サーバー・クラスター設定

サーバー・クラスター・インスタンスの構成を表示または変更し、サーバー・クラスター・インスタンスのローカル・トポロジーを表示するには、このページを使用します。

サーバー・クラスターの構成およびローカル・トポロジーを変更するには、 管理コンソールで「サーバー」>「クラスター」 >「クラスター」>cluster_name とクリックします。

サーバー・クラスターの状態などのランタイム情報を表示するには、 「サーバー」>「クラスター」>「WebSphere Application Server クラスター」> cluster_name とクリックしてから、「ランタイム」タブをクリックします。

特定のクラスターのトポロジーを表示するには、「サーバー」 >「クラスター」>「WebSphere Application Server クラスター」> cluster_name をクリックしてから、 「ローカル・トポロジー」タブをクリックします。

高可用性インフラストラクチャーが使用できず、IIOP ルーティング機能が必要な場合は、 『クラスター用の静的ルーティングの使用可能化』のトピックの説明に従って、 静的ルーティング・テーブルを作成することができます。 このテーブルにより、クラスターは IIOP 要求を処理できます。

トラブルの回避 (Avoid trouble): gotcha
クラスター名

クラスターの論理名を指定します。名前は、含んでいるセル内のクラスター間で固有でなければなりません。

ショート・ネーム

このクラスターのショート・ネームを指定します。このフィールドは、z/OS® で実行している場合にのみ表示されます。

ショート・ネームは、このクラスターの一部であるすべてのサーバーの WLM APPLENV 名として使用されます。

クラスター・メンバーのショート・ネームを指定する場合、名前は、
  • 長さは 1 から 8 文字にする必要があります。
  • 大文字の英数字のみで構成する必要があります。
  • 数字で始めることはできません。
  • セル内で固有である必要があります。

ショート・ネームを指定しない場合、システムは、セル内で自動的に固有となるデフォルトのショート・ネームを割り当てます。ご使用の命名規則に準拠させるように、生成されたショート・ネームを変更することができます。

ノード・グループ名のバウンド

このクラスターの境界を形成するノード・グループを指定します。クラスターのメンバーであるアプリケーション・サーバーは、 すべて、同じノード・グループのメンバーであるノード上になければなりません。

ノード・グループは アプリケーション・サーバー・ノードの集合です。ノードは、 管理対象サーバーを論理的にグループ化したもので、通常は、明確な IP ホスト・アドレスを持つシステム上にあります。 クラスターのメンバーであるアプリケーション・サーバーは、 すべて、同じノード・グループのメンバーであるノード上になければなりません。 ノード・グループに編成されるノードには、共通して、 そのノード・グループ内のノードに対して形成されるクラスターが、 各クラスター・メンバー内の同じアプリケーションをホスティングできるようにするだけの機能が必要です。 ノードは、少なくとも 1 つのノード・グループのメンバーでなければなりません。 また、複数のノード・グループのメンバーになることもできます。

ノード・グループの作成と管理は、 管理コンソールで「システム管理」>「ノード・ グループ」とクリックして行います。

ローカルを優先 [AIX Solaris HP-UX Linux Windows] [iSeries]

ホストを有効範囲とするルーティングの最適化を使用可能または使用不可にするように指定します。 デフォルトは使用可能です。つまり、エンタープライズ Bean 要求は、可能であればクライアント・ホストにルーティングされます。 この設定を使用可能にすると、 クライアント要求がローカルのエンタープライズ Bean に送信されるため、パフォーマンスが向上します。

[z/OS] このフィールドは、z/OS には適用されません。

データ型 ブール値
デフォルト true
トランザクション・ログ・リカバリーのフェイルオーバーを使用可能にする

トランザクション・サービス・コンポーネントで、トランザクション・ログのリカバリーを目的としたフェイルオーバーを使用可能にするのか、または使用不可にするのかを指定します。デフォルトでは使用不可になっています。

この設定が使用可能になっており、かつクラスター内で障害を起こした アプリケーション・サーバーのピア・リカバリーのために要求されるトランザクション・サービス・プロパティーが正しく構成されている場合、 トランザクション・ログのフェイルオーバーの回復は、トランザクション・ログを処理するサーバーに障害が起きたときに行われます。 クラスター内で障害を起こしたアプリケーション・サーバーのピア・リカバリーに必要なトランザクション・サービス・プロパティーが 正しく構成されていない場合、この設定は無視されます。

wlcID [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]

現在登録されている、クラスターのワークロード・コントローラー (WLC) の ID を指定します。 この設定は、すべての構成に対して表示されるわけではありません。

データ型 ストリング
状態

クラスターが、停止済み、開始中、または実行中のいずれであるのかを指定します。

すべてのクラスター・メンバーが停止している場合、クラスターの状態は「停止中」です。 クラスターの始動を要求した場合、クラスターの状態は一時的に「始動中」となり、 そのクラスターのメンバーである各サーバーが起動します (サーバーがまだ稼働されていない場合)。 最初のメンバーが立ち上げられると、状態は websphere.cluster.partial.start に変わります。 すべてのクラスター・メンバーが稼働するまで、状態は「一部が始動済み」のままですが、 その全メンバーが稼働すると、状態は「実行中」に変わります。 同様に、クラスターを停止すると、最初のメンバーが停止したときに、 状態が「一部が停止済み」に変わり、 全メンバーが稼働しなくなると、「停止」に変わります。

有効な値 「始動中」、「一部が始動済み」、「実行中」、「一部が停止済み」、または「停止」。



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関連概念
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows] [iSeries]
関連タスク
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows] [iSeries]
関連資料
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows] [iSeries] バックアップ・クラスターの設定
クラスター・トポロジー
サーバー・クラスター・コレクション


ファイル名: urun_rwlm_cluster_svr.html