WebSphere Commerce で、catalog.xml ファイルは、サンプル・ストアのカタログ情報を保管しています。 各サンプル・ストアには独自の catalog.xml ファイルがあります。 詳細は、catalog.xml ファイルを参照してください。
NewFashion カタログ・データベース資産は以下のセクションに分かれています。
カタログ・グループ
カタログ・グループは、カテゴリーや商品のグループのことです。 カテゴリーは、それ自体がカタログ・グループです。 たとえば、メンズ・ファッションは、パンツやシャツといったメンズ・ファッションを構成するカテゴリーの集合ですが、 一方パンツというカテゴリーは商品の集合です。
NewFashion サンプル・ストアには、いくつかのカタログ・グループがあります。
カタログ・グループは、CATGROUP テーブルに作成され、 CATTOGRP テーブル内の特定のカタログに関連付けられます。カタログ・グループは先頭カテゴリーとサブカテゴリーを持つことができます。 たとえば、先頭カテゴリーをメンズ・ファッションにして、 サブカテゴリーをパンツにできます。 サブカテゴリーがある場合、CATGRPREL テーブルでは、先頭カテゴリーの下に置く必要があります。
注: HomePromo カテゴリーまたは新着カテゴリーの商品は、特別なカテゴリーにのみ現れます。 販売促進が終了したら、これらの商品を再び正規のカテゴリーへ戻す必要があります。
カタログ・エンティティー
NewFashion サンプル・ストアのカタログは、カタログ・エンティティーで構成されています。 これらのエンティティーには、以下のものがあります。
カタログ・エンティティーについての情報は、CATENTRY テーブルにあります。 CATENTREL テーブルには、商品アイテム、バンドル、およびパッケージの関連など、カタログ・エンティティー間の関連が示されています。 エンティティーの詳細は、 パッケージおよびバンドルを参照してください。
商品
BASEITEM テーブルには、NewFashion ストアの各商品ごとに 1 つのエントリーがあります。 基本アイテムは商品です。 各商品には、有効期限によって判別される 1 つのバージョンだけが入ります。 したがって、サイズが 12 で有効期限が 2010 年 1 月 1 日であるレディース用の赤いシャツだけを入れられます。 商品ごとのバージョン情報は、ITEMVERSN テーブルに保管されます。
NewFashion ストアでは、在庫は他のマーチャントと共有されていません。 その結果、DISTARRANG テーブルでは、カタログ内の各商品につき 1 つのエントリーしかありません。 DISTARRANG テーブルの各行は配布調整を表し、 これによりストアは独自の在庫を販売できるようになります。
アイテム
アイテムは、属性によって定義される商品の特定インスタンスです。 特定アイテムについて記される情報は、ITEMSPC テーブルに保管されます。 各アイテムの在庫情報は、RECEIPT テーブルに保管されます。 バック・オーダー・アイテムを受け取る予定の日付は、RADETAIL テーブルに示されます。
注: NewFashion ストアでは、カタログは、OFFERPRICE テーブルのアイテムごとに価格を設定します。 詳細は、offering.xml ファイルを参照してください。
パッケージ
パッケージは、ゴルフ・パッケージのように、一式で販売されている商品です。 パッケージは、ショッピング・カートの中では 1 行で示されます。 パッケージ内の商品を個別に購入することはできません。 商品は、product.xml ファイルでセットアップされていて、 CATENTRY テーブルでパッケージとしてグループ化されています。 パッケージにある商品のエントリーはそれぞれ異なります。
バンドル
バンドルは、一緒にグループ化されている商品ですが、個別に販売することも可能です。 バンドルの各商品は、ショッピング・カートの中では 1 行で示されます。 バンドルは CATENTRY テーブルに保管され、バンドルと関連付けられた商品は CATGPENREL テーブルに保管されます。 商品とバンドルの関係は、CATENTREL テーブルで定義されています。
カタログ・エンティティー、パッケージ、およびバンドルの属性は、 PKGATTR および PKGATTRVAL テーブルで設定されます。 PKGATTR テーブルは、パッケージ内の商品に属する既存の属性テーブルを再び参照します。 PKGATTRVAL テーブルは、パッケージの商品の属性値をもう一度参照します。
ATP フィーチャー
NewFashion ストアには、ATP フィーチャーを例示する特別なアイテムがいくつかあります。 以下はその例です。
手元のアイテムがゼロの場合、またはアイテムが強制バック・オーダーの場合、 顧客がいくらこのアイテムをオーダーしても、自動的にバック・オーダーになります。 RADetail がないということは、バック・オーダーの予想日が、現在日付にストアのデフォルトのバック・オーダー・オフセット (ストアのテーブルにある DEFAULTBOOFFSET 列) を加えた日付になるということです。つまり、バック・オーダーの予想日は、30 日に設定されます。
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