OrgEntityUpdate コマンド
このコマンドは、組織または組織単位に関する情報を更新します。
このコマンドは SSL (Secure Sockets Layer) で使用して、情報が確実に暗号化されるようにします。
これを行うには、コマンドを HTTPS セキュア・プロトコルで入力します。
パラメーター値
- http://host_name/path/
-
(必須) WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名
- langId
- セッション期間中の優先言語を設定またはリセットします。
ストアでサポートされている言語は、STORELANG テーブルにあります。
- forUser
- このコマンドの実行対象のユーザーのログオン ID。
このパラメーターを指定できるのはオーダーを処理する権限がある人だけです。
- forUserId
- forUser と同様ですが、ユーザーは USERS テーブル中にある内部ユーザー ID によって識別されます。
- URL
-
(必須) コマンドが正常に完了した時に呼び出される URL
- orgEntityId
-
(必須) この組織または組織単位の ID であり、MEMBER テーブルへの外部キー。
- orgEntityType
-
更新される組織上のエンティティーのタイプ
O= 組織
OU= 組織単位
- distinguishedName
-
組織または組織単位の LDAP を使用するための識別名。
- memberId
-
(orgEntityType =OU である場合は必須) 更新しようとしている親組織または組織単位のメンバー ID です。これは
MEMBER テーブルへの外部キー参照です。 組織 (orgEntityType=O) の場合、このパラメーターは必須ではありません。
組織単位 (orgEntityType=OU) の場合、このパラメーターは必須であり、組織または組織単位の親メンバー ID が入ります。
- legalId
-
登録済み組織 ID であり、組織単位の場合はヌルでもかまいません。
- businessCategory
-
組織または組織単位で実行されるビジネスの種類を説明します。
- orgEntityName
-
組織または組織単位の名前。
- preferredDelivery
-
納品に使用される方法
- lastName
- (認証モードが LDAP の場合は必須) 登録者の姓。 認証モードが LDAP の場合には、このパラメーターは必須です。
- firstName
- 登録者の名。
- middleName
- 登録者のミドル・ネーム、またはイニシアル。
- address1
- 登録者の番地 (1 行目)。
- address2
- 登録者の番地 (2 行目)。
- address3
- 登録者の番地 (3 行目)。
- addressfield1 から addressfield3
- カスタマイズ可能なフィールド。
- addressType
- アドレスのタイプ。有効な値は、S (配送先)、B (請求先)、および SB (配送先と請求先の両方) で、
プロパティー・ファイルを使用することによって構成できます。 単一の住所は異なるタイプとすることができます。 プロパティー・ファイルが見つからない場合は、デフォルトとして SB が使用されます。
- officeAddress
- 内部住所。(たとえば、郵便物の受領部署など。)
- description
-
登録者の説明
- billingCode
- 配送先住所または請求先住所およびコスト・センターを識別する登録者の組織のコード。
- billingCodeType
- 請求コードに使用されるコード構造のメソッドを指定するコード
デフォルト値は D でバイヤーによって割り当てられます。
02 の値は、Ariba によって割り当てられることを示します。
- City
- 登録者が居住している市区町村。
- state
- 登録者が居住している都道府県名。
- zipCode
- 登録者の住所の郵便番号。
- Country
- 登録者が居住している国または地域の名前。
- phone1
- 登録者の電話番号 (昼間)
- phone2
- 登録者の電話番号 (夜間)
- phone1Type
-
登録者の電話番号 (昼間) を使用する電話のタイプ。たとえば、不平衡電話の場合は TTY、パルス符号変調の場合は PCM、またはモバイルの場合は CEL。 これは 3 文字のフィールドです。
- phone2Type
-
登録者の電話番号 (夜間) を使用する電話のタイプ。たとえば、不平衡電話の場合は TTY、パルス符号変調の場合は PCM、またはモバイルの場合は CEL。 これは 3 文字のフィールドです。
- publishPhone1
- 1= 登録者の電話番号 (昼間) が電話帳に掲載されていることを示す標識。
- 0= 登録者の電話番号 (昼間) が電話帳に掲載されていないことを示す標識。
これらの publishPhone フィールドのデフォルトはありません。
このフィールドが未使用の場合には、データベースではヌルのままとなります。
- publishPhone2
- 1= 登録者の電話番号 (夜間) が電話帳に掲載されていることを示す標識。
- 0= 登録者の電話番号 (夜間) が電話帳に掲載されていないことを示す標識。
- bestCallingTime
- D= 登録者に連絡可能な時間帯が昼間であることを示す標識。
- E= 登録者に連絡可能な時間帯が夜間であることを示す標識。
- fax1
- 登録者のファクシミリ電話番号 (昼間)
- fax2
- 登録者のファクシミリ電話番号 (夜間)
- email1
- 登録者の E メール・アドレス 1 または Web アドレス 1。
- email2
- 登録者の E メール・アドレス 2 または Web アドレス 2。
- businessTitle
- 会社での登録者の地位。
- organizationName
- 登録者が所属する組織の名前。
- organizationUnitName
- 登録者が所属する組織内の単位の名前。
- orgEntityField1 〜 orgEntityField3
-
カスタマイズ可能なフィールド。
- shippingGeoCode
- 地域を基にした配送コード。特に、税金計算ソフトウェアで役立ちます。
- taxGeoCode
- 地域を基にした税率コード。特に、税金計算ソフトウェアで役立ちます。
- packageSuppression
- 1= オーダーの配送時に、パッケージへの挿入物 (チラシなど) を組み込むことを示す標識。
- 0= オーダーの配送時に、パッケージへの挿入物 (チラシなど) を組み込まないことを示す標識。
これらのフィールドのデフォルトはありません。
このフィールドが未使用の場合には、データベースではヌルのままとなります。
- administratorLastName
- 管理者の姓
- administratorFirstName
- 管理者の名
- administratorMiddleName
- 管理者のミドル・ネーム
例
以下の例は、組織単位を組織に更新します。 https://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrgEntityUpdate?URL=orgEntityManage.htm
&orgEntityID=54&orgEntityType=O
動作
- AuditAddressCmd
タスク・コマンドを呼び出して、追加のパラメーター検査を実行する。
この検査をカスタマイズしたい場合には、ストア開発者は新規コードを AuditAddressCmd タスク・コマンドに追加する必要があります。
- memberId パラメーターは組織の場合にオプションです。
組織の memberId をヌルに設定するには、memberId を空ストリングと等しくしなければなりません。
- コマンドが失敗した場合は、OrgEntityErrorView ビュー・コマンドが呼び出される。
正常終了時には、指定された URL が呼び出される。
例外条件
- パラメーター URL は非空でなければならず、0 より大きい長さが必要です。
- パラメーター orgEntityType はヌルでなければないか、あるいは 'O' または 'OU' のいずれかでなければなりません。
- O から OU への更新であり、この O の memberId フィールドがヌルである場合には、memberId パラメーターをヌルにしてはいけません。
- パラメーター memberId が非ヌルであると、ORGENTITY テーブルへの外部キーでなければなりません。