順次アクセス・ストレージ・プールの更新

ストレージ・プールを変更するには、最初に次のフィールドを完全なものにしてから終了をクリックするか、あるいは取消をクリックしてこのタスクを終了します。

説明

更新するストレージ・プールの説明を入力します。

媒体アクセス状況

ユーザーおよびシステム・プロセス (移行再利用など) がストレージ・プール内のファイルにアクセスする方法を選択します。

Readwrite ユーザーおよびシステム・プロセスはストレージ・プール内のボリュームに保管されたファイルの読み取りと書き込みができることを指定します。省略時値は Readwrite です。
Readonly ユーザーはストレージ・プール内のボリュームからファイルの読み取りしかできないことを指定します。
Unavail able ユーザーは、このストレージ・プール内のボリューム上に保管されているファイルにアクセスできないことを指定します。

最大サイズしきい値

ストレージ・プール中に保管されるファイルの最大物理サイズを入力してください。後にスケール因数を続けた数値 (1 〜 999999) を指定するか、あるいは Nolimit を指定してください。省略時値は Nolimit です。

スケール因数とその意味は、次の通りです。

K キロバイト
M メガバイト
G ギガバイト
T テラバイト

次のストレージ・プール

ファイルの移行先にすることができるストレージ・プールの名前を選択してください。ストレージ階層から既存のストレージ・プールを除去するには、この値に単一引用符 ('') を使用して空文字列を指定してください。

移行の高しきい値

Tivoli Storage Manager がこのストレージ・プールに対して 移行を開始できる時点を指定するストレージ・プール占有率のパーセントを入力します。

移行の低しきい値

Tivoli Storage Manager がこのストレージ・プールで移行を停止できる時点を決定するストレージ・プール占有率のパーセント値を入力してください。

コロケート

Tivoli Storage Manager ができるだけ少ない数のボリュームに保持しようとするデータは、単一のクライアント・ノードに属しているのか、それとも単一クライアント・ノードのファイル・スペースに属しているのかを選択してください。

Yes コロケーションが使用可能であることを示します。サーバーは、1 つのノードのデータを可能な限り少ない数のボリュームに入れようとします。そのノードに複数のファイル・スペースがある場合には、それらのファイル・スペースのコロケーションは試みられません。
No コロケーションが使用不能であることを指定します。 省略時値は No です。
Filespace クライアント・ノードのファイル・スペース・レベルでコロケーションが使用可能であることを示します。サーバーは、1つのノードとファイル・スペースのデータを可能な限り少ないボリュームに入れようとします。1 つのノードに複数のファイル・スペースがある場合には、サーバーは別のファイル・スペースのデータを別のボリュームに入れようとします。

再利用しきい値

ストレージ・プール内のボリューム上で断片化されたスペースの再利用を開始する時点を指定するボリューム上の再利用可能スペースのパーセント値を入力します。

最大許容スクラッチ・ボリューム

Tivoli Storage Manager で要求できるスクラッチ・ボリュームの最大数を入力してください。

ボリューム再利用の遅延時間間隔

ボリュームからすべてのファイルが削除された後で、そのボリュームに再書き込みしたり、そのボリュームをスクラッチ・プールに戻せるようになる前に、経過する必要がある日数を入力してください。

ストレージ・プールへ再利用

再利用されたデータのターゲットとして別のストレージ・プールを選択してください。

オーバーフロー位置

定義しているストレージ・プールのオーバーフロー位置を入力してください。これは、自動化ライブラリーに関連したストレージ・プールにのみ適用されます。

移行遅延

ストレージ・プールからの移行でファイルが適格となる前に、そのファイルがストレージ・プールに残っていなければならない日数を入力します。 この日数は、ファイルが最後にストレージ・プールに保管された日付か、あるいはクライアントによってリトリーブされた日付のうちで、どちらか最新の日付からカウントされます。

移行続行

移行遅延時間を満たしていないファイルの移行が Tivoli Storage Manager で許可されるかどうかを判別するオプションを選択します。このパラメーターは任意選択です。 省略時値は Yes です。

ファイルは最小日数だけストレージ・プールに残っている必要があるために、Tivoli Storage Manager は、低移行限界値をまだ満たしていない適格ファイルをすべて次のストレージ・プールに移行することができます。 yes または no を選択することは、移行遅延時間を満たしていないファイルの移行の続行が Tivoli Storage Manager で許可されるかどうかを判別します。

Yes 低移行限界値を満たす必要がある時に、移行遅延時間を満たしていないファイルの移行を Tivoli Storage Manager が続行することを指定します。
No 低移行限界値に達する前であっても、移行に適格なファイルが残っていない時に Tivoli Storage Manager が停止することを指定します。ファイルが移行遅延時間を満たさないかぎり、Tivoli Storage Manager はファイルを移行しません。