WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー・キューおよびトピックの拡張プロパティー設定

このパネルを使用して、WebSphere® MQ メッセージング・プロバイダーで使用する選択済みキューまたはトピック宛先の拡張プロパティーを表示または変更します。これらの拡張プロパティーによって、WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー宛先に行われる接続の動作を制御します。

WebSphere MQ キューまたはトピックの拡張プロパティー設定を表示するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
  1. ナビゲーション・ペインで、「「リソース」 > 「JMS」」をクリックします。
  2. キュー」または「トピック」をクリックして、既存のキューまたはトピック宛先を表示します。
  3. 適宜、コンテンツ・ペインで、「有効範囲」設定を、キューまたはトピック宛先が定義されているレベルに変更します。 これにより、表示されるキューまたはトピック宛先のセットが制限されます。
  4. 処理対象のキューまたはトピック宛先の名前をクリックします。
  5. コンテンツ・ペインで、「追加プロパティー」の下にある「拡張プロパティー」をクリックして、WebSphere MQ キューまたはトピック宛先の拡張プロパティーのリストを表示します。
「汎用プロパティー」の下に次の 3 つのプロパティー・グループがあります。

これらのグループに対して必要な変更を行い、「適用」をクリックして、キューまたはトピックに戻ります。

注: WebSphere MQ プロパティーを指定する際には、次の制限が適用されます。

WebSphere MQ メッセージング・プロバイダーで使用するキューまたはトピックには、以下の拡張プロパティーがあります。

パーシスタンス

この宛先に送信されるメッセージを保管するために使用されるパーシスタンスのレベル。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト アプリケーションで設定されたとおり
範囲
アプリケーションで設定されたとおり
宛先上のメッセージのパーシスタンスは、 そのメッセージをキューに入れたアプリケーションで定義されます。
WebSphere MQ キュー定義の場合
宛先上のメッセージのパーシスタンスは、WebSphere MQ キュー定義プロパティーで定義されます。
WebSphere MQ パーシスタント
宛先上のメッセージは永続的です。
WebSphere MQ 非パーシスタント
宛先上のメッセージは永続的ではありません。
WebSphere MQ 高
基礎となる WebSphere MQ キュー(NPMCLASS が「HIGH」のもの) を使用する際に、パーシスタンス・メッセージを非パーシスタント・メッセージとして送信できるようにします。
優先順位

この宛先に送信されるメッセージに割り当てられた優先順位。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト アプリケーションで設定されたとおり
範囲
アプリケーションで設定されたとおり
この宛先のメッセージの優先順位は、 そのメッセージを宛先に入れたアプリケーションで定義されます。
WebSphere MQ キュー定義の場合
宛先上のメッセージのパーシスタンスは、WebSphere MQ 宛先定義プロパティーで定義されます。
指定
この宛先のメッセージ優先順位は、「指定された優先順位」プロパティーにより定義されます。このオプションを選択した場合は、 「指定された優先順位」プロパティーで優先順位を定義する必要があります。
指定された優先順位

優先順位」プロパティーが「指定」に設定されている場合は、このキュー・タイプ宛先に送信されるメッセージに割り当てられている優先順位を選択します。

データ型 ドロップダウン・リスト
単位 メッセージ優先順位のレベル
デフォルト アプリケーションで設定されたとおり
範囲 0 (最低優先順位) から 9 (最高優先順位)
有効期限

この宛先の有効期限タイムアウトを指定するオプション。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト アプリケーションで設定されたとおり
範囲
アプリケーションで設定されたとおり
この宛先のメッセージの有効期限切れタイムアウトは、そのメッセージを宛先に入れたアプリケーションで定義されます。
指定
この宛先のメッセージの有効期限切れタイムアウトは、「指定された有効期限」プロパティーで定義されます。 このオプションを選択した場合は、「指定された有効期限」プロパティーでタイムアウトを定義する必要があります。
制限なし (Unlimited)
この宛先のメッセージには、有効期限切れタイムアウトはありません。したがって、これらのメッセージの有効期限が切れることはありません。
指定された有効期限

有効期限」プロパティーが「指定」に設定されている場合は、メッセージの有効期限が切れて、この宛先から除去されるまでの時間を、ミリ秒単位で入力します。

データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 0
範囲 0 以上
  • 0 は、メッセージがタイムアウトにならないことを示します。
  • それ以外の値は、ミリ秒を表す整数です。
コード化文字セット ID

メッセージでストリングをエンコードするときに使用する文字セット。

データ型 整数
デフォルト 1208
範囲 1 から 65535 まで。 このコード化文字セット ID (CCSID) は、WebSphere MQ でサポートされている CCSID のいずれかである必要があります。

ブランク。 このフィールドを空にした場合、デフォルト値を使用する必要があることを示します。

サポートされる CCSID、およびメッセージ・データの 2 つのコード化文字セット間の変換 について詳しくは、 WebSphere MQ ライブラリーのページから入手可能な WebSphere MQ インフォメーション・センターの 「システム管理ガイド」および「アプリケーション・プログラミング・リファレンス」のセクションを参照してください。

ネイティブ・エンコードの使用

Java プラットフォームに適したエンコード値を提供するために、宛先がネイティブ・エンコードを使用するかどうかを指定するオプション。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
選択
ネイティブ・エンコードが使用されます。
クリア
ネイティブ・エンコードは使用されないため、「整数エンコード」、「10 進数エンコード」、および「浮動小数点エンコード」のプロパティーを指定してください。
整数エンコード

ネイティブ・エンコードの使用」チェック・ボックスがクリアの場合は、使用する整数エンコードのタイプを指定してください。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト 標準
範囲
標準
標準の整数エンコードが使用されます。
逆の整数エンコードが使用されます。
10 進数エンコード

ネイティブ・エンコードの使用」チェック・ボックスがクリアの場合は、使用する 10 進数エンコードのタイプを指定してください。

データ型 ドロップダウン・リスト
単位 該当なし
デフォルト 標準
範囲
標準
標準の 10 進数エンコードが使用されます。
逆の 10 進数エンコードが使用されます。
浮動小数点エンコード

ネイティブ・エンコードの使用」チェック・ボックスがクリアの場合は、使用する浮動小数点エンコードのタイプを指定してください。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト IEEENORMAL
範囲
IEEENORMAL
IEEE 標準浮動小数点エンコードが使用されます。
IEEEREVERSED
IEEE 逆浮動小数点エンコードが使用されます。
z/OS®
z/OS 浮動小数点エンコードが使用されます。
この宛先に送信されるメッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーを付加

この宛先に送信されるメッセージに応答する際に実行されるアクション。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
クリア
この宛先に送信されるメッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーを付加しません。
選択
この宛先に送信されるメッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーを付加します。
キュー・マネージャーへのメッセージの非同期送信

送られてきたメッセージの受信を、キュー・マネージャーが確認するかを可能にするオプション。キュー・マネージャーへのメッセージの非同期送信は高速ですが、メッセージング・インフラストラクチャーに障害が発生するとメッセージが失われることがあります。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト デフォルト値は、キュー宛先を使用しているときとトピック宛先を使用しているときで異なります。
キュー定義の場合
キュー宛先を使用している場合のデフォルト値。
トピック定義の場合
トピック宛先を使用している場合のデフォルト値。
範囲
キュー定義の場合
メッセージは、WebSphere MQ キュー定義プロパティーに従って確認されます。
トピック定義の場合
メッセージは、WebSphere MQ トピック定義プロパティーに従って確認されます。
はい
キュー・マネージャーは送られてきたメッセージの受信を確認します。
いいえ
キュー・マネージャーは送られてきたメッセージの受信を確認しません。
コンシューマー向け非パーシスタント・メッセージの先読みおよびキャッシュ

非パーシスタント・コンシューマー向けメッセージを推測でクライアントに送信するかどうかを決定するオプション。このオプションを選択すると、メッセージの送達は高速になりますが、メッセージング・インフラストラクチャーに障害が発生した場合はメッセージが失われることがあります。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト デフォルト値は、キュー宛先を使用しているときとトピック宛先を使用しているときで異なります。
キュー定義の場合
キュー宛先を使用している場合は、これがデフォルト値です。
トピック定義の場合
トピック宛先を使用している場合は、これがデフォルト値です。
範囲
キュー定義の場合
メッセージは、WebSphere MQ キュー定義プロパティーに従ってクライアントに送信されます。
トピック定義の場合
メッセージは、WebSphere MQ トピック定義プロパティーに従ってクライアントに送信されます。
はい
メッセージは推測でクライアントに送信されます。
いいえ
メッセージは推測ではクライアントに送信されません。
先読みコンシューマーのクローズ方法

コンシューマー向け非パーシスタント・メッセージの先読みおよびキャッシュ」が「はい」または「キュー定義の場合」に設定されていると、このプロパティーは使用可能になります。 このプロパティーは、メッセージ・コンシューマーがクローズされたとき、内部先読みバッファーに入っているメッセージがどうなるかを決定します。

データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト クローズ・メソッドはすべてのキャッシュ・メッセージが送達されるまで待機する
範囲
すべてのキャッシュ・メッセージが送達されるまで待機
内部先読みバッファー内のすべてのメッセージが、戻される前にアプリケーションのメッセージ・リスナーに送達されます。
現行メッセージが送達されるまで待機
戻される前に、現行メッセージ・リスナー呼び出しのみが完了します。内部先読みバッファーにメッセージが残されている場合には、廃棄されてしまいます。



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料


ファイル名: umj_MQQueueAdvancedProps.html