ステージ・コピー・ユーティリティー・コマンド (Windows NT、Windows 2000、AIX、および Solaris)
ステージ・コピー・ユーティリティーは、データを実動データベースからステージング・データベースにコピーします。
RFQ が実動システム上にある場合、このコマンドは使用できないことにご注意ください。
詳細は、ステージング・サーバー制限を参照してください。
ステージ・コピー・ユーティリティーを実行するには、ステージング・サーバーと実動サーバーの両方のデータベースに接続可能なマシン上で、コマンド行から、次のように入力します。
コマンド全体を 1 行に入力してください。 ここでは見やすくするために複数行で示します。

注:
- 現在このユーティリティーを同じユーザー ID で実行している場合でも、
オプション・パラメーター、ログオン・ユーザー ID、およびパスワードをコマンドに組み込む必要があります。
Oracle 参照は Linux プラットフォームには適用されません。
パラメーター値
-
scope
- ステージング・サーバーへのコピーの有効範囲のレベル。
以下の中から 1 つを指定します。
- _all_
サイトに関連したレコードとすべてのマーチャントに関連したレコードの両方をコピーするには、_all_ を入力します。
- _site_
サイトに関連したレコードだけをコピーするには、_site_ を入力します。
- _merchant_
すべてのマーチャントに関連したレコードだけをコピーするには、_merchant_ を入力します。
- sourcedb
- 実動サーバー上のデータベース名。
host:port:sid を使用する。
たとえば、myhost:1521:mydb。
- destdb
- ステージング・サーバー上のデータベース名。
host:port:sid を使用する。
たとえば、myhost:1521:mydb。
- dbtable
- (オプション) コピーする個々のテーブルの名前。 このテーブルにあるすべてのレコードが、
scope パラメーターで指定された有効範囲内にあれば、コピーされます。その有効範囲にない場合、レコードはコピーされません。
- sourcedb_user
- (オプション) ソース・データベース・スキーマを作成したデータベース管理者のログオン ID。 指定されない場合は、このユーティリティーを現在起動しているユーザーの ID が使用されます。
- sourcedb_passwd
- (オプション) sourcedb_user パラメーターによって指定されるログオン ID のパスワード。
- destdb_user
- (オプション) 宛先データベース・スキーマを作成したデータベース管理者のログオン ID。 指定されない場合は、このユーティリティーを現在起動しているユーザーの ID が使用されます。
- destdb_passwd
- (オプション) destdb_user パラメーターによって指定されるログオン ID のパスワード。
指定されない場合、システムは、パスワードを入力するようにプロンプトを出します。
- log
- (オプション) ステージ・コピー・ユーティリティーが活動とエラーを記録するファイルのパスと名前。
このパラメーターが指定されない場合は、
stagingcopy_yyyy.mm.dd_hh.mm.ss.zzz.log というログ・ファイルが、
以下のログ・ディレクトリーに作成されます。
drive:\WebSphere\CommerceServer\logs
drive:\Program
Files\WebSphere\CommerceServer\logs
/usr/WebSphere/AppServer/logs
/opt/WebSphere/AppServer/logs
- cleanup_stage_db
- (オプション) ステージ・コピー・ユーティリティーを使用する前に、
ステージング・テーブルを空にするにはこのパラメーターを使用します。
-cleanup_stage_db パラメーターを使用してサイト・データを空にすると、
削除カスケードのためにマーチャント・データも削除できるのでご注意ください。 サイト・データを空にしてコピーしてから、マーチャント・データを空にしてコピーしなければなりません。
Yes がデフォルトです。 no を指定すると、ステージング・テーブルからなにも削除されません。 基本キーまたは固有索引で矛盾しているか重複キーがあると、コピーが失敗することがあります。ステージング・コピーを使用して、実動データベースからのデータ・コピーを行わずにステージング・データベースだけを空にするには、
only として -cleanup_stage_db を指定します。
- script file
- (オプション) エクスポートおよびインポートを使用して、指定した有効範囲で実動データベースをステージング・データベースにコピーしている時に、
ステージ・コピー・ユーティリティー・コマンドによって生成された SQL スクリプト・ファイルの名前。 また、デフォルト値を使用するか、あるいは -cleanup_stage_db を yes として指定した場合には、
このスクリプト・ファイルは削除ステートメントを生成します。 このスクリプトを実行する前に、エクスポートされたテーブルを入れる十分なディスク・スペースがあることを確認してください。 このスクリプト・ファイルは、ステージ・コピー・ユーティリティーを呼び出すステージ・コピー・ユーティリティー・ディレクトリーに入っています。
db2 -vtd# -f script_file_name を使用して、
スクリプト・ファイルを実行してください。
- dbtype
- (オプション) データベース・タイプ (DB2 または Oracle)。
デフォルトは DB2 です。
ステージング・サーバーのコピーについて詳しくは、例を参照してください。