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この節では、コンポーネントとリアルタイム・レポートに対する 以下の追加と修正について説明します。
自動更新フィーチャーにより以下のタスクを実行することができます。
インストールされた更新がエージェントと 1 つ以上のモニター・コンポーネントの 両方に影響する場合は、最初にエージェントが更新され、 その後にコンポーネントが更新されます。アンインストールはこの逆の順序で 行われます。すなわち、最初にコンポーネントから更新コードがアンインストールされ、 その後にエージェントからアンインストールされます。指定された更新は、 次回ポーリング間隔に開始されます。ポーリング間隔は、新規情報が管理エージェントに 送信される、定期的にスケジュールされた時間 (デフォルトで、15 分ごと) です。
「エージェント更新の作業」ウィンドウのテーブルは、特定エージェントに対する更新が 使用可能かどうかを通知し、更新状況を提供します。また、このテーブルは 各エージェントで実行されているモニター・コンポーネントを表示し、 各コンポーネントの更新状況を表示します。
自動更新の使用を開始するには、メインメニューで 「システム管理」->「エージェント更新の作業」の順に選択します。オンライン・ヘルプはこのフィーチャーの使用について 詳しいステップバイステップ情報を提供します。
フィックスパックには、自動更新のアンインストールが成功したか 失敗したかを伝える 2 つのイベントが組み込まれています。
以下のイベントは、アンインストールの成功を示しています。
<message
id="0x002C"
tms_id="ITPMS0094I"
tms_prefix="no"
event_family="ManagementServer"
symbol="ROLLBACK_COMPLETE"
alt_symbol="Rollback-Complete">
<text>エンドポイント・ロールバック・プロセスが正常に完了しました。 {0}</text>
以下のイベントは、アンインストールの失敗を示しています。
<message
id="0x002D"
tms_id="ITPMS0095I"
tms_prefix="no"
event_family="ManagementServer"
symbol="ROLLBACK_FAILED"
alt_symbol="Rollback-Failed">
<text>エラーのためにエンドポイント・ロールバックが失敗しました。 {0}</text>
IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance 5.2 では、 総称 Windows トランザクション全体にはしきい値を設定できますが、 サブトランザクションには設定できません。 このフィックスパックにより、総称 Windows サブトランザクションにしきい値を 設定できるようになります。
新規総称 Windows ポリシーの作成プロセス中は、 トランザクション全体に対してしかしきい値を作成できません。サブトランザクションのしきい値を 作成するには、まずポリシーを実行してから、サブトランザクションがノードとして 表示されているトポロジー・ビューを参照します。トポロジーからサブトランザクション・ノード を右マウス・ボタンでクリックし、「しきい値ビュー」を指定して しきい値を作成することができます。
オンライン・ヘルプは、総称 Windows サブトランザクションしきい値の使用について さらに詳しい情報を提供しています。
このフィックスパックでは、レポートに対して以下の更新済み機能を提供しています。 より詳細に検討される場合は、オンライン・ヘルプを参照してください。
トポロジー・レポートのベース・ノードを右マウス・ボタンでクリックすると、 メニューに「サブトランザクション・パフォーマンス・ビュー」 項目が組み込まれます。それを選択してサブトランザクション・パフォーマンスを 検査することができます。
このフィックスパックでは、J2EE モニター・コンポーネントのアンインストール準備に 使用される updateprops コマンドが提供されています。 J2EE インスツルメント・アプリケーション・サーバーへのアクセスに影響する変更が 存在する場合に、J2EE コンポーネントをアンインストールしたくなる場合があります。 J2EE コンポーネントのインストールは、インスツルメント・アプリケーション・サーバーの ユーザー名、パスワード、またはポートに依存し、インストール完了以降にその情報の 一部またはすべてが変更されていることがあります。
J2EE のインストール以降に J2EE アプリケーション・サーバー上で認証情報が変更されている場合は、 J2EE コンポーネントを除去する前に updateprops コマンドを 実行します。このコマンドは以下の例で示されているように、 serverName と serverHome という 2 つのパラメーターを取ります。
updateprops.sh -serverName server1 -serverHome /opt/WebSphere/AppServer
このコマンドは、ユーザー名、パスワード、およびポート番号の入力を求める プロンプトを表示します。 このいずれのフィールドも変更したくない場合は、Enter キーを押してください。該当の プロパティー・ファイルが新規値で更新されます。パスワードが暗号化されて プロパティー・ファイルに書き込まれ、J2EE コンポーネントの除去が可能になります。