ヒント
サーバー ID の特殊考慮事項
サーバー ID には、ユーザー・レジストリーにあるどの正当なユーザーも使用可能で、アプリケーション・サーバーのプロセスが実行されるオペレーティング・システムの ID と同じである必要はありません。
この ID は、UNIX プラットフォームのルートである必要も、Windows プラットフォームの管理者である必要もありません。
サーバー ID は、以下の目的により独自の ID としてアプリケーション・サーバーによって使用されます。
- サーバー ID は、アプリケーション・サーバーによって暗黙的に管理者ロールにマップされ、アプリケーション・サーバーが、管理者ロールに必要な、重要な構成データにアクセスできたり、特権化されたランタイム・アクションを起動できたりします。
- サーバー ID とパスワードは、分散環境にある他の WebSphere Application Server に認証するために、アプリケーション・サーバーによって使用されます。
サーバー ID 対プロセス ID
各アプリケーション・サーバーのプロセスはプロセス ID を持ち、それはここに指定されたサーバー ID と異なる場合があります。
プロセス ID とは、アプリケーション・サーバーが実行されるユーザー ID です。
例えば、UNIX プラットフォームでローカル・オペレーティング・システムのユーザー・レジストリーを使用している場合、サーバー・プロセスは、特権化されたプログラミング・インターフェースにアクセスするためにルート・アカウントの下で実行する必要があります。
詳しくは、WebSphere Application Server のインフォメーション・センターの資料、ローカル・オペレーティング・システムのユーザー・レジストリーの構成トピックを参照してください。
サーバー ID の管理使用の推奨
明示的にサーバー ID を管理コンソールの管理者ロールにマップする必要はありません。日々の管理目的にサーバー ID を使用しないようにすべきですが、
少なくとも他に 1 つのユーザー ID を管理者ロールにマップしておくことを強く推奨します。