ステージング・データベースへのデータのコピー例

以下の例で、実動データベースからステージング・データベースにテーブルをコピーする方法を示します。 実動システムに RFQ がある場合は、ステージ・コピー・ユーティリティーは使用できないという点に注意する必要があります。 詳細は、ステージング・サーバー制限を参照してください。

単一行にコマンド全体を入力しなければならないことに注意してください。 ここでは見やすくするために複数行で示します。

例 1
ステージング・データベースへデータを空にした後、有効範囲を以下のすべてに設定してステージング・データベースへ実動データベースをコピーします。

  1. PATH 環境変数を設定します。
  2. データベースを構成する。
  3. ログ・ファイルを書き込みたいディレクトリーに移動する。
  4. 以下を入力する。

    注: Oracle のデータベース名には host:port:sid を使用する。 例: myhost:1521:mydb

  5. stagingcopy_yyyy.mm.dd_hh.mm.ss.zzz.log ファイルを調べて、コマンドが正常に実行されたことを確認する。

ログ・ファイル名およびパスを指定するには、ログ・ファイル・パラメーターを使用します。

DB2 を使用していて、データベース管理者としてログオンしていない場合、-sourcedb_user-sourcedb_passwd-destdb_user、および -destdb_passwd オプションの値を提供する必要があります。

例 2
ステージング・データベースからマーチャント・テーブルを空にした後、実動データベースからマーチャント関連テーブルをステージング・データベースにコピーします。

  1. PATH 環境変数を設定します。
  2. データベースを構成する。
  3. ログ・ファイルを書き込みたいディレクトリーに移動する。
  4. 以下を入力する。
  5. stagingcopy_yyyy.mm.dd_hh.mm.ss.zzz.log ファイルを調べて、コマンドが正常に実行されたことを確認する。

ステージング・データベースを空にするだけの場合には、次のように -cleanup_stage_db パラメーターを指定します。

データをコピーするだけの時には、次のように -cleanup_stage_db no パラメーターを指定します。

重要: 有効範囲がマーチャントへ設定したコピー時には、 サイト有効範囲データにコピーされていることを最初に確認してください。 そうでない場合には、コピーは失敗になります。

例 3
ステージング・データベースからサイト・テーブルを空にした後、実動データベースからサイト・テーブルをステージ・データベースにコピーします。

  1. PATH 環境変数を設定します。
  2. データベースを構成する。
  3. ログ・ファイルを書き込みたいディレクトリーに移動します。
  4. 以下を入力する。
  5. stagingcopy_yyyy.mm.dd_hh.mm.ss.zzz.log ファイルを調べて、コマンドが正常に実行されたことを確認する。

サイト・テーブルの削除は、カスケード削除制約事項のため、マーチャント・テーブルに影響を与える可能性があります。 最初にマーチャント・データを、続けてサイト・データを空にしてから、次のようにデータをコピーします。

例 4
以下のスクリプトを生成して空にし、すべての有効範囲でステージ・データベースに実動データベースをコピーします。 この例は、OS/400 for iSeries には適用されません。

  1. PATH 環境変数を設定します。
  2. データベースを構成する。
  3. ログ・ファイルを書き込みたいディレクトリーに移動する。
  4. 以下を入力する。
  5. stagingcopy_yyyy.mm.dd_hh.mm.ss.zzz.log ファイルを調べて、コマンドが正常に実行されたことを確認する。

ステージ・コピー・ユーティリティーは、 stage_copy.sql スクリプトを生成し、 空にしてデータベースをコピーします。 DB2 を使用している場合は、 以下のスクリプトを実行します。

  1. データベース管理者 (DBA) としてログオンする。
  2. DB2 コマンド・ウィンドウをオープンする。
  3. db2 -vtd# -f stage_copy.sql を入力する。

Oracle を使用している場合は、以下のスクリプトを実行します。

  1. SQLPlus ウィンドウをオープンする。
  2. dba として接続する。
  3. @stage_copy.sql を入力する。

関連概念

関連タスク

関連参照

IBM 著作権