このチュートリアルでは、ビジネス・スペースを使用して新規タスクを作成する方法について説明します。
始める前に
このチュートリアルでは、WebSphere Process Server からのコンテンツを含むウィジェットを使用します。チュートリアルを実行するには、WebSphere Process Server がインストールされていなければなりません。一部のステップおよび情報は、場合によっては当てはまらない可能性があります。必要に合わせて、このチュートリアルを調整してください。
このタスクについて
このチュートリアルは、ビジネス・スペースを使用して他のユーザーのタスクを作成する方法の一例です。ここでは、通信会社の顧客サポート部門に勤務している場合について考えます。先ほど顧客担当者から電話があり、至急顧客のサイトに行ってネットワークの問題を調査するよう指示されました。出張の手配をする前に、管理者から出張の承認を得る必要があります。
手順
- ビジネス・スペースにログオンして、出張承認要求の作成に使用するスペースを開きます。
- 「タスクの作成」ページに切り替え、タスク定義リスト・ウィジェットを使用して出張承認要求を作成します。
- タスク情報ウィジェットで、承認者 (この場合は自分の上司) のユーザー ID を入力し、24 時間以内に承認が必要であるという説明を入力して、詳細な出張予定を記入した文書を添付します。
- 24 時間後に、タスク・リスト・ウィジェットで「作成したタスク」フィルターを使用して承認要求の進行状況を確認します。 「すべてのタスク」リストに表示されたタスクをフィルタリングして、完了したタスクのみが表示されるようにします。上司が要求をまだ承認していないことがわかります。
- 会社の出張規定では、出張の手配を確定するには管理職が出張要求を承認する必要があり、また、顧客サイトへの出張は緊急を要するため、要求をエスカレートすることにします。タスク・リスト・ウィジェットから要求を選択し、「アクション」から「エスカレート」を選択します。承認が上司に対してエスカレートされます。上司は E メールの通知を受け取り、アクションをとる必要があることに気付きます。