メッセージ・ログ

WebSphere Commerce ロギング・メッセージは、ユーザー・メッセージまたはシステム・メッセージに分類されます。 

ユーザー・メッセージはユーザーの Web ブラウザーに表示されます。 これらのメッセージは、「システムが使用不可」などのようにアプリケーションの状態についてユーザーに通知するか、 あるいは「クレジット・カード番号が無効」などのように顧客の入力に対して応答します。 さらに、ユーザーが無効な入力を行うと、その結果としてユーザー・メッセージも生成され、 その原因と適用可能なリカバリー・アクションがユーザーに通知されます。

システム・メッセージは、サイト管理者、顧客サービス技術員、およびストア開発者に対して診断情報を提供します。 システム・メッセージは、ユーザー要求の完了を妨げるようなシステムの誤動作が起きると生成されます。 メッセージは今後の参照のためにログ・ファイルに保管されます。

ユーザー・メッセージがブラウザーに表示されると、そのメッセージによってシステム・メッセージ・コードと ユーザーの要求状態が識別されます。 システム・エラー・メッセージごとに、 ユーザー・メッセージがブラウザーに戻されます。 複数のエラー・システム・メッセージを 1 つのみのユーザー・メッセージに関連付けることができます。

メッセージ重大度には、エラー、警告、状況、デバッグ、情報の 5 つのタイプがあります。

メッセージは、これらの重大度を基にフィルターに掛けられます。 ロード時のメッセージ・ログ構成は、以下のような XML 構成ファイルに基づいています。 

<LogSystem>
<messageLog messageFile="drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instance_name\logs\ecmsg.log"
"drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instance_name\logs\ecmsg.log"
<messageLog messageFile="/usr/WebSphere/CommerceServer/instances/instance_name/logs/ecmsg.log
<messageLog messageFile="/opt/WebSphere/CommerceServer/instances/instance_name/logs/ecmsg.log"
<messageLog messageFile="/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instance_name/logs/ecmsg.log"
notification="false">


<logSeverity type="ERROR" />
<logSeverity type="WARNING" />
<logSeverity type="STATUS" />
<logSeverity type="DEBUG" />
<logSeverity type="INFO" />
</messageLog>
</LogSystem>

enable 属性が "false" に設定されている場合は、 ERROR を除くすべてのメッセージが使用不可になります。 重大度を 1 つ使用不可にするには、重大度のリストからその行を除去します。 エラー通知が必要な場合は、notification 属性を true に設定してください。 このメッセージング・コンポーネントは、エラー通知が機能する前に適切に構成しておく必要があります。

fileSize 属性には、ログ・ファイルの最大ファイル・サイズを MB で指定します。 実際のファイル・サイズが指定された数値を超えた場合、新しいファイルがオープンされます。 

このファイル名は命名規則 fileName_cloneId_timeStamp.ext. を基に作成されます。 たとえば ecmsg.log ファイルは、ecmsg_ploiesti_2000.08.08_18.17.47.768.log のような名前のシステム・ファイルを作成します (この場合、ploiesti は複製 ID、組み込まれているタイム・スタンプは可変係数)。

メッセージおよびトレース・データは同じファイルに取り込むことができます。 このように構成するためには、それらの fileSize 属性の値が同じであり、XML 構成ファイルが同じファイル場所を指し示していなければなりません。

WebSphere Commerce システムにメッセージ・ログを構成するには、管理コンソール内の「構成」 メニューにある「メッセージ・ロギング」ページを使用するか、または構成マネージャーの「ログ・システム」パネルを使用してください。

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