OrderCopy コマンド

このコマンドは、状況属性が "P" または "E" のいずれかのオーダーを作成、マージ、または変更します。

osocopy.gif (19245 バイト)

パラメーター値

http://host_name/path/
(必須) WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名
langId
セッション期間中の優先言語を設定またはリセットします。 ストアでサポートされている言語は、STORELANG テーブルにあります。
forUser
このコマンドの実行対象のユーザーのログオン ID。 このパラメーターを指定できるのはオーダーを処理する権限がある人だけです。
forUserId
forUser と同様ですが、ユーザーは USERS テーブル中にある内部ユーザー ID によって識別されます。
URL 
(必須) コマンドが正常終了したときに呼び出されるリダイレクト URL。
fromOrderId_i
列挙グループ i が処理されるときにオーダー・アイテムのコピー元のゼロ個または 1 個以上のソース・オーダーを指定します。 特殊の省略形 "."、"*"、".t" 、"*t"、および "q" は memberId_i および storeId を使用して解決されます。
toOrderId
作成または変更するオーダーを指定します。 これはオーダー参照番号として、あるいは特殊省略形 "."、"*"、".t"、"*t"、"**"、および ".**." のいずれかとして指定できます。 指定しないと、デフォルトとして、新規オーダーを作成する "**" が使用されます。 複数のオーダーが指定された場合、最後に更新されたオーダーだけが指定されたかのようになります。 省略形は、現行顧客 (このコマンドを実行している顧客) と storeId パラメーターに指定されたストアを使用して解決されます。
copyOrderItemId_i
どのオーダー・アイテムを、fromOrderId_i で指定されたソース・オーダーからコピーし、toOrderId で指定された宛先オーダーに追加するのかを指定します。
updateOrderItemId_i
宛先オーダー内の、更新するオーダー・アイテムを指定します。 これは、列挙グループのソース・オーダーからでも、catEntryId_i および partNumber_i からでもなく、i によって指定されている列挙グループ内のその他のパラメーターからの情報を使用して更新されます。 オーダー・アイテムのカタログ・エントリー ID は更新できないことに注意してください。OrderCopy コマンドは、宛先オーダーのオーダー・アイテムを更新するために OrderItemUpdate コマンドを呼び出します。
orderInfoFrom
オーダー・レベル情報 ( ORDERS テーブルの DESCRIPTION、ADDRESS_ID、SEQUENCE、FIELD1、FIELD2、および FIELD3 列の値) をコピーするオーダーの参照番号を指定します。
payInfoFrom
GetOrderPaymentInfoCmd タスク・コマンドを呼び出して、入手される支払い情報をコピーするオーダーの参照番号を指定します。 複数のオーダーが指定された場合、それらの中で最後に更新されたオーダーだけが指定されたように扱われます。

"**" が指定されると、オーダー・レベル情報はどのオーダーからもコピーされません。 このパラメーターが指定されておらず、fromOrderId_i パラメーターによって指定されたソース・オーダーが 1 つだけの場合、そのオーダーが指定されたかのようになります。 それ以外の場合は、"**" がデフォルトになります。 省略形は、現行顧客と storeId パラメーターで指定されたストアを使用して解決されます。 

catEntryId_i
列挙グループ i 内のオーダー・アイテムのカタログ・エントリー ID を設定します。
quantity_i
列挙グループ i 内のオーダー・アイテムの数量を設定します。
UOM_i
quantity_i. の計測単位。
partNumber_i
カタログ・エントリー ID に関係している部品番号。 これは catEntryId_i を変更します。
addressId_i
i によって指定された列挙グループ内のオーダー・アイテムの配送先住所の参照番号。 この住所は、このコマンドを実行しているショッパーのものでなければなりません。
shipModeId_i
i によって指定される列挙グループに対して、オーダー・アイテムが宛先オーダーに追加されたり、 宛先オーダー内で更新されるときに OrderItemUpdate コマンドに渡される配送モード参照番号を指定します。  この参照番号は、特定の配送サービスに関連付けられます。 
comment_i
オーダー・アイテムが宛先で追加または更新されるときに OrderItemUpdate コマンドに渡すアイテムに付けられるコメント。
field1_i
オーダー・アイテムが宛先オーダーで追加または更新されるときに OrderItemUpdate コマンドに渡す、i によって指定されている列挙グループの整数値を指定します。
field2_i
i によって指定される列挙グループに対して、 オーダー・アイテムが宛先オーダーに追加されたり、宛先オーダー内で更新されるときに、 OrderItemUpdate コマンドに渡される文字ストリングを指定します。
contractId_i
オーダー・アイテムが宛先で追加または更新されるときに OrderItemUpdate コマンドに渡す、オーダーと関連付けられている契約参照番号。
offerId_i
新規オーダー・アイテムの作成時に選択するオファー ID のリスト。このリストは、OrderItemUpdate コマンドに渡されます。デフォルト値はありません。
outOrderName
リダイレクト URL に追加される、名前と値の対の名前を指定します。 追加済みの名前と値のペアの各値は宛先オーダーの参照番号です。デフォルト値は "orderId" です。
outOrderItemName
リダイレクト URL に追加される、名前と値の対の名前を指定します。 追加済みの名前と値のペアの各値は宛先オーダー・アイテムの参照番号です。デフォルト値は "orderItemId" です。
description
宛先オーダーの説明を設定します。指定しないと、"orderInforFrom" オーダーの説明 (ある場合) が使用されます。
billingAddressId
宛先オーダーの請求先住所 ID を指定します。 指定しないと、"orderInfoFrom" オーダーの請求先住所 (ある場合) が使用されます。
displaySeq
宛先オーダーの表示順序を設定します。指定しないと、"orderInforFrom" オーダーの表示順序 (ある場合) が使用されます。
field1 から field3
それぞれ、宛先オーダーの field1、field2、および field3 値を設定します。指定しないと、"orderInfoFrom" オーダーの対応しているフィールド値 (ある場合) が使用されます。
status
宛先オーダーの状況を指定します。 有効値は I (投入済み) および P (保留) だけです。デフォルトは P です。I が指定されていると、宛先オーダーの更新後に、 OrderPrepare が呼び出し済みであっても表示しロックするために準備済みされてから、I に設定されます。 これで、オーダーは OrderProcess によって受け入れられるように準備され、ショッパーがそれ以上変更できないようにします。
memberId_i
fromOrderId_i で使用されると、特殊省略形 ("."、"*"、".t"、".**."、および "*t") を解決するために使用されるメンバーの参照番号。 たとえば、以下のコマンドはメンバー 1001 の保留中のオーダーをすべて参照します。
    fromOrderId_1=*&memberId_1=1001
デフォルト値は、現行ユーザーのメンバー ID です。
現在のショッパーが、他のショッパーのオーダーを許可なしでアクセスしようとすると、例外エラーが発生します。
storeId
宛先オーダーのストア ID を設定します。 これは、特殊省略形 (".",  "*",  ".t", ".**.",  および "*t") が fromOrderId_i、toOrderId、orderInfoFrom、および payInfoFrom に使用された場合に、それらを解決するためにも使用されます。 たとえば、以下のコマンドはストア 1 のメンバー 1001 の全保留オーダーを参照します。 
    fromOrderId_1=*&memberId_1=1001&storeId=1
attr_i_名前
i によって指定されている列挙グループのオーダー・アイテムを宛先オーダーに追加するときに、OrderItemUpdate に渡す属性の名前と値を指定します。 たとえば、以下のコマンドは、属性が "length"=="10" の部品 ABC123を参照します。
    partNumber_1=ABC123&attr_1_length=10
pay_payment_name
宛先オーダーの支払い名と値のペアを設定します。たとえば、以下のコマンドは、支払い名と値のペア "creditCardNumber==2222222222" を参照します: 
    pay_creditCardNumber=2222222222
これらの支払い名と値のペアは、SetOrderPaymentInfoCmdタスク・コマンドによって ORDPAYINFO テーブルに追加されます。 指定しないと、payInfoFrom オーダーの支払い名と値のペア (ある場合) が使用されます。
partOwner_Id_i
partNumber_i で使用されるパーツ所有者のメンバー ID。ストアの所有者に対するデフォルト。
remerge (再マージ)
可能であれば同じ順序と同じ correlationGroup 属性で、他の OrderItems と共にマージする OrderItems のリスト。
merge (マージ)
correlationGroup 属性には関係なく、可能であれば同じ順序で、他の OrderItems と共にマージする OrderItems のリスト。
check (検査)
CheckInventory タスク・コマンドで検査する OrderItems のリスト。
allocate (割り振り)
既存の在庫から割り振られる OrderItems のリスト。
backorder (バック・オーダー)
将来の在庫から割り振られる OrderItems のリスト。
reverse (取り消し)
割り振りを解除する (つまり、必要に応じて既存または将来の在庫から割り振り解除する) OrderItems のリスト。
configurationId_i
OrderItem が構成された動的キットを表す場合、これは構成 ID。

注: remerge (再マージ)、merge (マージ)、check (検査)、allocate (割り振り)、 backorder (バック・オーダー)、および reverse (取り消し) パラメーターは、ATP 在庫が使用可能な場合にのみ適用できます。 (STORE テーブルの ALLOCATIONGOODFOR 列を参照してください。) それらは AllocateInventory タスク・コマンドに渡される OrderItems のリストを表しています。 そのタスク・コマンドは、以下に指定されているように CheckInventoryAvailability、AllocateExistingInventory、 AllocateExpectedInventory、DeallocateExistingInventory、および DeallocateExpectedInventory タスク・コマンドを呼び出します。 さらに、これらのパラメーターはオーダー・サブシステム・コマンド のヘルプで詳述されている OrderItem 省略形を認めます。

以下は、デフォルトの ATP パラメーター値です:

例 1
以下の例は、デフォルト toOrder が ** (新規オーダー) であり、 copyOrderItemId_1 のデフォルトが * (全オーダー・アイテム) であるので、 fromOrderId_1 を使用してオーダーをコピーします:
     http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderCopy?fromOrderId_1=388
     &URL=OrderItemDisplay

例 2
以下の例は、2 つの保留オーダーを作成してから、全オーダー・アイテムをすべての顧客の保留オーダーからマージします。 
     http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderItemAdd?catEntryId=322200305
     &quantity=11&URL=OrderItemDisplay&storeId=32&orderId=**

     http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderItemAdd?catEntryId=322200301
     &quantity=11&URL=OrderItemDisplay&storeId=32&orderId=**

     http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderCopy?URL=OrderItemDisplay
     &fromOrderId_1=*&copyOrderItemId_1=*

例 3
以下の例は、新規オーダー・アイテムをオーダー 111 に追加します。
     http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderCopy?fromOrderId_1=111
     &toOrderId=111&partNumber_1=PART-I312200303&quantity_1=21&memberId_1=0      &storeId=31&URL=OrderItemDisplay

例 4
以下の例は partNumber を使用してコピーします。 これが指定されると、catEntryId_i パラメーターは無視されます。 他のパラメーターによって指定または暗黙指定されている partNumber_i パラメーターおよびストア参照番号は、 CATENTRY テーブル中の PARTNUMBER および MEMBER_ID 列を選択することによって商品参照番号を判別するために使用されます。 このコマンドは商品参照番号が catEntryId_i に対する値として指定されているかのように振る舞います。 コマンドはほかのパラメーターからストア参照番号を判別できます。 結果は、新規オーダー・アイテムがオーダー 111 に追加されるというものです。
     http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderCopy?fromOrderId_1=111
     &toOrderId=111&partNumber_1=PART-I312200303&quantity_1=21
     &memberId_1=1&storeId=31&URL=OrderItemDisplay

動作

例外条件

関連概念

関連参照

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