このページを使用して、アプリケーション・サーバーに高機能データ・ソース・プロパティーを設定します。これらのプロパティーは、 アプリケーション・サーバーがデータ・ソースに適用するサービスを活動化および構成し、 アプリケーション・サーバー内の接続をカスタマイズします。これらのプロパティーは、 データベース内の接続には影響しません。
接続ごとにキャッシュできるステートメントの数を指定します。 アプリケーション・サーバーは、ステートメントをクローズした後でキャッシュします。
ステートメントのキャッシュが十分な大きさではない場合は、有用なエントリーでも、新しいエントリーの余地を作るために廃棄されます。 キャッシュが破棄されないようにするためにキャッシュ・サイズを最大値に指定するには、 特定のサーバー上のこのデータ・ソースを使用するアプリケーションごとに、固有の準備済みステートメント および呼び出し可能ステートメントの数を (SQL ストリング、並行性、およびスクロール・タイプによって 判別されるとおりに) 追加します。この値は、サーバーの存続期間中、特定の 1 つの接続上にキャッシュできるステートメントの最大数です。キャッシュ・サイズをこの値に設定する ということは、決してキャッシュ廃棄を行わないということです。一般的に、ステートメント数の多いアプリケーションには大きめのキャッシュを構成します。
アプリケーション・サーバーがキャッシュに入れることが望ましくない特定のステートメントがある場合、そのステートメントのプール可能性ヒントを false に構成します。 アプリケーション・サーバーは、プール可能性ヒントが false に設定されていれるステートメントをキャッシュに入れません。 アプリケーションはステートメントのプール可能性ヒントを実行時に指定します。
テスト・アプリケーションでは、ステートメントのキャッシュを調整することで、 スループットが 10% から 20% 改善されました。ただし、リソースに制限がある場合もあるため、 必ずしもそうなるとは限りません。
データ型 | 整数 |
デフォルト | デフォルト値はデータベースによって異なります。通常は 10 です。 Informix® のバージョン 7.3、9.2、9.3 および 9.4 で最新の修正を適用していない場合は、 デフォルト値を 0 にしてください。デフォルト値 0 は、キャッシュ・ステートメントが ないことを意味します。 |
このオプションにチェック・マークを付けると、アプリケーション・サーバーは複数のスレッドによるアクセスが ある場合にそれを検出します。
アプリケーション・サーバーの接続プールから取得される接続と完全に一致する 接続 (接続プールの検索条件にユーザー名とパスワードが含まれない接続) が 使用できなくなります。 代わりに、DataStoreHelper クラスの doConnectionSetupPerTransaction() で、 接続の再認証が行われます。アプリケーション・サーバーは、ランタイムには、 接続の再認証の実装を行いません。そのため、 このボックスにチェックを入れた場合は、DataStoreHelper クラスを拡張して doConnectionSetupPerTransaction() メソッドを実装し、このメソッドで 再認証を行う必要があります。このプロセスを完了しない場合、 アプリケーション・サーバーから使用できない接続が戻されることがあります。 詳しくは、API 文書の com.ibm.websphere.rsadapter.DataStoreHelper#doConnectionSetupPerTransaction メソッドを参照してください。
このオプションにチェック・マークを付けると、アプリケーション・サーバーは、 Java™ Messaging Service (JMS) がこのデータ・ソースから最適化接続を取得できるようにします。 このプロパティーを指定すると、 Java Database Connectivity (JDBC) アプリケーションが、コンテナー管理パーシスタンス (CMP) アプリケーションと 接続を共用できなくなります。
コンテナーがキャッシュ・ハンドルを追跡するかどうかを指定します。 キャッシュ・ハンドルは、トランザクション、およびメソッドの複数の境界にわたって アプリケーション・コンポーネントをアクティブに保持する接続ハンドルです。 このプロパティーを使用すると接続の問題をデバッグできますが、 ハンドルを追跡することで、実行時にかなりのパフォーマンス・オーバーヘッドが生じる可能性があります。
AdminConfig.modify(myDataSourceVariable, '[[manageCachedHandles "true"]]')
アプリケーションがトランザクション・コンテキストなしで接続を取得したときに、 コンテナーがアクティビティー・ログにエントリーを送出するかどうかを指定します。 これらは Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) プログラミング・モデル接続要件の例外です。
アプリケーション・サーバーが、エラーを特定するためにデータ・ストア・ヘルパーに 定義されたエラー・マッピング機能を使用することを指定します。 アプリケーション・サーバーは、JDBC ドライバーによってスローされた例外を、 データ・ストア・ヘルパーのエラー・マップに定義された例外で置換しません。
アプリケーション・サーバーが、エラーを特定するためにデータ・ストア・ヘルパーに定義されたエラー・マッピング機能を使用することを指定します。アプリケーション・サーバーは、JDBC ドライバーによってスローされた例外を、データ・ストア・ヘルパーのエラー・マップに定義された例外で置換します。
新しく作成されたデータベースへの接続を接続マネージャーがテストするかどうかを指定します。
最初の事前テスト操作が失敗した後で、データベースへの初期接続を再試行する回数を指定します。
「新規接続の妥当性検査 (Validate new connections)」を選択する場合は、このオプションで、 アプリケーション・サーバーが最初の接続に失敗してから接続を再試行するまでの 待機時間を秒数で指定します。
プール接続をアプリケーションに戻す前に、その接続の妥当性を接続マネージャーがテストするかどうかを指定します。
「既存プール接続の事前テスト」を選択した場合は、このオプションで、 接続の妥当性検査のために JDBC ドライバーに割り振る時間を秒数で指定します。
アプリケーション・サーバーが JDBC ドライバーを使用して接続の妥当性検査を行うことを指定します。 このオプションを使用するには、JDBC プロバイダーは JDBC 4.0 以降をサポートする必要があります。
接続テストのためにアプリケーション・サーバーがデータベースに送信する SQL ステートメントを指定します。 パフォーマンスへの影響が少ない照会を使用してください。
アプリケーション・サーバーが get/use/close/connection パターンを使用することを指定します。これにより、アプリケーション・サーバーの接続プーリングは、同じトランザクション内の接続を共用することができます。 この最適化パターンによって、1 つのトランザクションの間、1 つの接続 (異なる接続プロパティーを使用する場合も含めて) を共用することが可能になります。
異種プーリング機能によって、データ・ソース定義を拡張することができるため、データ・ソースについて、異なるカスタム・プロパティーを指定したり、アプリケーションで非コア・プロパティーをオーバーライドしたりすることができます。
自動クライアント転送の再試行間隔の時間 (秒単位) を指定します。
サーバーへのプライマリー接続に障害が起こった場合に、自動クライアント転送機能による接続の最大再試行回数を指定します。 このプロパティーは、「クライアント転送の再試行間隔 (Retry interval for client reroute)」が設定されている場合のみ使用されます。
host1,host2
5000,50001
JNDI 名前空間に DB2 クライアント転送サーバー・リストをバインドするのに使用する JNDI 名を指定します。 DB2 データベース・サーバーは、代替サーバー情報がメモリー内にない場合、この名前を使用して代替サーバー名リストを検索します。 このオプションはタイプ 2 のデータ・ソースではサポートされません。
テスト接続でのみ使用されます。true に設定すると、クライアント転送サーバー・リストの JNDI 名は、テスト接続を実行した後で JNDI 名前空間からアンバインドされます。