PunchOutSetup コマンド
このコントローラー・コマンドは、
リクィジション・ユーザーの調達システムから PunchOutSetup メッセージが受信される際に使用されます。
これはバイヤー組織の認証を実行し、リクィジション・ユーザーがまだ登録されていない場合には、
このユーザーをバイヤー組織のメンバーとして登録します。
注: プロトコルによりパラメーター名が異なるため、
CIData インターフェースはパラメーターを取り込みます。
配送時の状態では、PunchOutSetup はデフォルト・インプリメンテーション・クラス CIDataImpl を使用して、
パラメーターを処理します。
しかしこれをカスタマイズして、
PunchOutSetup コマンド・クラスを拡張して保護メソッド initializeData() をオーバーライドすれば、
異なる CIData インターフェースのインプリメンテーションを使用することができます。
パラメーター値
- http://host_name/path/
- (必須) WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名
- protocolName
- (必須) 使用されている通信プロトコルの名前。
- protocolVersion
- (必須) 通信プロトコルのバージョン。
XML メッセージを使用するプロトコルの場合、protocolName および protocolVersion を、
マッピング・テンプレート XML ファイルの定数として宣言できます。
- logonId
- 調達バイヤー管理者グループのログオン ID。
これは、非 HTTP/XML プロトコルでは必須フィールドです。
XML メッセージを使用するプロトコルの場合、
認証エレメントを、logonId および logonPassword パラメーターにマッピングしなければなりません。
- logonPassword
- 調達バイヤー管理者グループのログオン・パスワード。
これは、非 HTTP/XML プロトコルでは必須フィールドです。
- reqid
- (必須) プロトコルのバイヤー組織により使用される可変のパラメーター名。
このパラメーターは、PROCBUYPRF テーブルにある REQIDPARM フィールドにより指定されます。
- supplierIdType
- (必須) サプライヤーのコード・タイプ。
このパラメーターは、ORGCODE テーブルにある CODETYPE フィールドにより指定されます。
- supplierId
- (必須) supplierIDType の下のサプライヤーの ID。
このパラメーターは、ORGCODE テーブルにある CODE フィールドにより指定されます。
- buyerIdType
- (必須) 調達バイヤーのコード・タイプ。
このパラメーターは、ORGCODE テーブルにある CODETYPE フィールドに指定されます。
- buyerId
- (必須) buyerIdType の下の調達バイヤー組織の ID。
このパラメーターは、ORGCODE テーブルにある CODE フィールドにより指定されます。
- logonMode
- (必須) create、inspect、あるいは edit などの、各種のログオン・モードを示します。
- buyerCookie
- (必須) 応答で調達システムに戻される調達システムのセッション cookie。
これにより、調達システムは、要求元のバイヤーを識別できるようになります。
- orderApprovalURL
- (必須) 調達システムにオーダーを送信するための URL。
- orderId
- オーダー参照番号。
これは、以前に調達システムに対して送信されたオーダーを更新するために、
logonMode edit を使用してコマンドが呼び出された場合に使用されます。
動作
PunchOutSetup コマンドは、以下のタスク・コマンドを呼び出します。
- AuthenticationHelper
- DBProcurementAuthentication
- RegisterRequisitioner
HTTP/XML プロトコルでは、
着信 XML メッセージ PunchOutSetup のマッピング時に PunchOutSetup コマンドが呼び出されます。
ブラウザー上の HTTP プロトコルの場合、
このコマンドはリクィジション・ユーザーのブラウザーから直接呼び出されます。
PunchOutSetup コマンドは、
プロトコル ID、バイヤー組織 ID、およびメッセージ名 PunchOutSetup (PunchOutSetup は、
PROCMSGVW テーブルの MSGNAME 列で定義されます) を使用して、
PROCMSGVW テーブルを検索することにより、
使用される表示タスクとエラー・タスクを判別します。
エントリーが見つからない場合、エントリーがヌルである場合、
あるいはプロトコルおよびバイヤー組織を判別する前にコマンドが失敗する場合には、
デフォルトの表示タスク PunchOutSetupOKView およびエラー・タスク PunchOutSetupErrorView が使用されます。
