モジュール・プロパティー

このモジュールに対して設定されたプロパティー

管理コンソール・ページで、このページを表示するには、 「SCA モジュール」 > module_name > 「モジュール・プロパティー」をクリックします。

SCA モジュールに少なくとも 1 つのメディエーション・フロー・コンポーネントが含まれ、WebSphere 管理インターフェースを使用して構成できるプロパティーがメディエーション・フロー・コンポーネントにある場合にのみ、このパネルを使用できます1

このパネルを使用して、特定のモジュール・プロパティーの値を変更できます。 メディエーション・フローの新しい呼び出しに対して、すぐに変更が有効になり2、サーバーまたはモジュールを再始動する必要はありません。モジュール・プロパティーが変更されたときに実行中のフロー呼び出しは、新しい値ではなく以前の値を継続して使用します。

例えば、図 1 を参照してください。 例のフローでは、Flow ノードの errorMessage プロパティー (メディエーション・プリミティブ) は、UserNotFoundMessage モジュール・プロパティーを参照します。呼び出し 1 および 2 によって使用されるランタイム・フロー・インスタンスは、どちらも UserNotFoundMessage モジュール・プロパティーの元の値を使用します。UserNotFoundMessage モジュール・プロパティーの値が変更される前にフロー呼び出しが開始されたため、呼び出し 2 は既存の値を使用します。ただし、フロー呼び出し 3 は、値の変更が完了した後で開始されるため、新しい値が使用されます。

図 1. モジュール・プロパティーの変更の影響の例
モジュール・プロパティーの変更前、変更中、および変更後に行われた 3 つのフロー呼び出し。変更が完了した後に行われたフロー呼び出しのみが、新しい値を利用します。
注: 管理コンソールに表示される値は、メディエーション・ポリシー (SCA モジュールに関連付けられている) を使用してオーバーライドできます。 メディエーション・ポリシー情報は、WebSphere Service Registry and Repository (WSRR) 内に作成できます。

(オンライン) と表示されているリンクの場合は、インターネットへのアクセスが必要です。 各リンクからは、オンライン・インフォメーション・センターのトピックへの検索が起動します。 検索結果がリストされたら、ご使用の構成に最も良く適合するトピックを選択してください。

このトピックの更新情報を確認してください。 (オンライン)

関連概念
メディエーション・モジュール
関連タスク
メディエーション・モジュール・プロパティーの値の変更 (Changing the value of a mediation module property)

構成

このオブジェクトの構成プロパティー。これらのプロパティーの値は、ランタイム環境を停止してから再始動しても保持されています。構成の変更をランタイム環境に適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

一般プロパティー

プロパティー

このモジュールに設定されているすべてのプロパティーのテーブル。

グループ名 (読み取り専用)
モジュール・プロパティーが属するグループの名前。プロパティーがグループに属している場合、拡張可能なセクションの内部に表示されます。プロパティーがグループに属していない場合、すぐに表示できます。
プロパティー名 (読み取り専用)
モジュール・プロパティーの名前。
プロパティー・タイプ (読み取り専用)
モジュール・プロパティーのデータ・タイプ。
プロパティー値
モジュール・プロパティーの値。

値を変更した場合、プロパティーのタイプと互換性があることを確認するために新しい値が検査されます。

1 管理によってプロパティーを構成できるようにするために、Integration Developer がプロパティーにプロモート済みであるというマークを付けます。 プロモートするプロパティーは、動的プロパティーでもあります。動的プロパティーは、実行時にメディエーション・ポリシーを使用してオーバーライドできます。 プロモート済みのプロパティーは動的にオーバーライドできますが、常に有効なデフォルト値を指定する必要があります。SCA モジュールには、Integration Developer ツールを通じてのみ構成可能なプロパティーも含めることができます。通常、このようなプロパティーは、関連付けられたアプリケーションの再デプロイメントが必要になるという点でメディエーション・フローに影響を与えます。
2 Network Deployment のセルでは、変更はセルのすべてのノードに同期した後で有効になります。WebSphere ランタイムでは、同期が行われるタイミングが保証されることはなく、非同期処理になります。