特定のアプリケーション状況をターゲットにする

このページを使用して、 デプロイしたアプリケーションまたはモジュールの、 サーバーへのマッピングを表示します。

マルチサーバー製品では、 ターゲットをクラスターにすることもできますし、 サーバーにすることもできます。

また、アプリケーションが常駐しているサーバーを始動する際の、 そのアプリケーションの自動開始を使用可能または使用不可にする場合も、このページを使用します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション (WebSphere enterprise applications)」 > 「application_name」 > 「特定のアプリケーション状況をターゲットにする」とクリックします。

セキュリティーが有効である場合は、それぞれの管理ロールに対して別々のアプリケーション・リストが表示されます。 サポートされる役割には、モニター、コンフィギュレーター、オペレーター、管理者、デプロイヤー、および管理セキュリティー・マネージャーがあります。 例えば、役割が管理者である場合は、「次のリソースを管理できます (You can administer the following resources)」というステートメントに続いて、管理できるサーバーのリストが表示されます。

ターゲット

アプリケーションまたはモジュールのマップ先となる、 ターゲット・サーバーの名前を指定します。 ターゲットは、アプリケーションの設定からアクセスする「モジュールの管理」ページで指定します。

ノード

ターゲットがサーバーの場合、ノード名を指定します。

バージョン

ターゲットのバージョン・レベルを指定します。ターゲットは、バージョン 7.x, 6.x または 5.x デプロイメント・ターゲットのいずれかになります。

7.x のデプロイメント・ターゲット は、WebSphere® Application Server バージョン 7.0 以降の製品において、 すべてのメンバーを持つサーバーになります。

6.x のデプロイメント・ターゲット は、WebSphere Application Server バージョン 6 製品において、 すべてのメンバーを持つサーバーになります。

5.x のデプロイメント・ターゲット は、WebSphere Application Server バージョン 5 製品において、 少なくとも 1 つのメンバーを持つサーバーになります。

アプリケーション、エンタープライズ Bean (EJB) モジュール、Session Initiation Protocol (SIP) モジュール (SAR)、または Web モジュールは、以下のいずれかの条件が当てはまる場合、バージョン 7.x のターゲット上にインストールする必要があります。

  • モジュールが Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) 5 をサポートしている場合。
  • モジュールが 7.x ランタイム・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を呼び出す場合。
  • モジュールが 7.x 製品フィーチャーを使用している場合。

モジュールが Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 1.4 をサポートしている場合は、そのモジュールを 6.x または 7.x のデプロイメント・ターゲットに インストールする必要があります。6.1.x API を呼び出すモジュール、または 6.1.x フィーチャーを使用するモジュールは、 6.1.x または 7.x デプロイメント・ターゲットにインストールできます。6.0.x API を呼び出すモジュール、または 6.0.x フィーチャーを使用するモジュールは、6.0.x、6.1.x、または 7.x のデプロイメント・ターゲットにインストールできます。6.1.x フィーチャー・パック機能を必要とするモジュールは、7.x デプロイメント・ターゲット、またはそのフィーチャー・パックで使用できるようになっている 6.1.x デプロイメント・ターゲットにインストールできます。

JavaServer Pages (JSP) プリコンパイル、EJB デプロイメント (ejbdeploy)、Web サービス・デプロイメント (wsdeploy) が使用可能の場合、 製品バージョンがデプロイメント・マネージャーと同じになっているターゲットに限り、アプリケーションをデプロイできます。 デプロイメント・マネージャーよりも古いバージョンを使用するサーバーがアプリケーションのターゲットになっている場合、これらのターゲットにはデプロイできません。 したがって、JSP プリコンパイル、ejbdeploy、または wsdeploy が使用可能の場合、アプリケーションは 6.1 ターゲットのみにデプロイできます。

7.x、6.x または 5.x デプロイメント・ターゲットに、バージョン 5.x 製品向けに開発されたアプリケーションまたはモジュールをインストールできます。

同様に、バージョン 5.x. 製品用に開発されたリソース・アダプター (コネクター)・モ ジュール、すなわち RAR ファイルは、そのモジュールが Java Cryptography Architecture (JCA) 1.5 をサポートせず、7.x または 6.x のランタイム・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を呼び出さない場合は、 7.x、6.x、または 5.x ターゲットに置くことができます。そのモジュールが JCA 1.5 をサポートしているか、 7.x または 6.x API を呼び出す場合は、7.x または 6.x ターゲットに置く必要があります。

自動始動

サーバーの始動時に、ターゲット・サーバーにインストールした アプリケーション・モジュールを開始する (つまり使用可能にする) かどうかを指定します。 この設定により、アプリケーション・モジュールの初期状態が指定されます。 Yes 値を指定すると、サーバーの始動時に、対応するモジュールが使用可能 (つまりアクセス可能) になります。 No 値を指定すると、サーバーの始動時に、 対応するモジュールが使用不可 (つまりアクセス不可) になります。

デフォルトでは、「自動始動」は使用可能になっています。そのため、デフォルトでは、インストールされているアプリケーションは、そのアプリケーションが配置されているサーバーの開始時に自動的に開始します。

管理ロールがモニターより上の権限である場合は、アプリケーションの自動開始を使用可能および使用不可にすることができます。アプリケーションの自動開始を使用不可にする場合は、 ターゲット・サーバーの横の「選択」チェック・ボックスを使用可能にし、 「自動始動を使用不可にする」をクリックします。 自動開始を使用不可にすると、アプリケーションはサーバーの始動時に開始されません。アプリケーションの自動開始を使用可能にするには、 ターゲットを選択して「自動始動を使用可能にする」をクリックします。

アプリケーションの状況

アプリケーション・サーバーにデプロイされているアプリケーションが、始動済み、停止済み、不明のいずれであるかを示します。

始動済み 始動済み アプリケーションは実行中です。
部分始動 部分始動 アプリケーションは、停止中 状態から 始動済み 状態に変更される途中のプロセスにあります。 アプリケーションは実行され始めていますが、まだ完全には実行されていません。 アプリケーション・サーバーが開始していないため、アプリケーションは、部分始動状態になっている可能性があります。
停止済み 停止済み アプリケーションは実行されていません。
部分停止 部分停止 アプリケーションは、始動済み 状態から 停止中 状態に変更される途中のプロセスにあります。 アプリケーションは、まだ実行を停止していません。
不明 不明 状況を判別できません。

不明状況と表示されているアプリケーションであっても実際は実行中の場合があります。このアプリケーションで状況が不明と表示されるのは、管理コンソールを実行中のサーバーがアプリケーションを実行しているサーバーと通信できないためです。

保留中 保留中 状況が一時的に不明で、非同期呼び出しの保留など、ユーザーが開始しなかったイベントを保留している状況です。
該当なし 該当なし アプリケーションが、実行中かどうかについての情報を提供していません。

Web サーバー上のアプリケーションの状況は、常に「不明」になります。




マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料
モジュールの管理設定


ファイル名: urun_rtargetmap.html