WebSphere Adapter for PeopleSoft Enterprise バージョン 6.0.0.1 のフィックスパック情報

 

本書には次のセクションが含まれています。

完了した変更要求

アップグレード手順

 

フィックスパックに対する完了した変更要求

このフィックスパックには、以下の表にリストされている変更要求に対する フィックスが含まれています。

アダプターのバージョン

CR 番号/APAR 番号

CR の詳細

完了したフィックスの説明

6.0.0.1

67530

EMD が不正なビジネス・オブジェクト属性タイプを生成します。

PeopleTools 内の 'Long Character' タイプは、'Long' ではなく 'String' に変換されるようになります。

73040

ASI 用の BiDi サポート 'SoftDeleteValue' が必要です。

フィックスが実行されました。 BiDi サポートが SoftDeleteValue ASI に追加されました。BiDi データは同じものに対して追加できます。 関連する BiDi コンテキスト・フィールドで、BiDi フォーマットを定義できます。

73657

「BO ロケーション」プロパティーに対する相対パスで複数のフォルダーを指定すると、EMD がエラーをスローします。

これは、現在では修正されています。 相対パスには複数のフォルダーを組み込むことができます。 フィックスによって、相対パスにはモジュール・パスに対して相対的な任意の階層構造を指定できるようになり、プラットフォームに固有のパス分離文字が受け入れられるようになりました。 つまり、Windows の場合は「\」、Unix の場合は「/」などです。例えば、 inbound\data\module は Windows で有効なパスになります。

73738

Inbound CEI イベントを相関できません。

これは修正され、相関情報が追加されました。

74565/JR22878

LogMessages プロパティー内のパラメーターでの単一引用符が原因で、パラメーターの置換が失敗します。

2 つのメッセージ ID 7401 と 7402 で単一引用符が除去されました。

73860

EMD は、単なる基本の例外メッセージではなく、 もっと分かりやすいメッセージを提供する必要があります。

例外には、基本の例外メッセージの他に、 PeopleSoft メッセージ・コレクション・オブジェクトから受信されたメッセージが組み込まれます。 PeopleSoft の終了時に障害が発生した場合は、 EMD パネルに表示される例外に、PeopleSoft からのエラー・メッセージが組み込まれます。 EMD は、ログ・ファイルにもこの情報を記録します。

74075/JR22657

PSFT アダプターは、 PeopleTools API 'Save' が失敗したときに汎用エラー・メッセージを示します。

現在では、'Save' 呼び出しが失敗すると、 スローされるリソース例外に、PeopleSoft メッセージ・コレクション・オブジェクトからのエラー・メッセージが組み込まれます。

74324

Inbound で、BiDi パラメーターが正しく処理されません。

Inbound で、いくつかの BiDi パラメーターが正しく処理されません。 これは、現在では修正されています。

72436

管理接続ファクトリー内の 'setReauthSupported' が機能しません。

これは、現在では修正されています。 タイプが 'boolean' から 'Boolean' に変更されました。

48839

UNORDERED デリバリー・モードでのポーリング時にエラーが発生すると、配信されるイベントがイベント・テーブルで未配信として示される場合があります。

イベントは、このシナリオで配信されたときにクリーンアップされるようになりました。

73563

ビジネス・オブジェクトをバイト配列としてパブリッシュすると、パフォーマンス上の問題が発生しました。

バイト配列を 16 進バイナリー・エンコードに変更しました。

72743

パブリッシュされたビジネス・オブジェクトのバイト配列が、ログ内でバイトごとに 1 行ずつ表示されます。

これには、16 進バイナリー・エンコードが非常に役立ちます。   また、ログ・レベルを WARNING にして実動システムを実行することを お勧めします。このレベルでは、これらのメッセージはログにまったく表示されません。

73738

Inbound CEI イベントを相関できません。

これは修正され、相関情報が追加されました。

73449

接続メタデータの BiDi フォーマットが、空ストリングを正しく処理していませんでした。

これは、現在では修正されています。

73477

BiDi ログ/トレース機能を拡張します。

BiDi 診断用にトレースが追加されました。

73566 

ビジネス・オブジェクト BiDi フォーマットが正しく機能しませんでした。  

これは、現在では修正されています。

73143

BiDi プロパティーが EMD で検証されていませんでした。

現在では、BiDi プロパティーは EMD で検証されます。

73023

EMD 内の TurnBiDiOff プロパティーの表示がわかりにくくなっていました。

これは、現在では修正されています。  EMD 内の BiDi がアクティブである場合、 デフォルトは「false」です。

73295

BiDi フォーマットのコンテキスト LTR または RTL コンポーネントが EMD の 1 番目の画面から 5 番目の画面へ渡されません。

これは、現在では修正されています。

7274

ログとトレースの間で時刻と日付の形式が矛盾しています。

ログの形式に合うように、トレース時刻形式が更新されました。

6757

WPS で Java 2 セキュリティーがオンにされたときに AccessControlException がスローされました。

Java 2 セキュリティーがオンにされた場合に AccessControlException がスローされないように、変更が加えられました。

67845

デフォルトの ManagedConnectionFactory 信用証明情報が適切に機能しません。

認証別名が構成されていない場合は Outbound プロパティーで指定された信用証明情報を使用するように接続コードが更新されました。

 

  アップグレード手順 

  フィックスパック、バージョン 6.0.0.1 にアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 先へ進む前に、 ダウンロード・リンクの『Installation Instructions』のセクションに従っていることを確認してください。
  2. EMD 用のフィックスパックを使用する必要がある場合は、WID でコネクター・プロジェクトを削除し、新規 rar をインポートして、 EIS 固有の依存関係ファイルを適用します。   次のステップでは、同じことを実行する方法を説明します。

v     SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、 「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを削除します。

v     依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトを削除します。

v     ワークスペースからコネクター・プロジェクトを削除します。

v     新規 rar ファイルをインポートします。 必要に応じて、EIS 固有の API から任意の依存関係ファイルを追加します。

v     SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、 「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを選択します。

v     依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトがまだ存在しない場合はそれを追加し、「モジュールと共に配置 (Deploy with Module)」にチェック・マークを付けます。

  1. WPS で配置済みアプリケーションを更新する必要がある場合

v     WPS 管理コンソールで対応するアプリケーションの「更新」を選択します。

v     rar ファイル CWYES_PeopleSoft.rar の名前として相対パスを指定し、「単一モジュール (Single Module)」を選択します。

v     ローカル・ファイル・システムで「参照」ボタンをクリックし、 変更があった更新済み rar ファイルを選択します。

v     残りのステップでデフォルト値を選択し、「完了」をクリックします。   これにより、MCF など既存の構成を変更せずに、jar の更新だけを実行することができます。

最終変更日: 2005 年 12 月 10 日