Web サーバー・プラグイン要求および応答最適化のプロパティー

このページを使用して、Web サーバー・プラグインの要求および応答 最適化プロパティーを表示または変更します。

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HTTP 応答本体を読み取るときに使用する最大チャンク・サイズ

応答本体を読み取るときにプラグインが使用できる最大チャンク・サイズを指定します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの ResponseChunkSize エレメント に対応します。

プラグインは、すべての応答データが読み取られるまで、応答本文を 64 K のチャンクで 読み取ります。このアプローチは、要求の応答本文に大量のデータが含まれている場合にパフォーマンスに問題が生じる原因となります。

応答本文の内容の長さが不明の場合には、このプロパティーに対して指定 のされた値が、割り振られたバッファーのサイズとして使用されます。応答本文 は、本文がすべて読み取られるまで、このサイズのチャンク単位で読み取られます。 内容の長さがわかっている場合には、内容の長さまたは指定したサイズのうち、 少ない方のバッファー・サイズが使用され、応答本文を読み取ります。

データ型 整数
デフォルト 64 キロバイト

サイズをキロバイト (1024 バイト・ブロック) で指定します。

アプリケーション・サーバーへの接続に Nagle アルゴリズムを使用可能にする

チェック・マークが付いている場合、プラグインとアプリケーション ・サーバー間の接続に Nagle アルゴリズムが使用可能になっています。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの ASDisableNagle エレメントに対応します。

Nagle アルゴリズムは、TCP/IP (伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル) の標準部分を発明したエンジニア John Nagle にちなんで名付けられました。 このアルゴリズムは、伝送遅延 (通常は 20 ミリ秒) を小パケットに追加すること によって、ネットワーク・オーバーヘッドを削減します。これにより、他の小 パケットが到着し、伝送に含まれます。 通信には、伝送の頻度ほどではないが、パケット・サイズに依存するパケット・サイズ関連コストがあるため、 このアルゴリズムは、より効率的な伝送数でオーバーヘッドを削減する可能性があります。

デフォルトでは、このフィールドはチェックされておらず、Nagle アルゴリズムは使用不可になっています。Nagle アルゴリズムを使用可能にするには、このフィールドを選択します。

IIS Web サーバーに Nagle アルゴリズムを使用可能にする

チェック・マークが付いている場合、Microsoft® Internet Informations Services (IIS) Web サーバーからアプリケーション・サーバーへの 接続に Nagle アルゴリズムが使用されます。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの IHSDisableNagle エレメント に対応します。これは、Microsoft Internet Informations Services (IIS) Web サーバーを使用している場合にのみ表示されます。

デフォルトでは、このフィールドはチェックされておらず、Nagle アルゴリズムは使用不可になっています。接続に Nagle アルゴリズムを使用可能にするには、このフィールドを選択します。

クライアントへのチャンク HTTP 応答

チェック・マークが付いていると、クライアントに対する応答内に Transfer-Encoding : Chunked という応答ヘッダーがある場合に、この 応答はチャンク化されます。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの ChunkedResponse エレメントに対応します。これは、Microsoft Internet Informations Services (IIS) Web サーバー、Java™ System Web サーバー、または Domino® Web サーバーを使用している場合にのみ表示されます。 IBM® HTTP Server では、クライアントに送信する応答のチャンク化は自動で処理されます。

デフォルトでは、このフィールドはチェックされておらず、応答はチャンク化されていません。クライアントに対する応答内に Transfer-Encoding : Chunked という応答ヘッダーがある場合に、応答のチャンク化を使用可能にするには、このフィールドを選択します。

すべての要求のコンテンツを受け入れ

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの AcceptAllContent エレメント に対応します。

選択されると、要求のヘッダーに Content-Length または Transfer-encoding ヘッダーが含まれている場合に、ユーザーは POST、PUT、GET、および HEAD 要求に コンテンツを含めることができます。

デフォルトでは、このフィールドはチェックされていません。要求ヘッダーに Content-Length または Transfer-encoding ヘッダーが含まれている場合に、ユーザーが POST、PUT、GET、および HEAD 要求にコンテンツを組み込めるようにするには、このフィールドを選択します。

仮想ホスト・マッチング

選択されると、要求を受信したポート番号を物理的に使用することに よって、仮想ホスト・マッピングが実行されます。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの VHostMatchingCompat エレメントに対応します。

デフォルトでは、このフィールドはチェックされておらず、マッチングはホストのヘッダーに含まれるポート番号を論理的に使用して実行されます。要求を受信したポート番号を物理的に使用して仮想ホスト・マッピングを実行する場合は、このフィールドを選択します。

ラジオ・ボタンを使用して、物理的または論理的なポート選択を行います。

アプリケーション・サーバーのポート設定

アプリケーション・サーバーが sendRedirect 用の URI 作成 に使用するポート番号を指定します。相対 URI を使用し、絶対リダイレクトに影響を与えない場合、 このフィールドは sendRedirect に対してのみ適用できます。このフィールドは、HttpServletRequest.getServerPort() の値を取得する場所を指定します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの AppServerPortPreference エレメントに対応します。

指定:
  • hostHeader は、着信する HTTP 要求のホスト・ヘッダーにあるポート番号を 使用する場合に指定します。
  • webserverPort は、Web サーバーが要求を受信したポート番号を使用する場合に 指定します。
デフォルトは hostHeader です。



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料
Web サーバー・プラグインのプロパティー


ファイル名: uwsv_plugin_props1.html