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IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance 5.2 フィックスパック 1 のインストール

この節ではフィックスパックのインストール・ユーティリティーについて説明し、 推奨インストール手順を提供します。

ISMP ランチャーと自動更新

このフィックスパックでは、サポートされるすべてのプラットフォームに アップグレード・コードをインストールするための次のユーティリティーを提供しています。

管理サーバーと管理エージェントをアップグレードした後は、 既存の J2EE モニター・コンポーネントのアンインストールと 再インストールが必要になります。それにより、J2EE モニター・コンポーネントが 確実にフィックスパック・コードを使用します。

インストール手順

  1. フィックスパックをインストールするには、以下のステップを実行してください。
    1. 管理サーバーに、「5.2-WTP-FP01」という ラベルの付いた CD を挿入してください。
    2. 次の実行可能ファイルの 1 つを起動して、ご使用のオペレーティング・システム用の インストール・プログラムを実行します。
      表 2. 管理サーバー・アップグレード用の ISMP ベースのインストーラー
      管理サーバー・インストーラーのファイル名 管理サーバーのオペレーティング・システム
      setup_MSFixpack_w32.exe Microsoft Windows 2000
      setup_MSFixpack_sol.bin Solaris オペレーティング環境
      setup_MSFixpack_lin390.bin zLinux
      setup_MSFixpack_lin.bin Intel ベースの Linux プラットフォーム (Red Hat Linux、 SuSE Linux、および TurboLinux を含む)
      setup_MSFixpack_aix.bin AIX
  2. インストール・ウィザードの指示に従って、 管理サーバーをインストールします。
    注:
    この手順の間に、WebSphere Application Server が停止して、 再始動します。管理サーバーがポート 9449 を使用するように現在セットアップされている場合は、 管理サーバーのポート番号の入力を求めるプロンプトが表示されたときに、 別のポート番号 (たとえば、デフォルト・ポートの 9445 など) を使用するように 管理サーバーのポート番号を変更してください。ポート 9449 は IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance の listen 機能に使用されます。
  3. アップグレードされた管理サーバーから次のステップを 実行して管理エージェントをアップグレードします。
    1. (J2EE モニター・コンポーネントがインストールされている 管理エージェントを更新している場合は、) 次のいずれかの環境が存在するときには、 updateprops コマンドを実行してください。
      • セキュリティーが使用可能になっているアプリケーション・サーバー上で J2EE モニター・コンポーネントが実行されており、 ユーザー ID またはパスワードが変更された。
      • コンポーネントのインストール時にはセキュリティーが 使用可能になっていなかったアプリケーション・サーバー上で J2EE モニター・コンポーネントが実行されており、現在はセキュリティーが 使用可能になっている。
      • 変更された管理ポート番号を使用するアプリケーション・サーバー上で J2EE モニター・コンポーネントが実行されている。

      追加情報 : updateprops コマンドにより、フィックスパックがアプリケーション・サーバーへの 接続に使用するユーザー ID、パスワード、または管理ポート番号を変更することができます。 upgradeprops コマンドについて詳しくは、 J2EE コンポーネントをアンインストールするためのコマンドを参照してください。

    2. 以下のステップを使用して、IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance を 開始します。
      1. Microsoft Internet Explorer を起動します。
      2. 管理サーバーの URI を入力して管理サーバーにアクセスします。

        追加情報 : 以下の例は、 デフォルト・ポート番号を使用して myhost.ibm.com と 呼ばれる管理サーバーの非セキュア・インストールの URI とセキュア・インストール の URI を示したものです。

        • HTTP (非セキュア) の場合:
          http://myhost.ibm.com:9081/tmtpUI
        • HTTPS (セキュア) の場合:
          https://myhost.ibm.com:9445/tmtpUI
    3. 「システム管理」->「エージェント更新の作業」の順に選択して、「エージェント更新の作業」ウィンドウを表示します。
    4. フィックスパックをインストールしたい管理エージェントをすべて選択します。
    5. ドロップダウン・リストから「更新のインストール」を選択し、 「Go」をクリックします。

      追加情報 : 選択された管理エージェントは、必要なソフトウェアを ダウンロードし、必要なファイルで更新を行います。自動更新機能について詳しくは、 「オンライン・ヘルプ情報」を参照してください。オンライン・ヘルプにアクセスするには、 ウィンドウの右上隅にある疑問符 (?) をクリックしてください。 管理エージェントをアップグレードするための自動更新フィーチャーも参照してください。

  4. (ご使用環境にアクティブな J2EE モニター・コンポーネント がある場合は、) 確実に J2EE モニター・コンポーネントが正しく操作されるように、 次のステップを実行してください。
    1. 「システム管理」->「エージェントの作業」とナビゲートし、J2EE コンポーネントが実行されているエージェントを選択します。
    2. ドロップダウン・リストから「コンポーネントの除去」 を選択し、「Go」をクリックして、除去する J2EE コンポーネントを 指定します。
    3. J2EE インスツルメント・アプリケーション・サーバーを停止します。
    4. 管理エージェント・プロセスを停止します。
    5. <MA_root>/app/instrument ディレクトリーを開き、 そのディレクトリー内のファイルとディレクトリーをすべて削除します。
    6. J2EE コンポーネントがインストールされたときに、アプリケーション・サーバーに インストールされたファイルおよび共用ライブラリーを削除します。

      追加情報 : 以下はアプリケーション・サーバー・プラットフォーム とオペレーティング・システムごとにリストされた、 J2EE コンポーネントと共にインストールされるファイルとライブラリーのリストです。

      WebSphere Application Services バージョン 4 および 5:

      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/armjni.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/copyright.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/core_util.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/ejflt.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/eppam.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/jffdc.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/jflt.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/jlog.jar
      <APP_SERVER_HOME>/lib/ext/probes.jar

      WebLogic:

      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/armjni.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/copyright.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/core_util.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/ejflt.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/eppam.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/jffdc.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/jflt.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/jlog.jar
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/ext/probes.jar

      WebSphere Windows プラットフォーム:

      <APP_SERVER_HOME>/bin/ijitipi.dll
      <APP_SERVER_HOME>/bin/jitipi.dll  

      WebSphere UNIX プラットフォーム:

      <APP_SERVER_HOME>/bin/libjitipi.so
      <APP_SERVER_HOME>/bin/libijitipi.so

      WebLogic Windows プラットフォーム:

      <APP_SERVER_HOME>/server/bin/ijitipi.dll
      <APP_SERVER_HOME>/server/bin/jitipi.dll

      WebLogic AIX プラットフォーム:

      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/aix/libjitipi.dll

      WebLogic xLinux プラットフォーム:

      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/linux/i686/libjitipi.dll
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/linux/i686/libarm.so
      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/linux/i686/libarmjni.so

      WebLogic Solaris プラットフォーム:

      <APP_SERVER_HOME>/server/lib/solaris/libjitipi.dll
    7. 管理エージェント・プロセスとアプリケーション・サーバーを開始します。
    8. 「システム管理」->「エージェントの作業」とナビゲートし、コンポーネントをアンインストールする前に J2EE コンポーネントが 実行されていたエージェントを選択します。
    9. ドロップダウン・リストから「J2EE モニター・コンポーネントのデプロイ」 を選択して、指定のエージェントに J2EE コンポーネントを再デプロイします。
  5. (Windows 2003 および z/OS を除き、 新規エージェント・インストールのみの場合): 新規管理エージェントを インストールする (アップグレードではない) には、以下のステップを実行してください。
    1. IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance Installation and Setup Guide」の記述通りに IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance、 バージョン 5.2 インストール・イメージを使用して管理エージェントを実行します。
    2. 以下のステップを実行してバージョン 5.2 agent.jks 鍵格納ファイルを更新します。
      1. フィックスパック 1 のインストール・ファイルにアクセスします。
      2. バージョン 5.2 agent.jks の鍵格納ファイルをフィックスパック agent.jks 鍵格納ファイルに置き換えます。

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