アプライアンスの設定

このページを使用して、DataPower® アプライアンスの設定を変更します。アプライアンスを DataPower アプライアンス・マネージャーに追加すると、管理対象セットと呼ばれるアプライアンスのグループのファームウェア、共有可能なアプライアンス設定、および管理対象ドメインが同期されます。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」 >「DataPower」>「アプライアンス (Appliances)」>「appliance_name」の順にクリックします。

「ドメイン」セクションで「管理対象ドメイン」を展開すると、アプライアンス上にある管理対象ドメインのリストとこれらの各ドメインの状況を表示できます。 また、「非管理対象ドメイン」を展開すると、アプライアンス上にある非管理対象ドメインを表示できます。デフォルトで、ドメインは管理対象ではありません。非管理対象ドメインはコピーされることはなく、その下に管理対象セット内のアプライアンスを従属させることはありません。管理対象ドメインは、管理対象セット内のアプライアンスを従属するためにコピーされます。

名前

DataPower アプライアンスにユーザー定義シンボル名を指定します。

アプライアンス名は固有でなければならず、次の無効文字を含めることはできません。# $ @ ¥ / , : ; " * ? < > | = + & % '。

ホスト名

DataPower アプライアンスの IP アドレスまたは完全修飾ホスト名を指定します。

管理ポート

アプライアンスで使用される XML 管理インターフェース・ポートを指定します。

ユーザー ID

DataPower アプライアンス・マネージャーがアプライアンスへのログインに使用するユーザー ID を指定します。

パスワード

ユーザー ID に対するパスワードを指定します。

確認パスワード

ユーザー ID に対するパスワードも指定します。パスワードの値を変更する場合は、新しい値が正しく入力されているか確認するために、このフィールドにその値を再度指定する必要があります。

シリアル番号

アプライアンスのシリアル番号を指定します。このフィールドは読み取り専用です。

アプライアンス・タイプ

アプライアンス・タイプ (例: XA35、XS40、または XI50) を指定します。

ライセンス・フィーチャー

このアプライアンス上にあるライセンス・フィーチャーのコンマ区切りのリストを指定します。ある管理対象セット内すべてのアプライアンスは、同じアプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、およびライセンス・フィーチャーを使用する必要があります。ファームウェア内には、そのファームウェアに含まれているライセンス・フィーチャーのリストがあります。アプライアンスにロードするすべてのファームウェアには、そのアプライアンスのライセンス・フィーチャーと互換性のあるライセンス・フィーチャーのリストが含まれている必要があります。

管理対象セットに含まれるアプライアンスはすべて、同じアプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、およびライセンス・フィーチャーを使用する必要があるため、管理対象セット内のアプライアンスと互換性のないライセンス・フィーチャーを含むファームウェアはその管理対象セットと一緒に使用できません。アプライアンスのライセンス・フィーチャーと互換性のないフィーチャーのリストが含まれているファームウェアをロードしようとしても、ファームウェアはロードされず、エラー・メッセージが表示されます。

ファームウェア・レベル

現在、アプライアンス上にあるファームウェア・レベル (数字) を示します。DataPower アプライアンス・マネージャー内の各ファームウェア・バージョンは、特定のアプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、ライセンス・フィーチャーのリスト、およびレベルに対応しています。

このアプライアンス上に現在あるファームウェアと同じアプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、ライセンス・フィーチャーのリスト、およびレベルを含んでいるファームウェア・バージョンが、DataPower アプライアンス・マネージャー内に既に存在している場合があります。

ファームウェアの同期状況

アプライアンスのファームウェア・バージョンが、管理対象セットのアクティブなファームウェア・バージョンと同期されているかどうかを示します。アプライアンスが管理対象セットに属していない場合、状況は不明となります。アプライアンスが管理対象セットに属している場合、状況は、そのアプライアンスに関連付けられているファームウェアが管理対象セットに指定されているファームウェアと同期されているかどうかを示します。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

同期済み (synched)
このアプライアンスのファームウェア・バージョンが、管理対象セットのファームウェア・バージョンと同じであることを示します。
変更を保留中 (changes pending)
ファームウェアが同期中であることを示します。
進行中 (in progress)
このアプライアンス上のファームウェアの同期が、現在処理中であることを示します。
不明 (unknown)
このアプライアンス上のファームウェアの同期状況が不明であることを示します。通常、この状況は、まだアプライアンス・マネージャーがアプライアンスと接触して同期状況を取得していないか、アプライアンスが管理対象セットのメンバーでないことを意味します。
エラー (error)
アプライアンスでエラーが発生したために、管理対象セットに関連付けられているファームウェアの同期に失敗したことを示します。アプライアンスはエラーを応答しました。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
到達不能
アプライアンスが応答していないために、管理対象セット上のファームウェアの同期に失敗したことを示します。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
設定の同期状況

アプライアンスの共有可能なアプライアンス設定が、管理対象セットのアクティブな設定バージョンと同期されているかどうかを示します。アプライアンスが管理対象セットに属していない場合、状況は不明となります。アプライアンスが管理対象セットに属している場合、状況は、アプライアンスの共有可能な設定が、管理対象セットに指定されている共有可能なアプライアンス設定のバージョンと同期されているかどうかを示します。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

同期済み (synched)
このアプライアンスの共有可能なアプライアンス設定が、管理対象セットの共有可能なアプライアンス設定のバージョンと同じであることを示します。
変更を保留中 (changes pending)
このアプライアンス上の共有可能なアプライアンス設定の同期がキューに入っていることを示します。
進行中 (in progress)
共有可能なアプライアンス設定が同期中であることを示します。
不明 (unknown)
このアプライアンス上の共有可能なアプライアンス設定の同期状況が不明であることを示します。通常、この状況は、まだアプライアンス・マネージャーがアプライアンスと接触して同期状況を取得していないか、アプライアンスが管理対象セットのメンバーでないことを意味します。
エラー (error)
エラーが原因で、このアプライアンスでの共有可能なアプライアンス設定の同期に失敗したことを示します。アプライアンスはエラーを応答しました。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
到達不能
アプライアンスが応答していないために、このアプライアンス上の共有可能なアプライアンス設定の同期に失敗したことを示します。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
モデル・タイプ

アプライアンス・モデルの数値を指定します。モデル・タイプには、9001、9002、9003 などがあります。各アプライアンスには、モデル・タイプが割り当てられています。

同期状況

アプライアンスのファームウェアの同期、共有可能な設定の同期、および管理対象ドメインの同期が組み合わされた状況を示します。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

同期済み (synched)
アプライアンスのファームウェア、共有可能なアプライアンス設定、および管理対象ドメインが、管理対象セットのアクティブなファームウェア、共有可能なアプライアンスおよびドメイン・バージョンと同期済みであることを示します。
変更を保留中 (changes pending)
少なくとも 1 つのファームウェアの同期、共有可能なアプライアンス設定の同期、または管理対象ドメインの同期がキューに入っていることを示します。
進行中 (in progress)
同期が現在処理中であることを示します。アプライアンスで、少なくとも 1 つのファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期がアクティブな状態です。他のファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期がこのアプライアンスで保留中になっている可能性もあります。
不明 (unknown)
少なくとも 1 つのファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期について、同期状況が不明であることを示します。通常、この状況は、まだアプライアンス・マネージャーがアプライアンスと接触して管理状況を取得していないことを意味します。他のファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期が、アプライアンスで保留中、進行中になっている可能性もあります。
エラー (error)
エラーが発生したために、アプライアンスでのファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期の処理に失敗したことを示します。アプライアンスは応答していますが、エラーが発生しています。このアプライアンスで、ファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期の管理状況が不明、進行中、または変更を保留中になっている可能性もあります。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
到達不能
アプライアンスが応答していないために、アプライアンスの同期に失敗したことを示します。このアプライアンスで、ファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期の管理状況が不明、進行中、変更を保留中、またはエラーになっている可能性もあります。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
名前 (「管理対象ドメイン」セクション)

管理対象ドメインの名前を指定します。

稼働状況

管理対象ドメインの稼働状況を示します。アプライアンス上の DataPower ドメイン内にある各サービスの稼働状態は、使用可能または使用不可のいずれかになります。DataPower アプライアンス・マネージャーでのドメインの稼働状態は、ドメイン内の全サービス・オブジェクトの稼働状態を集約したものを表しています。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

稼働中 (up)
アプライアンス上の管理対象ドメイン内にある全サービス・オブジェクトが使用可能であることを示します。
一部稼働 (partial)
アプライアンス上の管理対象ドメイン内にあるサービス・オブジェクトが、使用可能、使用不可、または不明の混在した状態であることを示します。
停止 (down)
アプライアンス上の管理対象ドメイン内にある全サービス・オブジェクトが使用不可であることを示します。
不明 (unknown)
アプライアンス上の管理対象ドメインの状態が判別不可能であることを示します。状態がまだ取得されていないか、アプライアンスとの通信が失われている可能性があります。
同期状況 (「管理対象ドメイン」セクション)

アプライアンス上の管理対象ドメインの同期状況を示します。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

同期済み (synched)
このアプライアンスの管理対象ドメインが、管理対象セットのドメイン・バージョンと同期済みであることを示します。
変更を保留中 (changes pending)
同期がキューに入っていることを示します。
進行中 (in progress)
同期が現在処理中であることを示します。
不明 (unknown)
同期状況が不明であることを示します。アプライアンスでの管理対象ドメインの同期状態が不明です。通常、この状況は、まだアプライアンス・マネージャーがアプライアンスと接触して管理状況を取得していないことを意味します。
エラー (error)
エラーが原因で、アプライアンス上の管理対象ドメインの同期に失敗したことを示します。アプライアンスはエラーを応答しました。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
到達不能
アプライアンスが応答していないために、アプライアンス上の管理対象ドメインの同期に失敗したことを示します。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
名前 (「非管理対象ドメイン」セクション)



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク


ファイル名: udpw_devicedit_detail.html