共用ライブラリーの設定

このページを使用して、デプロイ済みアプリケーションでライブラリー・ファイルを使用できるようにします。

この管理コンソール・ページを表示するには、「環境」 > 「共用ライブラリー」 > shared_library_name をクリックします。

有効範囲

共用ライブラリー構成ファイルのロケーションのレベルを指定します。

シングル・サーバーのインストールでは、共用ライブラリーはセル、ノード、またはサーバー・レベルに関するロケーションに構成ファイルを保持します。

マルチ・サーバーのインストールでは、共用ライブラリーはセル、ノード、サーバー、またはクラスター・レベルに関するロケーションに構成ファイルを保持します。

データ型 ストリング
名前

共用ライブラリーの名前を指定します。

データ型 ストリング
説明

共用ライブラリーについて説明します。

データ型 ストリング
クラスパス

製品が共用ライブラリーのクラスとリソースを検索する、パスのリストを指定します。

リスト内のパスがファイルである場合、製品はその Java™ アーカイブ (JAR) ファイルまたは圧縮 (zip) ファイルの内容を検索します。リスト内のパスがディレクトリーである場合、製品はそのディレクトリー内の JAR および Zip ファイルの内容を検索します。 パフォーマンス上の理由から、製品は、 ディレクトリーにサブディレクトリーまたは JAR または Zip ファイル以外のファイルが含まれている場合に限り、 ディレクトリーそのものを検索します。

クラスパス・エントリーを区切るには、Enter キーを押します。 これらのエントリーでは、セミコロン (;) やコロン (:) などのパス区切り文字は使用できません。 クラスパスでは、変数マップを使用して置き換え可能な変数名を使用できます。

データ型 ストリング
単位 クラスパス
ネイティブ・ライブラリー・パス

共用ライブラリー・サポートのためのプラットフォーム固有 のライブラリー・ファイルを見つけるためのクラスパスを指定します (.dll.so、*SRVPGM オブジェクトなど)。

ネイティブ・ライブラリー・パス」の値を指定する場合、以下の条件が該当しない限り、 アプリケーションや共用ライブラリー・クラス・ローダーがこれらのネイティブ・ライブラリーの場所を検出することはありません。

  • クラスがネイティブ・ライブラリーをロードします。
  • アプリケーションが、ライブラリーをロードするこのクラスのメソッドを起動します。

    例えば、ネイティブ・ライブラリーをロードするクラスで、以下のように、静的ブロックの System.loadLibrary(native_library) を呼び出します。

    static {System.loadLibrary("native_library");
  • このページで指定される「クラスパス」には、ライブラリーをロードするクラスを含みます。

クラス・ローダーは、ネイティブ・ライブラリーを 2 回以上ロードすることはできません。したがって、 ネイティブ・ライブラリーでは独立した共用ライブラリーを使用するか、 アプリケーション・サーバーのクラス・ローダーに関連した共用ライブラリーに ネイティブ・ライブラリーをロードすることをお勧めします。 「この共用ライブラリーに独立したクラス・ローダーを使用 (Use an isolated class loader for this shared library)」設定を参照してください。

データ型 ストリング
単位 クラスパス
この共用ライブラリーで独立したクラス・ローダーを使用する

共用ライブラリーが、関連付けられたアプリケーションまたは Web モジュールで共用される、単一の独立した共用ライブラリーを持つかどうかを指定します。

新フィーチャー: 独立した共用ライブラリーにより、ライブラリー・クラスの 1 つのインスタンスは、関連付けられたアプリケーションおよび Web モジュール間でのみ共用できるようになります。 独立した共用ライブラリーにより、複数のアプリケーションまたは Web モジュールが、各アプリケーションのサブセット間で共通のクラス・セットを共用できるようになります。 さらに、独立した共用ライブラリーはバージョン管理をサポートし、最小の数のライブラリー・コピーをロードします。 独立した 共用ライブラリー用に作成されたクラス・ローダーは、再ロードを行わず、 サーバー・クラス・ローダーのように、サーバーの存続時間の間存在します。共用ネイティブ・ライブラリーの場合、 独立した共用ライブラリーを使用して、ネイティブ・ライブラリーの再ロードから生じる エラーを回避することができます。newfeat

デフォルトは false で、共用ライブラリーは独立していないので、各アプリケーションは共用ライブラリー・クラスのそれぞれのインスタンスをロードします。

独立した共用ライブラリーを使用すると、多数のアプリケーションがライブラリーを 共用するときのメモリーの占有スペースを減らすことができます。このオプションを選択する場合は、共用ライブラリーをアプリケーションまたは Web モジュールと関連付けます。

制約事項: 共用ライブラリーを サーバーに関連付けると、この設定は無視され、 共用ライブラリーのファイルがアプリケーション・サーバー・クラス・ローダーに追加されます。共用ライブラリーを サーバーに関連付けると、独立した共用ライブラリーは使用されません。独立した共用ライブラリーを使用するには、共用ライブラリーをアプリケーションまたは Web モジュールと関連付ける必要があります。
このオプションを選択すると、関連付けられたアプリケーションまたは Web モジュールでのクラス・ローダーの順序に影響があります。 独立した共用ライブラリーと関連付けられたクラス・ローダーの順序が 「最初に親クラス・ローダーをロードしたクラス (「親が最初」)」である場合、 クラス・ローダーは次の順序でクラスをロードできるかどうかを検査します。
  1. 関連付けられたライブラリーのクラス・ローダーがクラスをロードできるかどうかを検査します。
  2. その親のクラス・ローダーがクラスをロードできるかどうかを検査します。
  3. アプリケーションまたは WAR モジュールのクラス・ローダーがクラスをロードできるかどうかを検査します。
順序が「最初にローカル・クラス・ローダーをロードしたクラス (親が最後) (Classes loaded with the local class loader first (Parent last))」である場合は、 クラス・ローダーは次の順序で検査します。
  1. アプリケーションまたは WAR モジュールのクラス・ローダーがクラスをロードできるかどうかを検査します。
  2. 関連付けられたライブラリーのクラス・ローダーがクラスをロードできるかどうかを検査します。
  3. その親のクラス・ローダーがクラスをロードできるかどうかを検査します。

この設定は、ライブラリー・オブジェクトの isolatedClassLoader ブール属性に位置します。

ブール値 false



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク
関連資料


ファイル名: ucws_rsharedlib_inst.html