EJB キャッシュ設定

このページを使用して、特定の Enterprise JavaBeans (EJB) コンテナーのキャッシュを構成および管理します。 キャッシュの過負荷となる試みでエラーが発生するのを避けるには、キャッシュ絶対限度を決定します。 1 つのトランザクションでアクティブになるエンタープライズ Bean の数と、予想される並行トランザクションの数を掛け合わせます。 次に、アクティブなセッション Bean インスタンスの数を追加します。この値がキャッシュが保持する限度となります。 Tivoli Performance Viewer を使用して、Bean のパフォーマンス情報を表示することができます。

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「構成」タブ

クリーンアップ間隔

合計アイテム数をキャッシュ・サイズの値まで減らすために、 コンテナーがキャッシュから未使用アイテムの除去を試みる間隔を指定します。 この設定はキャッシュのみに適用されます。

キャッシュ・マネージャーは、エントリーを必要に応じてすぐに割り振ることができるように、まだ割り振られていないエントリーの一部を保守しようとします。 バックグラウンド・スレッドは、割り振られていないエントリーを保守する一方で、 エントリーの一部を解放しようとします。 アプリケーション・サーバーが使用されていない間にスレッドが実行される と、アプリケーション・サーバーが新規のキャッシュ・エントリーを割り振 る必要がある場合に、キャッシュからエントリーを除去するためのパフォー マンス・コストがかかりません。一般的には、キャッシュ・サイズが増加すると、このパラメーターも増加します。タイムアウトは、次のトランザクション・タイプと照らし合わせて指定されます。
  • コンテナー管理トランザクション: Bean プロバイダーにより、デプロイメント記述子内のタイムアウト属性が構成されます。
  • Bean 管理トランザクション: アプリケーションにより、コード内の UserTransaction.setTransactionTimeout メソッドが呼び出されます。
データ型 整数
単位 ミリ秒
範囲 0 から 2 147 483 647
デフォルト 3000
キャッシュ・サイズ

EJB コンテナー内のアクティブ・インスタンスのリストで、バケット数を指定します。

バケットには複数のアクティブなエンタープライズ Bean インスタンスを入れることができますが、表内の個々のバケットに割り当てられるインスタンス数が最小の場合に、最大限のパフォーマンスが得られます。 コンテナー内のアクティブ・インスタンスの数がバケット数 (つまりキャッ シュ・サイズ) を超えると、コンテナーは定期的に、アクティブ・インスタン スの一部を非活性化して、表内のアクティブ・インスタンスの数を削減しよう とします。 パフォーマンスとメモリーのバランスを最適にするためには、 この値を、通常のワークロード中に予想されるアクティブ・インスタンスの最 大数に設定してください。

データ型 整数
単位 ハッシュ・テーブル内のバケット数
範囲 0 より大。コンテナーは、指定値以上の素数のうち 2 番目に大きいものを選択します。
デフォルト 2053



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ファイル名: uejb_rcash.html