WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックの拡張プロパティー

このパネルを使用して、WebSphere® MQ メッセージング・プロバイダーで使用する選択済みアクティベーション・スペックの拡張プロパティーを表示または変更します。 これらの拡張プロパティーによって、WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー宛先に行われる接続の動作を制御します。

WebSphere MQ アクティベーション・スペックの拡張プロパティーを表示するには、 管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
  1. ナビゲーション・ペインで、「「リソース」 > 「JMS」 > アクティベーション・スペック」をクリックして、既存のアクティベーション・スペックを表示します。
  2. 適宜、コンテンツ・ペインで、「有効範囲」の設定を、 アクティベーション・スペックが定義されているレベルに変更します。これにより、表示されるアクティベーション・スペックのセットが制限されます。
  3. 作業の対象となるアクティベーション・スペックの名前を選択します。
  4. コンテンツ・ペインで、「追加プロパティー」の下にある「拡張プロパティー」をクリックして、WebSphere MQ アクティベーション・スペックの拡張プロパティーのリストを表示します。
「汎用プロパティー」下には、次の 4 つのプロパティー・グループがあります。

これらのグループに、必要な変更を加えてから、「適用」をクリックして、アクティベーション・スペックに戻ります。

注: WebSphere MQ プロパティーを指定する際には、次の制限が適用されます。

WebSphere MQ アクティベーション・スペックには、以下の拡張プロパティーがあります。

メッセージ・ヘッダーの圧縮

メッセージ・ヘッダーの圧縮を使用可能にするオプション。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト クリア
範囲
クリア
メッセージ・ヘッダーを圧縮しません。
選択
メッセージ・ヘッダーを圧縮します。
メッセージ・ペイロードの圧縮アルゴリズム

メッセージ・ペイロードを圧縮するときの圧縮アルゴリズム。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト NONE
範囲
RLE
ZLIBFAST
ZLIBHIGH
NONE
一致するコンシューマーがない場合でもメッセージを保持

一致するコンシューマーがないメッセージを、入力キューに保存するか、またはそれらの後処理オプションに従って処理するかどうかを決定するオプション。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
クリア
メッセージを保存しません。
選択
メッセージを保存します。
再スキャン間隔

WebSphere MQ バージョン 6 キュー・マネージャー (または WebSphere MQ バージョン 5.3 for z/OS®) を使用する場合、JMS 非同期コンシューマーへメッセージをディスパッチするために使用する機構を、この設定で構成します。

非同期にコンシュームされている WebSphere MQ キュー・セットが、 WebSphere MQ キューからのメッセージを内部で同期的に取得可能な スレッドの数を超えた場合、この設定が使用されます。セット内の別の WebSphere MQ キューからのメッセージのコンシュームに切り替える前に、WebSphere MQ キューからのメッセージ取得をスレッドが待機する時間の長さを、この設定によって決定します。

データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000
範囲 ゼロより大きい値。
最大サーバー・セッション数

接続コンシューマーにより使用される、サーバー・セッション・プール内のサーバー・セッションの最大数。

データ型 整数
デフォルト 10
範囲 ゼロより大きい値。
サーバー・セッション・プール・タイムアウト

未使用のサーバー・セッションが、非活動状態であるために閉じられるまでに、サーバー・セッション・プール内で開かれている時間 (ミリ秒)。

データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 300,000
範囲 ゼロより大きい値。
開始タイムアウト

メッセージ送達の作業がスケジュールされてから、メッセージ駆動型 Bean (MDB) へのメッセージ送達を開始する必要がある制限時間 (ミリ秒)。この時間を経過すると、メッセージはキューにロールバックされます。

データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 10,000
範囲 ゼロより大きい値。
コード化文字セット ID

メッセージでストリングをエンコードするときに使用する文字セット。

データ型 整数
デフォルト 819
範囲 ゼロより大きい値。この値は、WebSphere MQ でサポートされている CCSID のいずれかである必要があります。

サポートされる CCSID の詳細、およびメッセージ・データの 2 つのコード化文字セット間の変換 についての詳細情報は、「WebSphere MQ システム管理の手引き」および WebSphere MQ library の「WebSphere MQ Application Programming Reference」のセクションを参照してください。

WebSphere MQ キュー・マネージャーが静止した場合に JMS メソッド呼び出しを失敗させる

キュー・マネージャーが静止状態になった場合に、選択した JMS 操作が失敗するようにするオプション。 このオプションを選択すると、キュー・マネージャーが正常に静止したり、シャットダウンしたりできるようになります。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
クリア
キュー・マネージャーが静止した場合に JMS 操作を失敗させません。
選択
キュー・マネージャーが静止した場合に JMS 操作を失敗させます。
メッセージ送達が失敗した場合にエンドポイントを停止

メッセージ送達が、失敗エンドポイントまで中断されるかどうかを決定するオプション。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
クリア
メッセージ送達は、失敗エンドポイントまで中断されません。
選択
エンドポイントを中断するまでの連続した送達失敗の回数 (Number of sequential delivery failures before suspending endpoint)」の値を超過した場合、障害の起きたエンドポイントに対するメッセージ送達を中断します。
エンドポイントを中断するまでの順次送達障害の数

エンドポイントに対する連続したメッセージ送達失敗の回数です。この数を超過すると、エンドポイントへのメッセージ送達が中断されます。 このプロパティーが使用可能なのは、「メッセージ送達を失敗エンドポイントまで中断 (Suspend message delivery to failing endpoints)」を選択したときのみです。

データ型 整数
デフォルト 0
範囲 ゼロ以上の値。



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関連タスク
関連資料


ファイル名: umj_pasm_advprops.html