Process Portal でのアドホック・レポートの作成

Process Portal では、プロセスのビジネス変数データを使用して、カスタマイズされたレポートを作成することができます。

始める前に

レポートを作成するには、BPD が開始用に公開されている 1 つ以上の参加者グループのメンバーであり、かつビジネス・データが公開されている 1 つ以上の参加者グループのメンバーであることが必要です。

レポートを表示するには、ビジネス・データが公開されている 1 つ以上の参加者グループのメンバーでなければなりません。

また、自動トラッキングとトラッキング・グループのいずれか (または両方) が BPD 用に使用可能になっている必要があります。

このタスクについて

アドホック・レポートを使用すると、以下の作業を実行することができます。
  • 最初に Process Designer でレポートを定義することなく、Process Portal からアドホック・レポートを作成することができます。
  • 円グラフや棒グラフなど、さまざまな表示形式で動的なレポートを生成することができます。
  • ビジネス変数データをグラフ・エレメントにバインドして、レポートの表示をカスタマイズできます。
  • レポート・データを Microsoft Excel ファイルにエクスポートできます。

手順

  1. 「ダッシュボード」ページで下矢印をクリックし、「アドホック・レポート」を選択します。
  2. 「アドホック・レポート」ページで「新規アドホック・レポート」をクリックします。
  3. 「ビジネス・プロセス」リストで、レポートで使用したいビジネス・プロセス定義 (BPD) を選択します。
  4. レポートの内容を定義します。
    1. 対応するバインディング・リストから、X 軸と Y 軸の変数を選択します。 バインディング・タイプを選択すると、そのバインディング・タイプに関連する変数が含まれた第 2 のリストが表示されます。このリストには、BPD でのトラッキングが有効になっている変数だけが表示されます。例えば、バインディングに対して「自動追跡」を選択し、BPD 用に追跡されている変数が存在しない場合、Process Portal のリストには「追跡項目なし」と表示されます。
    2. オプション: X 軸上のデータのソート順を指定します。
    3. オプション: 関数を選択して、Y 軸上のデータの表示方法を指定します。
    4. オプション: 「時刻範囲」リストから値を選択して、レポートを特定の期間に制限します。 「カスタム期間」を選択すると、レポート期間の開始日と終了日を指定することができます。
    5. オプション: 「ビジネス・データ・フィルター」セクションで条件ステートメントを作成して、選択した変数のデータをフィルタリングします。
  5. 「グラフ・レイアウト」リストから、レポートのレイアウトを選択します。
  6. 「グラフの最新表示」をクリックして、グラフのプレビューにデータを表示します。
  7. 「IBM BPM レポートとして保存」をクリックしてレポートを保存します。データをさらに詳しく分析する場合は、レポートを Microsoft Excel にエクスポートします。
    重要: レポートの保存後にレポートを変更することはできません。