タイム・スタンプおよび日付データのロード

ローダーは、データをタイム・スタンプおよび日付データ・タイプと一緒に列にロードできます。 文書内のタイム・スタンプおよび日付データのデータ形式は、カスタマイズできるパターンによって決まります。 ユーザーは、既存のパターンを編集することもできますし、パターンの既存のリストにさらにパターンを追加することもできます。

タイム・スタンプまたは日付のデータは、使用可能なパターン (マスク) と照合されます。 データと一致する最初のパターンは、データをデータベースにロードする前に、 データをターゲット・タイム・スタンプ形式に変換するために使用されます。

2 つのカスタマイズ可能な出力タイム・スタンプ・パターン (TimeStampFormat.JDBC と TimeStampFormat.Load) があります。

  1. TimeStampFormat.JDBC が使用されるのは、ローダーが JDBC 接続を使用して操作を実行する場合です。

    ローダーの SQL インポートおよび削除メソッドは、データベースを更新するために JDBC 接続を使用します。

  2. TimeStampFormat.Load が使用されるのは、ローダーがネイティブのユーティリティーを使用する場合です。

    ローダーのインポートおよびロード・メソッドは、ネイティブのユーティリティーを使用します。

以下のようにして、タイム・スタンプの形式をカスタマイズすることができます。

  1. 新規のローダー・カスタマイザー・プロパティー・ファイルを作成する。

    Windows NT Windows 2000 AIX Solaris Linux MassLoadCustomizer.properties は、MassLoader.zip アーカイブにあります。 このファイルを抽出し、.properties 拡張子はそのままにして名前を変更し、 クラスパス内のディレクトリーに置きます。

  2. 重要: 既存の MassLoadCustomizer.properties ファイルを除去または変更しないでください。

    iSeries ISeries_LODWCSDTA_Customizer.properties は、 /QIBM/ProdData/WebCommerce/properties ディレクトリーにあります。 このファイルを /instroot/xml ディレクトリーにコピーし、 .properties という拡張子をそのままにしながら新規ファイルの名前を変更し、 その後この新規ファイルに必要な変更を行います。重要: オリジナルの ISeries_LODWCSDTA_Customizer.properties ファイルを除去または変更しないでください。

  3. 新規のローダー・カスタマイザー・プロパティー・ファイル内のマスクを変更または追加することによって、タイム・スタンプの形式をカスタマイズする。

    以下の入力タイム・スタンプ・マスクが用意されています。

      InputTimeStampFormat.1 = yyyy-DD hh:mm:ss.SSSSSS
      InputTimeStampFormat.2 = yyyy-MM-dd hh:mm:ss.SSSSSS
      InputTimeStampFormat.3 = yyyy-DD-hh.mm.ss.SSSSSS
      InputTimeStampFormat.4 = yyyy-MM-dd-HH.mm.ss.SSSSSS
      InputTimeStampFormat.5 = yyyy-MM-dd-hh.mm.ss.SSSSSS
      InputTimeStampFormat.6 = yyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSSSSS
      InputTimeStampFormat.7 = yyyy-DD HH:mm:ss.SSSSSS

    入力日付形式のデフォルト・パターンは、以下のとおりです。

      InputDateFormat.1 = MM-dd-yyyy
      InputDateFormat.2 = yyyy-dd-MM
      InputDateFormat.3 = yyyy-MM-dd 
      InputDateFormat.4 = MM/dd/yyyy
      InputDateFormat.5 = yyyy/dd/MM
      InputDateFormat.6 = yyyy-DD

    これらのタイム・スタンプおよび日付マスクを変更することもできますし、 マスクを必要なだけ追加することもできます。 これらのマスクを数値順 (入力タイム・スタンプと比較する順) に ローダー・カスタマイザー・プロパティー・ファイルに指定してください。 入力タイム・スタンプを追加する場合は、 現行シーケンスの次の番号を使用する必要があります。 (たとえば、上記のリストに追加する場合は、 次の入力タイム・スタンプ・マスクは InputTimeStampFormat.8 となります。)

    入力データをタイム・スタンプおよび日付の出力にフォーマットするためのパターンは、 以下のとおりです。

      TimeStampFormat.JDBC = yyyy-MM-dd hh:mm:ss.SSSSSS
      TimeStampFormat.Load = yyyy-MM-dd-hh.mm.ss.SSSSSS
      DateFormat.JDBC = yyyy-MM-dd
      DateFormat.Load = yyyy-MM-dd

    一般に、出力日付およびタイム・スタンプ形式はカスタマイズしません

  4. 新規ファイル名を、ロード・コマンドのカスタマイザー・パラメーターの値として指定する。

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