WS-Notification サービス・ポイント [設定]

WS-Notification サービス・ポイントは、指定された Web サービス・バインディングを通して、所定のバス・メンバー上の WS-Notification サービスへのアクセスを定義します (例えば HTTP を介した SOAP)。アプリケーションは、WS-Notification サービス・ポイントに関連付けられたバス・メンバーを使用して、WS-Notification サービスに接続します。

コンソールのこのペインを表示するには、以下のパスのいずれかをクリックします。

  • 「サービス統合」 > 「WS-Notification」 > 「サービス」 > 「service_name」 > [追加プロパティー] 「WS-Notification サービス・ポイント」 > 「point_name」
  • 「サービス統合」 > 「バス」 > 「bus_name」 > [サービス] 「WS-Notification サービス」 > 「service_name」 > [追加プロパティー] 「WS-Notification サービス・ポイント」 > 「point_name」

指定された WS-Notification サービスの WS-Notification サービス・ポイントをいくつでも定義することができます。同じ WS-Notification サービスに対して 定義されたそれぞれのサービス・ポイントは、サービスに対する代替のエントリー・ポイントを 表します。特定の WS-Notification サービス・ポイントに対してパブリッシュされた イベント通知は、接続されている特定のサービス・ポイントに関係なく、(正しいトピックでの サブスクリプションに従って) 同じ WS-Notification サービスの任意のサービス・ ポイントに接続されているすべてのアプリケーションによって受信されます。

バス・メンバー上に WS-Notification サービス・ポイントが存在することにより、WS-Notification Web サービスがそのバス・メンバーから公開されることが示され、この WS-Notification サービス用の通知ブローカー、サブスクリプション・マネージャーおよびパブリッシャー登録マネージャーの Web サービス・エンドポイントが、サービス・ポイントの関連付けられているバス・メンバー上で公開されます。WS-Notification アプリケーションは、WS-Notification サービスと相互作用するために、 これらのエンドポイントを使用します。

WS-Notification のこのインプリメンテーションには、以下の 2 つのタイプの WS-Notification サービス構成があります。
  • バージョン 7.0: WS-ReliableMessaging で JAX-WS WS-Notification サービスを構成したい場合、または JAX-WS ハンドラーを WS-Notification サービスに適用したい場合は、バージョン 7.0 WS-Notification サービスおよびサービス・ポイントを構成します。新規のデプロイメントには、このタイプのサービスをお勧めします。
  • バージョン 6.1: JAX-RPC ハンドラーをサービスに適用する機能を含め、WebSphere® Application Server バージョン 6.1 で提供される同様のテクノロジーを使用して JAX-RPC WS-Notification サービスを公開する場合は、バージョン 6.1 WS-Notification サービスおよびサービス・ポイントを構成します。
一部のフィールドは、表示している WS-Notification サービスのタイプに固有のものです。
  • バージョン 6.1 WS-Notification サービス・ポイントを作成する場合は、WS-Notification サービス・ポイントを構成するバス・メンバーを選択します。このバス・メンバーに対して構成されたエンドポイント・リスナーを 指定することで、指定されたバス・メンバーにサービス・ポイントを割り振ります。 また、WS-Notification サービス・ポイントで使用される Web サービス・バインディングのタイプ (SOAP over HTTP または SOAP over JMS) を選択します。
  • バージョン 7.0 WS-Notification サービス・ポイントを作成する場合は、WS-Notification サービス・ポイントを構成するバス・メンバーを選択します。また、サービス・ポイントによってサポートされる SOAP バージョンを選択し、(オプションで) JAX-WS ハンドラー・リストを、このサービス・ポイントを介して公開される NotificationBroker、SubscriptionManager、または PublisherRegistrationManager に適用します。

(オンライン) でマークされたリンクでは、 インターネットへのアクセスが必要です。 それぞれのリンクは、オンラインのインフォメーション・センターでトピックの 検索を立ち上げます。 検索結果がリストされたら、ご使用の構成に最適なトピックを選択してください。

このトピックに対する更新を確認 (オンライン)

関連概念
複数の WS-Notification サービス・ポイントを作成する理由 (オンライン)
関連タスク
新規のバージョン 6.1 WS-Notification サービス・ポイントの作成 (オンライン)
ランタイムの WS-Notification との対話 (オンライン)
バージョン 6.1 WS-Notification サービス・ポイントの変更 (オンライン)
関連資料
createWSNServicePoint コマンド (オンライン)
showWSNServicePoint コマンド (オンライン)
関連情報
管理コンソールのボタン
管理コンソールの設定

「構成」タブ

「構成」タブには、このオブジェクトの構成プロパティーが表示されます。 これらのプロパティー値は、ランタイム環境が停止されて再始動された場合にも保持されます。 ランタイム環境に構成変更を適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

一般プロパティー

名前

WS-Notification サービス・ポイントの名前。 これは、選択されたサーバー上に公開される Web サービスのアドレスの一部として表示されます。

名前を変更することはできません。
必須 はい
データ型 テキスト

説明

WS-Notification サービス・ポイントの説明 (オプション)。

必須 いいえ
データ型 テキスト域

関連付けられたバス・メンバー

この WS-Notification サービス・ポイントがその上にデプロイされるバス・メンバーの名前。

必須 いいえ
データ型 テキスト

バージョン 7.0 WS-Notification サービス・ポイント固有の一般プロパティー

SOAP バージョン

サービス・ポイントでサポートされる SOAP のバージョンを定義します。 これは、Web サービスによって公開される WSDL 定義に影響を与えます。 許可されている値は、SOAP 1.1 の場合は "1.1" (デフォルト) で、SOAP 1.2 の場合は "1.2" です。

必須 いいえ
データ型 テキスト
NotificationBroker JAX-WS ハンドラー・リスト

WS-Notification サービス・ポイントの NotificationBroker エンドポイントへのアプリケーションから、インバウンド・サービス要求に適用される JAX-WS ハンドラー・リストです。

必須 いいえ
データ型 選択リスト
SubscriptionManager JAX-WS ハンドラー・リスト

WS-Notification サービス・ポイントの SubscriptionManager エンドポイントへのアプリケーションから、インバウンド・サービス要求に適用される JAX-WS ハンドラー・リストです。

必須 いいえ
データ型 選択リスト
PublisherRegistrationManager JAX-WS ハンドラー・リスト

WS-Notification サービス・ポイントの PublisherRegistrationManager エンドポイントへのアプリケーションから、インバウンド・サービス要求に適用される JAX-WS ハンドラー・リストです。

必須 いいえ
データ型 選択リスト

追加プロパティー

管理サブスクライバー
管理対象サブスクライバーは、サーバー始動時に WS-Notification サービス・ポイントが外部通知プロデューサーにサブスクライブするメカニズムを提供します。
カスタム・プロパティー
このリンクを選択して、この WS-Notification サービス・ポイントの追加のカスタム・プロパティーを構成します。

バージョン 7.0 WS-Notification サービス・ポイント固有の追加プロパティー

ポリシー設定構成
この WS-Notification サービス・ポイントに関連付けられたポリシー・セット構成。 このサービス・ポイントに関係する各ポートについてポリシー・セットおよびバインディング情報を構成できます。
WSDL ファイルを ZIP に公開
このサービス・ポイントの WSDL ファイルを Zip ファイルに対して公開します。
サービス・ポイント・アプリケーション
この WS-Notification サービス・ポイントに関連付けられているアプリケーション。バージョン 7.0 WS-Notification サービスの場合、エンタープライズ・アプリケーションは、WS-Notification サービスと関連付けられた Web サービスを公開するのに使用されます。

バージョン 6.1 WS-Notification サービス・ポイント固有の追加プロパティー

通知ブローカー・インバウンド・ポート設定 (オンライン)
この WS-Notification サービス・ポイントの通知ブローカー・ロールに対して定義されたインバウンド・ポート。
パブリッシャー登録マネージャー・インバウンド・ポート設定 (オンライン)
この WS-Notification サービス・ポイントのパブリッシャー登録マネージャー・ロールに対して定義されたインバウンド・ポート。
サブスクリプション・マネージャー・インバウンド・ポート設定 (オンライン)
この WS-Notification サービス・ポイントのサブスクリプション・マネージャー・ロールに対して定義されたインバウンド・ポート。

「ランタイム」タブ

「ランタイム」タブには、このオブジェクトのランタイム・プロパティーが表示されます。 これらのプロパティーは、現在のランタイム環境に直接影響を与えますが、そのランタイム環境を停止した場合にはこれらのプロパティーは保持されません。ランタイム・プロパティー値を保持するには、「構成」タブでそれぞれ対応するプロパティー値を変更してください。 ランタイム環境に構成変更を適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

追加プロパティー

サブスクリプション
このコレクションは、WS-Notification アプリケーションによって関連したバス・メンバー、またはメンバー上に作成されたサブスクリプションをリストします。このパネルを使用して、サブスクリプションが登録されているトピックや、現在有効期限と設定されている時刻などのサブスクリプションについての情報を表示します。表示されたボタンを使用してサブスクリプションを削除することもできます。
パブリッシャー登録
通知ブローカーにパブリッシャーとして現在登録されているアプリケーションのセット。
pull ポイント
このコレクションは、WS-Notification アプリケーションによって関連したバス・メンバー、またはメンバー上に作成された pull ポイントをリストします。このパネルを使用して、それが関連するサブスクリプションや、現在有効期限と設定されている時刻などの pull ポイントについての情報を表示します。表示されたボタンを使用して pull ポイントを削除することもできます。
管理サブスクライバー
管理対象サブスクライバーは、サーバー始動時に WS-Notification サービス・ポイントが外部通知プロデューサーにサブスクライブするメカニズムを提供します。



File name: WSNServicePoint_DetailForm.html