多文化サポート
WebSphere Commerce には、国際的または文化的に異なる顧客ベースのニーズに合わせて調整可能なサイトを作成できるフィーチャーがいくつか含まれています。
Java テクノロジーと柔軟なデータベース・スキーマの使用を通じて、地域や顧客の好みに応じて変更できるサイトの文化的特性には、次が含まれます。
- 言語
- 1 つのストアを複数の言語で表示することができます。 たとえば、サイトを表示する言語をユーザーが選択できるようにする、または、ストアの場所に応じてデフォルトの言語が自動的に選択されるようにできます。
- Currency
- ストアを複数の通貨で価格を表示することができます。
- データ形式
- データをさまざまなカスタマイズ形式で表示できます。 これにより、ある特定の情報の表示方法について、さまざまな文化の顧客の期待に沿うことができます。 たとえば、顧客の言語または国や地域によって、10 進数はコンマやピリオドで表示できます。
- 住所
- 異なった国際基準に合うように、さまざまな形式で住所を入力、保管、および表示できます。
- 税金
- 税のルールは、課税管轄区域ごとに異なるルールが定義することができます。 これには、売上税およびその他の事業税のルールがあります。
- 配送
- 配送ルールと運送会社をそれぞれの取扱範囲ごとに定義できます。
- 支払いメソッド
- 支払いメソッドをそれぞれの取扱範囲ごとに定義できます。
- 商品
- ある取扱範囲で販売された商品を、他の取扱範囲で販売することはできません。
- 価格
- 1 つの通貨で価格を設定して、変換係数でこの通貨から他の通過に変換することも、
通貨ごとに価格を設定することも可能です。
- オンライン・カタログ・コンテンツ
- 商品およびカテゴリーの説明、属性、およびイメージを場所によって変更できます。 WebSphere Commerce では、マーチャントが言語テーブル内で各形式を定義することにより、選択可能な表示形式でオンライン・カタログ・コンテンツを管理できます。 また、多くのストアで共用できるマスター商品カタログを保守することもできます。
- ページ設計
- WebSphere Commerce により、各文化ごとにカスタマイズされたページを作成できます。 たとえば、日本国内の日本人向けと北米在住の日本人向けに、別の商品表示ページを作成できます。
また、すべての文化で共用される汎用ページ・テンプレートを作成することもできます。
これにより、デザインは同じで、文化にかかわる情報は異なるようにします。
WebSphere Commerce データベースでは、
Web ブラウザーに送信時に多くの国際的エンコード形式に変換可能なエンコード方式、
Unicode UTF-8 を使用して国際的に広く認識可能なデータを作成、保守できるように設計されています。 また、日付、通貨記号、国または地域記号、
言語記号などのデータは、ISO フォーマット標準に準拠しています。
多文化サイトの作業サンプルについては、InFashion サンプル・ストアを参照してください。 独自のストアをカスタマイズするときに役立つソース・コードなどの追加サンプルは、マルチカルチャー登録サンプルを参照してください。