WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー接続ファクトリーのブローカー・プロパティー

このパネルを使用して、WebSphere® MQ メッセージング・プロバイダーで使用する、選択済みの接続ファクトリーまたはトピック接続ファクトリーのブローカー設定を表示または変更します。これらのブローカー設定によって、WebSphere MQ メッセージング・プロバイダーが、メッセージのパブリッシュおよびトピックに対するサブスクライブを行う目的でブローカーと対話する方法が決定されます。 設定の更新は、サーバーが再始動されたときに有効となります。

WebSphere MQ 接続ファクトリーまたはトピック接続ファクトリーのブローカー・プロパティーを表示するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
  1. ナビゲーション・ペインで、「リソース」 > 「JMS」 > 接続ファクトリーをクリックして既存の接続ファクトリーを表示するか、「リソース」 > 「JMS」 > トピック接続ファクトリーをクリックして既存のトピック接続ファクトリーを表示します。
  2. 適宜、コンテンツ・ペインで、「有効範囲」の設定を、 接続ファクトリーが定義されているレベルに変更します。これにより、表示される接続ファクトリーのセットが制限されます。
  3. 作業の対象となる接続ファクトリーまたはトピック接続ファクトリーの名前を選択します。
  4. コンテンツ・ペインで、「追加プロパティー」の下にある「ブローカー・プロパティー」をクリックして、WebSphere MQ 接続ファクトリーまたはトピック接続ファクトリーのブローカー・プロパティーを表示します。
「汎用プロパティー」下には、次の 4 つのプロパティー・グループがあります。

これらのグループに、必要な変更を加えてから、「適用」をクリックして、接続ファクトリーまたはトピック接続ファクトリーに戻ります。

注: WebSphere MQ プロパティーを指定する際には、次の制限が適用されます。

WebSphere MQ 接続ファクトリーまたはトピック接続ファクトリーには、以下のブローカー・プロパティーがあります。

ブローカー・コントロール・キュー

ブローカー制御メッセージを送信する先のキュー。

データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE
ブローカー公開キュー

パブリケーション・メッセージを送信する先のキュー。

データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.BROKER.DEFAULT.STREAM
ブローカー・サブスクライバー・キュー

サブスクリプション・メッセージを送信する先のキュー。

データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.JMS.ND.SUBSCRIBER.QUEUE
ブローカー接続コンシューマー・サブスクリプション・キュー

接続コンシューマーを宛先とするサブスクリプション・メッセージを送信する先のキュー。

データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.JMS.ND.CC.SUBSCRIBER.QUEUE
バージョン

使用されているブローカーのバージョン。これによって、ブローカーが持つものとされる機能の一部が判別されます。例えば、パブリケーションで RFH バージョン 1 またはバージョン 2 のヘッダーを使用するかどうか、など。

データ型 ラジオ・ボタン
デフォルト バージョン 1 ブローカー
範囲
バージョン 1 ブローカー
メッセージ選択は指定できません。
バージョン 2 ブローカー
メッセージ選択を指定できます。このオプションを選択した場合、 「メッセージ選択の発生場所を指定 (Specify where message selection occurs)」も実行する必要があります。
メッセージ選択が発生する場所を指定

メッセージ選択を実行するプロセス。 このプロパティーが 使用可能なのは、「バージョン 2 ブローカー (Version 2 broker)」が選択された場合のみです。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト CLIENT
範囲
CLIENT
メッセージ選択はアプリケーション・サーバー・プロセスで行います。
BROKER
メッセージ選択はブローカー・プロセスで行います。
サブスクリプションの保管

サブスクリプションを追跡するためのプロセス。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト MIGRATE
範囲
MIGRATE
キューで保持されている情報はすべて、サブスクリプション情報を永続化するための ブローカー機構にマイグレーションされます。 サブスクリプション情報が、ブローカー機構を使用して既に保持されている場合、 値 Migrate を指定することは、 値 Broker を指定するのと同等です。
BROKER
サブスクリプション情報をトラッキングするのに内部ブローカー機構が使用されます。
QUEUE
現行のサブスクリプションについての情報を記録するために、指定された WebSphere MQ キューが使用されます。
永続サブスクリプション状況の最新表示間隔

一部のバージョンのキュー・マネージャーで、長期実行トランザクションを再作成して、永続サブスクリプションのクリーンアップに使用する頻度。

データ型 整数
デフォルト 60000
範囲 任意の正の整数
サブスクリプション・クリーンアップ・レベル

メッセージをコンシュームする必要があるサブスクライバーが予期せず終了した場合に、どの程度積極的にメッセージがクリーンアップされるかを示します。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト SAFE
範囲
SAFE
サブスクリプションを終結処理するために従来のアルゴリズムを使用します。
ASPROP
クリーンアップ・アルゴリズムはシステム・プロパティーによって判別されます。
NONE
サブスクリプションのクリーンアップを行いません。
STRONG
サブスクリプションを終結処理するために集約アルゴリズムを使用します。
サブスクリプション・クリーンアップ間隔

孤立サブスクリプションの有無を検査し、メッセージをクリーンアップする頻度。

データ型 整数
デフォルト 3600000
範囲 任意の正の整数
サブスクリプション・ワイルドカード・フォーマット

トピック階層の複数のトピックにサブスクライブするときに使用するワイルドカード・フォーマット。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト 文字ワイルドカード
範囲
文字ワイルドカード
トピック名では、アスタリスク (*) または疑問符 (?) を使用して文字または文字ストリングを表すことができます。
* は、一致する多数の文字として解釈されます。
? は、一致する単一文字として解釈されます。
トピック・レベルのワイルドカード (topic level wildcards)
マルチレベル・トピック階層では、正符号 (+) または番号記号 (#) を使用してトピックを表すことができます。
+ は、一致する単一トピック名として解釈されます。
# は、階層内にある多数の一致するトピックとして解釈されます。/ は、トピックを区切るために使用します。
応答ウィンドウの公開

公開メッセージ数。この数を超えると、ブローカーの確認応答を必要とするメッセージが公開されます。

データ型 整数
デフォルト 25
範囲 任意の正の整数
疎サブスクリプション・パターンの最適化

この接続ファクトリーが、その選択基準にマッチング度が高いメッセージを受信するかどうかを指定するオプション。この情報を使用してメッセージ送達を最適化することができます。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト クリア
範囲
クリア
サブスクリプションは、マッチング・メッセージを頻繁に受信します。
選択
サブスクリプションは、マッチング・メッセージを頻繁に受信しません。
ブローカー・キュー・マネージャー

ブローカーを実行しているキュー・マネージャーの名前 (このキュー・マネージャーが、接続ファクトリーの接続先キュー・マネージャーでない場合)。

データ型 ストリング
デフォルト 接続ファクトリーで指定されたキュー・マネージャー名。



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料
接続ファクトリーコレクション


ファイル名: umj_pjcfm_brokersettings.html