Rational Unified Process サービス リリース 2003.06.12 (SR2)
リリース ノート

2003 年 12 月


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法的通知情報


範囲

この文書は RUP リリース 2003.06.12 に関する情報を説明します。以前のバージョンからのアップデートに関しては、製品の 「最新情報: Rational Unified Process」のページを参照してください。

アドオン製品とアップグレードに関しては、RDNSM の RUP Knowledge Center を参照してください。RUP ユーザーはこのページを定期的に参照し、アップデートと製品の情報をチェックしてください。

さらに、以下の情報が含まれています。

目次

このリリースでの新しい機能
製品のマニュアル
ハードウェアとソフトウェアに関する情報
クライアント要件
サーバー要件
入門
インストールに関する情報
インストールに関する問題
互換性に関する問題
Rational の製品との互換性
サードパーティの製品との互換性
Rational Unified Process 使用時の制約とガイドライン
障害と変更
このリリースにおける障害の修正
IBM Rational ソフトウェア サポートへの問い合わせ

このリリースでの新しい機能

このリリースにおける障害の修正を参照してください。

製品のマニュアル

リリース ノート以外のほかの製品マニュアルは次の場所に格納されています:

『インストレーション ガイド』は HTML または PDF のオンライン形式で利用できます。これらのオンライン マニュアルは Rational Solutions for Windows Online Documentation CD に提供されています。
RUP Builder にはオンライン ヘルプが付随していますが、ユーザーズ ガイドは廃止されました。
Rational Software 技術文書に関しては、http://www-3.ibm.com/software/rational/support/documentation を参照してください。

ハードウェア/ソフトウェアに関する情報

システムとソフトウェアの必要構成に関する情報は、以下を参照してください。このセクションでは、RUP を起動する上でサポートされているプラットフォーム、ハードウェアとソフトウェアの必要構成に関する基本的な情報を説明します。詳細は、「互換性に関する問題」を参照してください。

この製品は、以下のプラットフォームでテストされています。

Windows XP (Microsoft Internet Explorer、Netscape Navigator)
Windows 2000 (Microsoft Internet Explorer、Netscape Navigator)
Windows NT (Microsoft Internet Explorer、Netscape Navigator)

クライアント要件

ハードウェア要件

Windows

Pentium を搭載した PC 互換機で、以下を使用しているコンピュータ

ソフトウェア要件

Windows

以下のサポートされているソフトウェアのどちらかを必要とします。

サーバー要件

ハードウェア要件

「クライアント要件」を参照してください。

ソフトウェア要件

「クライアント要件」を参照してください。

入門

インストールに関する情報

IBM Rational 製品をインストール後、このサービス リリースを適用する前にシステムを再起動する必要があります。 IBM Rational 製品をインストール後にシステムを再起動するまで、このサービス リリースをシステムにインストールしないでください。詳細は、『インストレーション ガイド』を参照してください。

インストールに関する問題

以前のリリースからこの製品へのアップグレードにおいて、報告された問題はありません。

ただし、RUP の翻訳されたバージョンでは、ファイル名が訳されているファイルが存在します。インストールされる RUP のバージョンはオペレーティング システムにより決定されます。インストール先のコンピュータの地域設定が、オペレーティングシステムの言語設定をサポートしない地域に設定されている場合は、インストールが完了しません。たとえば、オペレーティングシステムが日本語の場合、日本語の RUP がインストールされますが、地域設定が、ダブルバイト文字をサポートしない米国に設定されている場合、ファイル名が日本語のファイルをインストールする際に RUP の解凍が失敗します。この際、エラー メッセージは表示されません。この現象を避け、RUP を正しくインストールするには、選択された地域がオペレーティング システムの文字セットをサポートすること確認してください。

互換性に関する問題

Rational Unified Process の以前のバージョンとの互換性

Rational Unified Process の以前のバージョンまたはこのリリース用の JRE プラグインをインストール後に Internet Explorer でカスタマイズしたプロジェクトの Web サイトを表示する場合は、[ツール]、[インターネット オプション]、[詳細設定] の順にクリックし、[Java 2 vx.x を使用] (ここで、x.x は使用している JRE プラグインのバージョン) をオフにしてください。こうすることで、JRE と JRE 以外のアプレットを実行できます。

サードパーティの製品との互換性

ブラウザの互換性

現在利用可能な最新の Web ブラウザと共に RUP を使用することを強く推奨します。RUP を使用するにあたり、Microsoft Internet Explorer 4.0、SP2 以上が必要です。古いバージョンのブラウザでは、RUP の機能を完全に利用することができません。

そのほかのツール

RUP 構築において、以下のツールとそれぞれのバージョンが使用されています。

ツール

バージョン

Microsoft FrontPage 2000
CorelDraw 9
PhotoShop 5.5


Rational Unified Process 使用時の制約とガイドライン

  1. Java Runtime Environment (JRE) のオペレーティング システムのサポート

  2. 各オペレーティング システムに対して多数の JRE プラグインのバージョンが存在するため、カスタマ サポートで対象とするオペレーティング システムで使用する以下の JRE のバージョンがテストされています。これらのバージョンを使用することを推奨します。使用しているオペレーティング システムによっては、JRE プラグインのほかのバージョンを使用すると問題が発生する場合があります。

    Windows 2000 とそのバリアント JRE プラグイン 1.4.1

     

  3. Java Runtime Environment のインストール

  4. 通常、RUP アプリケーションは管理者の権限を持つユーザーによりシステムにインストールされます。一般の「ユーザー」はアプリケーションをインストールできません。RUP ブラウザが必要とする適切な JRE 1.4.1 プラグインを管理者がインストールしなかった場合、一般の「ユーザー」または管理者以外のユーザーとしてログオンすると RUP ブラウザが起動しようとして停止したままになります。この際、エラー メッセージは表示されません。この現象に遭遇した場合、システム管理者に連絡し、必要とされるバージョンの JRE プラグインをインストールしてください。


  5. Netscape のブラウザ

  6. ページ タイトルの‘バナー’が Netscape Navigator と Communicator のいくつかのバージョンで正しく表示されません。問題は外観上だけの問題であり、製品の使用には一切影響しません。

    1. [現在位置] ナビゲーション ボタン使用時の遅れ

      RUP を初めて使用する際に、[現在位置] ナビゲーション ボタンを押すと反応が遅い場合があります。

    2. Netscape 4.7x での RUP の起動

      Netscape 4.7x を使用して RUP を起動する際、以下の既知の問題が発生する可能性があります。

      1. index.htm ファイルが見つからないという内容のエラー。[OK] をクリックして問題なく作業を継続できます。
      2. Java プラグインがロードできないという内容の 2 つ目のエラー。この問題を解決するには、http://java.sun.com/products/archive/j2se/1.4.1/index.html からプラグインを入手し、手動でインストールしてください。Java プラグインは、Netscape がインストールされた後でインストールする必要があります。インストールする順序が重要となります。
      3. Windows NT4 では、前の手順 2 で Java プラグインをインストール後、手動でプラグインを有効にする必要があります。プラグインを有効にするには、[編集]、[設定]、[詳細] の順にクリックし、Java と Java プラグインを有効にしてください。

     

  7. Microsoft のブラウザ

    1. ブラウザのウィンドウ サイズ

      Windows 2000 または Windows 98 の環境では、ツリー ブラウザを表示するには Internet Explorer のブラウザ ウィンドウが小さすぎる場合、RUP は正常に表示されません。ブラウザ ウィンドウのサイズを拡大して更新する必要があります。

    2. 印刷エラー

      カーソルがツリー ブラウザのフレーム内にある場合、[ファイル] メニューの [印刷] を選択してメイン フレームの内容を印刷すると、ツリー ブラウザの別のノードをクリック時にメイン フレームに製品のスプラッシュ スクリーンが表示されます。印刷の結果は白紙となります。代わりにバナーの印刷アイコンを使用してください。

  8.  

  9. 一般的なエラー

    1. Java アプレットが Netscape と Microsoft のブラウザのバージョン 3 を使用した際に実行されない

      Internet Explorer 3.x と Netscape 3.x を使用すると、左のフレームに表示されるツリー ブラウザなどの Java アプレットが実行されません。Internet Explorer 3.x を使用して RUP を起動すると、新しいウィンドウに次のような情報が表示されます。

      a) ブラウザの最新バージョンをダウンロードできる Microsoft か Netscape のホームページ

      b) Site Map を使用して、ブラウザの 3.x バージョンで Rational Unified Process を表示するかどうかを選択するページ

    2. Java アプレットをサポートしないブラウザ (Internet Explorer 2.x と Netscape 2.x) では Java アプレットが実行しない

      RUP は Java アプレットを使用して、検索、インデックス、ナビゲーション機能を提供します。Java に対応していないブラウザはサポートされていません。前のブラウザの互換性に関する記述を参照してください。

      Java に対応しないブラウザを使用して Rational Unified Process を表示することは可能ですが、この場合 RUP の機能が失われます。RUP がインストールされたディレクトリの ./sitemap/sitemap.htm を使用して Java に対応しないブラウザで RUP を表示してください。

    3. 使用するディスク容量

      Windows NT - 29 MB。DOS コマンド chkdsk を実行してファイル システムの情報を確認してください。

    4. Netscape Navigator 3.x と Microsoft Internet Explorer 3.x を使用した場合のフォーマットの問題

      RUP はカスケーディング スタイル シート (CSS) を使用していますが、Netscape Navigator 3.x と Internet Explorer 3.x は CSS をサポートしません。この結果、Netscape Navigator 3.x と Internet Explorer 3.x では表示されるフォーマットに問題が生じます。ブラウザを新しいバージョンにアップグレードすることを強く推奨します。

    5. 小さいフォント

      表示されるテキストのフォントが小さい場合、Web ブラウザのデフォルト フォントを変更できます。こうすることで、すべてのページに表示されるテキストが大きいフォントで表示されます。

    6. JRE プラグイン要件

      Netscape Navigator と Internet Explorer に対して JRE 1.4.1 プラグインを使用する必要があります。CD から RUP をインストールした Windows ユーザーは、RUP がインストールされているフォルダ内の common\rwp\JRE_plugins にある j2re-1_4_1-windwos-i586-i.exe を実行して、JRE プラグインをインストールできます。ほかの RUP ユーザーは、JAVA SUN の Web サイト http://java.sun.com/products/archive/j2se/1.4.1/index.html から JRE プラグインを入手してください。UNIX ユーザーは、Web サイトで特定のコンピュータ (つまり HP か SUN) 用の JRE プラグインを入手してください。

    7. 英語以外のオペレーティング システム上での JRE プラグイン

      日本語や中国語といったダブルバイト文字セットのオペレーティング システムに対しては、JRE プラグインの該当言語のバージョンをインストールする必要があります。JRE の国際化対応バージョンは、http://java.sun.com/products/archive/j2se/1.4.1/index.html から入手できます。

    8. RUP 表示中の Java コンソール

      RUP が起動すると、Java コンソールが起動し、RUP が終了すると Java コンソールも終了します。

    9. ATI Radeon カード

      システムで ATI Radeon ビデオ カードを使用している場合、予測しない動作が発生する可能性があります。このタイプのビデオ カードを使用しているかどうかを確認するには、デスクトップを右クリックして、[プロパティ]、[設定]、[詳細]、[アダプタ] の順にクリックします。RUP を実行する際に使用する JRE と ATI Radeon カードとの互換性に関して問題が確認されています。この互換性の問題が原因で、RUP を実行または終了すると断続的にシステムがフリーズします。ATI は、この問題を解決するドライバをリリースしています。ドライバは Windows Update を実行することで入手できます。[ドライバの更新] を選択した後 [ATI Technologies Video card] を選択してください。また、コントロール パネルで Java Plug-in をダブルクリックして [詳細] タブを選択し、プラグインのパラメータ文字列に "-Dsun.java2d.d3d=false -Dsun.java2d.noddraw=true" と入力することもできます。このパラメータを [Java 実行時のパラメータ] に入力してください。

    10. RUP Builder からの発行

      発行先のディレクトリの場所を指定するために、ASCII 以外の文字を使用しないでください。この制限はパス全体に適用されます。(US キーボードによる配置では) ASCII 文字は 128 個あります。

    11. バージョン 1.4.1 以前の JRE プラグイン バージョンに関する問題

      JRE プラグインの以前のバージョン、特にバージョン 1.3.1_02 がインストールされている場合、JRE 1.4.1 プラグインのインストールを促すプロンプトが出力されません。RUP ブラウザは起動できるため、内容は参照できますが、[名前を付けて保存] 機能 (ツリー ブラウザとツリー タブ上にある左側のボタン) は機能しません。[名前を付けて保存] 機能は、デフォルトのツリーを新規のカスタマイズ可能な MyRUP ツリーとして保存するために必要です。デフォルトのツリーを保存することができない場合、いすれの MyRUP のカスタマイズ機能も使用することができません。1.4.1 以外の JRE バージョンでは、そのバージョン別にさまざまな、望ましくない振る舞いがシステム上で発生する可能性があります。

      重要:インストールされている Java Runtime Environment プラグインがバージョン 1.4.1 であることを確認します。確認するには、次の手順に従います。
      - 右下端にあるシステム トレイ内の Java コーヒー カップをダブルクリックします。JRE のバージョンが上部に表示されます。
      - または:[スタート] メニューに行き、[スタート]、[設定]、[コントロール パネル] を選択します。Java プラグインのエントリ (コーヒー カップ アイコン) を開き、バージョンを確認します。Java プラグインのエントリは複数あることがあります。[Java Plug-in について] タブでバージョンを確認します。JRE の以前のバージョンを手動で無効にするには、[ブラウザ] タブに行き、一覧表示されているブラウザの隣のボックスをオフにします。
      - JRE 1.4.1 がインストールされていない場合は、そのバージョンをダウンロードする必要があります。
      - JRE 1.4.1 は http://java.sun.com/products/archive/j2se/1.4.1/index.html からダウンロード、インストールできます (多言語サポートのバージョンを選択してください)。
      - JRE 1.4.1 をインストールすると以前のバージョンは無効になります。

障害と変更

  1. 発行位置に完全なパスが必要

    RUP Builder では、発行先のフォルダの完全なパスを入力しないと、フォルダは自動的に RUP Builder がインストールされているディレクトリに指定されてしまいます。発行が完了し、Web サイトを表示するよう求められた場合、インストールされているディレクトリ内のフォルダの位置への完全なパスが Web ブラウザで認識されていないためにエラーが発生する可能性があります。

    通常、ユーザーは "C:\Program Files\MyPublishedFolder" や "\\MyUNCServerLocation\MyPublishedFolder" など、発行先のフォルダの完全なパスを指定する必要があります。

  2. Rational インストーラに関して RATLC データベースに記録された障害 - RATLC00688306 インストール時の「青い画面」に関する解決策概要の変更

    Rational インストーラは Windows の "変更ジャーナル" 機能と互換性がありません

    Windows 2000 上で Windows の "変更ジャーナル" (ログ) が有効になっている NTFS パーティションに Rational バージョン 2003 製品をインストールした場合、ある特定の状況でファイルの破損が発生することを Rational では確認しています。Rational は Microsoft 社と積極的に協力し合い、この問題のより良い理解と解決法の特定を行っています。

    Windows 2000 のコンピュータ上に Rational バージョン 2003 製品をインストールする前に、http://solutions.rational.com/solutions/display.jsp?solutionID=182435434 で Rational Solution の 182435434 に関する最新情報をお読みください。その情報を探すほかの手段としては、http://solutions.rational.com/solutions に提供されている Rational Solutions Knowledge Base で、テキスト "Change Journal" を検索することもできます。

  3. Rational Unified Process と RUP Browser に関して RATLC データベースに記録された障害

    • RATLC00367528:PVCS がコンピュータにインストールされていると RUP がロックする
    • RATLC00513210:Rose と Robot のツール メンターの画面が空白
  4. RUP Browser に関して RATLC データベースに記録された障害

    • RATLC00036517:発行ディレクトリに & 記号や % 記号が存在すると Builder がクラッシュする
    • RATLC00036588:RUP Builder が UNC パスに発行しない
    • RATLC00036486:キーワード インデックス アプレットが、テンポラリ ファイルもインデックスの対象として処理してしまう
    • RATLC00036640:<<rupReplaces>> が適切に処理されない

このリリースにおける障害の修正

このリリースで変更されたファイル

追加情報

IBM Rational ソフトウェア サポートへの問い合わせ

サポートの資格をお持ちのすべてのお客様は、電話や電子メールによるサポートもご利用になれます。 詳しくは、http://www.ibm.com/jp/software/rational/support/ をご参照ください。

IBM Rational ソフトウェア サポートのインターネット サイトでは、ユーザーが自分でサポート情報を検索することができます。 IBM Rational ソフトウェア サポートのホームページは、http://www.ibm.com/software/rational/support/ で参照できます。