このページを使用して、Session Initiation Protocol (SIP) の SIP コンテナー設定を構成します。
この管理コンソール・ページを表示するには、 「アプリケーション・サーバー」 > 「serverName」 > 「SIP container settings」 > 「SIP コンテナー」とクリックします。
true の場合、SIP コンテナーは、別のサーバー・プロセスで実行している SIP プロキシーの存在を想定し、ルーティング・アウトバウンド・トラフィックをそのコンポーネントに委任します。
データ型 | ブール値 |
デフォルト | true |
コンテナーが管理する SIP アプリケーション・セッションの最大数を指定します。最大数に達すると、新規の SIP 会話は開始されません。 クラスター環境内で最大数を超えた場合、サーバーは、アプリケーション・セッション数が最大数を下回るまで、新規のダイアログを転送しません。
アプリケーション・セッションは通常、新規着信呼び出しによって作成されますが、 別のイベントによって作成されることもあります。 アプリケーション・セッション数は、フェイルオーバーに影響を与えず、着呼の結果として作成される新しいセッションにのみ適用されます。
フェイルオーバーのためにアプリケーション・セッションがアプリケーション・サーバー間で転送される場合、アクティブ・アプリケーション・サーバーは、失敗したサーバー上で作成されたセッションを継承します。 さらに、SipFactory.createApplicationSession() を呼び出すことにより、 サーブレットが SIP コンテナー内に新規アプリケーション・セッションを作成する場合があります。
SIP 会話の開始とは別のイベントのために作成された新規のアプリケーション・セッションは、この設定によって制御されません。 しかし、許可されるアプリケーション・セッションの最大数を計算する際には、すべての新規アプリケーション・セッションが含まれます。 これにより、SIP 会話の開始とは関係のないアプリケーション・セッションを含むすべてのアクティブ・アプリケーション・セッションが、最大数を超える場合があります。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 120000 (推奨) |
範囲 | 1 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE |
平均期間あたりに処理される SIP メッセージの最大数を指定します。 平均期間は、コンテナーが受け取ったメッセージの平均数が計算される期間です。
この平均を使用して、コンテナーのロードを判別し、メッセージ数が最大数に近づいているかどうかを判別します。 最大値を超えても、スタンドアロン・サーバーまたはプロキシー・サーバーは、すべてのダイアログ内のメッセージの処理を続けます。 他の非ダイアログ要求は拒否されます。 コンテナーが過負荷状態である場合、プロキシー・サーバーは 503 エラーを戻します。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 5000 (推奨) |
範囲 | 1 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE |
内部ディスパッチング・キューのサイズを指定します。 キュー・サイズの最大しきい値に達した場合、コンテナー・キューは、過負荷となり、新しいセッションの要求を除去し始めます。 この場合、コンテナーは、その過負荷状態をプロキシー・サーバーに報告しません。
キュー・サイズを制限するようにシステムを構成し、キューがこのしきい値に達しないようにします。 内部キューが過負荷状態に達すると、着信の UDP パ ケットは、キューの過負荷状態が解消されるまで除去されます。 キュー・サイズを制限すると、CPU が他のプロセスまたはスレッドによって使用されている場合、回復しやすくなり、コンテナーがメモリー不足の状態に達しないようになります。 値が 0 に設定された場合、キュー・サイズは無制限になります。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 5000 (推奨) |
範囲 | 0 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE |
アプリケーションの最大応答時間 (ミリ秒) を指定します。 この時間を超えると、コンテナーは、クラスタリング・フレームワークに使用不可である旨を通知します。 管理コンソールでこの機能を使用不可にするには、チェック・ボックスを選択解除し、値 0 を指定します。
計算される応答時間がすべてのアプリケーションの振る舞いと一致するとは限らないため、 最大 SIP 応答時間の設定は注意して使用してください。INVITE 要求などのような、ユーザー対話の結果として応答が生成される要求の場合、計算された応答時間は長くなります。 ただし、SIP コンテナーでの遅延によって応答時間が長くなるわけではありません。 したがって、ロード要因として応答時間を計算する必要はありません。応答時間の有効的な計算のために推奨されるアプリケーションは、ユーザー対話なしで直接応答するアプリケーションです。 関連する例として、購読および登録アプリケーションがあります。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
範囲 | 1 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE |
平均期間あたりの最大メッセージ数を計算するために使用する時間 (ミリ秒単位) を 指定します。SIP コンテナーがコンテナーに送信されるメッセージ数をカウントする期間については、スライディング・ウィンドウを使用して設定します。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 1000 (推奨) |
範囲 | 1000 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE |
コンテナーが平均を計算して統計をパフォーマンス・モニター・インフラストラクチャーに公開する間隔に対する制御を指定します。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 1000 (推奨) |
範囲 | 1000 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE |
DNS (Directory Name Service) を使用して SIP サーバーの位置決めができるかどうかを指定します。
SIP Uniform Resource Identifier (URI) は、 DNS を介してネクスト・ホップの IP アドレス、ポート、およびトランスポート・プロトコルに 解決できます。
データ型 | ブール値 |
デフォルト | False |
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
ドロップダウン・リストで選択できる使用可能なスレッド・プールから、 作業をディスパッチするときに SIP コンテナーに使用させるものを指定します。ドロップダウン・リストの スレッド・プールを選択しない場合、コンテナーが自動的に作成するデフォルトのスレッド・プールが 使用されます。
SIP アプリケーションに WebSphere 専用のスレッド・プールを作成することを推奨します。 一般的な使用方法の場合、これは最小 15 スレッド、最大 30 スレッドとなります (1 キュー当たり 1 スレッドを使用)。 このプールは、WebSphere のハング・スレッド検出機能と組み合わせて使用すると、 便利です。ハング・スレッドは多数の SIP メッセージをブロックできるため、できるだけ迅速にハング・スレッドを検出することが重要です。 ただし、ほとんどの SIP シナリオでは、デフォルトのハング・スレッド検出のしきい値は長過ぎるため、このしきい値を 30 秒にすることを推奨します。 正確なプロパティー名については、『ハング検出ポリシーの構成』を参照してください。
データ型 | メニュー・リスト |
デフォルト | なし |
マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。