本書には次のセクションが含まれています。
このフィックスパックには、以下の表にリストされている変更要求に対する フィックスが含まれています。
次の共通の簡易書式を説明で使用します。
MCF (ManagedConnectionFactory) EMD(Enterprise Metadata Discovery) CEI (Common Event Infrastructure)
アダプターのバージョン |
CR 番号/APAR 番号 |
CR の詳細 |
完了したフィックスの説明 |
6.0.0.2 | 83263 | zSeries 上の Linux で JCA JDBC アダプターのサポートを追加。 | JCA JDBC アダプターが zSeries 上の Red Hat Enterprise Linux AS v4 および SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 9.0 with SP2 に対応しました。 |
6.0.0.2 |
74477 |
JDBC IB- イベント・テーブル名検索メカニズムが適切に動作しません。 |
これは、基底クラスの一部として修正済みです (CR 83383)。 |
6.0.0.2 |
74478 |
JDBC IB- イベント・オーダー・バイ検索メカニズムが適切に動作しません。 |
これは、基底クラスの一部として修正済みです (CR 83383)。 |
6.0.0.2 |
74505 |
JCA JDBC OB: DB URL フィールドは BIDI フォーマットに影響を受けません。 |
変換メソッドが使用している BIDI フォーマットが正しくありませんでした。これは、BiDiContextEIS フォーマットおよび正しい変換メソッドを使用することで修正済みです。 |
6.0.0.2 |
74476 |
JCA JDBC OB: DB パスワード・フィールドは BIDI フォーマットに影響を受けません。 |
BIDI 変換の使用可能化条件が正しくありませんでした。これは訂正済みです。 |
6.0.0.2 |
74442 |
JCA JDBC OB: ユーザー名フィールドは BIDI フォーマットに影響を受けません。 |
BIDI 変換の使用可能化条件が正しくありませんでした。これは訂正済みです。 |
6.0.0.2 |
74205 |
JDBC EMD DBURL フィールドは BIDI フォーマットに影響を受けません。 |
変換メソッドが使用している BIDI フォーマットが正しくありませんでした。これは、BiDiContextEIS フォーマットおよび正しい変換メソッドを使用することで修正済みです。 |
6.0.0.2 |
74509 |
JDBC BIDI 変数が JDBCInboundHandler で初期化されていません。 |
BIDI のオン/オフのフラグを初期化するロケーションが正しくありません。これは、接続の確立前に正しいロケーションで修正されました。 |
6.0.0.2 |
74441 |
JCA JDBC IB- DBURL フィールドは BIDI フォーマットに影響を受けません。 |
変換メソッドが使用している BIDI フォーマットが正しくありませんでした。これは、BiDiContextEIS フォーマットおよび正しい変換メソッドを使用することで修正済みです。 |
6.0.0.2 |
82878 |
必要でないプロパティー "stored procedure" の値を無視することによって、NullPointerException を引き起こします。 |
JDBC EMD は、プロパティー "stored procedure" を処理する前に値がヌルかそうでないかをチェックします。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
49588 / JR23224 |
ストアード・プロシージャーに対して BO が作成されるとき、PrimaryKey は、すべての BO のエレメントに関して false に設定されます。 |
ストアード・プロシージャーに対して BO が作成されるとき、PrimaryKey は、タイプ IN および INOUT のストアード・プロシージャー・パラメーターを参照する BO のすべてのエレメントに対して true に設定される必要があります。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
49589 / JR23224 |
ストアード・プロシージャー用の BO を生成するときに、StoredProcedureName ASI はストアード・プロシージャー名のみを含みます。 |
ストアード・プロシージャー用の BO を生成するときに、StoredProcedureName ASI は、ストアード・プロシージャー名をスキーマ名の前に付加する必要があります。また、JDBC ESD はスキーマ名がヌルの場合、すべてのストアード・プロシージャーをリストするわけではありません。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
49586 |
タイプ INTEGER のストアード・プロシージャー上の出力パラメーターの設定が正しくありません |
タイプ INTEGER の出力パラメーターを持つストアード・プロシージャーに対して、データ・タイプが BOOLEAN で登録されていました。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
82804 / JR23360 |
SQL Server におけるヌル値でのストアード・プロシージャー実行の問題。 |
ヌル値がストアード・プロシージャー・パラメーターに割り当てられている場合、SQL Server に対してヌル・ポインター例外をスローします。ドライバーには、明示的に setNull メソッドが呼び出されない限り、ストアード・プロシージャー・パラメーターにヌル値の設定を許容しないものがあるためです。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
49587 / JR23224 |
インバウンドで基本キー・フィールドに対する追加データ・タイプをサポートする必要があります。 |
以前は、varchar および integer タイプの列のみ基本キー列として使用できました。今回、decimal、float、long、double および date のサポートが追加されました。 |
6.0.0.2 |
83098 |
長時間経つと、JCA JDBC アダプターは新規イベントに対するポーリングを停止します。 |
イベントの更新および削除後に、コミットが呼び出されませんでした。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
83208 |
DB2 の JDBC アダプターが UID=AUTO で失敗します。 |
アダプターは、UID=AUTO の場合にシーケンス名を使用して、固有番号を生成していました。これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.2 |
83311 |
JDBC EMD は、EMD の複数実行で同じテーブルに異なる BO 名を生成します。 |
2 つのテーブル、2 つのストアード・プロシージャーなどが異なる特殊文字で存在する場合、EMD は両方に生成された XSD を区別するために数字を付加します。この数字を設定するカウンターはmWID がクローズされた場合にのみリセットされます。そのため、XSD を生成するためにユーザーが WID をクローズせずに EMD を再実行した場合、数字が重複せずにテーブル名に付加されていました。これを避けるために、今回カウンターは EMD ウィザードが実行されるたびにリセットされるようになっています。 |
6.0.0.1 |
67109 |
BO レベル ASI の設定用のパネルが表示されず、 ESD が応答しません。 |
「構成パラメーター」画面が更新され、 各ストアード・プロシージャー・タイプ・グループに Schema プロパティーが追加されました。 Schema プロパティーは、データベース内のすべてのスキーマをリストする 単一選択プロパティーです。 Schema プロパティーでデータベース・スキーマが選択されると、 同じプロパティー・グループ内の StoredProcedure プロパティーが更新され、 選択したスキーマ内のストアード・プロシージャーのリストが表示されます。 |
6.0.0.1 |
73104 |
EMD で XA Resource プロパティーを設定できません。 |
「成果物の生成 (Generate Artifacts)」画面 の ManagedConnectionProperties プロパティー・グループに、 2 つの新規プロパティー XADataSourceName および XADatabaseName が追加されました。 「オブジェクトの構成 (Configure Objects)」画面で 「Outbound サービス・タイプ (Outbound ServiceType)」が選択され、 「成果物の生成 (Generate Artifacts)」画面で「発見された接続プロパティーを使用 (Use discovered connection properties)」が選択されると、MCF プロパティーが表示されます。 |
6.0.0.1 |
73614 |
オペレーション ASI の PropertyName 値が、 ビジネス・オブジェクト属性値でなく列名に設定されています。 |
「構成パラメーター」画面のストアード・プロシージャー・パラメーター・プロパティーは、テーブルの列ではなくビジネス・オブジェクト属性をリストします。
|
6.0.0.1 |
67622 |
テーブル名 または列名にポンド記号 (#) が含まれているデータベース・オブジェクトから ビジネス・オブジェクトを生成できません。 |
EMD が変更され、 ビジネス・オブジェクト名と属性名から # 文字が削除されました。 削除された文字が別の文字に置換されることはありません。実際の DB 名は、 引き続き ASI (TableName および ColumnName) に保持されます。 |
6.0.0.1 |
49070 |
更新される 子レコードがデータベース内に存在しない場合、アダプターはエラーをスローしません。 |
警告が ログ・ファイルでトレースされていましたが、これは例外をスローするように変更されました。 |
6.0.0.1 |
49258 |
JDBC アダプターで提供されているサンプルが WID テスト・ツールからパブリッシュされたものである場合、サンプルは正常に配置され、アプリケーションも正常に開始されています。Inbound は正常に機能しています。しかし、Outbound をテストすると、次の例外がスローされました。 「java.lang.NoClassDefFoundError: JDBC/Outbound/JDBCOutboundInterface (wrong name: jdbc/outbound/JDBCOutboundInterface)」 |
サンプル EAR が 正しく生成されませんでしたが、現在、これは訂正され、正しく機能するサンプル EAR が使用できるようになりました。 |
6.0.0.1 |
67449 |
正しくない JDBCDriverClass が指定されたときのエラー・メッセージが、 適切なエラーを表していませんでした。 |
正しくない JDBCDriverClass が指定された場合に、 適切なエラー・メッセージが表示されるようになりました。 |
6.0.0.1 |
73106 |
XA 属性の問題判別が正しくありません。 |
XA 属性が検証されていませんでした。 このために、適切なエラー・メッセージを持つ妥当性検査が追加されました。 |
6.0.0.1 |
73618 |
JDBC ASI によって Web Services が失敗します。 |
除去された BiDi セクションで、JDBCASI.xsd に余分なブランク・スペースがありました。 |
6.0.0.1 |
73786 |
Oracle データベースを使用した JDBC Inbound で、最大カーソル数を超過しました。 |
Inbound のイベントの処理中にカーソル・リークがありましたが、これは修正されました。 |
6.0.0.1 |
73799 |
JDBC は、 キャッシュ付き接続を使用する必要があります。 |
JDBCManagedConnection クラスは JDBC 接続をキャッシングできません。 これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.1 |
67824 |
JDBC アダプターを 使用して DB からビジネス・オブジェクトを正しく検索することができません。 |
単一カーディナリティー子外部キーの設定が正しくないため、階層ビジネス・オブジェクトの検索が正しくありませんでした。 これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.1 |
73432 |
BO エディターの BO レベルで BiDiContext を追加できません。 |
除去された BiDi セクションで、JDBCASI.xsd に余分なブランク・スペースがありました。 |
6.0.0.1 |
73426 |
EMD の 「イベント・テーブル名 BIDI フォーマット」フィールドは、必須であるべきではありません。 |
「イベント・テーブル名 BiDi フォーマット」フィールドは、現在ではオプションです。 |
6.0.0.1 |
73448 |
BiDiStringTransformation メソッドで、Inbound と Outbound の formatIn 値と formatOut 値が入れ替わります。 |
これは、BiDiStringTransformation() メソッドで修正されました。formatIn 値と formatOut 値は、Inbound と Outbound に対して適切に設定されています。 |
6.0.0.1 |
73436 |
Inbound で戻される ビジネス・オブジェクトの BiDi フォーマットが正しくありません。 |
これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.1 |
73207 |
'relativePath' が、EMD で正しく処理されませんでした。
|
'relativePath' に 「./」のプレフィックスが付いていないシナリオを処理するように変更されました。 今後は、このプレフィックスが存在する場合としない場合の両方が処理されます。 |
6.0.0.1 |
72346 |
管理接続ファクトリー内の 'setReauthSupported' が機能しません。
|
これは、現在では修正されています。 タイプが 'boolean' から 'Boolean' に変更されました。 |
6.0.0.1 |
48839 |
UNORDERED デリバリー・モードでのポーリング時にエラーが発生すると、配信されるイベントがイベント・テーブルで未配信として示される場合があります。 |
イベントは、 このシナリオで配信されたときにクリーンアップされるようになりました。
|
6.0.0.1 |
73563 |
ビジネス・オブジェクトをバイト配列としてパブリッシュすると、パフォーマンス上の問題が発生しました。 |
バイト配列を 16 進バイナリー・エンコードに変更しました。 |
6.0.0.1 |
72743 |
パブリッシュされたビジネス・オブジェクトのバイト配列が、ログ内でバイトごとに 1 行ずつ表示されます。 |
この問題には、16 進バイナリー・エンコードが役立ちます。 また、ログ・レベルを WARNING にして実動システムを実行することを お勧めします。このレベルでは、これらのメッセージはログにまったく 表示されません。 |
6.0.0.1 |
73738 |
Inbound CEI イベントを相関できません。 |
これは修正され、相関情報が追加されました。 |
6.0.0.1 |
73449 |
接続メタデータの BiDi フォーマットが、空ストリングを正しく処理していませんでした。 |
これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.1 |
73477 |
BiDi ログ/トレース機能を拡張します。 |
BiDi 診断用にトレースが追加されました。 |
6.0.0.1 |
73566 |
ビジネス・オブジェクト BiDi フォーマットが正しく機能しませんでした。 |
これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.1 |
73143 |
BiDi プロパティーが EMD で検証されていませんでした。 |
現在では、BiDi プロパティーは EMD で検証されます。 |
6.0.0.1 |
73023 |
EMD 内の TurnBiDiOff プロパティーの表示がわかりにくくなっていました。 |
これは、現在では修正されています。 EMD 内の BiDi がアクティブである場合、デフォルトは「false」です。 |
6.0.0.1 |
73295 |
BiDi フォーマットのコンテキスト LTR または RTL コンポーネントが EMD の 1 番目の画面から 5 番目の画面へ渡されません。 |
これは、現在では修正されています。 |
6.0.0.1 |
72745 |
ログとトレースの間で時刻と日付の形式が矛盾しています。 |
ログの形式に合うように、トレース時刻形式が更新されました。 |
6.0.0.1 |
67575 |
WPS で Java 2 セキュリティーがオンにされたときに AccessControlException がスローされました。 |
Java 2 セキュリティーがオンにされた場合に AccessControlException がスローされないように、変更が加えられました。 |
6.0.0.1 |
67845 |
デフォルトの ManagedConnectionFactory 信用証明情報が適切に機能しません。 |
認証別名が構成されていない場合は Outbound プロパティーで指定された信用証明情報を使用するように接続コードが更新されました。 |
6.0.0.1 |
74333 |
Sybase のストアード・プロシージャーを使用すると、JCA JDBC アダプターが BO xsd を生成しません。 |
名前に特殊文字が含まれるストアード・プロシージャーの場合、BO xsd が生成されませんでした。BO に名前を設定する前にストアード・プロシージャー名、テーブル名、ビュー、シノニム/ニックネーム、および列名から特殊文字を除去するようにコードを更新しました。 |
6.0.0.1 |
67848 |
JDBC ESD: 予期された INFO レベル・メッセージが .log.cbe ログ・ファイルに記録されていません。 |
EMD とアダプターのメッセージ ID が重複していました。これは、EMD とアダプターに固有のメッセージ ID を設定することにより修正されました。具体的には、EMD のメッセージ ID が変更されました。 |
6.0.0.1 |
67866 |
JDBC EMD が SQL サーバー内でヒンディ語またはタイ語の文字を処理できません。 |
ドライバー・メソッド DatabaseMetaData.getColumns は、列名がヒンディ語またはタイ語の文字だった場合に正しく機能しません。この結果、結果セットにレコードが戻されませんでした。セットをクローズするには、少なくとも 1 つのレコードの戻りが必要だったため、セットをクローズできませんでした。どのような場合にも結果セットをクローズできるようにコードが変更されました。 |
フィックスパック、バージョン 6.0.0.2 にアップグレードするには、次の手順を実行します。
v SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、 「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを削除します。
v 依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトを削除します。
v ワークスペースからコネクター・プロジェクトを削除します。
v 新規 rar ファイル CWYBC_JDBC をインポートします。 必要に応じて、EIS 固有の API から任意の依存関係ファイルを追加します。
v SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、 「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを選択します。
v 依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトがまだ存在しない場合はそれを追加し、「モジュールと共に配置 (Deploy with Module)」にチェック・マークを付けます。
v WPS 管理コンソールで対応するアプリケーションの「更新」を選択します。
v rar ファイル CWYBC_JDBC.rar の名前として相対パスを指定し、「単一モジュール (Single Module)」を選択します。
v ローカル・ファイル・システムで「参照」ボタンをクリックし、 変更があった更新済み rar ファイルを選択します。
v 残りのステップでデフォルト値を選択して、「完了」をクリックします。 これにより、MCF (Managed Connection Factory) など既存の構成を変更せずに、jar の更新だけを実行することができます。
最終変更日: 2006 年 2 月 21 日