インバウンド・シーケンス・コレクション

このページには、現行有効範囲のインバウンド・シーケンスのコレクションが表示されます。各インバウンド・シーケンスは、 送信されたメッセージを確実に受け取るために使用されます。

コンソールのこのペインを表示するには、以下のいずれかの順序でクリックします。. 例えば、「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > server_name > [追加プロパティー] 高信頼性メッセージング状態 > 「ランタイム」 > 「インバウンド・シーケンス」など。

リストされている項目のプロパティーをブラウズまたは変更するには、リストからその名前を選択します。

リストされた項目を 1 つ以上操作する場合は、操作する項目の名前の隣にあるチェック・ボックスを選択して、用意されたボタンを使用します。

リストする項目を変更したり、リスト内のエントリーに対して表示される情報を変更するには、「フィルター」設定を使用します。

WS-ReliableMessaging ランタイム・パネルは、管理コンソール内のさまざまな有効範囲で使用できます。詳しくは、WS-ReliableMessaging - 管理コンソール・パネルを参照してください。
以下のアイコンは、ここ以外でも、他の信頼性の高いメッセージングのランタイム・パネルで表示されます。
OK OK ここにあるすべての実行、および (リンクがある場合は) そのリンク下にあるすべてのランタイム・パネルの実行が、正常に行われています。
警告 警告 ここの一部、または (リンクがある場合は) そのリンク下のランタイム・パネルのいずれかが異常な状態にあるため、何らかのアクションを実行して、問題を解決する必要があります。

例えば、システムがエンドポイントからの応答を 待っているとします。ここで考えられるのは、いずれ応答が受信される場合 (アクションを実行する必要はなく、ランタイム情報は「OK」に更新されます) か、または信頼性の高いメッセージング宛先がメッセージの確認を停止している場合 (何らかのアクションを実行して、失敗したシーケンスを解決する必要があります) です。

エラー エラー ここか、または (リンクがある場合は) そのリンク下のランタイム・パネルのいずれかに、何らかのアクションを実行して解決する必要のある明確なエラーが発生しています。
「OK」以外の状態が表示されている場合にトラブルシューティングを行うには、サブパネルへのリンクをたどるだけで済みます。
注:

シーケンス再割り当てが原因で、シーケンスの数が予想よりも多くなる場合があります。再割り当てされたシーケンスの場合、元のシーケンスと新しいシーケンスの両方が表示されます。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows] [iSeries] 高信頼性メッセージングをクラスター上で実行している状態で、インバウンドまたはアウトバウンドのシーケンスのランタイム状態を調べると、シーケンスごとに複数のエントリーが表示されます. これは、高信頼性メッセージングがクラスター内の 1 つのメッセージング・エンジンにのみバインドするが、ランタイム・パネルではクラスター・メンバーごとに 1 回ずつシーケンス情報が算出され表示されるためです。

[z/OS] インバウンドまたはアウトバウンドのシーケンスのランタイム状態を調べると、シーケンスごとに複数のエントリーが表示される場合があります. これは、高信頼性メッセージングが 1 つのメッセージング・エンジンにのみバインドするが、ランタイム・パネルではサーバント領域ごとに 1 回ずつシーケンス情報が算出され表示されるためです。

重複しているエントリーを無視します。 各重複エントリーで表示される統計上のわずかな違いは、メッセージのポーリングが継続して行われている間に、エントリーが順次作成されるために生じます。

シーケンス ID
この URI は、シーケンスの固有 ID です。
関連アプリケーション
シーケンスからメッセージを受信するアプリケーション。
メッセージの深さ
信頼性の高いメッセージ層で保持されていて、まだ転送されていないメッセージの数。
受信したメッセージ
シーケンスが作成されてから今までに受信した、アプリケーション・メッセージの合計数。
詳細
シーケンスの現在の状態。 「接続済み」は、シーケンスが確立されたことを示します。 「未着メッセージの再配信を待機中です」は、シーケンスにギャップがあることを示します。 「クローズ」は、シーケンスがクローズしたことを示します。 「メッセージが未着のため失敗しました」は、シーケンス内にギャップがあるために、 そのシーケンスが終了したことを示します。
状況
このアイコンは、 このページで先に述べたように、「OK」、「警告」、または「エラー」を表します。 シーケンスの状態の詳細は、「詳細」列に表示されます。

ボタン

アプリケーションへのメッセージのディスパッチ 選択したシーケンス上のメッセージを、関連付けられたアプリケーションにディスパッチします。
ディスパッチされないメッセージのエクスポート 選択されたシーケンスから .zip ファイルへ、メッセージをエクスポートします。選択したシーケンスにエクスポートするメッセージが含まれていない場合は、警告またはエラー・メッセージが表示されます。
シーケンスのクローズ 選択したシーケンスをクローズして、そのシーケンスが完了したことと、それ以上はメッセージが送信されないこととを表す CloseSequence メッセージを送信します。close プロトコルでは シーケンスのリソースは削除されないため、 未配信または未送信のメッセージにアクセスすることは可能です。 ご使用の WS-ReliableMessaging 仕様のバージョンが 1.0 (このオプションをサポートしていないバージョンです) である場合は、 エラー・メッセージが表示されます。 信頼性の高いメッセージングの close プロトコルについて詳しくは、WS-ReliableMessaging: サポートされる仕様と標準を参照してください。
シーケンスの終了 選択したシーケンスをクローズして、そのシーケンスが完了したことと、それ以上はメッセージが送信されないこととを表す TerminateSequence メッセージを送信します。terminate プロトコルでは、シーケンスのリソースはすべて削除されます。信頼性の高いメッセージングの terminate プロトコルについて詳しくは、WS-ReliableMessaging: サポートされる仕様と標準を参照してください。
重要: シーケンスの終了は、必要な場合のみ 実行してください。詳しくは、「シーケンスの削除」ボタンの説明を 参照してください。
シーケンスおよびメッセージの削除 選択したシーケンスとそのすべてのメッセージを削除します。リモート・エンドポイントが信頼性の高いメッセージング・プロトコル・メッセージに応答できないために、シーケンスを閉じることも終了することもできない場合に、使用してください。
重要: シーケンスの削除または終了は、必要な場合のみ 実行してください。アクティブなシーケンスを削除または終了した場合、 その結果のメッセージング動作は予測不能であり、メッセージが失われる こともあります。安全にシーケンスを削除または終了できるかどうかはっきり分からない場合は、 削除または終了を行わないでください。12 時間アクティブでなかったシーケンスはシステムによって 自動的に削除されます。



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連概念
関連タスク
関連資料


ファイル名: InboundSequence_CollectionForm.html