調達システムの統合

WebSphere Commerce は、調達システムと統合するための機能を提供します。 この機能によって、WebSphere Commerce の顧客はサプライヤーとして調達システムのマーケットプレイスに参加したり、 セールスを増進させたり、Web 上の企業間取り引きを拡張したりすることができます。 WebSphere Commerce は、メッセージまたはビジネス・ロジックのいずれかを拡張するような仕方で、 拡張およびカスタマイズが行える機能を提供します。

WebSphere Commerce は、調達システムに対して 2 つの統合モードをサポートします。

ローカル・カタログ・モード
ローカル・カタログ・モードでは、サプライヤーが調達システムでカタログを複製します。 バイヤーは、サプライヤーの WebSphere Commerce サイトに接続せずにカタログをブラウズし、 ショッピング・カートを構成します。 
パンチアウト・カタログ・モード
パンチアウト・カタログ・モードでは、 サプライヤーは WebSphere Commerce 内に単一のカタログを保守し、 それを使用して Web が存在するようにして、調達システムのネットワークに参加できるようにします。 

調達システムでの通信のタイプ

顧客は、ローカル・カタログ・モードで操作するか、 あるいは、調達システムで選択した通信を使用するパンチアウト・カタログ・モードで操作するかを選択できます。 調達システムで使用される通信プロトコルには、2 つのタイプがあります。

2 段階モード

このプロトコルは、XML/HTTP またはその他の XML メッセージを使用する調達システムにより使用されます。  XML メッセージは、バイヤー組織に属するリクィジション・ユーザーの初期設定、認証、および登録に使用されます。 初期タスクが完了すると、ブラウザー・ウィンドウが起動されて、 ここでバイヤーはショッピング・サイクルを実行できます。  このプロトコルの例として、Ariba の XML プロトコルがあります。

1 段階モード

このプロトコルは、初期セットアップと認証、およびバイヤーがショッピング・サイクルを完了するのに ブラウザー URL 要求を使用する調達システムにより使用されます。 このプロトコルの例として、mySAP.com の OCI プロトコルがあります。

注: WebSphere Commerce は、 両方のタイプのプロトコルをサポートする基盤構造 (コマンド、データベース・スキーマ) を提供します。 調達および調達の構成についての詳細は、以下の関連リンクを参照してください。

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