トンネル・ピア・アクセス・ポイント設定

このページを使用して、トンネル・ピア・アクセス・ポイントを構成します。トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、1 つのセルがIBM® WebSphere® Application Server の DMZ セキュア・プロキシー・サーバーにあって、別のセルがファイアウォールの内側にあるときに、異なるセルにあるコア・グループ間の通信を確立するために使用します。 トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、 ピア・セル内のコア・グループ・アクセス・ポイントに相当します。トンネル・ピア・アクセス・ポイントの通信設定は、 1 つ以上のピア・エンドポイント、またはプロキシー・ピアを使用して指定されます。

トンネル・ピア・アクセス・ポイントには、ピア・ポートかプロキシー・ピア・アクセス・ポイントのいずれかが含まれている必要がありますが、両方は必要ありません。 トンネル・ピア・アクセス・ポイントがそのトンネル・アクセス・ポイント・グループ内で直接アクセス可能な場合は、ピア・ポートを指定します。トンネル・ピア・アクセス・ポイントに 間接的にしか到達できない場合は、プロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントを使用してください。プロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、 直接アクセスできないトンネル・ピア・アクセス・ポイントの通信設定を確認する場合に使用されます。 プロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、適切な宛先コア・グループと通信できるピア・アクセス・ポイントを指定します。 指定されるプロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、定義済みのポートを持つトンネル・ピア・アクセス・ポイントでなければなりません。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ・ブリッジ設定」> 「トンネル・ピア・アクセス・ポイント」 tunnel_access_point_name とクリックします。

名前

トンネル・ピア・アクセス・ポイントの名前を指定します。この名前は、 ローカル・セル内で固有でなければなりません。

セル

トンネル・ピア・アクセス・ポイントが存在するセルを指定します。

トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロパティーでは、大/小文字を区別します。指定する値はピア・アクセス・ポイントが存在するセルの名前と正確に一致している必要があります。 例えば、ピア・アクセス・ポイントを含むセルの名前が WASCell05 である場合、このプロパティーの値として WASCell05 を指定する必要があります。 このプロパティーに wascell05 を指定すると、2 つのコア・グループ間の通信は確立されません。 gotcha
遅延の再試行

コア・グループ・ブリッジ・サービスがブリッジに再接続を試行するまでの待ち時間を秒単位で指定します。 デフォルト値は 30 です。

SSL 構成

SSL を使用して、セキュアな接続を確立するかどうかを指定します。

SSL を選択する場合は、以下のいずれかのオプションも選択する必要があります。
  • 中央管理対象」。製品でセキュア接続を管理する場合に選択します。
  • このエンドポイント特定」。セキュア接続を確立するための特定の SSL 構成を指定する場合に選択します。 このオプションを選択する場合は、セキュア接続の確立に使用する SSL 構成も選択する必要があります。
セル・レベル・アクセス

別のセルからのサーバーがこのアクセス・ポイントを使用して ローカル・セルとの通信を確立する場合、ローカル・セルに対するそのサーバーの アクセス・レベルを指定します。

  • フル・アクセス」を選択すると、通信サーバーはローカル・セルからデータを読み取ることも、ローカル・セルにデータを書き込むこともできます。 このアクセス・レベルは、ローカル・セルへの読み取り または書き込みアクセスを制限する必要がない場合に適しています。
  • 読み取り専用」を選択すると、通信サーバーはローカル・セルからデータを読み取ることができますが、ローカル・セルにデータを書き込むことはできません。 他のコア・グループで実行しているアプリケーションがローカル・セル内のデータに アクセスできるようにする必要はあるが、ローカル・セルに保管されているデータを変更されたくない場合は、 このアクセス・レベルを指定します。
  • 書き込み専用」を選択すると、ローカル・セルにデータを書き込むことができますが、ローカル・セルからデータを読み取ることはできません。 このアクセス・レベルは、他のコア・グループで実行されているアプリケーションがローカル・セルにデータを書き込めるようにする必要はあるが、ローカル・セルに保管されているデータが機密性の高いものである場合に適しています。 例えば、ローカル・セルに顧客の顧客番号が含まれており、ローカル・セルの外部に配置されているアプリケーション にこの情報を読み取られないようにする場合などです。



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料
ピア・ポート設定
関連情報
トンネル・アクセス・ポイント・グループ設定
トンネル・ピア・アクセス・ポイント・コレクション


ファイル名: urun_ha_tunpeerapsettings.html