データ・ソース

「データ・ソース」構成ページを使用して、ビジネス・インテグレーションのデータ・ソース・プロパティーを編集します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「リソース」>「JDBC」>「ビジネス・インテグレーション・データ・ソース」>「データ・ソースのリンクをクリックします。

このタスクで必要なセキュリティー・ロール: セキュリティーとロール・ベースの許可が有効になっている場合、このタスクを実行するには、管理者またはコンフィギュレーターとしてログインする必要があります。
「データ・ソース」構成ページを使用して、既存のビジネス・インテグレーション・データ・ソースを確認および編集します。このページには、以下の構成セクションが含まれています。
データ・ソース・プロバイダー
選択されたプロバイダー名と実装タイプを表示します。 実装タイプは XA または接続プールにすることができます。
スコープ
データ・ソースを構成するときのスコープを表示します。スコープは、セル、クラスター、またはサーバーにすることができます。
データ・ソース・プロパティー
データ・ソース・プロパティーは、選択された各データベース・プロバイダーごとに固有です。
コンポーネント固有のプロパティー
これらのフィールドは、構成されるコンポーネントによって決定されます。 概して、コンポーネントではデータソースを検索するために JNDI 名の設定、および通常はデータ・ソース名の設定が必要となります。このデータ・ソースの使用に関するコンポーネント固有の記述、およびデータ・ソースを使用するコンポーネント名が含まれます。
テーブルの作成
これがチェックされている場合、初回アクセス時またはデータ・ソースの構成時にテーブルが作成されます。チェックされていない場合、データ・ソースを使用するコンポーネントはテーブルが存在するものと推測します。ユーザーは、説明ボックスの中からデータベース・スクリプトを探し、必要なテーブルを作成するためにデータベース管理者に渡すことができます。
スキーマの作成
コンポーネントおよびデータベース・プロバイダーでスキーマ作成がサポートされている場合は、「テーブルの作成」フラグの下にこのフラグが表示されます。

このページでは新規データ・ソースは作成できません。データ・ソースを作成できるのは、コンポーネント固有の構成ページのみです。コンポーネント固有の構成ページで、必要なすべてのフィールドを設定します。

「データ・ソース」構成ページに表示されるフィールドは、使用するデータベース・プロバイダーのタイプに依存します。このページには、標準的な DB2 構成ページが表示されます。異なるデータベース・プロバイダーを選択すると、一部のフィールドが異なったり、表示されない場合があります (特に「コンポーネント固有のプロパティー」セクション)。


(オンライン) とマークされているリンクはインターネットへアクセスする必要があります。 各リンクは、オンライン・インフォメーション・センターでトピックの検索を起動します。 検索結果がリストされたら、現在の構成に一番対応しているトピックを選択してください。

このトピックへの更新の確認 (オンライン)

プロバイダー

データベース・プロバイダーまたはファイル・ストアを識別します。構成が完了した後にプロバイダーまたはファイル・ストアを変更することはできません。

表 1. プロバイダー
プロパティー
データ型 String
デフォルト なし

実装タイプ

XA または接続プール (CP) の実装タイプを指定します。ほとんどのデータベース・プロバイダーの場合、2 フェーズ・コミットで必要な実装タイプとして XA を使用します。

表 2. 実装タイプ
プロパティー
データ型 String
デフォルト なし

スコープ

データ・ソースを構成するときのスコープを表示します。 スコープは、セル、クラスター、ノード、またはサーバーにすることができます。例えば、NodeA/TestServer は完全修飾サーバー・スコープです。構成が完了した後にスコープを編集することはできません。

表 3. スコープ
プロパティー
データ型 String

ユーザー名

データベースで認証可能なユーザー名を識別します。 目的の操作に対するすべてのアクセス権がユーザーに与えられていることを確認してください。ユーザーがスキーマおよびテーブルを作成する必要がある場合、そのユーザーがスキーマおよびテーブルを作成するために必要なすべての権限を保持していることを確認してください。

表 4. ユーザー名
プロパティー
データ型 String

パスワード

データベースを認証するために使用するユーザーのパスワードを識別します。

表 5. パスワード
プロパティー
データ型 String

データベース名

データベースの名前を識別します。

表 6. データベース名
プロパティー
データ型 String

スキーマ名

この構成済みデータ・ソースにアクセスするために使用するスキーマ名を識別します。

表 7. スキーマ名
プロパティー
データ型 String

サーバー名

データベースのサーバーを識別します。

表 8. サーバー名
プロパティー
データ型 String

サーバー・ポート番号

このデータ・ソースに関連するすべての通信のために使用されるデータベースのリスナー・ポートを指定します。

表 9. サービス・ポート番号
プロパティー
データ型 Integer

ドライバー・タイプ

データベース・プロバイダーのドライバー・タイプを指定します。ドライバー・タイプについて詳しくは、『JDBC 仕様』を参照してください。

表 10. ドライバー・タイプ
プロパティー
データ型 Integer

コンポーネント

データ・ソースを必要とするコンポーネントの名前を表示します。

表 11. コンポーネント
プロパティー
データ型 String

データ・ソース名

データ・ソース構成を一意的に識別するために使用するデータ・ソース名を指定します。この名前は WebSphere® Application Server JDBC データ・ソース名に対応します。

表 12. データ・ソース名
プロパティー
データ型 String
デフォルト なし

JNDI 名

コンポーネントがデータ・ソースの場所を探索するために使用する JNDI 名を指定します。このフィールドは、データ・ソースが確実に見つかるようにするためにコンポーネントによって構成されます。このフィールドを編集することはできません。

表 13. JNDI 名
プロパティー
データ型 String
デフォルト なし

説明

ビジネス・インテグレーション・データ・ソースの説明を示します。

表 14. 説明
プロパティー
データ型 String

テーブルの作成

データ・ソースへの初回アクセス時にコンポーネントがテーブルを作成できるようにするには、このチェック・ボックスを選択します。サイト・ポリシーによってテーブルの作成操作がデータベース管理者だけに限定されている場合は、このチェック・ボックスをクリアし、メッセージ・ボックスでスクリプトを探してデータベース管理者に渡し、実行を依頼します。

表 15. テーブルの作成
プロパティー
データ型 ブール
デフォルト 『テーブルおよびスキーマの作成マトリックス』を参照してください。

「追加プロパティー」の下には追加情報へのリンクがあります。

カスタム・プロパティー
WebSphere Application Server Network Deployment の「JDBC データ・ソース・カスタム・プロパティー (JDBC data source custom properties)」ページへのリンクです。このページを使用して、データ・ソース設定の詳細な調整を行います。
JDBC データ・ソース
WebSphere Application Server Network Deployment の「JDBC データ・ソース構成 (JDBC data source configuration)」ページへのリンクです。このページを使用して、データ・ソース構成設定の詳細な調整を行います。
J2C 認証別名
このデータ・ソースによって使用される認証設定を構成するためのページへのリンクです。リンクが表示されない場合、認証は使用されません。
メッセージング・エンジン・データ・ストア
データ・ソースを使用するメッセージング・エンジン・データ・ストアへのリンクです。データ・ソースでメッセージング・エンジンを使用しない場合、このリンクは使用できません。