるため、マイグレーション・ツールが提供されています。上記の名前変更により、<j2cinput> の名前を認識しないマイグレーション・ツールが影響を受けます。バージョン 6.0.x の製品の J2C Ant スクリプトを、バージョン 7.0 で認識される新規レイアウトに正しくマイグレーションするには、<j2cinput> のタスク名を <input> に戻す必要があります。