このチュートリアルでは、ビジネス・スペースを使用して、自分に割り当てられている作業を適時に管理する方法について説明します。
始める前に
このチュートリアルでは、WebSphere Process Server からのコンテンツを含むウィジェットを使用します。チュートリアルを実行するには、WebSphere Process Server がインストールされていなければなりません。
このチュートリアルでは、ヒューマン・タスクおよびヒューマン・ワークフローの高度な管理テンプレートから作成されたスペースのページおよびウィジェットを使用します。一部のステップおよび情報は、場合によっては当てはまらない可能性があります。必要に合わせて、このチュートリアルを調整してください。
このタスクについて
このチュートリアルは、Business Space を使用して、タスク・リストおよびタスク情報の各ウィジェットで作業を管理する方法の一例です。この例では、注文の見積もりの発行を担当するとします。各見積もり依頼は、個別のタスクです。お客様の満足度要件の 1 つは、お客様が見積もり依頼から 24 時間以内に見積もりを受け取るようにすることです。
この場合の責務は、見積もり依頼のキューを確認すること、および依頼を適時に処理することとします。これらの責務を実行するには、Business Space を使用して、以下のステップを実行します。
手順
- Business Space にログオンして、見積もり依頼の確認に使用するスペースを開きます。 待機中の依頼がタスク・リスト・ウィジェットに表示されます。これらのどの依頼が緊急かを確認して、それらを最初に操作できるようにする必要があります。
- タスクのリストを優先順位でソートします。
- リストを確認した後、リスト内でもっとも緊急なタスクを編集します。 タスク情報ウィジェットにタスクの詳細が表示されます。
使用可能なタスクを完了するために必要な情報があります。必要な情報を入力して、タスクをサブミットします。
タスク・リスト・ウィジェットが更新されて、完了したタスクがタスク・リストから除去されます。タスク・リスト内の残りのタスクの操作を続行します。
- タスク・リストのタスクを完了した後で、タスク・リストをフィルターに掛けて、自分が使用可能なタスクを確認できます。これらのタスクはまだ誰も操作していません。リスト内のいくつかのタスクを受け入れて編集します。 タスク情報ウィジェットに、選択したすべてのタスクの詳細が表示されます。
「所有するタスク」を使用してタスクをフィルターに掛けると、タスク・リスト・ウィジェットも、これらのタスクを含むように更新されます。
- タスクの詳細を確認すると、これらのタスクのいくつかは自分の専門分野でないことがわかります。したがって、それらのタスクは「使用可能なタスク」に戻します。 タスク・リスト・ウィジェットは、これらの戻されたタスクを「所有するタスク」リストから除去するように自動的に更新されます。