Web サーバー・プラグイン用の Application Server プロパティー設定

このページを使用して、Web サーバー・プラグインのアプリケーション・サーバー設定を表示または変更します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere Application Server」 > server_name」をクリックし、 「追加プロパティー」セクションで「Web サーバーのプラグイン・プロパティー」をクリックします。

サーバーの役割 (Server Role)

このアプリケーション・サーバーに割り当てる役割を指定します。

Primary」を選択し、このアプリケーション・サーバーを 1 次側アプリケーション・サーバーのリストに追加します。 プラグインはまず、このリスト上のアプリケーション・サーバーへの要求の送付を試行します。

Backup」を選択し、このアプリケーション・サーバーをバックアップ・アプリケーション・サーバーのリストに追加します。 プラグインは、バックアップ・アプリケーション・サーバー中でロード・バランスを取りません。 バックアップ・サーバーは、1 次サーバーが使用可能でない場合のみ使用されます。 プラグインが、バックアップ・アプリケーション・サーバーが必要であることを決定する場合、 リストのサーバーがなくなるまで、または 要求が正常に送信されてリスト上のサーバーの 1 つからの応答を受信するまで、順々にバックアップ・サーバーのリストを経由します。

デフォルト設定 Primary
接続タイムアウト

アプリケーション・サーバーが Web サーバーとの接続を維持する時間を制限するかどうか を指定します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイル内の ConnectTimeout エレメントに対応します。

このフィールドの設定によって、プラグインがアプリケーション・サーバーとの非ブロッキング接続 を実行するかどうかが決まります。非ブロッキング接続は、プラグインが宛先と接続して、ポートが使用可能かどうかを判断することができない場合に役立ちます。

接続タイムアウトの使用」設定が選択されていない場合、 プラグインはアプリケーション・サーバーとの非ブロッキング接続を実行 します。「接続タイムアウトの使用設定が 選択されている場合、「」フィールドに値を指定する必要があります。
  • 」フィールドに 0 より大きい値を指定すると、 プラグインは、指定された秒数の間、接続の正常実行を 待ちます。その時間間隔の間に接続が発生しない場合、 プラグインは、サーバーに使用不可とマークし、要求をクラスター内の別のアプリケーション・サーバーに 送信します。
  • 」フィールドに値 0 を指定すると、 プラグインはブロッキング接続を実行します。
  • 」フィールドに値を指定しないと、 プラグインはブロッキング接続を実行しますが、 オペレーティング・システムがタイムアウト (プラットフォームによって異なるが、最長 2 分程度) になるまではそのままで、 タイムアウトになったらサーバーに unavailable (使用不可) とマークします。
データ型 整数
デフォルト 5
読み取り/書き込みタイムアウトの使用

アプリケーション・サーバーに要求を送信する際、またはアプリケーション・サーバーからの応答を受信する際のプラグインの待ち時間に制限を設けるかどうかを指定します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイル内の ServerIOTimeout エレメントに対応します。

読み取り/書き込みタイムアウトを設定するには、「読み取り/書き込みタイムアウトの使用」プロパティー を選択します。この設定を選択する場合は、 要求を送信するか、または応答を受信するのをプラグインが待つ時間を、秒単位で指定する 必要があります。値を選択してこのフィールドを指定する場合は、アプリケーション・サーバーによる要求の処理に数分かかる可能性があります。値を低く設定しすぎると、プラグインが偽のサーバー・エラー応答をクライアントに送信してしまうことがあります。このチェック・ボックスを選択しなかった場合、プラグインは TCP 接続がタイムアウトになるまで、ブロック入出力を使用して、アプリケーション・サーバーへの要求の書き込みやアプリケーション・サーバーからの応答の読み取りを行います。

このフィールドは、Solaris プラットフォームで実行されるプラグインでは無視されます。

データ型 整数
デフォルト 60 秒
接続の最大数の使用

任意の時点に Web サーバー・プロセスを流れることができる、アプリケーション・サーバーへの 保留中の接続の最大数を指定します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの ServerMaxConnections エレメントに対応します。

接続の最大数を設定するには、「接続の最大数の使用」プロパティー を選択します。この設定を選択する場合は、 任意の時点で Web サーバーとアプリケーション・サーバーとの間に存在できる接続の最大数を 指定する必要があります。

例えば、以下のように想定します。
  • アプリケーション・サーバーは、IHS Web サーバーを実行している 5 つのノードに面しています。
  • それぞれのノードは 2 つのプロセスを開始します。
  • このプロパティーは 50 に設定されています。

この例では、アプリケーション・サーバーは、 最大 500 の接続を受ける可能性があります。ノード数 5 とプロセス数 2 を乗算し、 その結果とこのプロパティーに指定された数 50 を乗算すると、合計で 500 接続 になります。

このプロパティーがゼロまたは -1 に設定されている場合、 アプリケーション・サーバーへの保留中の接続の数に制限はありません。

[z/OS] この属性は、z/OS プラットフォームでは無視されます。 WLM と連動して作動する z/OS のコントローラーは、新規の接続を動的に処理します。

データ型 整数
デフォルト 0
アプリケーション・サーバーが稼働しているかどうかをチェックするために拡張ハンドシェークを使用 (Use extended handshake to check whether application server is running)

選択されている場合、Web サーバー・プラグインは、アプリケーション・サーバー が実行しているかどうかを検査するために拡張ハンドシェークを使用します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイル内の ExtendedHandshake エレメントに対応します。

プロキシー・ファイアウォールがプラグインとアプリケーション・サーバーとの間にある場合は、このプロパティーを選択します。

プラグインは、connect() が失敗した場合に、サーバーにダウンとマークを付けます。 しかし、プロキシー・ファイアウォールがプラグインとアプリケーション・サーバーとの間にある場合には、 バックエンド・アプリケーション・サーバーがダウンしていても、connect() は成功します。 その結果、プラグインは別のアプリケーション・サーバーに正しくフェイルオーバーしない ことになります。

プラグインがアプリケーション・サーバーとのハンドシェークを実行して、 要求を送信する前にアプリケーション・サーバーが開始されていることを確認するようになっている場合は、 ハンドシェークを実行しようとしているアプリケーション・サーバーが使用可能でないことが分かると、 プラグインは別のアプリケーション・サーバーにフェイルオーバーすることが できます。

デフォルトでは、このフィールドは選択されません。アプリケーション・サーバーの稼働チェックに拡張ハンドシェークを使用する場合は、このフィールドを選択します。

要求コンテンツを送信する前に、ヘッダー「100 Continue」を送信します。

Web サーバー・プラグインが要求コンテンツを送信する前にアプリケーション・サーバー にヘッダー「100 Continue」を送信するかどうかを指定します。

このフィールドは、plugin-cfg.xml ファイルの WaitForContinue エレメント に対応します。

選択されている場合、Web サーバー・プラグインは、要求コンテンツを送信する前に、アプリケーション・サーバーにヘッダー「100 Continue」を 送信します。

デフォルトでは、このフィールドは選択されません。この機能を使用可能にするには、このフィールドを選択します。




マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料


ファイル名: uwsv_plugin_props5.html