System.out または System.err ログ・ファイルを自己管理するように構成するには、この構成属性のセットを使用します。
自己管理ログ・ファイルは、時間基準またはサイズ基準のいずれかに到達するまでファイルにメッセージを書き込みます。
指定した時間に、またはファイルが指定したサイズに到達すると、ロギングは一時的に中断され、ログ・ファイルは
ロールオーバーします。これにはクローズおよび保存されたファイルの名前の変更が含まれます。新しい保存ファイル名は、
そのファイルのオリジナル名が基になり、それに名前変更の発生した時間を示すタイム・スタンプ修飾子が付きます。
名前変更が完了すると、オリジナル名を持った新規の空のログ・ファイルが再度開かれ、ロギングが再開します。ログ・ファイル
のロールオーバー以降に残っているすべてのメッセージは、たとえ 1 つのメッセージであっても保存ファイルおよび現在のファイルに
分割できます。
対応するストリームがファイルにリダイレクトされる場合は、
ログが自己管理されるようにのみ構成することができます。
- ファイル・サイズ
- この属性をクリックしてログ・ファイルがファイルのサイズに基づいて自己管理
するようにします。 ファイルが「最大ファイル (maximum size) 」フィールドで指定したサイズに到達した場合、自動ロールオーバーが発生します。
- 最大サイズ
- ファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定します。
ファイルは、このサイズに到達するとロールオーバーします。
この属性が有効なのは、「ファイル・サイズ」をクリックした場合だけです。
- 時間
- この属性をクリックしてログ・ファイルが時刻に基づいて自己管理するようにします。 「開始時刻」フィールドで指定した時刻に、ファイルはロールオーバーします。
- 開始時刻
- アプリケーション・サーバーが再開した後、定期的なロールオーバー・アルゴリズムを最初に開始する時刻を、
1 から 24 までの値で指定します。 このアルゴリズムはアプリケーション・サーバーの開始時にロード
されます。 (「開始時刻」フィールド) 時に開始されると、ロールオーバー・アルゴリズムは、(「繰り返し時間」フィールド) 時間ごとにファイルをロールします。
このロールオーバー・パターンは、アプリケーション・サーバーが停止するまで
調整なしで続きます。
注: ロールオーバーは常に、1 日の指定時刻の最初に行われます。00:00:00 (深夜) から始まる 1 日の最初の 1 時間が時刻 1 で、
23:00:00 に始まる最後の 1 時間が時刻 24 です。
このため、深夜にログ・ファイルをロールオーバーするには、開始時刻を
1 に設定します。
- 繰り返し時間
- ログ・ファイルがロールオーバーするまでの時間を指定します。
有効な値の範囲は 1 から 24 です。
ログ・ファイルを時間、サイズ、または時間とサイズによりロールオーバーするように構成します。
「ファイル・サイズ」および「時間」をクリックし、最初のマッチング基準でファイルをロールします。
例えば「繰り返し時間」フィールドに 5 時間 を指定し、最大ファイル・サイズが 2 MB の場合、
インターバルが経過する前にファイル・サイズが 2 MB に到達しない限り、ファイルは 5 時間ごとにロールします。
サイズによりロールオーバーした後は、ファイルはインターバルごとにロールを継続します。