外部キャッシュ・グループ・メンバー設定

このページを使用して、WebSphere® Application Server によって制御される個々のキャッシュを定義します。

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「構成」タブ

拡張ファースト・パス・アーキテクチャー・アダプター Bean 名

アダプター Bean 名を指定します。

WebSphere Application Server でサポートされるアダプター Bean 名の例を次に示します。

拡張ファースト・パス・アーキテクチャー
AdapterBeanName: com.ibm.ws.cache.servlet.Afpa
Address: afpa が listen するポート
Edge Side Include (ESI)
AdapterBeanName: com.ibm.websphere.servlet.cache.ESIInvalidatorServlet
Address: ローカル・ホスト

[z/OS] Address: z/OS® オペレーティング・システム上では、ESI が listen するポート。それ以外の場合は、ローカル・ホスト。

IBM® Web Traffic Express (IBM WebSphere Edge Server)
AdapterBeanName: com.ibm.websphere.edge.dynacache.WteAdapter
Address: hostname:port (WTE が listen する ホスト名とポート)
Fast Resource Cache Adapter [z/OS]

Fast Resource Cache Adapter (FRCA) を使用可能にして構成します。

チェック・ボックスを選択して、FRCA を使用可能にします。次のフィールドに情報を入力して、FRCA を構成します。
  • キャッシュ・サイズ (必須): FRCA キャッシュのサイズを指定します。 デフォルト値は 102400000 バイトです。 最大サイズは、IBM z/OS Communications Server が管理する使用可能な CSM メモリーの量によって制限されます。 値は 4K (4096) 間隔で切り上げられます。
  • キャッシュ・エントリー(必須): FRCA キャッシュに入れることのできる各オブジェクトの数を指定します。デフォルト値は 1000 エントリーです。最大値は、z/OS Communication Server の基本サービスにより制限されます。
  • 最大入力サイズ (必須): FRCA キャッシュに入力できる 1 個のオブジェクトの最大サイズ (バイト単位) を指定します。 デフォルト値は 1000000 バイトです。
  • スタック名: FRCA キャッシュが含まれる TCP/IP スタックをサポートする OE 物理ファイル・システムの名前を指定します。 指定されたスタック名は、OpenEdition BPXPRMxx parmlib メンバー内の SubFileSysType ステートメントにある名前と一致している必要があります。 デフォルト値はありません。
    重要: このディレクティブは、OpenEdition Common Inet 機能が使用されている場合にのみ必要です。 Common Inet が使用中であるかどうかを調べ、使用中である場合は、FRCA 対応 TCP/IP スタックの名前を入力してください。
  • トランザクション・クラス: FRCA によって実行された作業の分類に使用されるトランザクション・クラス名を指定します。 値は 8 文字以下です。 トランザクション・クラスを指定すると、FRCA 処理がワークロード管理 (WLM) で分類されます。 トランザクション・クラスを指定しないと、分類は行われません。 デフォルト値はありません。
[z/OS] cachespec.xml ファイルを作成または編集し、次の例に従って、HTTP 要求が FRCA キャッシュに対して外部キャッシュ可能であることを指定します。
<property name="ExternalCache">afpa</property>
次の TCP/IP コマンドを使用して、FRCA キャッシュ統計を表示します。
display tcpip  netstat,cache
または、次のように管理コンソールを使用して表示することもできます。
f bbos001, display, frca, content

FRCA 要求に対して個別の HTTP アクセス・ログを作成する方法については、『HTTP エラー、FRCA、および NCSA アクセス・ログ設定』を参照してください。

FRCA サービスへのアクセスは、Application Server ユーザーが適切なアクセス権を持っている場合に許可されます。アクセスを可能にするには、次のコマンドを発行します。
PERMIT EZB.FRCAACCESS.SY1.TCIPIP CLASS (SERVAUTH) ID (CBSYMCR1) ACCESS (READ)

SETROPTS RACLIST (SERVAUTH) REFRESH



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料
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ファイル名: udyn_rextcachegroupmemberi.html