プロキシー・クラスター・メンバー設定

このページを使用して、プロキシー・クラスターのメンバーを管理します。 プロキシー・サーバーのプロキシー・クラスターはまとめて管理され、ワークロード管理に関与します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「クラスター」>「プロキシー・サーバー・クラスター」>「proxy_cluster_name」 >「クラスター・メンバー」>「cluster_member_name」をクリックします。

メンバー名

プロキシー・クラスター内のプロキシー・サーバーの名前を指定します。 ほとんどのプラットフォームでは、 サーバーの名前はプロセス名です。メンバー名は、プロキシー・サーバー・ページにリストされているいずれかのサーバーの名前と一致している必要があります。

ショート・ネーム [z/OS]

このクラスター・メンバーのショート・ネームを指定します。このフィールドは、z/OS® で実行している場合にのみ表示されます。

ショート・ネームは、このクラスターの一部であるすべてのプロキシー・サーバーの WLM APPLENV 名として使用されます。

クラスター・メンバーのショート・ネームを指定する場合、名前は、
  • 長さは 1 から 8 文字にする必要があります。
  • 大文字の英数字のみで構成する必要があります。
  • 数字で始めることはできません。
  • セル内で固有である必要があります。

ショート・ネームを指定しない場合、システムは、セル内で自動的に固有となるデフォルトのショート・ネームを割り当てます。ご使用の命名規則に準拠させるように、生成されたショート・ネームを変更することができます。

64 ビット JVM モードでの実行 [z/OS]

アプリケーション・サーバーが 64 ビット・モードで実行するように指定します。これは、デフォルト設定です。 64 ビット・モードで実行すると、追加の仮想ストレージがユーザー・アプリケーションに提供されます。 このフィールドは、z/OS プラットフォームにのみ表示されます。

デフォルトでは、WebSphere® カスタマイズ・ツールは、ご使用のアプリケーション・サーバーすべてを 64 ビット・モードで起動するように設定されています。 ただし、WebSphere カスタマイズ・ツールの設定を、ご使用のアプリケーション・サーバーすべてを 31 ビット・モードで始動するように変更することができます。 特定のアプリケーション・サーバーを 31 ビット・モードで始動するだけの場合は、ご使用のアプリケーション・サーバーのサブセットに対するこの設定を選択解除することもできます。

さまざまなサーバーを実行しているモード間に相互依存関係はありません。 したがって、サーバーのいくつかを 64 ビット・モードで実行し、いくつかを 31 ビット・モードで実行することができます。 ただし、最終的にすべてのサーバーを 64 ビット・モードで実行するように変換する必要があります。 それは、31 ビット・モードで稼働するサーバーに対するサポートが推奨されないためです。

開発モードでの実行

このオプションを使用可能にすると、プロキシー・サーバーの起動時間が短縮されることがあります。 これには、バイトコード検証の使用不可化やジャストインタイム (JIT) コンパイラー・コンパイル・コストの削減など、Java™ 仮想マシン (JVM) 設定が含まれることがあります。 実働サーバーでは、 この設定を使用可能にしないでください。

[iSeries] このオプションは、i5/OS® 環境ではサポートされていません。

開始時に JVM 設定 -Xverify および -Xquickstart を使用することを指定します。 このオプションを選択した後、構成を保管し、サーバーを再始動して開発モードを活動化します。

このオプションのデフォルト設定は false で、これはサーバーが開発モードでは開始されないことを示します。 このオプションを true に設定すると、サーバーはサーバー起動時間を短縮する設定を使用して開発モードで開始されます。

データ型 ブール
デフォルト false
並列始動

複数のスレッドでサーバーを始動するかどうかを指定します。マルチスレッド上でサーバーを開始すると、サーバー・コンポーネント、サービス、およびアプリケーションは、順次ではなく並列に開始するので、起動時間が短くなる場合があります。

このオプションのデフォルト設定は true で、これはサーバーが複数のスレッドを使用して始動されることを示します。 このオプションを false に設定すると、サーバーは単一スレッドを使用して始動されるため、起動時間が長くなる可能性があります。

データ型 ブール
デフォルト true
必要に応じたコンポーネントの開始

このプロキシー・サーバーで実行中のアプリケーションが必要とするときにプロキシー・サーバー・コンポーネントを開始させたい場合は、このプロパティーを選択します。

このプロパティーを選択すると、プロキシー・サーバー・コンポーネントは必要に応じて動的に開始されます。 このプロパティーを選択しないと、すべてのプロキシー・サーバー・コンポーネントが開始プロセス中に開始されます。 このプロパティーを選択すると、始動処理中に開始されるコンポーネントの数が減るため、 起動時間が短縮されます。
トラブルの回避: Application Server の上で他の WebSphere 製品を実行している場合は、このプロパティーを選択する前に、それらの製品がこの機能をサポートしていることを確認してください。 gotcha



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連情報
プロキシー・サーバーの設定


ファイル名: ujpx_proxycluster_member_settings.html