基本ユーザー・プロファイルは、登録情報、個人情報、住所情報、購入ヒストリー、およびその他の各種属性をまとめたものです。 ビジネス・ユーザー・プロファイルには、基本ユーザー・プロファイルに加え、従業員番号、仕事の肩書き、仕事の内容などのような雇用情報が含まれます。 ビジネス・プロファイルは、ユーザーが属する企業組織へのリンクを含むこともできます。
組織エンティティーのプロファイルは、組織名や業種などのような情報を含みます。 プロファイルは、UserRegistrationAdd および OrgEntityAdd コマンドを使用して作成します。 プロファイルの更新は、UserRegistrationUpdate および OrgEntityUpdate コマンドで可能です。 住所コマンド (AddressAdd、AddressDelete、 および AddressUpdate) は、 ユーザーおよび組織エンティティーの住所を管理します。 プロファイルの、WebSphere Commerce データベースへの一括登録は、 ローダー・ユーティリティーを使用して可能です。 アクセス制御ルールにより、誰がプロファイル管理を実行できるかが決まります。
メンバー・プロファイルには、様々な複数値個別属性およびビジネス関連属性 (たとえば、 支払い情報、アドレス、優先言語および優先通貨、パーベイシブ・コンピューティング装置) を入れることができます。 属性はストアに依存します。 複数値およびコンテキストに依存した属性は、メンバー・グループではサポートされません。
プロファイルは拡張可能で、プロファイル・データはデータベースかディレクトリー・サーバーのいずれかに保管できます。 データベースが使用される場合、プロファイル・データは、 BUSPROF、 CERT_X509、 MBRATTR、 MBRATTRVAL、 MBRVIEWPRF、 ORGENTITY、 USERDEMO、 USERPROF、 USERPVCDEV、 USERREG、 および USERS データベース・テーブルに保管されます。 MBRATTR および MBRATTRVAL テーブルを使用して、 他のテーブルではカバーされない追加メンバー属性を定義し、保管することができます。 その際、データベース・スキーマを拡張する必要はありません。 たとえば、ユーザーが所属するプロフェッショナル・アソシエーションのデータを取り込むことに関心がある場合、 PROFESSIONALASSOC と呼ばれる新しい列をテーブルのいずれかに追加する代わりに、 PROFESSIONALASSOC 属性を MBRATTR テーブルで定義して、その値を MBRATTRVAL テーブルに保管します。 また、MBRATTRVAL テーブルを使用すると、 1 つの属性の複数の値を簡単に保管することができます。 ディレクトリー・サーバーがレジストリーとして使用される場合、プロファイル・データは、 標準のオブジェクト・クラスを使用してディレクトリー・サーバーに保管され、 WebSphere Commerce データベースに複製されます。
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