SIP プロキシー設定

SIP プロキシーの設定ページには、アウトバウンド・トランスポート構成、IP スプレイヤー装置の容認、およびアクセス・ロギング構成に影響する一般の構成項目が含まれています。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere プロキシー・サーバー」> proxy_server_name >「SIP プロキシー設定」をクリックします。

「SIP プロキシー設定」パネルで、SIP プロキシー・サーバーの動作を制御する属性およびポリシーを定義できます。

デフォルト・クラスター

デフォルト・クラスター名を指定します。

SIP メッセージがプロキシー・サーバーを介してルーティングされる前に、「デフォルト・クラスター」フィールドを有効なクラスターに設定する必要があります。 デフォルトのクラスターは、クラスターの選択ルールが定義されていない場合、または既存のクラスターの選択ルールに一致しない場合に、アプリケーション・サーバーのどのクラスターが SIP トラフィックを受信するのかを示します。

データ型 有効なクラスター名
デフォルト なし
Retry-after ヘッダーの値

SIP コンテナーが過負荷状態のため、または要求をルーティングできる有効なサーバーを SIP プロキシーが検出できないために SIP 要求が戻されるまで SIP プロキシーが待機する時間を秒単位で指定します。

範囲 1 から 1000
データ型 整数
デフォルト 5
ロギング

アクセス・ロギングを使用可能にするか、使用不可にするかを指定します。

「アクセス・ロギングを使用可能にする」にチェック・マークを付けた場合は、アクセス・ログの最大サイズとプロキシー・アクセス・ログのパス名を指定します。このコントロールが未チェックの場合は、 アクセス・ログの最大サイズとプロキシー・アクセス・ログの設定が使用不可にされます。

データ型 ブール値
デフォルト 未チェック
アクセス・ログの最大サイズ
アクセス・ログのロールオーバーまでの最大サイズをメガバイト (MB) 単位で指定します。
範囲 1 から 65535
データ型 整数
デフォルト 20
プロキシー・アクセス・ログ
SIP プロキシーのアクセス・ログのロケーションを指定します。
範囲 有効なパス名
データ型 ストリング
デフォルト $(SERVER_LOG_ROOT)/sipproxy.log
コンテナーとのネットワーク・インターフェース

このセクションには、コンテナーとのネットワーク・インターフェースを構成するフィールドが含まれています。

注: アスタリスク (*) は、使用するインターフェースを OS が決定することを意味します。
UDP インターフェース
SIP コンテナーが送受信するすべての User Datagram Protocol (UDP) データのネットワーク・インターフェースを指定します。 この設定の値は、ネットワークがセグメント化されているとき、SIP プロキシーと SIP コンテナー間のすべての通信に使用されるホスト名または IP アドレスです。
注: この設定に値が指定されている場合は、「UDP ポート」設定にも値を指定する必要があります。
データ型 ストリング
デフォルト *
UDP ポート
SIP コンテナーとの通信に使用する UDP ポート (SIP プロキシーと SIP コンテナーを分離するファイアウォールを通過するのに必要な特定のポートなど) を指定します。
注: この設定に値が指定されている場合は、「UDP インターフェース」設定にも値を指定する必要があります。
範囲 1 から 65535
データ型 整数
デフォルト *
TCP インターフェース
SIP コンテナーが送受信するすべての Transmission Control Protocol (TCP) データのネットワーク・インターフェースを指定します。
データ型 ストリング
デフォルト *
TLS インターフェース
SIP コンテナーが送受信するすべての Transport Layer Security (TLS) データのネットワーク・インターフェースを指定します。
データ型 ストリング
デフォルト *
ロード・バランサーの正常性検査

このセクションには、SIP プロキシー・サーバーのロード・バランシングと正常性検査に使用されるロード・バランサーを構成するフィールドが含まれています。

ロード・バランサー・メンバー (IP アドレス 1 および 2)(Load balancer members (IP address 1 and 2))
SIP 正常性検査を入手するロード・バランサーの IP アドレスを指定します。IP アドレス (1 および 2) により、メッセージが実在の SIP advisor 要求であることを確認してから、応答が送り返されます。
データ型 ストリング
デフォルト なし
SIP 正常性検査のメソッド名 (SIP health check method name)
ロード・バランサーから SIP プロキシーに送られる正常性検査のメソッド名を指定します。
データ型 ストリング
デフォルト なし
ネガティブな正常性検査を特定の数まで容認する (Tolerate a specific number of negative health checks)
ネガティブな正常性検査を許可するかどうかを指定します。
データ型 ブール値
デフォルト False
ネガティブな正常性検査の最大数 (Maximum negative health checks)
ロード・バランサーが実行可能な SIP 正常性検査のうち、ロード・バランサーと SIP プロキシーの間に通信上の問題があることを示すネガティブな結果を返す検査数を指定します。この値を超えると、この SIP プロキシーから他の SIP プロキシーに対して、データの処理が現在行われていないことが通知されます。
範囲 1 から 10
データ型 整数
デフォルト 3
SIP ネットワーク障害検出

障害検出を使用可能にするか、使用不可にするかを指定します。

「SIP ネットワーク障害検出を使用可能にする (Enable SIP network outage detection)」にチェック・マークを付けた場合は、KEEPALIVE 間隔および最大 KEEPALIVE 失敗数を指定します。このコントロールが未チェックの場合、ネットワーク障害検出は使用不可にされます。

データ型 ブール値
デフォルト 未チェック
キープアライブ間隔 (Keep alive interval)
SIP コンテナーに対して KEEPALIVE パケットを送信する間隔をミリ秒で指定します。
範囲 1 から 1000
データ型 整数
デフォルト 3000
最大キープアライブ失敗数
送信されたが、応答がなかった KEEPALIVE 要求の数を指定します。この値を超えると、サーバーはダウンしているとみなされます。
範囲 1 から 10
データ型 整数
デフォルト 3
過負荷防止

過負荷防止を使用可能にするか、使用不可にするかを指定します。

「プロキシーが管理する過負荷防止を使用可能にする (Enable proxy managed overload protection)」にチェック・マークを付けた場合は、許容される最大スループットおよび過負荷エラー応答を指定します。 このコントロールが未チェックの場合、最大スループットおよび過負荷エラー応答のフィールドは使用不可にされます。

データ型 ブール値
デフォルト true
最大スループット係数 (Max throughput factor)
プロキシーでの過負荷防止の程度を指定します。これは、SIP コンテナーでの平均期間当たりの最大メッセージ数の割合を表します。
範囲 1 から 100
データ型 整数
デフォルト 90
過負荷応答コード (Overload response code)
過負荷応答コードを指定します。過負荷条件を検出すると、プロキシーは、設定されている場合は、過負荷応答コードを出して要求に応答します。
データ型 整数
デフォルト 503
過負荷応答理由 (Overload response reason)
過負荷応答理由句を指定します。過負荷条件を検出すると、プロキシーは、設定されている場合は、過負荷応答句を出して要求に応答します。
データ型 ストリング
デフォルト サービス使用不可



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料


ファイル名: ujpx_sipproxysettings.html