ストアの発行

ストア・アーカイブを作成したら、機能するストアを作成するために、WebSphere Commerce サーバーにそれを発行する必要があります。 

ストア・サービスの発行機能を使用すると、発行機能がローダー・パッケージを呼び出して、 ストア・アーカイブ内の資産の多くを WebSphere Commerce Server にロードします。 いくつかのデータベース資産 (契約、アカウント、商品セットなど) はローダー・パッケージでロードできないため、 発行機能はこれらの資産を WebSphere Commerce Server に発行するための、相当するコマンドを呼び出します。 

ストア・アーカイブを発行する基本的な方法は、ストア・サービスによる方法ですが、 コマンド行を使用してストア・アーカイブを発行することもできます。 サイト管理者とストア管理者のみにストアを発行する権限があります。  

発行する前に、どのサーバーに発行するかを決定します。 たとえば、ステージング・サーバー、またはほかのテスト・サーバー、または運用サーバーなどです。

WebSphere Commerce サーバーにストア・アーカイブを発行する際には、発行したいストア・アーカイブの範囲を選択できます。 たとえば、以下をどのように組み合わせて発行してもかまいません。

初めて発行する場合は、機能的なストアを表示できるようにストア・アーカイブ全体 (上記すべて) を発行することをお勧めいたします。 ただし、それ以降の発行では、ストア・アーカイブ全体を再発行するのではなく、データベース資産、 オンライン・カタログ・データ、Web 資産、またはプロパティー・リソース・バンドルだけを更新してもかまいません。

重要: 

  1. アカウント資産は一度しか発行できません。 再発行することはできません。 詳しくは、発行に関するトラブルシューティングを参照してください。
    契約および商品セット資産を再発行するには、XML ファイルを若干変更する必要があります。 詳しくは、ストア・アーカイブ中の契約 XML ファイルを編集するを参照してください。
  2. また、稼動中のストアに対して WebSphere Commerce Studio から Web 資産を発行することもできます。 WebSphere Commerce Studio で「発行」を選択した場合、選択したファイルだけを WebSphere Commerce サーバーに発行しており、ストア・アーカイブ全体を発行しているのではありません。 つまり、WebSphere Commerce Studio での発行は、すでに稼働しているストアの Web 資産の更新だけに使用され、 稼働ストアを作成するためには使用されません。
  3. 一度には 1 つのストア・アーカイブしか発行できません。 同時発行はサポートされていません。 それを行うと両方のストアの発行が失敗する原因になる場合があります。

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