サービス・モニターの構成

新しいサーバーを作成し、Business Space のサービス・モニター・ウィジェットを使用して、SCA モジュールによって公開または起動されたサービスの応答時間と要求スループットを測定するには、サービス・モニターを管理コンソールで構成して使用可能に設定する必要があります。

始める前に

このタスクで必要なセキュリティー・ロール: 管理セキュリティーが使用可能になっている場合、このタスクを実行するには管理ロールでログインしている必要があります。

サービス・モニター・ウィジェットを使用できるようにするには、サービス・モニター・サーバーを使用可能にする必要があります。 スタンドアロン・サーバー環境では、プロファイル作成時にデフォルトでサービス・モニター・サーバーが使用可能に設定されます。デプロイメント環境および管理コンソールを使用して作成された新規サーバーに対しては、管理コンソールから手動でサービス・モニター・サーバーを使用可能にする必要があります。 リモート・メッセージおよびリモート・サポートのトポロジー・パターンの場合は、サポート・クラスター内でサービス・モニターを使用可能にする必要があります。リモート・メッセージング、リモート・サポートおよび Web (4 クラスター) パターンの場合は、Web クラスター内でサーバーを使用可能にする必要があります。

このタスクについて

サービス・モニターは、クライアント/サーバー・アーキテクチャーを持っています。
  • サービス・モニター・エージェント: 操作のスループットと応答時間を測定し、測定データをサービス・モニター・サーバーに送信します。
  • サービス・モニター・サーバー: 稼働中のすべてのサービス・モニター・エージェントから応答時間とスループットの測定値を収集して集約し、次に統計値を算出して保存します。
重要: Business Space にアクセスするために外部 HTTP サーバーを使用している場合は、エンコードされたスラッシュを使用できるように HTTP サーバーを構成してください。詳しくは、HTTP サーバーの資料を参照してください。

手順

  1. 管理コンソールに管理者特権でログインします。
  2. サービス・モニター・サーバーを構成します。
    1. コンソールから、「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > servername > 「サービス・モニター」をクリックします。
    2. 「サービス・モニター」ページで、「サービス・モニターの使用可能化」をクリックします。
    3. サービス・モニターのバッファー・サイズと照会サイズ上限のデフォルト値を確認し、必要に応じて変更します。
    4. サービス・モニターのターゲットを指定します。このターゲットには、データの収集元となるサービス・モニター・エージェントを指定します。
      表 1. モニター
      モニターするターゲット 実行する手順
      実行中のすべてのサービス・モニター・エージェントをモニターする すべてのサービス・モニター・エージェントを使用可能にする」オプションにチェック・マークが付いていることを確認します。
      実行中のサービス・モニター・エージェントの特定のサブセットだけをモニターする
      1. すべてのサービス・モニター・エージェントを使用可能にする」オプションをクリアします。 コレクション・テーブルが表示されます。新しく構成する場合、このテーブルは空の状態で表示されます。
      2. 「追加」をクリックします。 「デプロイメント・ターゲットのブラウズ」ページが開きます。
      3. 「デプロイメント・ターゲットのブラウズ」ページのコレクション・テーブルで、モニターしたいエージェントのデプロイメント・ターゲットを選択します。
      4. OK」をサービス・モニターして、「サービス・モニター・サーバー」ページに戻ります。
      5. ステップ 2.d.ii からステップ 2.d.iv を繰り返して、モニターしたいエージェントをすべて追加します。
    5. 「サービス・モニター・サーバー」ページで、「OK」をクリックします。 構成内容が保存され、ただちに反映されます。
  3. サービス・モニター・エージェントを構成します。
    1. コンソールから、「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > servername > 「サービス・モニター・エージェント」をクリックします。
    2. 「サービス・モニター・エージェント」ページで、「サービス・モニター・エージェントの使用可能化」をクリックします。
    3. エージェント構成のデフォルト値を確認し、必要に応じて変更します。
    4. 「OK」をクリックします。