モジュールの管理設定

このパネルを使用して、アプリケーションに含まれているモジュールをインストールしたいデプロイメント・ターゲットを指定します。モジュールは、同一のデプロイメント・ターゲットにインストールするか 、いくつかのデプロイメント・ターゲットに分散させることができます。

シングル・サーバー製品では、デプロイメント・ターゲットは、 アプリケーション・サーバー、または Web サーバーにすることができます。

マルチサーバー製品では、デプロイメント・ターゲットはアプリケーション・サーバー、アプリケーション・サーバーのクラスター、または Web サーバーにすることができます。

この管理コンソール・パネルを表示するには、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション (WebSphere enterprise applications)」 > 「application_name」 > 「モジュールの管理」とクリックします。このパネルは、アプリケーション・インストールおよび更新ウィザードの「サーバーにモジュールをマップ」パネルと同様です。

このパネルで、各「モジュール」を「サーバー」で識別した 1 つ以上のターゲットにマップする必要があります。マッピングの変更は、次のように行います。

  1. マッピングのリストで、同じターゲットにマップするモジュールをそれぞれ選択します。
  2. ご使用のセキュリティー構成が複数ドメインをサポートしている場合は、必要なクラスターまたはサーバーのあるドメインを選択するか、またはデフォルトの「すべてのドメイン (All domains)」のままにします。
  3. クラスターおよびサーバー」リストで、1 つ以上のターゲットを選択します。 1 つのモジュールに対して該当するデプロイメント・ターゲットのみを選択します。WebSphere® Application Server バージョン 7.x フィーチャーを使用するモジュールを バージョン 6.x または 5.x ターゲット・サーバーにインストールすることはできません。

    複数ターゲットを選択するには、Ctrl キーを使用します。 例えば、Web サーバーがアプリケーションにサービスを提供するようにする場合は、 Ctrl キーを押してからアプリケーション・サーバーおよび Web サーバーを一緒に選択します。 その Web サーバーのプラグイン構成ファイル plugin-cfg.xml は、Web サーバーを介して経路指定されるアプリケーションに基づいて生成されます。

  4. 適用」をクリックします。
重要: アプリケーションの実行中に アプリケーション設定を変更すると、アプリケーションは再始動されます。 スタンドアロン・サーバーでは、 変更内容を保存してからアプリケーションが再始動されます。複数サーバー製品では、 変更内容を保存してからアプリケーションが再始動され、 アプリケーションがインストールされているノード上のファイルが同期されます。複数のサーバー製品で発生する同期の時期を制御するには、 「コンソール設定」ページで「変更をノードと同期する」を選択解除します。

この「モジュールの管理」パネルに、既にインストールされたアプリケーションの「console enterprise application」ページからアクセスしている場合は、このパネルを使用してアプリケーション内のモジュールを表示および管理できます。

モジュール構成で指定した値を表示するには、リストに含まれているモジュール名をクリックします。これによって表示されるモジュールの設定ページに、指定した値が表示されています。設定ページでは、既存の構成値を変更したり、モジュールの構成に役立つ他のコンソール・ページにリンクしたりすることができます。

モジュールを管理するには、リスト内のモジュール名を選択して、以下のいずれかのボタンをクリックします。

ボタン 結果のアクション
除去 デプロイ済みアプリケーションから選択されたモジュールを除去します。モジュールは、構成リポジトリー内のアプリケーションから削除され、そのアプリケーションがインストールおよび実行されているあるいは実行される予定のすべてのノードからも削除されます。

マルチサーバー製品では、構成同期の結果としてモジュール・ファイルがノードから削除されるときに、アプリケーションがそのノード上で実行されている場合、アプリケーションは停止され、ノードのファイル・システムからモジュール・ファイルが削除されてから再始動されます。

更新 アプリケーションでモジュールを更新するためのウィザードを開きます。 モジュールの URI と、アプリケーション内の既存のモジュールの URI が同じ場合は、 新しいモジュールで既存のモジュールが置き換えられます。 新規モジュールがアプリケーション内に存在しない場合は、 デプロイ済みアプリケーションに追加されます。

マルチサーバー製品では、構成同期の結果としてモジュール・ファイルがノード上で更新されるときに、アプリケーションがそのノード上で実行されている場合、アプリケーションは停止され、 ノードのファイル・システム上でモジュール・ファイルが更新されてから再始動されます。 アプリケーションがノードで稼働している場合、モジュール・ファイルが構成同期の結果として追加されると、 新たに追加されたモジュールは稼働しているアプリケーションの停止および再始動なしで始動します。

ファイルの除去 デプロイ済みアプリケーションのモジュールからファイルを削除します。

マルチサーバー製品では、構成がノードと同期化された後に、 モジュールがインストールされているすべてのノードからもファイルが削除されます。 構成同期の結果としてモジュール・ファイルがノードから削除されるときに、アプリケーションがそのノード上で実行されている場合、アプリケーションは停止され、 ノードのファイル・システムからモジュール・ファイルが削除されてから再始動されます。

エクスポート・ファイル 「アプリケーションからファイルをエクスポート」ページにアクセスします。このページは、 エンタープライズ・アプリケーションのファイルまたはモジュールを指定のロケーションにエクスポートする場合に使用します。

ブラウザーにファイルの保管場所を求めるプロンプトが表示されない場合は、「ファイル」 > 「別名保管」をクリックし、 ブラウザーに表示されるファイルを保存する場所を指定します。

次のドメインでクラスターおよびサーバーを表示

ご使用のセキュリティー構成がサポートするドメインをリストします。この設定は、複数ドメインをサポートするセキュリティー構成を使用したマルチサーバー製品上でのみ表示されます。

このリストから、アプリケーションまたはモジュールをデプロイするクラスターまたはサーバーを持つドメインを選択します。 使用可能なデプロイメント・ターゲットをすべて表示するには、「すべてのドメイン (All Domains)」を選択します。

ドメインを選択すると、「クラスターおよびサーバー」リストには、ドメインで構成されているデプロイメント・ターゲットのみが表示されます。 アプリケーション内のモジュールを異なるセキュリティー・ドメインに属するデプロイメント・ターゲットに デプロイすることはできません。

クラスターおよびサーバー

使用可能なデプロイメント・ターゲットの名前をリストします。このリストは、そのセルにインストールされているどのアプリケーションについても同じです。

このリストから、モジュールに対して該当するデプロイメント・ターゲットのみを選択します。 以下のいずれかの条件の下で、 バージョン 7.x ターゲットに、アプリケーション、エンタープライズ Bean (EJB) モジュール、Session Initiation Protocol (SIP) モジュール (SAR)、 または Web モジュールをインストールする必要があります。

  • モジュールが Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) 5 をサポートしている場合。
  • モジュールは、7.x ランタイム・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を呼び出します。
  • モジュールは、7.x 製品フィーチャーを使用します。

モジュールが J2EE 1.4 をサポートしている場合は、バージョン 6.x または 7.x のデプロイメント・ターゲットに、そのモジュールをインストールする必要があります。6.1.x API を呼び出すモジュール、または 6.1.x フィーチャーを使用するモジュールは、6.1.x または 7.x デプロイメント・ターゲットにインストールできます。6.0.x API を呼び出すモジュール、または 6.0.x フィーチャーを使用するモジュールは、6.0.x、6.1.x、または 7.x のデプロイメント・ターゲットにインストールできます。6.1.x フィーチャー・パック機能を必要とするモジュールは、そのフィーチャー・パックで使用できるようになっている 6.1.x デプロイメント・ターゲット、または 7.x デプロイメント・ターゲットにインストールできます。

5.x、6.x、または 7.x のデプロイメント・ターゲットにバージョン 5.x 製品のために開発されたアプリケーションまたはモジュールをインストールできます。

モジュール

インストール済み (またはデプロイ済み) のアプリケーション内のモジュールの名前を指定します。

URI

アプリケーション (EAR ファイル) のルートに対するモジュールのロケーションを指定します。

モジュール・タイプ

Web モジュールまたは EJB モジュールなどのモジュールのタイプを指定します。

この設定は、「console enterprise application」ページからアクセスされた「モジュールの管理」パネルに表示されます。

サーバー

モジュールが現在マップされている各デプロイメント・ターゲットの名前を指定します。

モジュールのデプロイメント・ターゲットを変更するには、「クラスターおよびサーバー」リストから 1 つ以上のターゲットを選択し、「適用」をクリックします。 新しいマッピングが前のマッピングと置き換えられます。




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