instancename.xml ファイルのデフォルト・キャッシュ値の説明は以下の通りです。 この instancename.xml ファイルは直接変更することができますが、構成マネージャーを使用して、キャッシュをセットアップすることをお勧めします。
<Cache
AutoPageInvalidation="TRUE"
CacheDirsPerMember="100"
CacheFilePath="absolute
path name"
Enabled="TRUE"
MaxObjectsPerMember="0"
CacheDaemonPort="16999"
CacheDaemonBindAddress="localhost"
CacheConnectionTimeout="120
000"
CacheDaemonMaxThreads="64"
MaxAllowedRefreshPeriod="3600"
CacheCleanupPollingInterval="600"
CacheCleanupAgentHostname="hostname"
CacheCleanupAgentPort="80"
WebAppPath="/webapp/wcs/stores/servlet"
CacheStoreClassName="com.ibm.commerce.cache.FileSystemCacheStore">
<CacheableURL name="TopCategoriesDisplay" sessionDependent="true">
<KeySet name="Key Set #2" HashKey="catalogId" MemberKey="storeId"
/>
<KeySet name="Key Set #3" HashKey="identifier" MemberKey="storeId"
>
<Key isMandatory="false" name="memberId" />
</KeySet>
</CacheableURL>
<CacheableURL name="CategoryDisplay" sessionDependent="true">
<KeySet name="Key Set #4" HashKey="categoryId" MemberKey="storeId" >
<Key isMandatory="true" name="catalogId" />
</KeySet>
<KeySet name="Key Set #5" HashKey="identifier" MemberKey="storeId" >
<Key isMandatory="false" name="memberId" />
<Key isMandatory="true" name="catalogId" />
</KeySet>
<KeySet name="Key Set #6" HashKey="categoryId" MemberKey="storeId" >
<Key isMandatory="true" name="catalogIdentifiers" />
<Key isMandatory="false" name="catalogMemberId" />
</KeySet>
<KeySet name="Key Set #7" HashKey="identifier" MemberKey="storeId" >
<Key isMandatory="true" name="catalogIdentifiers" />
<Key isMandatory="false" name="catalogMemberId" />
<Key isMandatory="false" name="memberId" />
</KeySet>
</CacheableURL>
<CacheableURL name="ProductDisplay" sessionDependent="true">
<KeySet name="Key Set #8" HashKey="productId" MemberKey="storeId" />
<KeySet name="Key Set #9" HashKey="partNumber" MemberKey="storeId" >
<Key isMandatory="false" name="memberId" />
</KeySet>
</CacheableURL>
</Cache>
- AutoPageInvalidation
- キャッシュ終結処置ワーカーを使用可能にします。 トリガーを基にしたページ無効化または CacheDelete コマンドを使用することになる場合には、これが必要です。 デフォルト値は TRUE です。
- CacheDirsPerMember
- 各メンバーに対してキャッシュを分割できるディレクトリーの数を定義します。 有効な値は 1-32768 の範囲です。 デフォルト値は 100 です。
キャッシュをディレクトリーに分割することは 中規模から大規模キャッシュ (1000 ファイル以上) の I/O コンテンションを軽減させます。 一般には、ディレクトリーにつき 1000 ファイル未満を目標とする必要があります。- CacheFilePath
- キャッシュ・ディレクトリーの絶対パス名を定義します。
キャッシュが複数ディレクトリーに広がっている場合は、複数 CacheFilePath エレメントを、コンマで区切って指定します。 各メンバーは 1 つのディレクトリーだけに存在しています。 複数インスタンスが許されます。 デフォルトは次のとおりです。drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instance_name\cache
drive:\Program Files\WebSphere\CommerceServer\instances\instance_name\cache
/usr/WebSphere/CommerceServer/instances/instance_name/cache
/opt/WebSphere/CommerceServer/instances/instance_name/cache
/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instance_name/cache
- Enabled
- キャッシングが使用可能であることを示します。
FALSE - キャッシュなし。
TRUE - キャッシングが使用可能です。 これはデフォルトです。- MaxObjectsPerMember
- メンバーがキャッシュにもてるファイルの最大数を設定します。 この値に達すると、ページは自動的に除去されます。 最後に表示されたページが除去されます。
0 以下の値は、メンバー当たりのファイルの最大数がないことを指示します。
デフォルト値は 0 です。- CacheDaemonPort
- デフォルト・ポートは 16999 です。 CacheDaemonBindAddress も参照してください。
- CacheDaemonBindAddress
- デフォルト値はローカル・ホストです。 CacheDaemonPort および CacheDaemonBindAddress 共にキャッシュ・デーモンがバインドするポートの絶対アドレスを識別します。
- CacheConnectionTimeout
- キャッシュ要求が打ち切られる前に、キャッシュ・クライアントが待つことができる時間 (ミリ秒) です。 デフォルト値は 120000 (2 分) です。
- CacheDaemonMaxThreads
- キャッシュ・ページを提供しているキャッシュ・デーモン内で開始されるスレッドの最大数です。 デフォルト値は 64 です。
- MaxAllowedRefreshPeriod
- キャッシュ・クリーンアップ・ワーカーがキャッシュをクリーンアップできない場合に、キャッシュ・クリーンアップ・デーモンがキャッシュをオフにしてからの時間の長さ (秒)。 無限にするには 0 に設定します。 MaxAllowedRefreshPeriod 値は少なくとも、CacheCleanupPollingInterval 値の 4 倍に設定します。 デフォルト値は 3600 秒です。
- CacheCleanupPollingInterval
- キャッシュ・クリーンアップ・デーモンがクリーンアップ要求に対して、 キャッシュ・クリーンアップ・エージェントへの連続検査の間待機する時間 (秒) です。 クリーンアップ要求は、起動された要求、および CacheDelete コマンドから開始された要求の両方を含んでいます。 デフォルト値は 600 秒です。
- CacheCleanupAgentHostname
- CacheCleanupAgentHostname および CacheCleanupAgentPort は、 キャッシュ・クリーンアップ・エージェントの絶対アドレスを識別します。 このアドレスは、 キャッシュ・クリーンアップ・デーモンから、 キャッシュから除去されるページ・リストを要求するキャッシュ・クリーンアップ・エージェントへ、 HTTP 要求を送信するアドレスです。 デフォルト値は WebSphere Commerce Server の完全修飾 TCP/IP 名のホスト名です。
- CacheCleanupAgentPort
- デフォルト値は 80 です。
- CacheStoreClassName
- 内部使用用です。 この値を変更しないでください。
- WebAppPath
- WebSphere Application Server パス。 デフォルトは /webapp/wcs/stores/servletです。
- Name
- キャッシュ可能 URL、たとえば CategoryDisplay、の URL 名です。
- sessionDependent
- 有効値:
- TRUE - キャッシュ要求として、HTTP 要求にない情報を要求します。 要求は索引付けのために以下のメタデータとともに保管されます。すなわち、 リクエスターが属しているメンバー・グループ、通貨 (コマンド・コンテキストに含まれている場合)、 言語 (コマンド・コンテキストに含まれている場合)、および CacheCommand から戻されたデータです。 sessionDependent が TRUE に設定されると、 Commerce Server のキャッシングはキャッシュ要求に応じて使用可能になります。
- FALSE - キャッシュ要求では、HTTP 要求中にあるもの以外の情報は要求されません。 Webサーバーのキャッシングはキャッシュ要求に応じて使用可能になります。
複数インスタンスが許されます。 KeySet エレメントは以下の属性をもっています:
- name
- コマンド名、たとえば、CategoryDisplay です。
- HashKey
- どのキーがハッシュ・キーをもっているかを指定します。 たとえば、 CategoryDisplay コマンドのハッシュ・キーは cgrfnbr です。
システムはどのディレクトリーにキャッシュ・ページを保管すべきかを決定するために、 ハッシュ・キーを使用します。- MemberKey
- どのキーにメンバー番号を含めるかを指定します。たとえば、CategoryDisplay コマンドでは、MemberKey は storeId です。
- isMandatory
- キーが URL で必要かどうかを指示します。 必須キーが URL に指定されていない場合は、ページはキャッシュされません。 有効値:
- TRUE - パラメーターが URL 要求にない場合だけに使用されます。
- FALSE - パラメーターが URL 要求にある場合は、キャッシュはその値を使用しますが、 たとえ URL にパラメーターがなくても、要求に対してキャッシュの使用を試行します。
- 名前
- URL に表示される場合のキーの名前です。たとえば、size です。
たとえば、 ProductDisplay ページにショッパーと同じヘアカラーのモデルのイメージを表示する場合は、 パラメーター "haircolor" をその URL に追加します。 その後で、キャッシュ・ページがその haircolor パラメーターに基づいて変化するように指定します。 これを行なうには、以下のようにして ProductDisplay KeySet を追加してください。
<CacheableURL name="ProductDisplay" sessionDependent="false">
<KeySet name="Key Set #10" HashKey="productId" MemberKey="storeId">
<Key name="haircolor" isMandatory="false"/>
</KeySet>
<KeySet name="Key Set #11" HashKey="partNumber" MemberKey="storeId">
<Key name="haircolor" isMandatory="false"/>
</KeySet>
</CacheableURL>
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