サービス・モニターは、SCA モジュールによって公開または呼び出されるサービスの応答時間および要求スループットを測定します。要求側に公開されるサービス (SCA エクスポート) またはモジュール内でコンシュームされる サービス (SCA インポート) でモニターする操作を選択します。必要に応じて、応答時間および スループットのしきい値を定義できます。
サービス・モニターでは、応答時間およびスループットのデータがグラフにプロットされるので、定義したしきい値を超える呼び出しが視覚的に区別されます。グラフには常に最新のモニター統計が表示されますが、グラフに表示される期間を広げることにより、履歴データを表示できます。
応答時間
応答時間グラフは、サービス要求から応答までに経過した時間を示します。(両方向の非同期実装でのサービス操作の場合、このグラフは、要求から応答までの経過時間ではなく、操作が要求の処理に要した時間のみを表します。) グラフの応答時間は数秒間または数分間にわたりプロットされます。また、統計測定表には、直近の 1 秒間または 1 分間、およびモニター・セッション全体の応答時間が表示されます。
スループット
スループット・グラフは、時間単位 (秒または分) の間に完了した呼び出しの数を示します。また、統計測定表には、直近の 1 秒間または 1 分間、およびモニター・セッション全体のスループットが表示されます。
サービス・モニター・データはメモリー内に保管されます。バッファーがいっぱいになった場合は、最も古いデータが廃棄され、最新のデータに置き換えられます。操作の保管データは、すべてのユーザーがその操作のモニターをオフに切り替えると、自動的に除去されます。