トレース出力をどこへ書き込むかを指定します。トレース出力は、出力ファイルに直接書き込むか、またはメモリーに保管し、
ランタイム・ページにある「ダンプ」ボタンを使用して、要求に応じてファイルに書き込むことができます。
異なるコンポーネントが、エントリーごとに異なる量のトレース出力を作成することがあります。例えば、ネーミングおよびセキュリティー・トレースは、Web コンテナー・トレースよりもはるかに多くのトレース出力を作成します。
メモリー割り振りおよび出力設定を構成する場合、収集されるデータのタイプを考慮してください。
メモリー・バッファー
トレース出力をメモリー内の循環バッファーに書き込むように指定します。
このオプションを選択した場合は、以下のパラメーターを指定しなければなりません。
- 最大バッファー・サイズ
- バッファー内のキャッシュに入れられるエントリー数を千単位で指定します。
この数値を超過すると、より古いエントリーは、新しいエントリーで上書きされます。
- ダンプ・ファイル名
- メモリー・バッファーがダンプされた場合に書き込まれるファイルの名前。
このオプションは、ランタイム・タブからのみ使用可能です。
ファイル
自己管理ログ・ファイルにトレース出力を書き込むように指定します。自己管理ログ・ファイルは、
指定した最大ファイル・サイズに達するまで、ファイルにメッセージを書き込みます。
ファイルが指定したサイズに達すると、ロギングは一時的に中断され、ログ・ファイルがクローズされて、
名前が変更されます。
新しい名前は、そのファイルのオリジナル名が基になり、
それに名前変更の発生した時間を示すタイム・スタンプ修飾子が付きます。
名前変更が完了すると、オリジナル名を持った新規の空のログ・ファイルが再度開かれ、ロギングが再開します。
ロールオーバーの結果、単一メッセージが 2 つのファイルに分割されるような場合はあっても、なくなることはありません。このオプションを選択した場合は、以下のパラメーターを指定しなければなりません。
- 最大ファイル・サイズ
- 出力ファイルを拡大できる最大サイズを MB 単位で指定します。
この属性が有効なのは、「File Size」属性が選択されている場合だけです。
ファイルは、このサイズに達すると、前述の説明のように、ロールオーバーされます。
- 履歴ファイルの最大数
- 保持するロールオーバー・ファイルの最大数を指定します。
- ファイル名
- トレース出力を書き込むファイルの名前を指定します。