スクリプト・アダプター

スクリプト・アダプター」ウィジェットを使用して、2 つのウィジェット間でイベント・データを、ある形式から別の形式にマップできます。

スクリプト・アダプター」ウィジェットは、イベント・ペイロードでデータ形式変換を実行できるように 他の 2 つのウィジェット間でワイヤリングされています。 このウィジェットを使用すれば、以下の操作を行うことができます。

ウィジェットをワイヤリングするとき、それらのウィジェットに同じイベントがあって、イベント・データの形式が同じである場合、あるウィジェットを単純に別のウィジェットにワイヤリングすることができます。 ただし、イベント・データの形式が同じではない場合は、ソース・イベントのデータを、ターゲット・ウィジェットが予期している形式に変換する必要があります。 この変換は、「スクリプト・アダプター」ウィジェットで行うことができます。 「スクリプト・アダプター」ウィジェットは、 ワイヤリング先のウィジェットからイベントを受信すると、そのイベントの詳細を「受信されたイベント」セクションに表示します。 さらに「スクリプト・アダプター」は、"payload" パラメーター (着信イベントの ペイロード) を持つ関数としてデータを変換するスクリプトを実行します。 このスクリプトは、必要なロジックのどのようなタイプでもペイロードを操作できる方法です。 カスタム・コードが返す値は、このウィジェットのアウトバウンド・イベントのペイロードです。 「送信されたイベント」セクションに、この情報が表示されます。

例えば、「スクリプト・アダプター」が、「受信されたイベント」セクションに表示されている "test data" というペイロードを持つ、ワイヤリングされた イベントを受信したとします。 「スクリプト・アダプター」には、次のスクリプトがあります。

alert("The value of the payload is: " + payload);
return "Event Payload: " + payload + "!";

「送信されたイベント」セクションには、アウトバウンド・イベントのペイロードとして "Event Payload: test data!" が表示されます。