InterestItemListCopy コマンド
これはサイト・レベルのコマンドであり、
「興味のあるアイテム」リストの中の「興味のあるアイテム」を別のものにコピーすることによって、
「興味のあるアイテム」リストの作成や更新を行います。

パラメーター値
- http://host_name/path/
-
WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名
- langId
- セッション期間中の優先言語を設定またはリセットします。
ストアでサポートされている言語は、STORELANG テーブルにあります。
- forUser
- このコマンドの実行対象のユーザーのログオン ID。
このパラメーターを指定できるのはオーダーを処理する権限がある人だけです。
- forUserId
- forUser と同様ですが、ユーザーは USERS テーブル中にある内部ユーザー ID によって識別されます。
- URL
- コマンドが正常に完了した時に呼び出される URL。
- storeId
-
このコマンドを実行するためのストア参照番号。
このパラメーターの値を直前のコマンドから引き継ぐ場合は storeId は必要ありませんが、
それ以外の場合は storeId を指定してください。
- catEntryId
-
興味のあるアイテム・リストからコピーするために、IITEM テーブル中の CATENTRY_ID 列から、興味のあるアイテムの参照番号を指定します。
"*" を指定すると、このコマンドは、指定された興味のあるアイテム・リスト中の興味のあるアイテムがすべて指定されたかのように動作します。
catEntryId の無効値は無視されます。
- inListMemberId
-
コピー元となる「興味のあるアイテム」リストをもつユーザーの参照番号。
このパラメーターが指定されない場合、デフォルトは現在のユーザーです。
- inListId
-
コピー元となる、入力の「興味のあるアイテム」リストを指定します。
省略形も使用できます。
- "." が指定されていると、GetCurrentIIListsCmdタスク・コマンドは現在の「興味のあるアイテム」リストを入手するために呼び出されると、それを使用します。
GetCurrentIIListsCmd タスク・コマンドが、現在、「興味のあるアイテム」リストがないと判別すると、最新に更新されたものを使用します。
- "*"が指定されると、コマンドは顧客の「興味のあるアイテム」リストがすべて指定された場合と同様に振る舞います。
- inListIdName
-
リダイレクト URL に追加される、名前と値の対の名前を指定します。
追加する名前と値の対の値は、inlistId で指定される「興味のあるアイテム」リストの参照番号です。
このパラメーターを指定すると、inlistId を明示的に使用しないでも「興味のあるアイテム」リストを指定できます。
- outListId
-
興味のあるアイテムのコピー先となる「興味のあるアイテム」リストを指定します。
省略形も使用できます。
- "." を指定すると、
顧客の現在の「興味のあるアイテム」リストのすべてにコピーされます。
GetCurrentIIListsCmd タスク・コマンドが呼び出され、現在の「興味のあるアイテム」リストを取得します。
GetCurrentIIListsCmd タスク・コマンドが、現在の「興味のあるアイテム」リストがないと判定した場合、最後に更新された「興味のあるアイテム」リストが使用されます。
- "*" を指定すると、コマンドは、顧客の「興味のあるアイテム」リストのすべてが指定されたのと同様に動作します。
- "**" を指定すると、新規の「興味のあるアイテム」リストが作成され、興味のあるアイテムがすべてその新規リストにコピーされます。
- このパラメーターが指定されないと、何もコピーされません。
- outListIdName
-
リダイレクト URL に追加される、名前と値の対の名前を指定します。
追加する名前と値の対の値は、outlistId で指定される「興味のあるアイテム」リストの参照番号です。
このパラメーターを指定すると、outlistId を明示的に使用しないでも「興味のあるアイテム」リストを指定できます。
- outListDesc
-
出力の「興味のあるアイテム」リストの説明を指定します。
すでに存在し、説明もある場合、この新しい説明で置き換えます。
出力の「興味のあるアイテム」リストが説明を指定しないで作成される場合、入力の「興味のあるアイテム」リストの説明が使用されます。
それ以外の場合、説明はデフォルトでブランクになります。
- displaySeq
-
興味のあるアイテムのコピー先となる「興味のあるアイテム」リストの表示順序を指定します。
このパラメーターが指定されずに新しいオーダーが作成されると、その表示順序は、既存リストのうちで最大の表示順序よりも 1 つ大きく設定されます。
または、この顧客にまだ 1 つも「興味のあるアイテム」リストがない場合には "1" に設定されます。
以下の例で使用されている正符号 (+) は、データベースではスペースとして保管されます。
例 1
この例は、参照番号が 1 の顧客の現在の興味のあるアイテム・リストから、すべての商品をコピーすることによって、新規の興味のあるアイテム・リストを作成します。
新規の興味のあるアイテム・リストに対する説明が指定されます。
またこのコマンドは、新規リストを表示する URL にリダイレクトします。
outListId パラメーターは、listId パラメーターを InterestItemDisplayCmd コマンドに渡す必要があることを指定するために使用されます。
InterestItemDisplayCmd コマンドの listId パラメーターの値は、新規の「興味のあるアイテム」リストの参照番号です。
http://host_name/webapp/wcs/stores/servlet/InterestItemListCopy?
inListId=1&catEntryId=*&outListId=*
&outListDesc=The+new+list+Description&outListIdName=listId
&URL=/webapp/commerce/InterestItemDisplay
例 2
この例は、空の新規の興味のあるアイテム・リストを、興味のあるアイテム・リスト 4 と同じ説明付きで作成します。
http://host_name/webapp/wcs/stores/servlet/InterestItemListCopy?
inListId=4&outListId=**&URL=/
例 3
以下の例は、興味のあるアイテム・リスト 12 の説明を変更します。
該当するリストがない場合は、エラーになります。
http://host_name/webapp/wcs/stores/servlet/InterestItemListCopy?
outListId=12&outListDesc=The+new+Description&URL=/
例 4
以下の例は、現在の顧客の、現在の「興味のあるアイテム」リストをすべてマージして、単一の新規リストにします。
その新規リストの説明は、"The contents of all my current shopping carts" です。
リダイレクト URL には、名前と値の対、outlistId=<nnn> が含まれます。
ここで、<nnn> は、新規の「興味のあるアイテム」リストの参照番号です。
http://host_name/webapp/wcs/stores/servlet/InterestItemListCopy?
inListId=.&catEntryId=*&outListId=**&outListIdName=outlistId
&outListDesc=The+contents+of+all+my+current+shopping+carts&URL=/
例 5
以下の例は、顧客の現在の「興味のあるアイテム」リストからすべてのアイテムを顧客の既存の「興味のあるアイテム」リストのすべてにコピーします。 同時に、すべての現在の「興味のあるアイテム」リストからのすべての興味のあるアイテムを含む、「興味のあるアイテム」リストを新規に 1 つ作成します。
出力の「興味のあるアイテム」リストにすでに存在しているアイテムは、置き換えられます。
http://host_name/webapp/wcs/stores/servlet/InterestItemListCopy?
inListId=.&catEntryId=*&outListId=*&outListId=**&inListIdName=inlistId
&outListIdName=outlistId&URL=/demomall/basemall.htm
動作
- 現在の入出力「興味のあるアイテム」リストを判別するために、
inListId と outListId が "." を指定している場合は、
GetCurrentIIListsCmd
タスク・コマンドを呼び出す。
- AuthIIListAccessCmd タスク・コマンドを 2 度呼び出します。
1 度目は指定されたそれぞれの入力の「興味のあるアイテム」リストの読み取り許可を確認するためで、2 度目は指定されたそれぞれの出力の「興味のあるアイテム」リストの書き込み許可を確認するためです。
- 入力の「興味のあるアイテム」リストから、出力の「興味のあるアイテム」リストに、興味のあるアイテムをコピーし、次に出力の「興味のあるアイテム」リストの説明と表示順序を更新します。
- 出力の「興味のあるアイテム」リスト内のカタログ・エントリーが、入力の「興味のあるアイテム」リスト内の同じカタログ・エントリーを参照している場合、それは置き換えられます。
- 興味のあるアイテムは、IITEM テーブルの LASTUPDATE 列に指定された作成または更新の日時順にコピーされます。
例外条件
AuthIIListAccessCmd タスク・コマンドに割り当てられたタスク・コマンドに障害が起こると、この機能はエラーを処理するために AuthIIListAccessErr 例外を設定します。