ストア・データ資産は 1 つのストアに占有させることも、複数のストアで共用することもできます。 通貨のように、データ資産が 1 つのストアに占有される場合には、 このストアが削除されると、資産も削除されます。
カタログのように、資産が他のストアにより共用される場合には、この資産はストアのパーツにはなりません。 特定のストアが削除される場合、共用資産は削除されません。 これらは、他のストアで引き続き使用できます。
それぞれのストアと共用資産との間の関係を作成することにより、共用資産を保管します。
以下の資産をストアで共有できます。
WebSphere Commerce では複数のストア間でデータ資産を共用することができますが、 あるストアに専用のつもりのデータ資産が、 その意図がないにもかかわらず複数のストアで共用されることがあります。 たとえば同じサンプル・ストアを基にして複数のストアを発行すると、 上記の資産の幾つかが共用されることがあります。 この共用が起こるのは、 ストアが同じサンプルから発行されるたびに上記の資産の同じ固有索引が使用されるためです。
たとえば、カタログおよびフルフィルメント資産の固有索引は次のようになります。
同じサンプル・ストアを基にして複数のストアを発行すると、上記の資産の固有索引は同一になります。 その結果、同じサンプル・ストアを基にしているすべてのストアがそれらの資産を共用することになります。 したがって、あるストアのためにそれらの資産に対して変更を行うと、その変更はすべてのストアに影響します。 同一のサンプルを基にして別のストアを発行すると、同一と識別された資産はすべて上書きされます。
複数のストアでこれらの資産のコピーが異なるようにする場合は、 作成するストアごとに各固有索引に新しい値を指定するようにしてください。 たとえば、それぞれのストアに異なるカタログを作成しようとする場合、 異なるカタログ ID、カタログ・グループ ID、および部品番号を選択してください。
Business Edition を使用している場合には、
作成するそれぞれのストアについて新規の組織を作成するオプションがあります。
ストアに新規の組織を作成しても、共用資産を一意的に識別します。
そのため、新規の組織を作成する場合は、
部品番号、ID、または名前フィールドを変更する必要はありません。
注: サンプル・ストアの InFashion、NewFashion、WebFashion、 WebAuction にあるいくつかのカタログ・グループは、同じ固有索引を共用します。 NewFashion と ToolTech もカタログ・グループを共用します。 このため、ストア間でカタログ・グループを共用することを望まない場合には、 必ずカタログ・グループ ID を変更してください。
ストア・データについての詳細は、 IBM WebSphere Commerce ストア開発者ガイド を参照してください。
![]() |