契約の状態 (Business Edition)

契約は作成されてから削除されるまでに様々な状態を経験します。 大抵の場合、状態の変化はユーザーがとるアクションによって起こります。 自動的に状態が変化することもあります。

以下の図では、状態の変化をもたらすアクションが契約の状態とつながっている行に示されています。 ラベルのない行は、自動的に起きる状態の変化を表します。 この図には、1 つの契約での考えられる状態が示されています。

以下の状態が図の中で示されています。

初期
この状態は、契約ライフ・サイクルの開始点を表します。
ドラフト
ドラフト契約とは新しく作成された契約で、 ドラフト契約として外部ソースからインポートされた契約か、 または既存の契約を複製することによって作成された契約です (既存の契約の複製は図の中では示されていません)。 ドラフト状態にある契約は不完全であり、承認のために送信される準備が整っていません。 セールス・マネージャーまたはアカウント担当者は、ドラフト契約が承認のために準備が整う時を決定します。
保留 (承認)
保留状態にある契約は、完全で、承認のために送信されたドラフト契約です。 セールス・マネージャーまたはアカウント担当者は、ドラフト契約が承認のために準備が整う時を決定します。指名された契約の承認者は、契約を検討する必要があります。 この状態の契約にある商品は購入できません。
承認済み
指名された契約の承認者が、契約が完全であり受け入れ可能であると決定すると、 契約は承認済みの状態に移行できます。 WebSphere Commerce は自動的に、承認済み契約の展開を試行します。
拒否済み
指名されたストアの承認者が、契約が不完全で受け入れ不可能であると決定すると、 契約は拒否の状態に移行されます。 拒否の状態にある契約は変更可能で、 承認のために再送信したり、キャンセルしたり、 削除のためにマークしたりすることができます。
デプロイメント中
デプロイメントの状態にある契約は、サーバーに発効されている承認済みの契約です。 契約に対する購入はできません。 XML ファイルおよび WebSphere Commerce データベース・テーブルでは、 この状態は DeploymentInProgress として現れます。
アクティブ
アクティブの契約は、正常に展開され、契約に対する購入が可能な契約のことです。 契約の有効期限日付が過ぎると、 契約はキャンセルされるまでずっとアクティブの状態のままとなります。
デプロイメント失敗
契約がサーバーに発効できない場合、契約はデプロイメント失敗の状態に設定されます。 エラー・ログを調べ、契約のデプロイメントを妨げる問題を修正して、 契約の展開を再試行してください。 XML ファイルおよび WebSphere Commerce データベース・テーブルでは、 この状態は DeploymentFailed として現れます。
クローズ
アクティブ、中断、または承認済みの状態の契約は、 契約の新しいバージョンが承認されると、自動的にクローズの状態に移行します。 契約の新しいバージョンを作成すると、契約のコピーが作成され、 契約のコピーはドラフトの状態に置かれます。
中断
契約が中断されると、契約に対する購入ができなくなります。 契約は変更できませんが、それをアクティブにすると再開できます。
キャンセル済み
キャンセル済みの契約は、これ以上使用できない契約です。 ただし、参照用としてデータベースには残されます。
削除のためのマーク
削除のためにマークされている契約へは WebSphere Commerce を使用してアクセスすることができなくなります。 XML ファイルおよび WebSphere Commerce データベース・テーブルでは、 この状態は MarkForDelete として現れます。
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