アウトバウンド・メッセージ拡張

Report_NC_PurchaserOrder メッセージには、UserDataField を含む UserData XML が組み込まれています。 SendXMLOrderMsg コマンドを拡張して、情報をヘッダー・レベルで追加したいか、あるいはアイテム・レベルで追加したいかに応じて、 getHeaderExtensionRecords() メソッドまたは getItemExtensionRecords() メソッドのいずれかをインプリメントすることによって、 UserData エレメントを Report_NC_PurchaserOrder アウトバウンド・メッセージ中に含まれていないエクストラ情報を渡すようにカスタマイズできます。 デフォルトによって、getHeaderExtensionRecords() および getItemExtensionRecords() の両方のメソッドはヌル String 値を戻します。 インプリメントされていると、両方のメソッドは、次のとおりに、一連の UserDataField エレメントが入っている String オブジェクトを戻します:

<UserDataField name="field_name">field_value</UserDataField>
    .
    UserDataField 繰り返しループ
    .
<UserDataField name="field_name">field_value</UserDataField>

コマンド拡張方法に関して詳しくは、WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイド を参照してください。 以下の表は、Report_NC_PurchaseOrder メッセージの XML エレメントのために呼び出されるメソッドのアウトラインです。

メッセージ XML エレメント 呼び出されるメソッド
Report_NC_PurchaserOrder Report_PO_Header getHeaderExtensionRecords()
Report_NC_PurchaserOrder Report_PO_Item getItemExtensionRecords()

オーダー作成メッセージには USRLST レコードが組み込まれていて、 このレコードには DATUSR_DATA データ・セグメントが含まれています。 DATUSR を使用して、メッセージにオプションのフィールドを追加することができます。 SendWCSOrderMsg コマンドを拡張して、情報をヘッダー・レベルで追加したいか、 あるいはアイテム・レベルで追加したいかに応じて、 getHeaderExtensionRecords() メソッドまたは getItemExtensionRecords() メソッドのいずれかをインプリメントすることによって、 DATUSR エレメントを Order Create アウトバウンド・メッセージ中に含まれていないエクストラ情報を渡すようにカスタマイズできます。 デフォルトによって、getHeaderExtensionRecords() および getItemExtensionRecords() の両方のメソッドはヌル String 値を戻します。 インプリメントされていると、両方のメソッドは、次のとおりに、一連の DATUSR レコードが入っている String オブジェクトを戻します:

<DATUSR>DATUSR_DATA</DATUSR>
        :
        : DATUSR 繰り返しループ
        :
<DATUSR> DATUSR_DATA</DATUSR>

コマンドの拡張方法の詳細については、WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイド を参照してください。 以下のテーブルは、Order Create メッセージのセクションのために呼び出されるメソッドのアウトラインです:

メッセージ USRLST セクション 呼び出されるメソッド
オーダーの作成 <HEADER> getHeaderExtensionRecords()
オーダーの作成 <ITMDAT> getItemExtensionRecords()

関連概念

関連参照

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