AddJob コマンド
このコマンドは、サイトまたはストアに代わってジョブをスケジュールします。 タイミングは、開始時刻およびインターバルによって指定されます。スケジュールされたジョブは繰り返すことができます。
すなわち、指定されたタイムアウトの期間を設けて定期的に実行することができます。

パラメーター値
- http://host_name/path/
- WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名。
- langId
- セッション期間中の優先言語を設定またはリセットします。
ストアでサポートされている言語は、STORELANG テーブルにあります。
- URL
- コマンドが正常に完了した時に呼び出される URL。
- name
- スケジューラーが代わってジョブを実行するユーザー。
このパラメーターは USERREG テーブルの LOGONID 列から引き出されます。
- pathInfo
- 実行される WebSphere Commerce のコマンド。 以下に例を示します。
request=commerce/servlet/pathInfo?queryString
- queryString
- 実行されるコマンドのパラメーター。 &、=、/、および ? などの特殊文字はすべてエンコードされる必要があります。
- start
- このジョブの最初の実行が開始される時刻 (YYYY:MM:DD:HH:MM:SS の形式で)。HH:MM:SS の値のみ必須です。
- host
- このジョブの実行を許可したホスト名。 このフィールドが省略された場合、ジョブはどのホストからでも実行できます。 このパラメーターは、スケジューラーが複数のホストで実行されていて、ジョブを特定ホストに限定する必要がある場合にのみ必要です。 ホスト名は、次の形式でなければなりません: name.domain
- interval
- このジョブの正常な実行と実行の間の秒数。 このパラメーターが省略された場合、
ジョブは 1 度だけ実行されます。
- attempts
- ジョブが失敗した場合に、スケジューラーがこのジョブを再試行する回数。 このパラメーターは、delay パラメーターと共に使用してください。 ジョブを再試行するには、両方のパラメーターが存在する必要があります。
- delay
- 失敗したジョブが再試行されるまでの秒数。 このパラメーターは、attempts パラメーターと共に使用してください。 ジョブを再試行するには、両方のパラメーターが存在する必要があります。
- schedulePolicy
- ジョブが実行に失敗したときに、スケジューラーが使用するポリシーを指定します。 2 つの可能な値が定義されています。
- 0 - ジョブは 1 回のみ実行され、将来のために次回の実行がスケジュールされる。これがデフォルトです。
- 1 - ジョブは、失敗した実行をすべて回復するために必要なだけ何度でも実行される。
- priority
- このジョブの優先順位に関連付けられた数。
この値は、SCHCONFIG テーブルの SCCPRIORITY 列に挿入されます。 数が大きくなるほど、優先順位が高いジョブを示します。
- applicationType
- 追加されたジョブを実行するために使用されたアプリケーションのタイプ。 このパラメーターの目的は、リソース集約ジョブを一定数のスレッドに限定することです。
アプリケーション・タイプ、およびリソースへのアクセスを管理するルールがユーザーによって XML サーバー構成ファイルに定義されます。
デフォルトのアプリケーション・タイプはヌルです。
- storeId
- スケジュールされたジョブを所有するストア。
- checkCmdId
- コマンドが実行される必要があるかどうか判別するために使用される、
CheckForWorkCmd インターフェースをインプリメントするタスク・コマンド。
例 1
以下の例は、指定した開始時刻でジョブを追加します:
http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/AddJob?start=2000:07:15:14:15:20
&pathInfo='/InterestItemDisplay'&URL=basemall.jsp&name=login999&queryString=listId%3D
例 2
以下の例は、参照番号が 3 であるオーダーを発行するジョブをスケジュールします。
これはユーザー wcsadmin に代わって実行され、2001 年 2 月 21 日 12:15 PM に開始され、5 分 (300 秒) ごとに繰り返されます。 このコマンドが失敗した場合、失敗の 60 秒後にそれを 1 回実行することによって、回復するための試行が 1 回行われます。
http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/AddJob?command=OrderProcess
¶meters=orderId%3D3&interval=300&name=wcsadmin&start=2001:12:15:00
&attempts=1&delay=60&URL=/demomall/basemall.html
動作
- ジョブをバックグラウンド・サーバーで実行するよう設定する。
- SCHCONFIG および SCHACTIVE テーブルにエントリーを追加する。 開始時間で年、月、または日が省略された場合、現在の日付に対応する値が使用される。 開始時刻の以下の組み合わせのみ、省略することができます。
- スケジューラーは、name パラメーターに指定されたユーザーの代理でコマンドを実行する。 interval パラメーターに指示される回数だけ実行され、
attempts および delay パラメーターの値に従ってジョブを再試行します。
例外条件
なし
