使用者の手引き
このページでは、ユーザー自身の MQSeries 資源およびアプリケーションを使
用するための MQSeries インターネット・ゲートウェイを構成する方法を説明
します。
次のトピックについて説明します。
MQSeries インターネット・ゲートウェイをパスするメッセージがどの
MQSeries 資源を使用するかに関する情報は以下のキーワードにより伝えられま
す。
- MQIGwQueue
- MQSeries アプリケーション・キュー・ネーム - そこにメッセージが書き込まれるキュー。
- MQIGwReplyQueue
- MQSeries ゲートウェイ・キュー名 - そこから MQSeries インターネッ
ト・ゲートウェイがメッセージをリトリーブするキュー。
- MQIGwQueueManager
- 使用されるキュー管理プログラムの名前。
- MQIGwWaitInterval
- ゲートウェイが応答を待つ時間 (ミリ秒単位)。
- MQIGwWaitHTML
- タイムアウトが起きた場合に、表示される HTML ファイルの名前。
この HTML は待機時間が満了したことを表示するメッセージと、また
そのメッセージ応答を後日リトリーブすることを可能とする 1 つのボタンも
含んでいる。タイムアウト・ページのシンプルな例 (timedout.htm)
に関しては、MQSeries インターネット
・ゲートウェイの HTML フォームの書込みを参照してください。それは
ユーザーの設置システムのゲートウェイ・
ファイル・ディレクトリーに保管されています。
- MQIGwContext
- どのコンテキスト情報 (前後関係) がアプリケーションに送信されるか。
このキーワードには以下の値を設定できます。
- None
- 前後関係は全くサービスしているアプリケーションに渡されません。
- All
- 次の前後関係すべてがサービスしているアプリケーションに渡されます。
- AUTH_TYPE | - REQUEST_METHOD | - QUERY_STRING |
- HTTP_ACCEPT | - REMOTE_HOST | - REMOTE_USER |
- HTTP_REFERER | - REMOTE_ADDR | - REMOTE_IDENT |
- HTTP_USER_AGENT | - SCRIPT_NAME | - SERVER_SOFTWARE |
- HTTP_RESPONSE | - CONTENT_TYPE | - SERVER_NAME |
- HTTP_REASON | - CONTENT_LENGTH | - GATEWAY_INTERFACE |
- SERVER_PROTOCOL | - PATH_INFO |
- SERVER_PORT | - PATH_TRANSLATED |
このキーワードが設定されたときに戻される情報の例を参照するには、
「ここ」をクリックしてください。
- MQIGwIniFile
- 他のいかなるキーワードのデフォルト値をも保留しておくために使用さ
れる INI ファイルの名前。
これらのキーワードの値は次の方法で提供できます。
- すべてのキーワードは、ゲートウェイを介してメッセージを送信するた
めに使用される HTML フォームに指定された値をもつことが可能です。
注: これは、
ユーザーがユーザーの所有する名前の付いた 'INI' ファイルに保管した値を使用したい場合には、
ユーザーが MQIGwIniFile を設定できる唯一の場所です。(下の (2) を参照)
- キーワードの値は、ユーザーの所有する名前付き 'INI' ファイルに保管できます。
- 次のキーワードのデフォルト値は、ファイル 'dmq.ini' で提供されます。
このファイルは MQSeries インターネット・ゲートウェイで用意され、
UNIX のプラットホームでは /var/mqm にあり、OS/2 と Windows NT では mqm\bin にあります。
- MQIGwReplyQueue
- DMQGATEWAY
- MQIGwWaitInterval
- 10000 ms
- MQIGwContext
- All
注: 1 つのキーワードを、
上記のどこにでもまたはすべての場所にでも設定できますが、
ある特定のキーワードを 2 回以上同一の場所に定義しないように注意してください。
こうすると予知できない結果となります。
MQSeries インターネット・ゲートウェイは種々のキーワード定義ソース
を次の順序でサーチします。
- HTML フォーム
- MQIGwIniFile キーワードで名前を定義された 'INI' ファイル
- dmq.ini ファイル
次のキーワードに有効な値が検出されない場合には、基本デフォルト値が使用されます。
- MQIGwQueueManager
- 基本デフォルトは MQSeries のデフォルト・キュー管理プログラムです。
注: MVS には、デフォルト・キュー管理プログラムがありませんので、
ユーザーは上記メソッドのいずれかで MQIGwQueueManager の値を設定する必要があります。
- MQIGwWaitInterval
- 基本デフォルトは無制限の待機インターバルです。
- MQIGwWaitHTML
- 基本デフォルトは、ユーザーの設置システムの
ゲートウェイ・ファイル・ディレクトリー
に保管された 'timedout.htm' です。
- MQIGwContext
- 基本デフォルトは all です。
次のキーワードのいずれかに有効な値が検出されない場合には、
トランザクションは完了できないので、エラー・メッセージが表示されます。
- MQIGwQueue
- MQIGwReplyQueue
- MQIGwQueueManager
ユーザーは 'dmq.ini',のキーワード・デフォルトの値を変更できます、
またキーワード値を保管するユーザーの所有する 'INI' ファイルを作成することも可能です。
コンフィギュレーター・プログラムが、
デフォルトとユーザーの 'INI' ファイルの変更または作成援助のために、
MQSeries インターネット・ゲートウェイと一緒に提供されます。
注: ユーザーはこのプログラムを使用されるようお勧めします。
'INI' ファイルの変更または編集にエディターを使用すると、
そのフォーマットを壊しがちです。
コンフィギュレーターは Web ブラウザーで実行できる HTML ファイルとして提供されます。
ユーザーの構成を実行するには、次のプロシージャーを使用してください。
- ユーザーの Web ブラウザーで MQSeries インターネット・ゲートウェイ・ファイル
'dmqcnf.htm' をオープンする。
(注: プログラムは、ユーザーが Web サーバー・マシンにインストールされた資料を表示している場合には、
このリンクからのみ実行できます。
このファイルは、ユーザーの MQSeries インターネット・ゲートウェイの設置システムの
資料ディレクトリーに保管されています。
- パネルが表示されたときには、
- ユーザーが、ゲートウェイと共に提供されたデフォルト INI ファイル (dmq.ini) を変更したい場合には、
「実行依頼」ボタンをクリックする。
- ユーザーが、別の INI ファイルを変更または作成したい場合には、
ファイル名を入力して、次に「実行依頼」をクリックする。
- ユーザーが選択したファイルにあるキーワードとその現行値を示すパネルが表示されるので、
-
- ユーザーが「別名保管」フィールドに表示されているファイルへ変更を保管したい場合には、
「適用」をクリックする。
- ユーザーが変更ファイルを新規名で保管したい場合には、
新規名を「別名保管」フィールドに入力して、「 適用」をクリックする。
キーワード・リストはユーザーの変更で更新されます。
ユーザーがキーワードを含む既存のファイルに保管することを選択
した場合には、ファイル内のキーワードの完全なリストが表示されます。
- ユーザーが更にキーワードを追加したい、またはリスト内の値を更に
変更したい場合には、上記のプロシージャーを繰返す。
注: 組込みブランクはキーワード名には許されていません。
'dmq.ini' ファイルを変更し終わると、
次回ユーザーが MQSeries インターネット・ゲートウェイを使用して MQ メッセージを送信するときから、
新規の値がデフォルトとして使用されます。
ユーザーが 'INI' ファイルを変更または作成した場合には、
'INI' ファイル名を MQIGwIniFile キーワードに設定するフォームを
ユーザーが次回使用するときから、新規の値 が使用されます。
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