エンタープライズ・アプリケーション・コレクション

このページを使用して、エンタープライズ・アプリケーションを表示および管理します。

このページには、インストール済みのエンタープライズ・アプリケーションがリストされています。 システム・アプリケーションは本製品の中核をなすものですが、 ユーザーが編集できないため、このリストには表示されません。 システム・アプリケーションの例としては、isclitemanagementEJB、および filetransfer などがあります。

この管理コンソール・ページを表示するには、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション (WebSphere enterprise applications)」をクリックします。

アプリケーションの構成で指定した値を表示するには、 リストのアプリケーション名をクリックします。そこで表示されるアプリケーションの設定ページに、 指定した値が表示されています。設定ページでは、既存の構成値を変更したり、 アプリケーションの構成に役立つ他のコンソール・ページにリンクしたりすることができます。

インストール済みのエンタープライズ・アプリケーションを管理するには、 リストのアプリケーション名の横にある「選択」チェック・ボックスを使用可能にして、 以下のボタンをクリックします。

表 1. ボタンの説明. このボタンを使用して、エンタープライズ・アプリケーションを管理します。
ボタン 結果のアクション
開始 アプリケーションを実行します。アプリケーションが正常に開始されると、 アプリケーションがすべてのデプロイメント・ターゲット上で開始された場合は、 アプリケーションの状態が「始動済み」に変わり、それ以外の場合は、状態が「部分始動」に変わります。
停止 アプリケーションの処理を停止します。アプリケーションが正常に停止されると、 アプリケーションがすべてのデプロイメント・ターゲット上で停止された場合は、 アプリケーションの状態が「停止中」に変わり、それ以外の場合は、状態が「部分停止」に変わります。
インストール アプリケーションまたはモジュール (.jar.war.sar、または .rar ファイルなど) をサーバーまたはクラスターにデプロイするためのウィザードを開きます。
アンインストール 本製品の構成リポジトリーからアプリケーションを削除し、さらに、構成が保存されてノードと同期された後にアプリケーション・モジュールがインストールされているすべてのノードのファイル・システムから、それらのアプリケーション・バイナリーを削除します。
更新 サーバー上にデプロイされているアプリケーション・ファイルを更新するためのウィザードを開きます。 アプリケーション全体を更新することも、単一モジュール、単一ファイル、 あるいはアプリケーションの一部のみを更新することもできます。新規ファイルまたはモジュールの相対パスが、 そのサーバー上に既に存在するファイルまたはモジュールの相対パスと同じである場合は、 新規ファイルまたはモジュールで既存のファイルまたはモジュールが置き換えられます。 その新規ファイルまたはモジュールがサーバー上に存在しない場合は、 デプロイ済みアプリケーションに追加されます。
更新のロールアウト クラスター上の複数のクラスター・メンバーにインストールされているアプリケーションを、 順次更新します。 アプリケーションのファイルまたは構成を更新した後は、 「更新のロールアウト」をクリックして、更新したファイルまたは構成を、 そのアプリケーションがインストールされているクラスターのすべてのクラスター・メンバーにインストールしてください。 「更新のロールアウト」を押すと、各クラスター・メンバーに対し、 順々に次の操作が実行されます。
  1. 更新済みのアプリケーション構成を保存します。
  2. 1 つのノード上のすべてのクラスター・メンバーを停止します。
  3. 構成を同期することにより、ノード上のアプリケーションを更新します。
  4. 停止されたクラスター・メンバーを再始動します。
  5. クラスター・メンバーがあるすべてのノードに対して、ステップ 2 から 4 を繰り返します。
アプリケーションが複数のノードにわたって 1 つ以上のクラスター上にデプロイされる場合は、 「更新のロールアウト」を使用します。 このアクションにより、単一のクラスター・メンバーが要求を処理できない時間間隔が可能な限り短くなります。処理中の IIOP トランザクションは、クラスター・メンバーが停止する前に完了します。やり取りされている途中の HTTP トランザクションおよび JMS トランザクションは、クラスター・メンバーの停止中に失われます。 クラスターのないアプリケーション・サーバーの場合、代わりに「更新」を使用してから、ノードの保存と同期を行います。スタンドアロンのアプリケーション・サーバーの場合、単純に更新および保存します。
ファイルの除去 デプロイ済みアプリケーションまたはモジュールのファイルを削除します。「ファイルの除去」を使用すると、構成リポジトリー、およびそのファイルがインストールされているすべてのノードのファイル・システムから、ファイルが削除されます。

アプリケーションまたはモジュールがクラスター上にデプロイされている場合は、 ファイルを除去した後に、「更新のロールアウト」をクリックして、 クラスター全体にわたって変更内容をロールアウトしてください。

エクスポート 「アプリケーション EAR ファイルのエクスポート」ページにアクセスします。このページは、 エンタープライズ・アプリケーションを指定の場所にある EAR ファイルにエクスポートする場合に使用します。 デプロイ済みアプリケーションをバックアップしたり、そのバインディング情報を保存したりする場合にも、 「エクスポート」アクションを使用します。
DDL のエクスポート 「アプリケーション DDL ファイルのエクスポート」ページにアクセスします。このページは、 エンタープライズ・アプリケーションの EJB モジュール内の DDL ファイル (Table.ddl) を、指定の場所にエクスポートする場合に使用します。
エクスポート・ファイル 「アプリケーションからファイルをエクスポート」ページにアクセスします。このページは、 エンタープライズ・アプリケーションのファイルまたはモジュールを指定のロケーションにエクスポートする場合に使用します。

ブラウザーにファイルの保管場所を求めるプロンプトが表示されない場合は、「ファイル」 > 「別名保管」をクリックし、 ブラウザーに表示されるファイルを保存する場所を指定します。

このページにアプリケーション・サーバーの設定ページからアクセスする場合は、 これらのボタンは使用できません。このページがアプリケーション・サーバーの設定ページからアクセスされている場合は、 「Installed applications」ページというタイトルが付いています。

セキュリティーが有効である場合は、それぞれの管理ロールに対して別々のアプリケーション・リストが表示されます。 サポートされる役割には、モニター、コンフィギュレーター、オペレーター、管理者、デプロイヤー、および管理セキュリティー・マネージャーがあります。 例えば、役割が管理者である場合は、「次のリソースを管理できます (You can administer the following resources)」というステートメントに続いて、管理できるアプリケーションのリストが表示されます。

名前

インストール済み (またはデプロイ済み) のアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーション名は、セル内で固有でなければならず、サポートされていない文字を含むことはできません。

アプリケーションの状況

アプリケーション・サーバーにデプロイされているアプリケーションが、始動済み、停止済み、不明のいずれであるかを示します。

表 2. アプリケーションの状況. この状況は、アプリケーションが実行中であるかどうかを示します。
開始済み 始動済み アプリケーションは実行中です。
部分始動 部分始動 アプリケーションは、停止中 状態から 始動済み 状態に変更される途中のプロセスにあります。 アプリケーションは実行され始めていますが、まだ完全には実行されていません。 または、1 つ以上のアプリケーション・モジュールにマップされたサーバーが停止しているため、完全には開始できません。
停止済み 停止済み アプリケーションは実行されていません。
部分停止 部分停止 アプリケーションは、始動済み 状態から 停止中 状態に変更される途中のプロセスにあります。 アプリケーションは、まだ実行を停止していません。
不明 不明 状況を判別できません。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows] 不明状況と表示されているアプリケーションであっても実際は実行中の場合があります。このアプリケーションで状況が不明と表示されるのは、管理コンソールを実行中のサーバーがアプリケーションを実行しているサーバーと通信できないためです。

保留中 保留中 状況が一時的に不明で、非同期呼び出しの保留など、ユーザーが開始しなかったイベントを保留している状況です。
該当なし 該当なし アプリケーションが、実行中かどうかについての情報を提供していません。

Web サーバー上のアプリケーションの状況は、常に「不明」になります。

始動の順序

サーバーの始動時にアプリケーションがどの順序で始動するかを指定します。 始動順序が最も下位のアプリケーションが最初に始動されます。

このテーブル列は、アプリケーション・サーバーの設定ページからこのページにアクセスしている場合、つまりこのページに「Installed applications」ページとタイトルが付いている場合にのみ、使用できます。




マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連概念
関連タスク
関連資料


ファイル名: urun_rapp.html