管理対象セットの設定

このページを使用して、管理対象セットの一般プロパティー、およびこの管理対象セットに属しているアプライアンスのリストを表示します。また、このページを使用して、この管理対象セットと一緒に使用可能な共有可能なアプライアンス設定バージョンのリスト、および管理対象および非管理対象ドメインのリストも表示できます。

この管理コンソール・ページを表示するには、 「サーバー」>「DataPower」>「管理対象セット」> managedset_name の順にクリックします。

管理対象セットの値を設定する以外に、次のボタンを使用してアプライアンス・メンバーシップを編集したり、アプライアンスを同期したり、DataPower® WebGUI にアクセスしてアプライアンスを構成したりすることができます。

ボタン 結果のアクション
メンバーシップの編集 管理対象セットのメンバーである DataPower アプライアンスのリストにアクセスします。このリストを使用して、アプライアンスを追加または除去したり、アプライアンスにマスター・アプライアンスのマークを付けたりすることができます。
同期 管理対象セットにあるアプライアンスの同期を強制します。同期はアプライアンス・マネージャーによって自動的に維持されますが、このオプションを選択すると、同期の実行を要求できます。
起動
トラブルの回避 (Avoid trouble): 「非管理対象ドメイン」セクションにある「起動」ボタンを使用して、マスター・アプライアンス上のデフォルト・ドメインにある DataPower WebGUI を起動することもできます。「管理対象ドメイン」セクションにある「起動」にも同様の機能があります。ただし、そのボタンをクリックすると、マスター・アプライアンス上のデフォルト・ドメインではなく、管理対象ドメインで DataPower WebGUI が起動されます。gotcha
DataPower アプライアンス・マネージャーで定義されているクレデンシャルを使用して、管理対象セット内のマスター・アプライアンス上のデフォルト・ドメインにある DataPower WebGUI を起動します。共有可能なアプライアンス設定または管理対象ドメインをマスター・アプライアンス上で変更すると、変更が管理対象セット内の全アプライアンスに配布されます。ブラウザーでポップアップ機能が使用可能になっていることを確認してから、DataPower WebGUI を起動してください。

「ファームウェア (Firmware)」セクションで、「ファームウェアの変更 (Change firmware)」をクリックして管理対象セットのファームウェアを変更します。ファームウェアのアプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、およびライセンス・フィーチャーは、管理対象セット内のアプライアンスと同じでなければなりません。

「設定」セクションで、「バージョン・ヒストリー (Version history)」をクリックして、この管理対象セットで使用できる共有可能なアプライアンス設定のバージョンを表示します。

「アプライアンス」セクションで、「アプライアンス」 をクリックして、管理対象セットに割り当てられているすべてのアプライアンスの一覧表を表示します。

名前

管理対象セットのユーザー定義のシンボル名を指定します。このフィールドは読み取り専用です。

ファームウェア・バージョン

管理対象セット内のすべてのアプライアンスに同期するファームウェア・バージョンを指定します。

アプライアンス管理対象セットが 1 つのみで、管理対象セットのマスター・アプライアンスで使用されるファームウェアと合致するファームウェア・バージョンが DataPower アプライアンス・マネージャーにないと、このフィールドはブランクになる場合があります。この場合には、管理対象セット内のその単一アプライアンスと同じバージョン番号、アプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、および互換性のあるライセンス・フィーチャーを持つファームウェアを DataPower アプライアンス・マネージャーに追加するか、「Firmware(ファームウェア)」セクションで「ファームウェアの変更 (Change firmware)」をクリックして、管理対象セットに対し、ファームウェア・バージョンを選択することが可能です。この新規ファームウェアは、自動的にこの管理対象セット内の単一アプライアンスのファームウェアとなります。また、ファームウェアは、そのアプライアンスと同じアプライアンス・タイプ、モデル・タイプ、およびライセンス・フィーチャーを含んでいる必要があります。

稼働状況

管理対象セットのすべてのアプライアンス上にある全管理対象ドメインの稼働状況を集約したものを示します。

管理対象セットに管理対象ドメインがない場合、状況は不明となります。 管理対象セットに管理対象ドメインがある場合は、この管理対象セット内にあるすべてのアプライアンスの全管理対象ドメインの稼働状況を集約したものが状況に反映されます。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

稼働中 (up)
管理対象セット内にある全アプライアンス上のすべての管理対象ドメイン内にある全サービス・オブジェクトが使用可能であることを示します。
一部稼働 (partial)
管理対象セット内にある全アプライアンス上のすべての管理対象ドメイン内にあるサービス・オブジェクトが、使用可能、使用不可、または不明の混在した状態であることを示します。
停止 (down)
管理対象セット内にある全アプライアンス上のすべての管理対象ドメイン内にある全サービス・オブジェクトが使用不可であることを示します。
不明 (unknown)
管理対象セット内にある全アプライアンス上のすべての管理対象ドメインの状態が判別不可能であることを示します。この状況は、状態がまだ取得されていないか、アプライアンスとの通信が失われていることを意味している場合があります。管理対象ドメインのない管理対象セットの状況は、常に不明となります。
同期状況

管理対象セットに指定したファームウェア・バージョン、共有可能なアプライアンス設定、および管理対象ドメイン・バージョンが、管理対象セット内にある全アプライアンス間で同期されているかどうかを示します。この同期状況は、管理対象セットのアプライアンス上にあるファームウェアの同期状況、設定の同期状況、およびすべての管理対象ドメインの同期状況を結合したものです。

このフィールドは読み取り専用です。このフィールドに表示される可能性のある値は、次のとおりです。

同期済み (synced)
管理対象セットが同期済みであることを示します。
変更を保留中 (changes pending)
同期がキューに入っていることを示します。アプライアンスで、少なくとも 1 つのファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期がキューに入っています。
進行中 (in progress)
同期が現在処理中であることを示します。管理対象セット内の少なくとも 1 つのアプライアンスで、ファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期を処理しています。他のファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期が、管理対象セット内のアプライアンスで保留中になっている可能性もあります。
不明 (unknown)
同期状況が不明であることを示します。管理対象セット内の少なくとも 1 つのアプライアンスに、同期状態が不明なファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期があります。通常、これは、まだアプライアンス・マネージャーがアプライアンスと接触して管理状況を取得していないことを意味します。ファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期が、管理対象セット内のアプライアンスで保留中または進行中になっている可能性もあります。
エラー (error)
管理対象セット内のアプライアンスでエラーが発生したために、管理対象セットの同期に失敗したことを示します。アプライアンスはエラーを応答しました。管理対象セット内のアプライアンスで、ファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期の管理状況が不明、進行中、または変更を保留中になっている可能性もあります。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
到達不能
アプライアンスが到達不能であることを示します。アプライアンスが応答していないため、管理対象セットの同期に失敗しました。管理対象セット内のアプライアンスで、ファームウェアの同期、設定の同期、または管理対象ドメインの同期の管理状況が不明、進行中、変更を保留中、またはエラーになっている可能性もあります。詳しくは、デプロイメント・マネージャーのエラー・ログを参照してください。
管理対象ドメイン

管理対象ドメインのリストを指定します。このリストを使用して、管理対象ドメインを非管理対象ドメインに変更できます。

マスター・アプライアンスの管理対象ドメインは、管理対象セット内のすべてのアプライアンスにコピーされます。管理対象ドメインのリストを表示するには、このセクションを展開します。 管理対象ドメインを非管理対象ドメインに変更するには、1 つ以上の管理対象ドメインを選択して、「管理対象外 (Unmanage)」をクリックします。 管理対象ドメインが非管理対象ドメインになると、そのドメインは管理対象ドメインの表ではなく、非管理対象ドメインの表に表示されます。

マスター・アプライアンスの管理対象ドメインを変更する必要がある場合は、その管理対象ドメインを選択し、「起動」をクリックして、管理対象セット内のマスター・アプライアンスの選択した管理対象ドメイン上で DataPower WebGUI を起動します。マスター・アプライアンス上の管理対象ドメインに変更を保存すると、必ず自動的に新規ドメイン・バージョンが作成されます。 この新規バージョンが現行バージョンとなり、管理対象セット間で変更が同期されます。

マスター・アプライアンス上の非管理対象ドメイン

非管理対象ドメインのリストを指定します。このリストを使用して、これらの非管理対象ドメインを管理します。

マスター・アプライアンスの管理対象ドメインは、管理対象セット内のすべてのアプライアンスにコピーされます。デフォルトでは、ドメインは管理対象ではありません。非管理対象ドメインはコピーされることはなく、その下に管理対象セット内のアプライアンスを従属させることはありません。

非管理対象ドメインのリストを表示するには、このセクションを展開します。 次に、1 つ以上の非管理対象ドメインを選択して、「管理」をクリックすると、選択したドメインが管理対象ドメインになります。 非管理対象ドメインが管理対象ドメインになると、そのドメインは非管理対象ドメインの表ではなく、管理対象ドメインの表に表示されます。

非管理対象ドメインに含まれているマスター DataPower アプライアンスの構成を変更する必要がある場合は、そのドメインを選択し、「起動」をクリックして、管理対象セットのマスター・アプライアンスのデフォルト・ドメイン上で DataPower WebGUI を起動します。その後、DataPower WebGUI で非管理対象ドメインにナビゲートできます。この「起動」ボタンは、この管理コンソール・ページの上部にある「起動」ボタンと同じ機能を持っています。




マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク


ファイル名: udpw_managedset_detail.html