ワイヤリング

スペース内で、ウィジェットはワイヤーを使用して 互いに連絡します。ワイヤーは、ソース・ウィジェットとターゲット・ウィジェットを持ちます。

各ウィジェットには、送信できるイベントのリストと、受信できるイベントのリストが存在します。 ワイヤーによって、ソース・ウィジェットが送信するイベントがターゲット・ウィジェットが受信するイベントに接続されます。 その際、ターゲット・ウィジェットは、そのターゲット・ウィジェットがターゲット・イベントに対して定義したすべてのアクションを実行します。

例えば、「タスク情報」ウィジェットにタスク が戻されると、「タスク情報」ウィジェットは、タスクがリリースされたというイベントを「マイ・タスク」ウィジェット にワイヤーを介して送信します。 「マイ・タスク」が最新表示イベントを実行します。 このイベントは、このワイヤーの端に関連付けられているターゲット・イベントです。 この例では、最新表示イベントは、ウィジェットが表示するタスクのリストを 更新します。 ソース・イベントとターゲット・イベントの名前が一致している 必要はありません。

ウィジェット・ワイヤリング」ウィンドウ

ワイヤーは、「ウィジェット・ワイヤリング」ウィンドウ でのみ表示され、ワイヤーの追加または削除を行うには、このウィンドウを使用します。

フォーカスされたWeb サイト ウィジェットを使用した、ウィジェット・ワイヤリング・ウィンドウの画面キャプチャー

ウィジェット・ワイヤリング」ウィンドウには、 フォーカスされたウィジェットと、そのウィジェットが持つすべての ワイヤーが表示されます。 一方の側には、このウィジェットにイベントを送信する ウィジェットが表示されます。 反対側には、このウィジェットからイベントを受け取る ウィジェットが表示されます。 それらのウィジェットを接続する ワイヤーには、ウィジェットによって送信および受信されるイベントが表示されます。 フォーカスされた ウィジェットと他の各ウィジェットとの間に複数のワイヤーが存在 し、それぞれのワイヤーが異なるイベントを接続する場合もあります。 ダイアグラム内またはドロップダウン・リスト 内でいずれかのウィジェットを選択することによって、フォーカスされているウィジェットを変更できます。

フォーカスされている ウィジェットが別のウィジェットとの間でイベントの送信および 受信を 行う場合、「ウィジェット・ワイヤリング」ウィンドウには、相手のウィジェット が 2 回表示されます。 1 つ目のインスタンスは相手ウィジェットが送信するイベント用であり、 2 つ目のインスタンスは相手ウィジェットが受信するイベント用 です。 「ウィジェット・ワイヤリング」ウィンドウには相手ウィジェットが 2 回表示 されますが、同一のウィジェットです。

自動ワイヤリング

ページ上にウィジェットをドロップしたときに、ドロップしたウィジェットと、 ページ上の他のウィジェットとの間に 1 つ以上のワイヤーが自動的に作成されることがあります。以下の条件がすべて当てはまる場合、2 つのウィジェット間 に自動的にワイヤーが作成されます。
  • Business Space で自動ワイヤリングが使用可能になっている。
  • 2 つのウィジェットの定義で自動ワイヤリングが許可されている。
  • 一方のウィジェットによって送信されるイベント名が、別のウィジェットによって受信されるイベント名と一致する。

例えば、自動ワイヤリングが使用可能になっていて、「マイ・タスク」ウィジェットと「チーム・リスト」ウィジェット で自動ワイヤリングが許可されている場合に、「チーム・リスト」ウィジェット を、既に「マイ・タスク」ウィジェットが含まれているページにドロップするとします。 「マイ・タスク」ウィジェットは、このウィジェット内でタスクが選択されると、 「フォーカス変更」イベントを送信します。 「チーム・リスト」ウィジェット は、「フォーカス変更」イベントを受信できます。 この 2 つのウィジェット間にワイヤーが 自動的に作成されます。「チーム・リスト」ウィジェットは、 このイベントを受信すると更新されて、タスクを所有できるユーザーを表示します。