スレッド・プール設定

このページを使用して、アプリケーション・サーバーが使用するスレッド・プールを構成します。 スレッド・プールを使用すると、サーバーのコンポーネントがスレッドを再使用できるため、実行時に新しいスレッドを作成する必要がなくなります。 新規スレッドの作成は、時間とリソースを消費します。

[z/OS] 注: z/OS® 環境ではスレッド・プールが使用されないため、このページは z/OS では表示されません。

この管理コンソール・ページを表示する方法は複数あります。 例えば、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere Application Server」>server_name >「スレッド・プール」をクリックし、構成が必要なスレッド・プールを選択します。

ORB サービスのスレッド・プールを構成するには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere Application Server」>server_name >「コンテナー・サービス」>「ORB サービス」の順にクリックします。 次に、スレッド・プール設定の下で、以下のいずれかを行います。
注: これらのコンソール・パネルは、情報を動的に表示するため、 特定のパネルでは一部のフィールドが表示されない場合があります。
名前

作成するスレッド・プールの名前。この名前はサーバー内で固有でなければなりません。

スレッド・プール設定」をクリックした場合、このフィールドは表示されません。

データ型 ストリング
説明

スレッド・プールのテキスト記述です。

スレッド・プール設定」をクリックした場合、このフィールドは表示されません。

データ型 ストリング
最小サイズ

プール内で使用できるスレッドの最小数を指定します。アプリケーション・サーバーの始動時には、スレッドは初めにスレッド・プールには割り当てられません。 スレッドは、プール内のスレッド数が「最小サイズ」フィールドに指定した数と同じになり、アプリケーション・サーバーに割り当てられたワークロードにスレッドが必要になったときに、スレッド・プールに追加されます。 この時点から、追加スレッドはワークロードの変更に従って追加され、除去されます。 ただし、プール内のスレッド数は、スレッドのいくつかがアイドル状態であっても、「最小サイズ」フィールドで指定した数を下回ることはありません。

スレッド・プール設定」をクリックした場合、このフィールドは表示されません。

データ型 整数
デフォルト 50
最大サイズ

デフォルトのスレッド・プールで維持するスレッドの最大数を指定します。

Tivoli® Performance Viewer で「最大パーセント」メトリックが常に 2 桁であることが示される場合は、「最大サイズ」を大きくすることを検討してください。「最大パーセント」メトリックは、構成済みのスレッドが使用される時間を示します。

データ型 整数
デフォルト 50
推奨 50 (Linux® システムの場合は 25)
スレッド非活動状態タイムアウト

スレッドが再利用されるまでに経過する必要のある非活動時間をミリ秒で指定します。 0 の値は待機しないことを示し、負の値 (0 未満) は永久に待機することを意味します。

注: 管理コンソールでは、非アクティブ・タイムアウトを負の数値に設定できません。 負の数値に設定するには、server.xml ファイルで値を直接変更する必要があります。
データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 3500
最大スレッド・サイズを超えたスレッド割り振りを許可

スレッド・プール用に構成されている最大サイズを超えてスレッド数を増やすことができるかどうかを指定します。

作成可能なスレッドの最大数は、Java™ 仮想マシンおよびオペレーティング・システムの制限内にのみ制約されます。 拡張可能なスレッド・プールが最大サイズを超えて拡張されると、 追加のスレッドが作成され、作業項目の処理を完了した後、再利用されずにプールから廃棄されます。

データ型 ブール値
デフォルト 使用不可 (false)



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料
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ファイル名: uejb_rthrd.html