テンプレート定義ファイルを使用した XML 構文解析

XML メッセージ・マッパーがインバウンド XML メッセージを構文解析するとき、 文書タイプ、バージョン (利用可能な場合)、およびエレメント名を、メッセージ中の XML 文書から 1 つずつ取得します。 メッセージ・マッパーは、テンプレート定義ファイル中の ECTemplate エレメントに定義されているテンプレート文書を検索します。 メッセージ・マッパーがテンプレート文書から取得する情報は、以下のとおりです:

タグ・マッピングが開始されると、メッセージ・マッパーは、 ECTemplate ファイルで定義されている TemplateTag を調べて、 インバウンド XML メッセージから生成される XPath に基づくフィールド名とタイプを判別してから、 そのフィールドの値を設定します。 フィールドと値のペアは、フィールドの FieldInfo 属性中の値を基にして、 commandProperty または messageProperty のいずれかの TypedProperty ハッシュ・テーブルに保管されます。 全インバウンド・メッセージが正常に構文解析された後に、 commandProperty および messageProperty オブジェクトの他に、 コマンド名が入っている PropertyCommand オブジェクトも戻されます。

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関連参照

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