動的キャッシュ・サービスの設定

このページを使用して、動的キャッシュ・サービス設定を構成および管理します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」> 「WebSphere® Application Server」> server_name >「コンテナー・サービス」>「動的キャッシュ・サービス」の順にクリックします。

サーブレットのキャッシュを使用可能にする

「Web コンテナー」パネルでサーブレットのキャッシュを使用可能にすると、動的サーブレット・キャッシュ・サービスが開始されます。

ポートレットのキャッシュを使用可能にする

動的ポートレット・キャッシュ・サービスを開始するには、「ポートレット・コンテナー」パネルでサーブレットのキャッシュ、次いでポートレット・フラグメントのキャッシュを使用可能にします。

キャッシュ・プロバイダー

動的キャッシュを使用するようにサーバーを構成するか、スタック製品キャッシュ・プロバイダーを使用するようにサーバーを構成するか、そのいずれかを指定します。

トラブルの回避 (Avoid trouble): 使用可能な代替キャッシュ・プロバイダーがある場合には、それを構成することができます。
  • 代替キャッシュ・プロバイダーとして WebSphere eXtreme Scale を使用していて、バージョン 7.0.0.5 またはそれ以降で実行している場合、 WebSphere Application Server とともに WebSphere eXtreme Scale を使用する詳細については、 『概要: 動的キャッシュ』および『WebSphere eXtreme Scale 動的キャッシュ・プロバイダーを使用するための動的キャッシュ (DynaCache) の構成』のトピックを参照してください。
  • 代替キャッシュ・プロバイダーとして WebSphere eXtreme Scale を使用していて、 バージョン 7.0.0.3 またはそれ以前で実行している場合は、以下に示す動的キャッシュ・サービスの一部のフィーチャーが使用不可になります。
    • ディスク・キャッシュはサポートされません。 以下のカスタム・プロパティーは機能しません。
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.enableDiskOffload
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskOffloadLocation
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.flushToDiskOnStop
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.htodCleanupFrequency
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.htodDelayOffload
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.htodDelayOffloadEntriesLimit
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.htodDelayOffloadDepIdBuckets
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.htodDelayOffloadTemplateBuckets
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCachePerformanceLevel
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCacheEvictionPolicy
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCacheHighThreshold
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCacheLowThreshold
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCacheSize
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCacheSizeInGB
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.diskCacheEntrySizeInMB
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.explicitBufferLimitOnStop
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.lruToDiskTriggerTime
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.lruToDiskTriggerPercent
    • DRS による複製は行われません (push または push-pull はサポートされません)。 以下のカスタム・プロパティーは機能しません。
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.enableReplicationAcks
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.enableCacheReplication
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.replicationDomain
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.cacheEntryWindow
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.cachePercentageWindow
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.cacheInvalidateEntryWindow
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.cacheInvalidatePercentWindow
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.filterTimeOutInvalidation
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.filterLRUInvalidation
    • オブジェクト・キャッシュの別名 API フィーチャーはサポートされません。
    • イベント・リスナーのサポートは以下のとおりになります。
      • キャッシュがクリアされると、動的キャッシュ・サービスが、CLEAR_ALL causeOfInvalidation を使用して 1 つの無効化イベントを発行します。 WebSphere eXtreme Scale の場合は、EXPLICT causeOfInvalidation を使用して無効化イベントの各エントリーが発行されます。
      • 何らかのイベントが発行されるたびに、WebSphere eXtreme Scale は常に sourceOfInvalidation を REMOTE に設定します。
      • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.ignoreValueInInvalidationEvent カスタム・プロパティーはサポートされません。
    • com.ibm.ws.cache.CacheConfig.disableDependencyId (依存 ID の使用不可化) および com.ibm.ws.cache.CacheConfig.disableTemplatesSupport (テンプレート) はサポートされません。
    • 入力の inactivityTime フィーチャーはサポートされません。
    • PMI はサポートされません。
    • 以下の CacheStatistic カウンターがサポートされます。
      • CacheHits
      • CacheLruRemoves
      • CacheMisses
      • CacheRemoves
      • ExplictInvalidationsFromMemory
      • MemoryCacheEntries
      • TimeoutInvalidationsFromMemory
    • NioMap - ディスク・キャッシュがサポートされていないため、skipMemoryAndWriteToDisk が機能しません。 また、NIO バッファー管理に対して byteBuffer を解放するための DistributedNioMapObject.release() が呼び出されません。
gotcha
キャッシュ・サイズ

キャッシュが保持する最大エントリー数の値として正の整数を指定します。

このフィールドにキャッシュ・サイズ値を 100 から 200,000 の範囲で入力します。

デフォルト優先順位

キャッシュ・エントリーのデフォルト優先順位を指定します。 これにより、キャッシュがフル・キャッシュに存在する時間が決まります。

デフォルト 1
範囲 1 から 255
メモリー・キャッシュ・サイズの制限

メモリー・キャッシュのサイズを指定します。

このフィーチャーを使用すれば、JVM ヒープに関してキャッシュを制約することができます。 キャッシュ・サイズを MB 単位で指定できるほか、動的キャッシュにより、使用されるキャッシュ・ヒープの高水準点と低水準点を設定することもできます。 キャッシュ・ヒープ・メモリーが高水準点に達すると、動的キャッシュにより、キャッシュが低水準点に下がるまで、ディスクが廃棄されるか、LRU 方式がディスクに適用されます。JVM ヒープに関してキャッシュを制限するこの機能は、キャッシュに入っているオブジェクトがサイズ変更可能インターフェースを実装する場合にのみ使用可能となります。 このインターフェースには、キャッシュに入っているオブジェクトのサイズをバイト単位で返すメソッドが含まれています。 動的キャッシュでは、このサイズ変更可能インターフェースを使用してキャッシュのヒープ・サイズを見積もります。

デフォルト -1 (メモリー・キャッシュ・サイズの制限を使用不可にします)
範囲 1 から最大の整数
メモリー・キャッシュ・サイズ
上限しきい値

メモリー・キャッシュ除去ポリシーの開始時における高水準点を指定します。 このしきい値は、メモリー・キャッシュ・サイズ (メガバイト (MB) 単位) のパーセンテージに換算して表します。 デフォルト値は 95% です。

1 から 100
下限しきい値

メモリー・キャッシュ除去ポリシーの終了時における低水準点を指定します。 このしきい値は、メモリー・キャッシュ・サイズ (メガバイト (MB) 単位) のパーセンテージに換算して表します。 デフォルト値は 80% です。

1 から 100
ディスク・オフロードを使用可能にする

ディスク・オフロードを使用可能にするかどうかを指定します。

デフォルトでは、動的キャッシュには、 メモリーに構成されるエントリーの数が保持されます。 キャッシュが満杯であるのに新規エントリーが作成された場合、 各キャッシュ・エントリーに対し、最低使用頻度 (LRU) アルゴリズムを使用するよう構成された優先順位が適用され、キャッシュからエントリーが除去されます。 キャッシュがフルの場合のキャッシュ・エントリーのメモリーからの除去だけでなく、 ディスク・オフロードを使用可能にして、ファイル・システムへ キャッシュ・エントリーをコピーできます (ロケーションは構成可能です)。 後でそのキャッシュ・エントリーが必要な場合に、ファイル・システムからメモリーに移動されます。

ディスク・オフロードを使用可能にする前に、以下を考慮してください。
  • ディスクにオフロードされるキャッシュ・エントリー数は指定できません。
  • 使用するディスク・スペースの大きさは指定できません。
オフロード位置

ディスク・オフロードを使用可能にした場合にキャッシュ・エントリーを保存する、 ディスク上のロケーションを指定します。

ディスク・オフロード・ロケーションが指定されていない場合は、 デフォルトのロケーションである ${WAS_TEMP_DIR}/node/server name/_dynacache/cache JNDI name が使用されます。 ディスク・オフロード・ロケーションを指定すると、 ノード、サーバー名、およびキャッシュ・インスタンス名が付加されます。 例えば、${USER_INSTALL_ROOT}/diskoffload は、 ロケーションを ${USER_INSTALL_ROOT}/diskoffload/node/server name/cache JNDI name として生成します。 この値は、ディスク・オフロードが使用可能になっていない場合は無視されます。

${WAS_TEMP_DIR} プロパティーのデフォルト値は、${USER_INSTALL_ROOT}/temp です。 WebSphere Application Server の始動後に ${WAS_TEMP_DIR} プロパティーの値を変更しても、ディスク・キャッシュの内容を新しいロケーションに移動しなければ、次のようになります。
  • Application Server は、新しいディスク・オフロード・ロケーションに新規ディスク・キャッシュ・ファイルを作成します。
  • 「ディスクへのフラッシュ」設定が使用可能である場合にアプリケーション・サーバーを再始動すると、 古いロケーションにあるディスク・キャッシュ・コンテンツがすべて失われます。
ディレクトリーを指定するときは、以下を考慮します。
  • [AIX Solaris HP-UX Linux Windows] 一定の期間に多数のオブジェクト、または大きなオブジェクトをキャッシュに入れることが予想される場合は、Windows® オペレーティング・システムなら別々のディスク・ドライブを、UNIX® プラットフォームなら別々のファイル・システムを使用することを検討します。
  • デフォルト・ディレクトリーを使用していてディスクが満杯になり、ログ・ファイルにメッセージを書き込む必要があるにも関わらず、そのスペースがない場合には、WebSphere Application Server が停止する可能性があります。
  • [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] UNIX プラットフォーム上で /tmp などのディレクトリーを指定し、そのディレクトリーが満杯になると、システムへのログオン時に問題が発生する場合があります。
  • オペレーティング・システムによっては、ディスクが満杯であることを示すメッセージがコンソールに表示されます。
ディスクへのフラッシュ

サーバーが停止した場合に、メモリー内のキャッシュ・オブジェクトをディスクに 保存するかどうかを指定します。この値は、「ディスク・オフロードを使用可能にする」が選択されない場合は無視されます。

デフォルト false
ディスク・キャッシュ・サイズ (GB) の制限

最大ディスク・キャッシュ・サイズの値を GB 単位で指定します。このオプションを選択した場合は、正整数の値を指定できます。 このオプションをブランクにしておくことは、サイズを無制限とすることを示します。 この設定は、キャッシュの「ディスク・オフロードを使用可能にする」が指定されている場合にのみ適用されます。

3 以上
ディスク・キャッシュ・サイズの制限 (エントリー数)

最大ディスク・キャッシュ・サイズの値をエントリー数で指定します。 このオプションを選択した場合は、正整数の値を指定できます。 このオプションをブランクにしておくことは、サイズを無制限とすることを示します。 この設定は、キャッシュの「ディスク・オフロードを使用可能にする」が指定されている場合にのみ適用されます。

0 から MAXINT。値 0 は、サイズを無制限にすることを示します。
ディスク・キャッシュ・エントリー・サイズの制限

個々のディスク・キャッシュ・エントリーの最大サイズの値を MB 単位で指定します。 これより大きいキャッシュ・エントリーは、メモリーから除去される際、ディスクにオフロードされません。 このオプションを選択した場合は、正整数の値を指定できます。 このオプションをブランクにしておくことは、サイズを無制限とすることを示します。 この設定は、キャッシュの「ディスク・オフロードを使用可能にする」が指定されている場合にのみ適用されます。

0 から MAXINT。値 0 は、サイズを無制限にすることを示します。
ディスク・キャッシュ・パフォーマンス設定

ディスク・キャッシュが必要とするパフォーマンスのレベルを指定します。 この設定は、キャッシュの「enableDiskOffload」が指定されている場合にのみ適用されます。 パフォーマンス・レベルによって、メモリー・リソースがバックグラウンド・アクティビティーでどのように使用されるか、 例えば、キャッシュ・クリーンアップ、有効期限、ガーベッジ・コレクションなどが変わります。 この設定は、キャッシュの「ディスク・オフロードを使用可能にする」が指定されている場合にのみ適用されます。

High performance and high memory usage すべてのメタデータをメモリー内に保持することを示します。
Balanced performance and balanced memory usage メタデータの一部をメモリー内に保持することを示します。これは、デフォルトのパフォーマンス設定であり、多くのユーザーにとって、パフォーマンスとメモリー使用のバランスが最適となります。
Low performance and low memory usage メタデータを限定的にメモリー内に保持することを示します。
Custom performance 管理者が明示的に、上記のバックグラウンド・アクティビティーのサポートに使用されるメモリー設定を構成することを示します。 管理者は、これらの値を DiskCacheCustomPerformanceSettings オブジェクトを使用して設定します。
ディスク・キャッシュ・クリーンアップの頻度

ディスク・キャッシュ・クリーンアップの頻度を分単位で指定します。 値を 0 に設定した場合、クリーンアップが実行されるのは 深夜 12 時のみです。この設定は、 ディスク・オフロードのパフォーマンス・レベルが low、balanced、または custom の場合にのみ適用されます。 ハイパフォーマンス・レベルでは、ディスクのクリーンアップが必要とならないため、この値は無視されます。

0 から 1440
メタエントリーごとのキャッシュ ID の最大バッファー

メモリー内のディスク・キャッシュ・メタデータの、個々の依存 ID または テンプレートに保管される、キャッシュ ID の最大数の値を指定します。 この制限を超える場合、情報は、ディスクにオフロードされます。 この設定は、ディスク・オフロードのパフォーマンス・レベルが「custom」の場合にのみ適用されます。

100 から MAXINT
依存 ID の最大バッファー

メモリー内のディスク・キャッシュ・メタデータの依存 ID バケットの最大数の値を指定します。 この制限を超える場合、情報は、ディスクにオフロードされます。 この設定は、ディスク・キャッシュのパフォーマンス・レベルが custom の場合にのみ適用されます。

100 から MAXINT
テンプレートの最大バッファー

メモリー内のディスク・キャッシュ・メタデータに存在するテンプレート・バケットの最大数の値を指定します。 この制限を超える場合、情報は、ディスクにオフロードされます。 この設定は、ディスク・キャッシュのパフォーマンス・レベルが custom の場合にのみ適用されます。

10 から MAXINT
ディスク・キャッシュの除去アルゴリズム

上限しきい値に達した場合に、エントリーを除去するためにディスク・キャッシュが使用する除去アルゴリズムを指定します。 この設定は、キャッシュの「ディスク・オフロードを使用可能にする」が指定されている場合にのみ適用されます。 この設定は、ディスク・キャッシュの除去ポリシーが「なし」に設定されている場合には適用されません。

なし 除去ポリシーはありません。このためディスク・キャッシュは、限界まで、つまり動的キャッシュ・サービスがディスクへの書き込みを停止するまで拡張する可能性があります。
ランダム ディスク・サイズが上限しきい値に達した場合、ディスク・キャッシュのガーベッジ・コレクターが起動し、ディスク上のエントリーをランダムに選択して、サイズが下限しきい値に達するまでそれらを除去します。
サイズ ディスク・サイズが上限しきい値に達した場合、ディスク・キャッシュのガーベッジ・コレクターが起動し、ディスク上の最も大きいエントリーを選択し、ディスク・サイズが下限しきい値に達するまで、それらを除去します。
上限しきい値

除去ポリシーがいつ実行されるのかを指定します。しきい値は、GB 単位、またはエントリー数でのディスク・キャッシュ・サイズに対するパーセンテージで表されます。 ディスク・キャッシュ・サイズの制限 (GB 単位)、またはディスク・キャッシュ・サイズの制限 (エントリー数) が指定されているときには、低い値を使用します。この設定は、ディスク・キャッシュの除去ポリシーが「なし」に設定されている場合には適用されません。

1 から 100
下限しきい値

除去ポリシーがいつ終了するかを指定します。しきい値は、GB 単位、またはエントリー数でのディスク・キャッシュ・サイズに対するパーセンテージで表されます。 ディスク・キャッシュ・サイズの制限 (GB 単位)、またはディスク・キャッシュ・サイズの制限 (エントリー数) で指定された値の小さい方の値が使用されます。 この設定は、ディスク・キャッシュの除去ポリシーが「なし」に設定されている場合には適用されません。

1 から 100
キャッシュ複製を使用可能にする

キャッシュ複製を使用して、 同じ複製ドメイン内に構成されている複数のアプリケーション・サーバーにキャッシュ・エントリーをコピーします。

フル・グループ複製ドメイン

データの複製元となる複製ドメインを指定します。

定義されたいずれかの複製ドメインから選択します。 リストされた複製ドメインがない場合は、クラスター作成時、 または「環境」>「内部複製ドメイン」>「新規」をクリックして、管理コンソール内で手動で複製ドメインを作成しなければなりません。 動的キャッシュ・サービスで使用するために選択された複製ドメインは、「全グループ・レプリカ」を使用しなければなりません。 複製コンシューマー間で複製ドメインを共用することはできません。 動的キャッシュは、セッション・マネージャーまたはステートフル・セッション Bean とは別の複製ドメインを使用する必要があります。

複製タイプ

このアプリケーション・サーバーのグローバル共用ポリシーを指定します。

使用可能な設定は次のとおりです。
  • push と pull の両方」は、複製ドメイン内の他のサーバーに、新しく更新されたコンテンツのキャッシュ ID を送ります。 そのため、他のサーバーのいずれかがコンテンツを要求しており、 そのサーバーはあらかじめ更新されたコンテンツのキャッシュ・エントリーの ID を持っている場合には、 公開サーバーからのコンテンツを検索します。 一方、あらかじめ公開されていない ID への要求が行われると、 サーバーは、クラスター内に存在していないと判断し、新しい項目を作成します。
  • push のみ」は、複製ドメイン内の他のすべてのサーバーに新しいコンテンツのキャッシュ ID およびキャッシュ・コンテンツを送ります。
  • 共用しない (Not Shared)」設定を使用している場合は、キャッシュ・エントリーの作成時に、キャッシュ・コンテンツとキャッシュ ID のどちらも、複製ドメイン内の他のサーバントまたはサーバーに伝搬されません。 しかし、無効化は他のサーバントまたはサーバーに伝搬されます。 共用ポリシーは、複数の異なるレベルで設定することができます。 すべてのキャッシュのデフォルト・ポリシーであるグローバル共用ポリシーは、動的キャッシュ・サービスの構成時に定義されます。 この共用ポリシーは、cachespec.xml ファイルを変更することによって上書きできます。 cachespec.xml ファイルについて詳しくは、cachespec.xml ファイルに関するトピックを参照してください。 また、キャッシュ・エントリーの作成時には、アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) レベルの共用ポリシーを上書きできます。
デフォルトは「共有しない」です。
push 頻度

新しいキャッシュ・エントリーまたは変更したキャッシュ・エントリーを他のサーバーにプッシュするまで待機する時間 (秒) を指定します。

0 (ゼロ) の値は、キャッシュ・エントリーを即時に送信します。 このプロパティーに 0 (ゼロ) より大きい値を設定すると、 時間枠内に作成または変更されたすべてのキャッシュ・エントリーが「バッチ」でプッシュされます。 デフォルトは 1 です。




マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連概念
関連タスク
関連資料


ファイル名: udyn_rcachesettings.html