WebSphere Adapter for Siebel Enterprise バージョン 6.0.0.1 のフィックスパック情報

 

本書には次のセクションが含まれています。

完了した変更要求

アップグレード手順

 

フィックスパックに対する完了した変更要求

このフィックスパックには、以下の表にリストされている変更要求に対する フィックスが含まれています。

アダプターのバージョン

CR 番号/APAR 番号

CR の詳細

完了したフィックスの説明

6.0.0.1

72360

Siebel 7.8 サポート

アダプターは、現在、Siebel v7.8 をサポートしています。

73430

EventMethod プロパティー (BO ASI) に対する HCG_BIDI:No BiDisupport

EventMethod プロパティーには、現在、BiDi サポートがあります。 BiDi フォーマットは、 BusinessObjectEditorBiDiContextEventMethod メンバーを介して追加できます。

73522

HCG_BIDI:Siebel EMD-BiDi サポートが接続ストリングに欠けています。

BiDi サポートが EMD GUI の ConnectionString に追加されました。 BiDi フォーマットは EMD GUI ウィンドウで指定できます。

73670

出荷時のサンプル Siebel server-side event-generation スクリプトが機能しません。

現在では、イベント内のオブジェクト名およびオブジェクト・キー値が、 アダプターと共に出荷される Inbound サンプルに適合しています。

73785

イベント処理で、Delete 動詞に対して検索が実行されましたが、これは実行されるべきではありません。

イベント・タイプが 'Delete' である場合、ビジネス・オブジェクトの検索は実行されません。

73812

HCG_BIDI: Siebel - ロギング機能の追加

BiDi 特別メソッドに、ログ・ファイルに表示できる 適切なログ/トレース・メッセージが追加されました。

74213

イベント処理中に、イベント状況が適切に更新されません。

さまざまな状況でイベント状況を適切にマークします。

48839

UNORDERED デリバリー・モードでのポーリング時にエラーが発生すると、配信されるイベントがイベント・テーブルで未配信として示される場合があります。

イベントは、 このシナリオで配信されたときにクリーンアップされるようになりました。

73563

ビジネス・オブジェクトをバイト配列としてパブリッシュすると、パフォーマンス上の問題が発生しました。

バイト配列を 16 進バイナリー・エンコードに変更しました。

72743

パブリッシュされたビジネス・オブジェクトのバイト配列が、ログ内でバイトごとに 1 行ずつ表示されます。

これには、16 進バイナリー・エンコードが非常に役立ちます。 また、ログ・レベルを WARNING にして実動システムを実行することをお勧めします。 このレベルでは、これらのメッセージはログにまったく表示されません。

73738

Inbound CEI イベントを相関できません。

これは修正され、相関情報が追加されました。

73449

接続メタデータの BiDi フォーマットが、空ストリングを正しく処理していませんでした。

これは、現在では修正されています。

73477

BiDi ログ/トレース機能を拡張します。

BiDi 診断用にトレースが追加されました。

73566 

ビジネス・オブジェクト BiDi フォーマットが正しく機能しませんでした。

これは、現在では修正されています。

73143

BiDi プロパティーが EMD で検証されていませんでした。

現在では、BiDi プロパティーは EMD で検証されます。

73023

EMD 内の TurnBiDiOff プロパティーの表示がわかりにくくなっていました。

これは、現在では修正されています。EMD 内の BiDi がアクティブである場合、デフォルトは「false」です。

73295

BiDi フォーマットのコンテキスト LTR または RTL コンポーネントが EMD の 1 番目の画面から 5 番目の画面へ渡されません。

これは、現在では修正されています。

72745

ログとトレースの間で時刻と日付の形式が矛盾しています。

ログの形式に合うように、トレース時刻形式が更新されました。

67575

WPS で Java 2 セキュリティーがオンにされたときに AccessControlException がスローされました。

Java 2 セキュリティーがオンにされた場合に AccessControlException がスローされないように、変更が加えられました。

67845

デフォルトの ManagedConnectionFactory 信用証明情報が適切に機能しません。

認証別名が構成されていない場合は Outbound プロパティーで指定された信用証明情報を使用するように接続コードが更新されました。

 

アップグレード手順

フィックスパック、バージョン 6.0.0.1 にアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 先へ進む前に、 ダウンロード・リンクの『Installation Instructions』のセクションに従っていることを確認してください。
  2. EMD 用のフィックスパックを使用する必要がある場合は、WID でコネクター・プロジェクトを削除し、新規 rar をインポートして、 EIS 固有の依存関係ファイルを適用します。 次のステップでは、同じことを実行する方法を説明します。

v     SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、 「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを削除します。

v     依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトを削除します。

v     ワークスペースからコネクター・プロジェクトを削除します。

v     新規 rar ファイルをインポートします。 必要に応じて、EIS 固有の API から任意の依存関係ファイルを追加します。

v     SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、 「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを選択します。

v     依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトがまだ存在しない場合はそれを追加し、「モジュールと共に配置 (Deploy with Module)」にチェック・マークを付けます。

  1. WPS で配置済みアプリケーションを更新する必要がある場合

v     WPS 管理コンソールで対応するアプリケーションの「更新」を選択します。

v     rar ファイル CWYES_Siebel.rar の 名前として相対パスを指定し、「単一モジュール (Single Module)」を選択します。

v     ローカル・ファイル・システムで「参照」ボタンをクリックし、 変更があった更新済み rar ファイルを選択します。

v     残りのステップでデフォルト値を選択し、「完了」をクリックします。 これにより、MCF など既存の構成を変更せずに、jar の更新だけを実行することができます。

最終変更日: 2005 年 12 月 10 日