すべてのストアおよび言語に対して 1 テンプレートのプログラミング・モデル

すべてのストアおよび言語に対して 1 テンプレートのプログラミング・モデルでは、各ページは基本ページ・レイアウト、およびどこの国の文化にも依存しないデータとイメージを含む、単一 JavaServer Page のテンプレートで構成されています。 このテンプレートは実行時に、顧客が選択した表示フォーマットを基にしたマルチカルチャーに依存したコンポーネントと結び付けられます。 サポートされる文化の数に関係なく、ページ設計の変更は、一度必要なだけです。 文化に依存するコンテンツはページの他のフィーチャーから分離されているため、言語または文化の追加または除去も容易に行うことができます。

次の表は、ファイルの編成方法を示します。 webapp は、サイトまたはアプリケーションのルート・ディレクトリーを指していることに注意してください。 そのディレクトリーには、共通ディレクトリーおよび各表示フォーマットのディレクトリーがあるか、あるいは言語 -ロケールの組み合わせがサポートされています。 正しい構造は作成者に任されています。 実行時、テンプレートはコマンド・コンテキストからの言語およびロケール情報を使用します。 また、それを使用して、プロパティー・ファイル、イメージ・ファイル、およびその他の文化特定コンテンツを検索する適切なフォルダーを判別します。 たとえば、コマンド・コンテキストが en_US 表示フォーマットを示している場合、site_root/en_US/sensitivetext.properties を使用して、site_root/en_US/images/ ディレクトリーからイメージを検索します。

ファイル・タイプ ディレクトリー
テンプレート /webapp/common/web/template/template.jsp
すべての表示フォーマットに、同じテンプレートが使用されます。
組み込まれているページ・コンポーネント /webapp/common/web/template/header.inc
/webapp/common/web/template/footer.inc

共通のページ・コンポーネントがこのディレクトリーにあります。

文化に依存しないイメージ・ファイル /webapp/common/web/images/image.gif
イメージは共通ディレクトリーに保管されて、すべての表示フォーマットで使用されます。
プロパティー・ファイル
(右のメソッドのいずれかを選択して、プロパティー・ファイルを保管する)
/webapp/language_LocaleA/web/sensitivetext.properties
/webapp/language_LocaleB/web/sensitivetext.properties

表示フォーマットは、それぞれ個別のプロパティー・ファイルを持っています。 異なる表示フォーマットのプロパティー・ファイルは、同じ名前ですが、異なるディレクトリーに入っています。 ディレクトリー名は、LANGUAGE テーブルの LOCALENAME 列に現れるとおりの Language_Locale 組み合わせに基づきます。 このメソッドの例は、InFashion サンプル・ストアを参照してください。

/webapp/properties/sensitivetext_Language_LocaleA.properties
/webapp/properties/sensitivetext_Language_LocaleB.properties

プロパティー・ファイルは単一ディレクトリーに保管されますが、ロケール特定のファイル名をもっています。 このメソッドの例は、マルチカルチャー登録のサンプルを参照してください。

文化に依存した特定イメージ・ファイル /webapp/language_LocaleA/web/images/image.gif
/webapp/language_LocaleB/web/images/image.gif

表示フォーマットごとに別々の翻訳されたイメージが保管されます。 ファイルは同じ名前をもっていますが、ファイルに適用される表示フォーマットの名前に対応した異なるディレクトリーに配置されます。 この Language_Locale の組み合わせは、LANGUAGE テーブルの LOCALENAME 列に表示されるとおりの表示フォーマットを表します。

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