ストア・データは WebSphere Commerce Server データベースにロードされる情報であり、 ストアの機能を可能にするものです。 正常に稼働できるようにするには、ストアでデータが適所に置かれて、 すべての顧客アクティビティーをサポートするようにしなければなりません。 たとえば、顧客が購入できるようにするには、ストアに販売する商品のカタログ (カタログ・データ)、 処理するオーダーに関連するデータ (税および配送データ)、 そして、要求を実行する在庫 (在庫およびフルフィルメント・データ) を組み込まなければなりません。
データは 1 つのストアに占有させることも、ストア間で共用することもできます。 詳細については、共用データ資産を参照してください。
WebSphere Commerce で提供されるサンプル・ストア・アーカイブにあるストア・データベース資産は整形式 XML ファイルでありローダー・パッケージで有効です。 ただし例外として、ストア・アーカイブ XML ファイルは移植可能であることを意図しているため、 データベースの特定インスタンスに固有の生成された 1 次キーはこれに含めません。 代わりに、発行時に IDResolver によって解決される内部別名 (ストア・アーカイブ・ローダーの規則を参照) が使用されます。 ストア・アーカイブでは一連の DTD マクロ (XML ではエンティティーと呼ぶ) も使用します。 これらのマクロは、ストア作成時にストア・サービスで選択する値のプレースホルダーとして作用します。 次の 2 つの規則に従うと、サンプル・ストア・アーカイブを複数回コピーして発行することができます。
サンプル・ストア・アーカイブには、機能的なストアの作成に必要なデータベース資産がすべて組み込まれています。 これらのファイルは、独自のストア・アーカイブで使用するために変更でき、 また独自の XML ファイルを作成するガイドとして使用できます。 WebSphere Commerce は、特定のデータを WebSphere Commerce データベースにロードして機能的なストアを作成すること、 そしてこのデータをスキーマで決定した順序でロードすることを要求します。 たとえば、FFMCENTER テーブルは、STOREENT テーブルの前に取り込みを行う必要があります。 サンプル・ストアにはすべての必須データが WebSphere Commerce が必要とする順番と構造で組み込まれているため、 独自のストアの基礎あるいはガイドとしてデータベース資産を使用することによって、 最初の作成期間の相当の時間を節約することができます。
サンプル・ストア・アーカイブで使用されるデータベース資産ファイルのリストについては、 サンプル・ストア・アーカイブ・データベース資産を参照してください。 ストア・データの詳細は、IBM WebSphere Commerce ストア開発者ガイドを参照してください。
注: サンプル・ストア・データベース資産 XML ファイルの DTD は、 ストア・アーカイブ・ファイルにありません。 これらのファイルは、以下のディレクトリーにあります。
drive:\WebSphere\CommerceServer\xml\sar
drive:\Program
Files\WebSphere\CommerceServer\xml\sar
/usr/WebSphere/CommerceServer/xml/sar
/opt/WebSphere/CommerceServer/xml/sar
/QIBM/ProdData/WebCommerce/xml/sar
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