イベント・データの転送

スクリプト・アダプター」ウィジェットには、イベント・データを変換するロジックを挿入するための方法が用意されています。 ロジックは JavaScript コードを使用して実装されます。 このコードの戻り値は発信イベント・ペイロードです。 スクリプトは基本 JavaScript に限定され、1 つの関数の本体として表示されます。console.debug() のような Dojo コマンドを使用することはできません。 スクリプト内の値に関する情報を表示するには、alert() ステートメントを使用しなければなりません。

始める前に

始める前に、ソース・ウィジェットとスクリプト・アダプターとの間にワイヤーがあり、またスクリプト・アダプターとターゲット・ウィジェットとの間にもワイヤーがあることを確認してください。ソース・ウィジェットは、スクリプト・アダプター が受信したイベントをブロードキャストして、そのデータを変換します。 この後、スクリプト・アダプターは、変換されたデータをターゲット・ウィジェットに送信します。

手順

  1. 「ページの編集」をクリックします。
  2. ウィジェット・メニュー・アイコンをクリックし、「設定の編集」を選択します。 「スクリプト・アダプター編集」ウィンドウが表示されます。
  3. イベント・データの変換に使用する JavaScript コードを入力します。スクリプトは、return ステートメントで終了させてください。
    ヒント: スクリプトを作成しているとき、 「スクリプト・アダプター」ウィジェットをデバッガーに 変換しなければならない場合があります。 デバッガーとして動作しているとき、「スクリプト・アダプター」に ソース・イベント・ペイロードが表示されるため、スクリプトが変換しなければならないデータを調べることができます。
  4. オプション: ユーザーに表示されないように 「スクリプト・アダプター」ウィジェットを非表示にします。
  5. 「OK」をクリックします。