プロキシー・ゲートウェイとは、Web サービス要求を受け取って、 プロキシー・グループ で定義されているエンドポイントにそれらを転送するサービス・ゲートウェイ です。
プロキシー・ゲートウェイは、Gateway Endpoint Lookup メディエーション・プリミティブを含む SCA モジュールです。 WebSphere® Integration Developer を使用してモジュールを作成し、1 つ以上のプロキシー・グループを定義します。また、 仮想サービス の名前を検出できる要求メッセージ内のポイント を指定します。仮想サービスは、1 つ以上の実際のサービスのプロキシーです。 仮想サービス名が URL によって検出されるのか、XPath によって検出されるのかを 指定します。デフォルトは URL です。
プロキシー・ゲートウェイ・モジュールを WebSphere Enterprise Service Bus (WebSphere ESB) または WebSphere Process Server にデプロイした後、 プロキシー・ゲートウェイ・ウィジェットを使用して、プロキシー・グループに仮想サービスを定義 できます。プロキシー・ゲートウェイ・ウィジェットを使用して、 仮想サービスと実際のサービス・エンドポイントとの間の関連を作成します。 この関連は、組み込みの構成ストアに保管されます。
クライアントがプロキシー・ゲートウェイにアクセスするためには、 仮想サービスを呼び出すための WSDL を必要とします。 WSDL を取得するには、Web ブラウザーに仮想サービス URL のエンドポイントを入力し、ストリング ?wsdl を追加します。 例えば、http://zzz/Gold?wsdl と入力します。ここで、http://zzz/ はプロキシー・ゲートウェイのアドレスであり、Gold は仮想サービスの名前です。