WebSphere MQ リンク [設定]

WebSphere® MQ リンクは、メッセージング・エンジンをキュー・マネージャーとして WebSphere MQ に接続し、バスと WebSphere MQ ネットワークとの間にブリッジを提供します。

コンソールのこのペインを表示するには、以下のようにクリックしていきます。

「サービス統合」 > 「バス」 > 「bus_name」 > [トポロジー] 「メッセージング・エンジン」 > 「engine_name」 > [追加プロパティー] 「WebSphere MQ リンク」 > 「link_name」

設定の選択について詳しくは、 資料「WebSphere MQ 相互通信」を参照してください。


(オンライン) でマークされたリンクでは、 インターネットへのアクセスが必要です。 それぞれのリンクは、オンラインのインフォメーション・センターでトピックの 検索を開始します。 検索結果がリストされたら、ご使用の構成に最適なトピックを選択してください。

このトピックに対する更新を確認 (オンライン)

「構成」タブ

「構成」タブには、このオブジェクトの構成プロパティーが表示されます。これらのプロパティー値は、ランタイム環境が停止されて再始動された場合にも保持されます。ランタイム環境に構成変更を適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

一般プロパティー

名前

管理上の目的で使用される WebSphere MQ リンクの名前。

必須 はい
データ型 テキスト

UUID

管理上の目的でシステムによってこの WebSphere MQ リンクに割り当てられる汎用固有 ID。

必須 いいえ
データ型 テキスト

説明

管理上の目的で使用される WebSphere MQ リンクの説明 (オプション)。

このプロパティーに対する動的更新は即時に有効になります。

必須 いいえ
データ型 テキスト域

外部バス接続名

このリンクが接続する外部バス。

表示されるはずの外部バス接続が見つからない場合は、新規の外部バス接続を作成する (オンライン)必要があります。
必須 はい
データ型 ドロップダウン・リスト

ローカル・メッセージング・エンジン

この WebSphere MQ リンクがホストされるローカル・メッセージング・エンジン。

必須 はい
データ型 ドロップダウン・リスト

仮想キュー・マネージャー名

ローカル・バスを WebSphere MQ ネットワークに認識させるための仮想キュー・マネージャー名。通常、仮想キュー・マネージャー名をローカル・バスの名前と同じ名前に設定するようお勧めします。WebSphere MQ キュー・マネージャー名の長さは 48 文字を超えてはならないため、ローカル・バス名の長さが 48 文字を超えないようにする必要があります。

バスは、WebSphere MQ には WebSphere MQ キュー・マネージャーまたはキュー共用グループであるように見えます。このフィールドには、このバスで示される仮想キュー・マネージャーを表す際に WebSphere MQ が使用するキュー・マネージャー名を指定します。指定する値は、 以下の基準を満たす必要があります。
  • 1 文字以上 48 文字以下である必要があります。
  • WebSphere MQ キューの命名規則 (WebSphere MQ トピック の WebSphere MQ オブジェクトの命名規則 (オンライン)を参照) に準拠する必要があります。
必須 はい
データ型 テキスト

バッチ・サイズ

チェックポイントを取ることなく、チャネルによって送信できるメッセージの最大数。

バッチ・サイズは、このリンクの送信側チャネルおよび受信側チャネルがメッセージを 転送する方法に影響を与えません。メッセージは常時、個々に送信されますが、コミットまたはバックアウトはバッチとして行われます。

バッチ・サイズの選択について詳しくは、資料「WebSphere MQ 相互通信」のバッチ・サイズ (BATCHSZ)・プロパティーの説明を参照してください。

このプロパティーに対する動的更新は、チャネルの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 整数
範囲 1 から 9999

最大メッセージ・サイズ

任意の WebSphere MQ リンクのチャネルで伝送可能なメッセージの最大の長さ (バイト)。 この値は、対応するパートナー側の WebSphere MQ チャネルの値と比較され、実際に使用される最大数は、その 2 つの値のうちの小さいほうの値になります。

最大メッセージ・サイズの値の選択について詳しくは、 資料「WebSphere MQ 相互通信」の最大メッセージ長 (MAXMSGL) プロパティーの説明を参照してください。

このプロパティーに対する動的更新は、チャネルの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 整数
範囲 0 から 104857600

ハートビート間隔

WebSphere MQ リンク送信側チャネルがサービスしている伝送ポイントにメッセージがない場合に、WebSphere MQ リンク送信側チャネルから WebSphere MQ 受信側チャネルに渡される、ハートビート・フロー間のネゴシエーション時間 (秒)。

ハートビートによって、受信側チャネルはチャネル接続を静止できます。

このプロパティーの値の選択について詳しくは、 資料「WebSphere MQ 相互通信」を参照してください。

このプロパティーに対する動的更新は、チャネルの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 整数
範囲 0 から 999999

シーケンス折り返し値

メッセージのシーケンス番号がラップして再び 1 から始まる値。

このプロパティーの値の選択について詳しくは、 資料「WebSphere MQ 相互通信」のシーケンス番号ラップ (SEQWRAP) プロパティーの説明を参照してください。

このプロパティーに対する動的更新は、チャネルの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 Long
範囲 100 から 999999999

採用可能

この MQ リンクに関連付けられている WebSphere MQ リンク受信側チャネルの実行インスタンスを採用するかどうかを指定します。 通信障害が発生すると、WebSphere MQ リンク受信側チャネルの実行インスタンスがメッセージ待機状態のままになることがあります。 通信が再度確立され、次にパートナー WebSphere MQ 送信側チャネルが WebSphere MQ リンク受信側チャネルとのセッションを確立しようとすると、WebSphere MQ リンク受信側チャネルがパートナー WebSphere MQ 送信側チャネルとセッション中であると確信する、WebSphere MQ リンク受信側チャネルの実行インスタンスが既に存在するため、要求は失敗します。 この問題は、このオプションを選択することで解決できます。つまり、既に実行中である、WebSphere MQ リンク受信側チャネルのインスタンスが停止され、新しいインスタンスが開始されます。

このプロパティーに対する動的更新は、チャネルの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 チェック・ボックス

例外宛先

この宛先へ送信することができなかった時に、システムによって転送されるメッセージの宛先。

デフォルト設定では、配信不能メッセージがシステム例外宛先に転送されます。しかし、例外を別の宛先に送信することで他のシステム・メッセージから分離すれば、 問題解決に役立ちます。
必須 いいえ
データ型 カスタム

初期状態

ホスティング・メッセージング・エンジンを最初に開始するときに、WebSphere MQ リンクを開始するか、停止するかを指定します。WebSphere MQ リンクは、開始されるまでは使用不可になっています。

このプロパティーに対する動的更新は、メッセージング・エンジンの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 ドロップダウン・リスト
範囲
停止済み
関連付けられているメッセージング・エンジンの開始時に 、WebSphere MQ リンクは停止状態にあり 、WebSphere MQ ネットワークとの通信を行うことができません。

始動済み
関連付けられているメッセージング・エンジンの開始時に 、WebSphere MQ リンクが自動的に開始し 、WebSphere MQ ネットワークとの通信を行うことができます。

非パーシスタント・メッセージ速度

この WebSphere MQ リンクのチャネルに対する非パーシスタント・メッセージのサービス・クラス。

このプロパティーに対する動的更新は、チャネルの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

必須 いいえ
データ型 ドロップダウン・リスト
範囲
高速
送信障害が発生した場合、またはメッセージの転送中にチャネルが停止した場合、非パーシスタント・メッセージが失われる場合があります。

通常
送信障害が発生した場合、またはメッセージの転送中にチャネルが停止した場合でも、非パーシスタント・メッセージが失われることはありません。

「ランタイム」タブ

「ランタイム」タブには、このオブジェクトのランタイム・プロパティーが表示されます。これらのプロパティーは、現在のランタイム環境に直接影響を与えますが、そのランタイム環境を停止した場合にはこれらのプロパティーは保持されません。ランタイム・プロパティー値を保持するには、「構成」タブでそれぞれ対応するプロパティー値を変更してください。ランタイム環境に構成変更を適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

一般プロパティー

状況

WebSphere MQ リンクのランタイム状況。

必須 いいえ
データ型 ドロップダウン・リスト
範囲
非アクティブ
WebSphere MQ リンクは、接続を作成する準備ができまていますが、確立されている接続はまだありません。

始動中
WebSphere MQ リンクは接続要求を受け取り済みであり、この接続の開始処理中です。

バインド中
WebSphere MQ リンクは、チャネル・ネゴシエーションを実行中であるので、まだメッセージの転送準備ができていません。

初期化中
WebSphere MQ リンクは、 接続のためのセッションを初期化中であるため、まだメッセージの転送準備ができていません。

再試行中
WebSphere MQ リンクは、 失敗した接続を再試行しています。

待機
このチャネルは、待機目的で使用されています。メッセージは、チャネルがアクティブの場合にのみ転送できます。

実行中
WebSphere MQ リンクは 、WebSphere MQ とアクティブ・セッションを 持っており、WebSphere MQ と WebSphere MQ リンクの間でデータを流すことができます。

停止中
WebSphere MQ リンク、またはそのリンクとの接続は停止中です。

一時停止
このチャネルは、メッセージ再試行インターバルが終了するのを待機しています。

停止済み
WebSphere MQ リンクは停止状態にあるため、新規の接続要求を処理できません。

複数
WebSphere MQ リンクは WebSphere MQ といくつかのセッションを確立済みであり、それらのセッションはそれぞれ異なる状態 (始動中実行中停止中、または停止) をとることができます。




ファイル名: SIBMQLink_DetailForm.html