コマンド
WebSphere Commerce コマンドは、
特定の要求の処理に関連するプログラミング論理を含んだ Java bean です。 コマンドは、特定のビジネス処理 (ショッピング・カートへの商品の追加、オーダーの処理、顧客の住所録の更新、特定の商品ページの表示など) を実行します。
コマンドは、その性質に応じて以下のいずれかを行います。
- enterprise bean を呼び出し、データベース操作を実行する。
- 処理タスクに割り当てられている 1 つまたは複数のタスク・コマンドを呼び出して、情報を処理し、データベースに書き込む。
- コントローラー・コマンドの完了時に、ビュー・タスクを Web コントローラーに戻す。 ビュー・コマンドを呼び出すことができるのは、Web コントローラーだけです。
WebSphere Commerce コマンドには 4 つのタイプがあります。
- コントローラー・コマンドは、Web コントローラーに直接作用します。 コントローラー・コマンドは、ターゲットの判別が可能です。 完了時、コントローラー・コマンドは実行するビュー・タスクの名前を戻します。 Web コントローラーは、そのビュー・コマンドの正しいインプリメンテーション・クラスを決定し、それを呼び出します。
- タスク・コマンドは特定のアプリケーション論理をインプリメントします。
通常、コントローラー・コマンドと一連のタスク・コマンドは、共に URL 要求についてのアプリケーション論理をインプリメントします。
タスク・コマンドが常にコントローラー・コマンドと同じコンテナーで実行されると、これはターゲットの判別はできません。
- data bean コマンドは data bean に関連付けられ、data bean がインスタンス化される際 JSP ファイルによって呼び出されます。 データは、永続オブジェクトから data bean に移植されます。
- ビュー・コマンドは、ビューを構成することによりクライアント要求に応答します。 ビュー・コマンドは 2 つの場合に機能します。1 つは、要求が正常に完了した時にコントローラー・コマンドがビュー名を指定した場合、もう 1 つはコマンドがエラーを検出し、ビュー・コマンド名付きの例外を返した場合です。 例外が Web コントローラーに伝搬すると、Web コントローラーはビュー・コマンドを実行して、クライアントに応答を送り返します。 ビュー・コマンドには 3 つのタイプがあります。
- リダイレクト・ビュー・コマンドは、URL リダイレクトなどのリダイレクト・プロトコルを使用してビューを送信します。 再ロード・キーが入力されると、元の URL の代わりにリダイレクトされた URL が実行されます。
- ダイレクト・ビュー・コマンドは、応答ビューをクライアントに直接送信します。
- 転送ビュー・コマンドは、応答ビューを JSP ファイルなど、別の Web コンポーネントに直接送信します。
コマンドは、CMDREG、URLREG、および VIEWREG データベース・テーブルに関連付けられます。