Service Component Architecture

「Service Component Architecture」ページは、WebSphere® Service Component Architecture (SCA) アプリケーションをサポートするクラスター/サーバーを構成する際に使用します。サービス・アプリケーションは、SCA.APPLICATION.CellName.Bus、 SCA.SYSTEM.CellName.Bus、または BPC.CellName.Bus のうちの 1 つ以上のバスを使用する必要のあるアプリケーションです。

管理コンソールでこのページを表示するには、以下のいずれかを実行します。

デフォルトでは、デプロイメント・マネージャーおよびカスタム (管理対象ノード) プロファイル内の新規サーバー/クラスターには SCA サポートが構成されていません。スタンドアロン・サーバー・プロファイルに含まれるすべてのサーバーには、あらかじめ SCA サポートが構成されています。

このページから、以下のタスクを実行できます。
重要: SCA 構成に使用するデータ・ソースは、デプロイメント・マネージャーまたはカスタム・プロファイルで変更できますが、既存の SCA サポートを変更 (または構成解除) することはできません。スタンドアロン・サーバー・プロファイルでは、 構成済みデータ・ソースの変更もできません。

(オンライン) と表示されているリンクの場合は、インターネットへのアクセスが必要です。 各リンクからは、オンライン・インフォメーション・センターのトピックへの検索が起動します。 検索結果がリストされたら、ご使用の構成に最も良く適合するトピックを選択してください。

このトピックの更新情報を確認してください。 (オンライン)

Service Component Architecture コンポーネントのサポート

現在のクラスター/サーバーに SCA アプリケーションをデプロイする場合は、このチェック・ボックスを選択します。

デフォルトでは、デプロイメント・マネージャーまたはカスタム (管理対象ノード) プロファイルを使用している場合、このオプションは選択されません。スタンドアロン・サーバー・プロファイルを 使用している場合、SCA サポートはすでに構成済みで、このチェック・ボックスは選択されています。

「Service Component Architecture コンポーネントのサポート」を 選択すると「バス・メンバー・ロケーション」パネルがアクティブになり、SCA アプリケーション宛先とメッセージング・エンジンをホストする場所を指定できます。

バス・メンバー・ロケーション (Bus Member Location) パネル

SCA システム・バス (およびオプションで SCA アプリケーション・バス) の宛先を、ローカル・デプロイメント・ターゲットまたはリモート・ターゲットでホストするかどうかを指定します。このパネルの「ローカル」および「リモート」ラジオ・ボタンを使用して、適切なロケーションを指定します。

スタンドアロン・サーバー・プロファイルでは、バス・メンバーは常にローカルにホストされます。

ローカル

現在のクラスター/サーバーで SCA アプリケーション、そのアプリケーションで必要とするメッセージング・エンジン、および Java Message Service (JMS) キュー宛先を作成およびホストする場合は、このラジオ・ボタンを選択します。

「ローカル」を選択すると、「システム・バス・メンバー」パネルと「アプリケーション・バス・メンバー」パネルがアクティブになるので、各サービス・インテグレーション・バスで使用されるデータ・ソースを作成または変更することができます。

リモート

JMS キュー宛先およびメッセージング・エンジンをホストするためにリモート・クラスター/サーバーを使用しながら、ローカル・クラスター/サーバーで SCA アプリケーションをホストするには、このラジオ・ボタンを選択します。

「リモート」を選択する場合は、関連付けられたドロップダウン・リストまたは「新規」ボタンを使用して、使用するリモート・ロケーションを指定します。ドロップダウン・リストには、SCA システム・バスのメンバーとして構成されているすべてのデプロイメント・ターゲットが表示されます。「新規」ボタンを選択すると「デプロイメント・ターゲットのブラウズ」ページが開かれるので、1 つのサーバー/クラスター・ターゲットをそのリストに追加できます。
注: 「デプロイメント・ターゲットのブラウズ」ページを使用して新規ターゲットをリストに追加し、SCA 構成を完了する前に「Service Component Architecture」ページからナビゲートして離れると、そのターゲットはリストから除去されます。

リモート・デプロイメント・ターゲットを選択した後は、ページの「システム・バス・メンバー」パネルにそのターゲットについての適切な情報が表示されます。リモート・デプロイメント・ターゲットでアプリケーションが使用可能になっていると、そのページの「アプリケーション・バス・メンバー」パネルのテーブルも更新されます。そのデプロイメント・ターゲットでアプリケーション・バスが使用可能になっていない場合は、使用可能に設定することができます。

システム・バス・メンバー・パネル

SCA システム・バスが使用するデータ・ソースのプロパティーを指定します。このパネルは、クラスター/サーバーの新規 SCA 構成を作成する場合、および以前の SCA 構成のシステム・バス・データ・ソースのプロパティーを編集する場合には、いつでもアクティブになります。

このパネルの多くのフィールドには、 選択したデプロイメント・ターゲットに構成されている WebSphere Process Server および WebSphere Enterprise Service Bus 共通データベース (デフォルトでは WPRCSDB) に基づくデフォルト値が 表示されます。これらのデフォルト値を受け入れるか、編集することができます。

i5/OS システムでのデータベース構成の要件は、他のプラットフォームでの要件と 異なる可能性があります。そのため、「システム・バス・メンバー」パネルの フィールドの有効な値およびデフォルト値が他のプラットフォームの値と 若干異なる場合があります。i5/OS システムでのデータベースおよびデータ・ソースのプロパティーについて詳しくは、WebSphere Process Server インフォメーション・センターにあるデータベース構成の資料を参照してください。

「システム・バス・メンバー」パネルには、フィールドの他に 2 つのボタンがあります。
  • 編集: 「編集」ボタンを使用して、システム・バスで使用するデータ・ソースを変更します。これをクリックして、データ・ソースの構成ページを開きます。
  • テスト接続: 「テスト接続」ボタンを使用して、データ・ソースがデータベースに接続できること、およびデータベースで認証できることを検証します。 1 つのコンポーネントがデータ・ソースを管理する場合は、このテストにより、構成済みのスコープからそのデータに到達可能かどうか、また該当する場合には、スキーマが正しく構成されているかどうかも検証されます。

このパネルの各フィールドの詳細な説明については、以降のセクションを参照してください。スタンドアロン・サーバー・プロファイルを使用している場合は、これらのフィールドを編集することはできません。

データベース名

このデータ・ソースで使用されるデータベース名を指定します。 値は、既存のデータベースの名前にする必要があります。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「データベース名」には、検出されたデータベース構成 (例えば、WebSphere Process Server と WebSphere Enterprise Service Bus 構成の場合は WPRCSDB) に基づいたデフォルト値が取り込まれています。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

スキーマ

システム・バスのデータ・ソース用のテーブルを格納するデータベース・スキーマの名前を入力します。このフィールドは、スキーマ名をサポートするデータベースで新規データ・ソースを作成する場合に必要です。

各メッセージング・エンジンは、そのリソース (テーブルなど) を単一のスキーマに保管します。 各データベース・スキーマは、1 つのメッセージ・エンジンによってのみ使用されます。 すべてのメッセージング・エンジンでは同じテーブル名が使用されますが、各メッセージング・エンジンは、 そのスキーマに対するリレーションシップにより、所有するテーブルを排他的に使用できます。
注:

多くの場合、 スキーマをサポートするデータベースは、スキーマ名を指定するための要件が それぞれ異なります。メッセージング・エンジンを持つスキーマの作成および 使用について詳しくは、データベースの資料のほか、WebSphere Process Server インフォメーション・センターの データベース構成のトピックを参照してください。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「スキーマ」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれています。このデフォルト値は、 同じセルで指定のデータベース・インスタンスを使用する すべてのデータ・ソースの間で固有です。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

テーブルの作成

メッセージング・エンジンでデータ・ソース用のデータベース表を作成する場合は、このチェック・ボックスを選択します。

このチェック・ボックスはオプションです。選択しない場合は、データベース管理者が手動で表を作成する必要があります。

デフォルトでは、新規構成の場合にこのオプションが選択されます。

ユーザー名

システム・バスのデータ・ソースに接続するときに使用するユーザー ID を入力します。

これは必須フィールドです。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「ユーザー名」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

パスワード

「ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。

これは必須フィールドです。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「パスワード」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

サーバー

システム・バスが使用するデータベース・サーバーの名前を指定します。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「サーバー」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

プロバイダー

システム・バス用のメッセージング・リソースを作成するために使用されるデータベース・プロバイダーのタイプを指定します。選択する Java Database Connectivity (JDBC) プロバイダーにより、データ・ソースで使用できるデータベースのタイプが決まります。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「プロバイダー」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

メッセージング・エンジンにファイル・ストアを使用している場合、「プロバイダー」 が 自動的に「ファイル・ストア」に設定されます。ファイル・ストア・オプションは、スタンドアロン・サーバー・プロファイルのインストール時のみ使用可能になります。

このフィールドは、クラスター/サーバー用の新しいサービス統合バス・データ・ソースを作成するときに必要です。システム・バスのメッセージング・エンジンが構成された後は、この値を変更できません。

アプリケーション・バス・メンバー・パネル

SCA アプリケーション・バスが使用するデータ・ソースのプロパティーを指定します。このパネルは、クラスター/サーバーの新規 SCA 構成を作成する場合、および以前の SCA 構成のアプリケーション・バス・データ・ソースのプロパティーを編集する場合には、いつでもアクティブになります。

このパネルの多くのフィールドには、 選択したデプロイメント・ターゲットに構成されている WebSphere Process Server および WebSphere Enterprise Service Bus 共通データベース (デフォルトでは WPRCSDB) に基づくデフォルト値が 表示されます。これらのデフォルト値を受け入れるか、編集することができます。

i5/OS システムでのデータベース構成の要件は、他のプラットフォームでの要件と 異なる可能性があります。そのため、「アプリケーション・バス・メンバー」パネルの フィールドの有効な値およびデフォルト値が他のプラットフォームの値と 若干異なる場合があります。i5/OS システムでのデータベースおよびデータ・ソースのプロパティーについて詳しくは、WebSphere Process Server インフォメーション・センターにあるデータベース構成の資料を参照してください。

「アプリケーション・バス・メンバー」パネルには、フィールドの他に 2 つのボタンがあります。
  • 編集: 「編集」ボタンを使用して、アプリケーション・バスで使用するデータ・ソースを変更します。このボタンをクリックして、データ・ソースの構成ページを開きます。
  • テスト接続: 「テスト接続」ボタンを使用して、データ・ソースがデータベースに接続できること、およびデータベースで認証できることを検証します。 1 つのコンポーネントがデータ・ソースを管理する場合は、このテストにより、構成済みのスコープからそのデータに到達可能かどうか、また該当する場合には、スキーマが正しく構成されているかどうかも検証されます。

このパネルの各フィールドの詳細な説明については、以降のセクションを参照してください。スタンドアロン・サーバー・プロファイルを使用している場合は、これらのフィールドを編集することはできません。

WebSphere Business Integration Adapter コンポーネントの使用可能化

WebSphere Business Integration Adapter 用の SCA アプリケーション・バス・サポートを 構成するには、このチェック・ボックスを選択します。

デフォルトでは、新規 SCA 構成の作成時に、このオプションは選択されています。 これは、WebSphere Business Integration Adapter を使用する SCA アプリケーションを、 選択したデプロイメント・ターゲットにデプロイする場合に必要です。
注: これらのタイプの SCA アプリケーションを デプロイするかどうかが明確でない場合は、このオプションを選択しておいて、 必要な場合にサポートを有効にできるようにすることを お勧めします。

データベース・インスタンス (Database Instance)

このデータ・ソースで使用されるデータベース・インスタンスを指定します。値は、既存のデータベース・インスタンスの名前 (例えば、WPRCSDB) にする必要があります。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「データベース・インスタンス」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

スキーマ

アプリケーション・バスのデータ・ソース用のテーブルを格納するデータベース・スキーマの名前を入力します。このフィールドは、スキーマ名をサポートするデータベースで新規データ・ソースを作成する場合に必要です。

各メッセージング・エンジンは、そのリソース (テーブルなど) を単一のスキーマに保管します。 各データベース・スキーマは、1 つのメッセージ・エンジンによってのみ使用されます。 すべてのメッセージング・エンジンでは同じテーブル名が使用されますが、各メッセージング・エンジンは、 そのスキーマに対するリレーションシップにより、所有するテーブルを排他的に使用できます。
注: 多くの場合、 スキーマをサポートするデータベースは、スキーマ名を指定するための要件が それぞれ異なります。メッセージング・エンジンを持つスキーマの作成および 使用について詳しくは、データベースの資料のほか、WebSphere Process Server インフォメーション・センターの データベース構成のトピックを参照してください。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「スキーマ」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれています。このデフォルト値は、 同じセルで指定のデータベース・インスタンスを使用する すべてのデータ・ソースの間で固有です。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

テーブルの作成

メッセージング・エンジンでデータ・ソース用のデータベース表を作成する場合は、このチェック・ボックスを選択します。

このチェック・ボックスはオプションです。選択しない場合は、データベース管理者が手動で表を作成する必要があります。

デフォルトでは、新規構成の場合にこのオプションが選択されます。

ユーザー名

アプリケーション・バスのデータ・ソースに接続するときに使用するユーザー ID を入力します。

これは必須フィールドです。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「ユーザー名」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

パスワード

「ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。

これは必須フィールドです。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「パスワード」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

サーバー

アプリケーション・バスが使用するデータベース・サーバーの名前を指定します。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「サーバー」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

プロバイダー

アプリケーション・バス用のメッセージング・リソースを作成するために使用されるデータベース・プロバイダーのタイプを指定します。選択する JDBC プロバイダーにより、データ・ソースで使用できるデータベースのタイプが決まります。

まだデータ・ソースを構成していない場合、「プロバイダー」には、検出されたデータベース構成に基づいたデフォルト値が取り込まれます。デフォルト値は、フィールド内で直接に編集するか、または「編集」をクリックしてデータ・ソースのプロパティーを更新することによって変更できます。

メッセージング・エンジンにファイル・ストアを使用している場合、「プロバイダー」 が 自動的に「ファイル・ストア」に設定されます。ファイル・ストア・オプションは、スタンドアロン・サーバー・プロファイルのインストール時のみ使用可能になります。

このフィールドは、クラスター/サーバー用の新しいサービス統合バス・データ・ソースを作成するときに必要です。アプリケーション・バスのメッセージング・エンジンが構成された後は、この値を変更できません。