WebSphere Commerce を新しくインストールした場合 (すなわち、 以前のバージョンの WebSphere Commerce からマイグレーションされていない場合) で、 メンバー・リポジトリーとして LDAP を使用するよう選択した場合、 LDAP サーバーで 2、3 のブートストラップ・エントリーを作成する必要があります。 このことは、接続する LDAP サーバーごとに 1 回だけ行なうようにします。 WebSphere Commerce の複数インスタンスがあり、そのすべてが同じ LDAP サーバーを共用している場合、 LDAP サーバーに行なわれる操作はすべて、その LDAP サーバー用に 1 度だけ実行する必要があります。 WebSphere Commerce インスタンスに対して行なわれる操作はすべて、 インスタンスごとに 1 回実行する必要があります。
メンバー・サブシステムのブートストラップ・データとして複数のメンバー・エントリーが提供されていますが、 メンバー・リポジトリーとして選択するのであれば、そのうちの 3 つは LDAP サーバー上で作成する必要があります。 エントリーを作成するには、それぞれの LDAP サーバーでサポートされているインポート・ツールを使用します。 使用している LDAP サーバーのインポート・ツールが LDIF ファイルをサポートしていれば、 以下のような内容の LDIF ファイルを作成できます。
version: 1
dn: o=Root Organization
objectclass: top
objectclass: organization
o: Root Organization
dn: o=Default Organization,o=root organization
objectclass: top
objectclass: organization
o: Default Organization
dn: uid=wcsadmin,o=root organization
objectclass: organizationalPerson
objectclass: ePerson
objectclass: person
objectclass: top
objectclass: inetOrgPerson
uid: wcsadmin
sn: wcsadmin
cn: wcsadmin
上記の内容を変更して、以下の点を反映させる必要があります。
LDAP サーバーで作成したエントリーの DN 値は、USERS および ORGENTITY テーブルに保管されている、 対応する DN 値と一致していなければなりません。 WebSphere Commerce データベースを検査して、DN 値が一致していることを確認します。 一致していない場合、データベース内の DN 値を変更します。
警告: Root Organization および Default Organization の名前は変更してはなりません。
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