WebSphere

モジュール正常性

モジュール正常性ウィジェットは、モジュールの正常性を評価し、潜在的な問題を識別するために使用します。このウィジェットを使用すると、モジュールのトポロジー、システム・コンポーネント、システム・メッセージング・エンジン、キュー、データ・ソース、および失敗したイベントに関する正常性の情報を集中管理できます。

モジュール正常性モジュール・ブラウザー・ウィジェットと対話します。モジュール・ブラウザーからモジュールを選択すると、モジュール正常性ウィジェットが最新表示され、選択したモジュールの正常性の情報が表示されます。
注: Business Space の管理セキュリティーが有効である場合、モジュール・ブラウザーを正常に作動させるには、アプリケーション・セキュリティーも有効にする必要があります。

モジュール正常性ウィジェットには、モジュールの全体的状況が表示されます。また、モジュールの主要な領域に関する追加の状況および正常性の情報がグループ化されて、以下のタブに編成されています。1 つ以上のリソースに関する問題 (例えば、キューが容量に達した、ノード・エージェントが稼働していない、など) がある場合は、影響を受ける各タブの上部に警告アイコンが表示されます。

「トポロジー」タブ
スタンドアロン・サーバー、デプロイメント環境、クラスター、およびモジュールのノード・エージェントと、それぞれの状況がリストされます。
「システム・コンポーネント」タブ
モジュール (Failed Event Manager、Business Process Choreographer コンテナー、イベント・サービスなど) が使用する Business Process Choreographer、Common Event Infrastructure (CEI)、および Service Component Architecture (SCA) アプリケーションとサービスのほか、Business Space のウィジェットおよびビジネス・スペース・マネージャーの状況がリストされます。
「システム・メッセージング・エンジン」タブ
モジュールに構成されているシステム・メッセージング・エンジンの状況がリストされます。
「キュー」タブ
モジュールで使用されるシステム・メッセージング・エンジンに構成されているシステム・キューおよびアプリケーション・キューのタイプと状況がリストされます (このタブにはカスタム・メッセージング・エンジンのキューは表示されません)。 タブにはアイコンが表示されて汎用キューの項目数 (空から最大付近まで) が示され、最大容量に近づいているキューを迅速に識別できます。停止したメッセージング・エンジンのキューは表示されません。
「データ・ソース」タブ
モジュールが使用するデータ・ソースの状況がリストされます。カスタム・データ・ソースや、デプロイメント環境の一部として構成されなかったサポート・クラスター・データ・ソースは、「データ・ソース」タブにはリストされません。さらに、タブには、認証別名が設定されていないすべてのデータ・ソースについて「使用不可」状況が表示されます (ウィジェットはデータ・ソースに関する正確な情報を取得できません)。このようになった場合は、管理コンソールを使用して状況を判別します。
「失敗したイベント」タブ
リカバリー・サブシステムが使用可能な場合に、モジュールで失敗したイベントの数をリストします。このタブには、 失敗したイベントの総数のほか、SCA、Business Process Choreographer、Java™ Message Service (JMS)、および WebSphere® MQ のイベントの個々のカウントが表示されます。

モジュールが実行中の場合、モジュール正常性ウィジェットには、そのモジュールの一部であるコンポーネント、システム・メッセージング・エンジン、およびデータ・ソースのみが表示されます (例えば、モジュールにビジネス・プロセスもヒューマン・タスクも含まれない場合、「システム・コンポーネント」タブ、「システム・メッセージング・エンジン」タブ、および「データ・ソース」タブには Business Process Choreographer および Human Task Manager のリソースはリストされません)。ただし、モジュールが停止している場合は、システム上のすべてのコンポーネント、システム・メッセージング・エンジン、およびデータ・ソースが (モジュールで使用されていなくても) ウィジェットに表示されます。モジュールの正常性を正確に把握するためには、モジュールが実行中であることを確認してから、モジュール正常性ウィジェットを使用してください。

失敗したイベントを除き、各タブの各項目にはアイコンが表示され、状況を一目で確認できるようになっています。
表 1. 状況標識
アイコン 状況 アイコンを使用するタブ
実行中状況
実行中

トポロジー

システム・コンポーネント

システム・メッセージング・エンジン

データ・ソース

さらに、このアイコンはモジュール全体の正常性を示すためにも使用されます。

停止状況
停止
使用不可状況
使用不可
部分的に開始の状況

一部が開始済み

部分的に停止の状況

一部が停止済み

ロード中状況

ロード中

これは経過中の状況であり、データのロード中に表示されます。データが使用可能になると、状況で置き換えられます。

キューが空であることを示す状況 キューが空である キュー
キューにメッセージがあることを示す状況 キューにメッセージがある
キューが最大容量に近づきつつあることを示す状況 キューが最大容量に近づきつつある (90% を超えている)
キューがいっぱいであることを示す状況 キューがいっぱいである
構成警告アイコン

警告: タブ上の 1 つ以上のリソースに関する問題があります

すべてのタブ

topic 情報トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/03/18


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