CPYWCSSTG コマンド (OS/400 for iSeries)
ステージ・コピー・ユーティリティーは、データを実動データベースからステージング・データベースにコピーします。
ステージ・コピー・ユーティリティーを実行するには、ステージング・サーバーと実動サーバーの両方のデータベースに接続可能なマシン上で、コマンド行から、次のように入力します。
コマンド全体を 1 行に入力してください。 ここでは見やすくするために複数行で示します。

パラメーター値
- SOURCEDB
- 実動サーバー上のデータベース名。 この名前はリレーショナル・データベース・ディレクトリーで見つかります。
- SRCINST
- ソースまたは実動インスタンス・ユーザー ID。
- DESTDB
- ステージング・サーバー上のデータベース名。 この名前はリレーショナル・データベース・ディレクトリーで見つかります。
- DESTINST
- 宛先またはステージング・インスタンス・ユーザー ID。
- SCOPE
- ステージング・サーバーへのコピーの有効範囲のレベル。 次の中から 1 つを指定します。
- _all_
サイトに関連したレコードとすべてのマーチャントに関連したレコードの両方をコピーするには、_all_ を入力します。
- _site_
サイトに関連したレコードだけをコピーするには、_site_ を入力します。
- _merchant_
すべてのマーチャントに関連したレコードだけをコピーするには、_merchant_ を入力します。
- DBTABLE
- (オプション) コピーする個々のテーブルの名前。 このテーブルにあるすべてのレコードが、
scope パラメーターで指定された有効範囲内にあれば、コピーされます。その有効範囲にない場合、レコードはコピーされません。
- SRCDBPSWD
- (オプション) SRCINST パラメーターによって指定されるログオン ID のパスワード。
- DESTDBPSWD
- (オプション) DESTINST パラメーターによって指定されるログオン ID のパスワード。
指定されない場合、システムは、パスワードを入力するようにプロンプトを出します。
- CLEANUP
- (オプション) ステージ・コピー・ユーティリティーを使用する前に、
ステージング・テーブルを空にするにはこのパラメーターを使用します。 CLEANUP パラメーターを使用してサイト・データを空にすると、
削除カスケードのためにマーチャント・データも削除できるのでご注意ください。 サイト・データを空にしてコピーしてから、マーチャント・データを空にしてコピーしなければなりません。 *YES がデフォルトです。 *NO を指定すると、ステージング・テーブルから何も削除されません。 基本キーまたは固有索引で矛盾しているか重複キーがあると、コピーが失敗することがあります。 ステージング・コピーを使用して、実動データベースからのデータ・コピーを行わずにステージング・データベースだけを空にするには、
*ONLY として CLEANUP を指定します。
- LOG
- (オプション) ステージ・コピー・ユーティリティーが活動とエラーを記録するファイルのパスと名前。
このパラメーターが指定されない場合は、
stagingcopy_SRCINST_DESTINST_yyyy.mm.dd_hh.mm.ss.zzz.log というログ・ファイルが、
QIBM/UserData/WebCommerce/instances/ ディレクトリーに作成されます。
ステージング・サーバーのコピーについて詳しくは、例を参照してください。