見積依頼 (RFQ) は、WebSphere Commerce で使用できる取引メカニズムのうちの 1 つです。 バイヤーは、カタログでオファーされているさまざまな固有の商品およびサービスを要求する RFQ を作成することができます。 バイヤーは RFQ 候補リストを使用して、希望する商品を RFQ に追加します。 その場合、1 つの RFQ に複数の商品を入れることができ、 さらに各商品ごとに固有の仕様を定義することができます。 また、トランザクションの取引条件を指定することもできます。 バイヤーが RFQ 要求を送信すると、RFQ 要求は「将来」または「アクティブ」状態になります。 セラーは RFQ を見て、その要求が「アクティブ」状態の場合は、応答を送信することができます。 バイヤーはまた、RFQ を変更またはキャンセルすることもできます。
セラーは、RFQ に応答する場合、 各商品および各商品仕様に対応するオプションを利用することができます。 セラーはまた、応答を変更またはキャンセルすることもできます。
セラーが RFQ に応答し終わると、バイヤーはその RFQ をクローズしてから、 応答を評価して 1 人以上の落札者を選びます。 RFQ 応答がバイヤーによって受諾され、それがセラーに通知されると、 次の 2 通りのプロセスのうちのいずれかで RFQ トランザクションが完了します。
RFQ のレコードが RFQ 依頼リスト内に一定期間保管されるので、 繰り返し使用する RFQ をコピーすることができます。 応答も同じ期間だけ保存されるので、 セラーは同じバイヤーからの似通った要求に簡単に応答することができます。
サイト管理者は WebSphere Commerce のセットアップのときに、 セラーが RFQ 取引メカニズムの使用を望んでいるかどうかを判断します。
サイト管理者は、RFQ オプションを組み込むことを決定した場合、以下のことを考慮する必要があります。