失敗したイベントの検索

指定した基準を満たす失敗したイベントを見つけます。

管理コンソールでこのページを表示するには、「統合アプリケーション」>「Failed Event Manager」> 「失敗したイベントの検索」をクリックします。

このページには、すべてのイベント・タイプに共通のフィールドのほか、リカバリー・サブシステムによって処理される各タイプのイベントに固有のフィールドも表示されます。これらのタイプ固有フィールドは、関連したイベント・タイプを検索する場合に限って表示されます。以下のセクションでは、このページで使用可能なすべてのフィールドについて説明します。


(オンライン) と表示されているリンクの場合は、インターネットへのアクセスが必要です。 各リンクからは、オンライン・インフォメーション・センターのトピックへの検索が起動します。 検索結果がリストされたら、ご使用の構成に最も良く適合するトピックを選択してください。

このトピックの更新情報を確認してください。 (オンライン)

イベント・タイプ

検索対象とする失敗したイベントのタイプ (複数可) を指定します。

以下のチェック・ボックスを 1 つ以上選択してください。
  • SCA: 失敗した Service Component Architecture (SCA) イベントを検索します。このオプションを選択した場合、別の検索基準を指定せずに検索すると、失敗したすべての SCA イベントが 返されます。
  • JMS: 失敗した Java Message Service (JMS) イベントを 検索します。このオプションを選択した場合、別の検索基準を指定せずに検索すると、失敗したすべての JMS イベントが返されます。
  • MQ: 失敗した WebSphere MQ イベントを検索します。このオプションを選択した場合、別の検索基準を指定せずに検索すると、失敗したすべての WebSphere MQ イベントが返されます。
  • BPC: 失敗したか、停止したか、強制終了された Business Process Choreographer イベントを検索します。このオプションを選択した場合、別の検索基準を指定せずに検索すると、失敗したすべての Business Process Choreographer イベントが返されます。
  • BFMHold: Business Flow Manager 保留キュー・イベントを検索します。このオプションを選択した場合、別の検索基準を指定せずに検索すると、失敗したすべての保留キュー・イベントが返されます。

イベント状況

検索対象に含めるイベント状況を指定します。このフィールドは、Business Process Choreographer イベントの検索時に限って 使用可能です。SCA、JMS、WebSphere MQ、または Business Flow Manager 保留キューのイベントのみを検索する場合、値はデフォルトで「失敗」になり、このフィールドは使用不可になります。

以下のチェック・ボックスを 1 つ以上選択してください。
  • すべて選択: 失敗したイベント、 停止したイベント、および強制終了されたイベントをすべて検索します。検索を 1 つまたは 2 つの 状態に制限する場合は、このチェック・ボックスをクリアしてください。
  • 失敗: プロセス・インスタンスの状態が failed になって 失敗したすべての BPEL (Business Process Execution Language) プロセスを検索します。
  • 強制終了: プロセス・インスタンスの状態が terminated になって 失敗したすべての BPEL プロセスを検索します。
  • 停止: 1 つ以上のアクティビティーが stopped 状態になって 失敗したすべての BPEL プロセスを検索します。

モジュール

失敗したイベントの宛先モジュール (イベントの送信先モジュール) を指定します。このフィールドは、SCA、JMS、WebSphere MQ、Business Flow Manager 保留キュー、および Business Process Choreographer イベントの検索時にのみ 使用可能です。

宛先は、失敗ポイントのパースペクティブから、失敗したイベント・マネージャーによって決められます。 宛先を決定する仕組みを明確にするため、次の例を考えます。この例では、コンポーネント A がコンポーネント B を非同期で呼び出します。要求メッセージが A から B へ送られ、応答メッセージが B から A へ送られます。
  • 初期要求中に例外が発生した場合は、 Failed Event Manager にとって、 コンポーネント A がソースになり、コンポーネント B が宛先になります。
  • 応答中に例外が発生した場合は、 Failed Event Manager にとって、 コンポーネント B がソースになり、コンポーネント A が宛先になります。

「モジュール」フィールドは、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を受け入れます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべての宛先モジュールが戻されます。

コンポーネント

失敗したイベントの宛先コンポーネント (イベントの送信先コンポーネント) を指定します。このフィールドは、すべてのイベント・タイプの検索時に使用可能です。

宛先は、失敗ポイントのパースペクティブから決まります。 (宛先が決まる仕組みの詳細については、「モジュール」フィールドの説明を参照してください。)

「コンポーネント」のフィールドは、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を受け入れます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべての宛先コンポーネントが戻されます。

操作

失敗したイベントの操作 (イベントを処理するように指定されたメソッド) を指定します。このフィールドは、すべてのイベント・タイプの検索時に使用可能です。

宛先は、失敗ポイントのパースペクティブから決まります。

このフィールドは、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を受け入れます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべての宛先メソッドが戻されます。

開始日

特定の期間内に失敗したイベントを検索するには、開始日時を指定します。 このフィールドは、すべてのイベント・タイプの検索時に使用可能です。

このフィールドの値は、使用するコンピューターのロケールで必要な日時フォーマットに準拠している必要があります。例えば、en_US ロケールで必要なフォーマットは、MM/DD/YY HH:MM Meridiem です。en_US ロケールで正しくフォーマットされた値は、12/20/2005 4:30 PM のようになります。このページでは、使用するロケールにふさわしいフォーマットの例がこのフィールドの上に示されます。

時間は常にプロセス・サーバーのローカル時間です。管理コンソールが稼働している個別のマシンの時間ではありません。

終了日

特定の期間内に失敗したイベントを検索する場合の終了日時を指定します。 このフィールドは、 すべてのイベント・タイプの検索時に使用可能です。

このフィールドの値は、使用するコンピューターのロケールで必要な日時フォーマットに準拠している必要があります。(例えば、en_US ロケールで必要なフォーマットは、MM/DD/YY HH:MM Meridiem です。正しくフォーマットされた値は、12/20/2005 8:30 PM のようになります。) このページでは、使用するロケールにふさわしいフォーマットの例がこのフィールドの上に示されます。

指定する時間は常にプロセス・サーバーのローカル時間です。管理コンソールを稼働している個々のシステムの時間ではありません。

セッション ID

検索を実行するセッションの ID を指定します。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

各イベントはセッション内で実行されます。セッションには、イベントを処理するのに必要なすべての情報が含まれています。イベントが失敗すると、Failed Event Manager は、セッション ID パラメーター内の失敗した実行ブランチの特定のセッション情報をカプセル化します。

ソース・モジュール

イベントの発生元のモジュールを指定します。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

ソースは、失敗ポイントのパースペクティブから決まります。 ソースを決定する仕組みを明確にするため、次の例を考えます。この例では、コンポーネント A がコンポーネント B を非同期で呼び出します。要求メッセージが A から B へ送られ、応答メッセージが B から A へ送られます。
  • 初期要求中に例外が発生した場合は、 Failed Event Manager にとって、 コンポーネント A がソースになり、コンポーネント B が宛先になります。
  • 応答中に例外が発生した場合は、 Failed Event Manager にとって、 コンポーネント B がソースになり、コンポーネント A が宛先になります。

このフィールドは、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を受け入れます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべてのソース・モジュールが戻されます。

ソース・コンポーネント

イベントの送信元コンポーネントを指定します。このフィールドは、SCA イベントの 検索時に使用可能です。

ソースは、失敗ポイントのパースペクティブから決まります。 ソースが決まる仕組みの詳細については、「ソース・モジュール」フィールドの説明を参照してください。

「ソース・コンポーネント」フィールドは、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を受け入れます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべてのソース・コンポーネントが戻されます。

ビジネス・オブジェクト・タイプ

特定のビジネス・オブジェクト・タイプを含むイベントを検索するには、タイプを指定します。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

「ビジネス・オブジェクト・タイプ」フィールドは、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を受け入れます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべてのイベントが戻されます。

イベント順序付け修飾子

イベント修飾子が宣言されているイベントを検索できます。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

メニューから以下のいずれかのオプションを選択してください。
  • 順序付き: イベント・シーケンスの一部であるイベントを検索します。
  • 順序付けなし: イベント・シーケンスの一部でないイベントを検索します。このイベントにはイベント順序付けは必要ありません。
  • ブランク: イベント順序付け修飾子を検索基準の一部として含めません。

ストア・イニシエーター修飾子

ストア開始の原因となったイベントを検索できます。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

メニューから以下のいずれかのオプションを選択してください。
  • ストア・イニシエーター: イベント・ストアを開始したイベントを検索します。同じイベント宛先の後続イベントは、宛先の可用性に基づいて保管されます。イベントは宛先が使用可能になった時点で転送されます。
  • 非ストア・イニシエーター: イベント・ストアを開始しなかったイベントを検索します。
  • ブランク: ストア・アンド・フォワード修飾子を検索基準の一部として含めません。

プロセス応答修飾子

システムがビジネス・プロセスに失敗応答を送信できないために取り込まれた失敗したイベントを検索するかどうかを指定します。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

メニューから以下のいずれかのオプションを選択してください。
  • プロセス応答: プロセスへの応答であるイベントを検索します。イベントはターゲット・プロセスに転送できます。また、失敗したイベントを再サブミットするときは呼び出し元に再サブミットできます。
  • 非プロセス応答: プロセスへの応答ではないイベントを検索します。イベントは失敗したイベントを再サブミットするときに呼び出し元に再サブミットされます。
  • ブランク: プロセス応答修飾子を検索基準の一部として含めません。

例外テキスト

失敗したイベントの例外テキストを検索するには、テキストを指定します。このフィールドは、SCA イベントの検索時に使用可能です。

例外に表示されるテキスト全体を指定できます。また、アスタリスク (*) ワイルドカード文字を使用してテキストの一部を指定することもできます。値は大/小文字が区別されます。このフィールドをブランクのままにすると、ワイルドカードを指定したものとして扱われ、すべてのイベントが戻されます。