既存のプロキシー・サーバーを変更して、非 WebSphere Application Server セルに対するルーティング要求など、 拡張ルーティング・オプションを実行したり、キャッシングを実行したりすることができます。 このパネルからプロキシー・サーバーを構成するオプションは、 「プロキシー・サーバー」プロパティーの下にあります。
この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere プロキシー・サーバー」>「proxy_server_name」をクリックします。
プロキシー・サーバーの論理名を示します。 プロキシー・サーバー名は、ノード内で固有でなければなりません。
このクラスターのショート・ネームを指定します。このフィールドは、z/OS® で実行している場合にのみ表示されます。
ショート・ネームは、このクラスターの一部であるすべてのプロキシー・サーバーの WLM APPLENV 名として使用されます。
ショート・ネームを指定しない場合、システムは、セル内で自動的に固有となるデフォルトのショート・ネームを割り当てます。ご使用の命名規則に準拠させるように、生成されたショート・ネームを変更することができます。
このオプションを使用可能にすると、プロキシー・サーバーの起動時間を短縮できます。 この時間には、バイトコード検証の使用不可化やジャストインタイム (JIT) コンパイル・コストの削減など、Java™ 仮想マシン (JVM) 設定が含まれることがあります。 実働サーバーでは、 この設定を使用可能にしないでください。
始動時に -Xverify および -Xquickstart JVM 設定を使用する場合は、 このオプションを指定します。 このオプションを選択した後、構成を保管し、プロキシー・サーバーを再始動して開発モードを活動化します。
このオプションのデフォルト設定は false であり、 プロキシー・サーバーが開発モードでは始動しないことを示しています。 このオプションを true に設定すると、 サーバー起動時間をスピードアップする設定で、 プロキシー・サーバーが開発モードで始動するように指定されます。
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
複数のスレッドでプロキシー・サーバーを始動する場合は、このフィールドを選択します。 このオプションにより、起動時間を短縮できることがあります。
プロキシー・サーバー・コンポーネント、サービス、 およびアプリケーションを順次ではなく並列に開始する場合は、このオプションを指定します。
このオプションのデフォルト設定は true であり、 プロキシー・サーバーがマルチスレッドを使用して始動することを示しています。 このオプションを false に設定すると、 サーバーはマルチスレッドを使用しないで始動するように指定されます。 これにより、起動時間が長くなる可能性があります。
アプリケーションが開始される順序は、 ユーザーがそれぞれのアプリケーションに割り当てた順番に従うことに注意してください。 同じ順番のアプリケーションは、並列に開始されます。 アプリケーションの順序は、 管理コンソールの「アプリケーション」>「アプリケーション・タイプ」>「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」>「application_name」ページにある「開始ウェイト」オプションで設定します。
データ型 | ブール |
デフォルト | true |
このサーバーで実行中のアプリケーションが必要とするときにサーバー・コンポーネントを開始させる場合は、このチェック・ボックスを選択します。
このチェック・ボックスを選択すると、必要に応じてサーバー・コンポーネントが動的に開始されます。 このチェック・ボックスを選択しないと、サーバー始動プロセス時にすべてのサーバー・コンポーネントが開始されます。 したがって、このオプションを選択すると、始動プロセス時に開始されるコンポーネントの数が減るため、起動時間が短縮され、かつサーバーのメモリー占有スペースが減少する可能性があります。
サーバー上でデプロイされているアプリケーションがすべて同じタイプである場合は、必要に応じてコンポーネントを開始することが最も効果的です。 たとえば、すべてのアプリケーションがサーブレットを使用する Web アプリケーションおよび JavaServer Pages (JSP) である場合にこのオプションを使用すると、良い効果が得られます。 アプリケーションがサーブレット、JavaServer Pages ファイル、および Enterprise JavaBeans™ (EJB) を使用している場合は、このオプションを使用してもさほどの効果は得られません。
プロキシー・サーバー全体の現在のセキュリティー・レベル。
全体のセキュリティー・レベルはセキュリティー設定の評価によって決まります。 現在のセキュリティー・レベルで指定できる値は、「高」、「中」、「低」、 および「該当なし」です。全体のセキュリティー・レベルは、最も安全度が低いと考えられる設定の セキュリティー・レベルと同じになります。例えば、全体の セキュリティー・レベルを「高」にするには、すべての設定を、「高」レベルに関連付けられている 値に構成する必要があります。安全性がより低い値で構成された設定がある場合、全体的なセキュリティー・レベルはその設定の値になります。
このオプションを使用可能にすると、31 ビット・モードで稼働するよりも多くのストレージが、プロキシー・サーバー専用に割り当てられます。
64 ビット・モードに切り替える場合は、このオプションを指定します。このオプションを選択した後、構成を保管し、プロキシー・サーバーを再始動して 64 ビット・モードをアクティブにします。
このオプションのデフォルト設定は false であり、プロキシー・サーバーが 64 ビット・モードでは始動しないことを示しています。 このオプションを true に設定すると、サーバー起動時間をスピードアップする設定で、プロキシー・サーバーが 64 ビット・モードで始動するように指定されます。
データ型 | ブール |
デフォルト | false |