「税」ノートブック
「税」ノートブックは、ストアの税設定の指定に使用します。 このノートブックでは、税情報を設定または変更することによって、各オーダーごとの税が表示されるようすることができます。 ストアに税率を指定する前には、必ず管轄の税務機関に問い合わせ、課税するタイプと税率を決定してください。
「税」ノートブックを使用して、以下の税情報を指定します。
- オーダーを送付する課税管轄区域。 管轄区域は、地理的な地域で、国または地域および都道府県の組み合わせから構成されます。 管轄区域の例としては、「カナダ、オンタリオ」などがあります。 WebSphere Commerce は、すべてのストアに、デフォルトの課税管轄区域 WORLD を作成します。 WORLD 管轄区域は削除できません。
- ストアの課税カテゴリー。 ストアで徴収する必要がある税タイプごとに、カテゴリーを作成します。 たとえば、消費税には、「消費税」カテゴリーを作成します。 ストアに必要な数のカテゴリーを作成できます。
注: 「税」ノートブックで作成する消費税のカテゴリーは、
オーダーの合計金額に対して適用されます。 配送税は、オーダーの配送料合計に対して適用されます。 「税」ノートブックは、税を他の税に加えて適用することはありません。
- 顧客に表示されるストア内の各課税カテゴリーの名前。 ストアが複数の言語で表示されている場合、言語ごとに異なる名前を定義することができます。 たとえば、税カテゴリーの名前を、日本語やドイツ語、あるいはストア内の任意の言語に変換することができます。
- 顧客に課税される税率 (%)。 各税率は課税管轄区域および課税カテゴリーに関連付けられます。 たとえば、カナダに配送されるすべてのオーダーには 10% の配送税を指定し、カナダ以外に配送されるオーダーには 12% の配送税を指定することができます。
- 消費税および配送税の計算方法を指定する、消費税と配送税の計算コード。 たとえば、食品類に適用される消費税を、すべて 1 つの消費税コード「食品類」としてまとめることができます。
通常、ストアは、1 つの税金コード体系をサポートします。 WebSphere Commerce は、デフォルトのコードを作成します。
これは、税金コードに割り当てられていないすべての商品に適用されます。 ストアの税金コードを作成した後、各コードに、適用できる課税カテゴリーを割り当てます。
最初にストアを作成するとき、これには、サンプル・ストア・アーカイブで指定されたデフォルトの税設定値が含まれます。 ストアの税設定の指定について詳しくは、税機能のセットアップを参照してください。
重要:
- 「税」ノートブックは、データベースで利用可能なすべての税情報をサポートするわけではありません。 データベースにさらに税情報を追加したり、編集するには、対応するデータベース資産ファイルを編集してください。 資産ファイルの構造をかなり変更した場合は、情報を「税」ノートブックを使用して編集できないことがあります。 「税」ノートブックはデータベース内のどのフィールドを編集するのかという点について詳しくは、
ストア・データベース資産の変更 を参照してください。
- 「税」ノートブックを使用して情報を削除すると、データベースではなくストア・アーカイブの対応する資産ファイルからのみ、その情報を削除します。 すでにストア・アーカイブを発行している場合は、ストア・アーカイブの税情報を削除してから、データベースの税情報を削除してください。