Lightweight Directory Access Protocol のパフォーマンス設定

このページを使用して、オープンしている接続やコンテキストを内部で維持されているプールに追加したり、それらの接続やコンテキストを再利用したりすることによる、パフォーマンスへの影響を最小化します。 また、取得したデータの内部キャッシュを維持することによるパフォーマンスへの影響も最小化します。

この管理コンソール・ページを表示するには、以下のステップを実行します。
  1. 管理コンソールで、「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」とクリックします。
  2. 「ユーザー・アカウント・リポジトリー」の下で、「使用可能なレルム定義」フィールドから「フェデレーテッド・リポジトリー」を選択し、「構成」をクリックします。
  3. 「関連項目」の下の「リポジトリーの管理」をクリックします。
  4. 「追加」をクリックして新規の外部リポジトリーを指定するか、事前構成されている外部リポジトリーを選択します。
  5. 「追加プロパティー」の下の「パフォーマンス」をクリックします。

フェデレーテッド・リポジトリー構成の追加または更新が完了したら、「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」パネルへ移動し、「適用」をクリックして変更内容を有効にしてください。

検索時間の制限

要求を停止するまで Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバーが応答する期間のタイムアウト値をミリ秒単位で指定します。

データ型: 整数
単位: ミリ秒
デフォルト: 0
範囲: 0 と等しいか、0 より大きいかのどちらかになります。値 0 は、検索時間制限がないことを指定します。
検索リターンの制限

検索結果内に戻されるエントリーの最大数を指定します。

データ型: 整数
単位: エントリー
デフォルト: 0
範囲: 0 と等しいか、0 より大きいかのどちらかになります。値 0 は、検索結果制限がないことを指定します。
接続プールの使用

Software Development Kit (SDK) で提供されている接続プール機能を使用するかどうかを指定します。

接続プールは Java™ ランタイムによって維持されています。これは、システム・プロパティーによって構成されます。

デフォルト: 使用不可
範囲: 使用可能または使用不可
コンテキスト・プールを使用可能にする

コンテキスト・プールが LDAP サーバーに対して使用可能であるかどうかを指定します。 パフォーマンスを向上するには、コンテキスト・プールを接続プールと組み合わせて使用します。

デフォルト: 使用可能
範囲: 使用可能または使用不可
初期サイズ

プールが LDAP リポジトリーによって初めて作成されるときの、プール内のコンテキスト・インスタンスの数を指定します。

データ型: 整数
デフォルト: 1
範囲: 1 から 50
優先サイズ

コンテキスト・プールが維持するコンテキスト・インスタンスの設定済みの数を指定します。この数には、使用中のコンテキスト・インスタンスの数も、使用されていないものの数も含まれます。

データ型: 整数
デフォルト: 3
範囲: 0 から 100
最大サイズ

コンテキスト・プールが並行して維持できるコンテキスト・インスタンスの最大数を指定します。この数には、使用中のコンテキスト・インスタンスの数も、使用されていないものの数も含まれます。

プール・サイズが最大サイズに達すると、新規の要求に対して新規のインスタンスが作成されなくなります。新規の要求は、コンテキスト・インスタンスがリリースされるかまたは除去されるまでブロックされます。要求は、プール内に使用可能なコンテキスト・インスタンスがあるかどうかを定期的にチェックします。プール済みコンテキスト・インスタンスに対する要求は、使用されていない既存のプール済みコンテキスト・インスタンスか、新規に作成されたプール済みコンテキスト・インスタンスを使用します。

最大プール・サイズが 0 の場合は、コンテキスト・プールが無限の数のコンテキスト・インスタンスを維持できることを示します。

データ型: 整数
デフォルト: 0
コンテキスト・プール・タイムアウト

コンテキスト・プールがタイムアウトになり、使用されていないコンテキスト・インスタンスが除去される秒数を指定します。

タイムアウト値 0 は、コンテキスト・プールがコンテキスト・インスタンスをタイムアウトしないことを示します。

データ型: 整数
デフォルト: 0
属性のキャッシュ

LDAP サーバーから戻される属性をキャッシュするかどうかを指定します。

デフォルト: 使用可能
範囲: 使用可能または使用不可
キャッシュ・サイズ

キャッシュの最大サイズを指定します。

データ型: 整数
デフォルト: 4000
範囲: 100 以上
キャッシュのタイムアウト値

キャッシュされた検索結果がキャッシュに保持される秒数の最大値を指定します。

タイムアウト値が 0 の場合は、更新操作が行われるまでキャッシュされた検索結果がキャッシュ内に保持されることを示しています。

データ型: 整数
単位:
デフォルト: 1200
範囲: 0 以上
検索結果のキャッシュ

LDAP サーバーから戻される検索結果をキャッシュするかどうか指定します。

デフォルト: 使用可能
範囲: 使用可能または使用不可
キャッシュ・サイズ

キャッシュの最大サイズを指定します。

データ型: 整数
デフォルト: 2000
範囲: 100 以上
キャッシュのタイムアウト値

キャッシュされた検索結果がキャッシュに保持される秒数の最大値を指定します。

タイムアウト値が 0 の場合は、更新操作が行われるまでキャッシュされた検索結果がキャッシュ内に保持されることを示しています。

データ型: 整数
単位:
デフォルト: 600
範囲: 0 以上



マーク付きのリンク (オンライン) では、インターネットにアクセスする必要があります。

関連タスク


ファイル名: uwim_ldapperfsettings.html