ToolTech 税データベース資産 (Business Edition)

ToolTech 税データベース資産は、以下の XML ファイルに保管されます。

ToolTech 税データベース資産は以下のセクションに分かれています。

取扱範囲

tax.xml ファイルは、配送で共用し別のサブクラスを持つ取扱範囲を示します。  取扱範囲は JURST テーブルで定義されており、JURSTGROUP はその取扱範囲をグループおよびサブクラスへ割り当てます。 また、JURSTPREL はその取扱範囲と取扱範囲グループを同じサブクラスへ割り当てます。

課税カテゴリー

サンプル・ストアで使用される各税のタイプには、都道府県税、国税など、 それぞれの課税カテゴリーがあります。 各税は、消費税や配送税のように分類されます。 TAXCGRY テーブルは、課税カテゴリーを保管します。

計算コード

計算コードは、割引、配送料、消費税、および配送税を計算するために使用されます。 tax.xml ファイルには、課税用のすべての計算コードが示されています。 CALCODE テーブルは、課税用の計算コードを格納します。 displaylevel フィールドには、計算対象を示す数が示されます。  表示される数は次のとおりです。

0 =オーダー・アイテム
1 = オーダー
2 = 商品
3 = アイテム
4 = 契約

計算ルール 

各計算コードには、計算がどのように実行されるかを定義する計算ルールのセットがあります。 たとえば、商品を 1 つの地域に配送しようとする場合には、計算に一定のルールを適用できます。また商品を別の地域に配送しようとする場合には、計算に別のルールを適用できます。 CALRULE テーブルは、課税カテゴリーの計算ルールを保管します。 flag フィールドでは、特定 CalculationCode の CalculationCodeQualifyMethod 値を呼び出すかどうかを指定します。

0 = このメソッドは呼び出されません。
1 = このメソッドは呼び出されます。

計算スケール

計算スケールは、計算に適用される範囲のセットです。 たとえば、配送料金の場合、それぞれが料金に対応する重量範囲のセットがある場合があります。 (配送料金として、重量が 0 kg から 5 kg の商品は 1,000 円、5 kg から 10 kg のものは 1,500 円など。) CALSCALE テーブルは、税のスケール・コードを保管します。

注: CALSCALE テーブルは、通貨を対応する範囲に適用する場合に、 その通貨のスケール・コードを保管します。

計算範囲

スケール・コードの範囲は、CALRANGE テーブルに保管されます。

計算ルックアップ

計算ルックアップ値は、計算スケールに関連した値です。 上記の例の計算ルックアップ値は、それぞれ 1,000 円と 1,500 円です。 指定した CALRANGE ID の通貨ごとに、1 つのルックアップ値があります。 CARLOOKUP テーブルは、ルックアップ ID と値を定義します。

計算組み合わせ

計算ルールとスケール範囲は、結合されて CRULESCALE テーブルに保管されます。 

課税実行

課税実行資産は、課税管轄区域グループを配送センターまたは計算ルールあるいはその両方に関連付けます。 課税実行情報は、TAXJCRULE テーブルに保管され、 taxfulfill.xml ファイル の中に記されます。

taxjcrule_id フィールドは、取扱範囲、配送センター、および計算ルールの関連ごとに、1 つの固有キーを生成します。

関連概念

関連参照

関連タスク

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