システム・スペースのセットアップ

DB2 Text Extender をインストールするための準備をするために、以下のシステム・スペース要件が満たされていることを確認してください。

DB2 Text Extender は、検索要求を実行するために使用する、情報を保管する追加スペースが必要です。 以下は、データベースが DB2 Text Extender にとって使用可能な場合に作成されるオブジェクトを要約しています。

使用可能性 作成されたオブジェクト
データベース カタログ・ビュー
テーブル 共通な索引
ログ・テーブル
列名 列の索引
ログ・テーブル

通常、索引ファイルは最もスペースを要します。 索引ファイルのサイズは、索引付けされたテキストの量の 70% です。 DB2 Text Extender を収容するのに必要なスペースの量を見積もるためのガイドとして、これを使用してください。 DB2 Text Extender は、索引付け中の一時ワークスペースのため、さらに索引ファイル・サイズの 200% も必要になります。

DB2 ログ・スペースの考慮
大きなテーブルをテキスト検索に使用可能にしている場合、DB2 のログ・スペースが不充分なため、使用可能化は失敗する可能性があります。 DB2 Text Extender は、テーブルのそれぞれの使用可能なテキスト列に、さらに列を追加し、ストアのメタ情報を保管します。 この情報は、それぞれの使用可能化処理の間に更新されます。  言及されたログ・テーブルはオーバーフローになり得るという、パフォーマンス上の理由で、更新は、1 トランザクションに行われます。 操作上の障害を回避するために、2 つのオプションがあります。

  1. 両方とも、テーブルが保管されているデータベースに定義されている DB2 のログ・スペースを増大させます。 (ログ・ファイル・スペース、または多数の 1 次および 2 次ログ・ファイル (あるいはその両方) の値を増大させます。)
  2. もう 1 つの選択肢として、環境変数 DB2TX_COMMITCOUNT を設定することができます。
    この変数は、DB2 Text Extender がハンドル列に関して実行される更新を、コミットする必要のある行数を表します。 これは、使用可能化のステップの間に性能低下を招きます。 ログ・スペースを増大するために、望ましい方法を取る必要があります。

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