クライアント・アクションの定義
一回限りのアクション用のコマンドを処理するクライアントまたはクライアントのリストをスケジュールするためには、以下のフィー
ルドを完全に記入してから完了をクリックするか、あるいは取消をクリックしてタスクを終了して
ください。
- クライアント・スケジューラーが開始されると、すぐにクライアント・ノードがこのコマンドを処理します。
- Tivoli Storage Manager はスケジュールを自動的に定義し、クライアント・ノードをそのスケジュールに関連づけます。
- Tivoli Storage Manager は、「優先順位」を 1 に、「時間間隔単位」を onetime に、「所要時間単位」をクライアント・アクションの
- 所要時間間隔で設定された日数に設定することによって、このスケジュールを定義します。
注: 指定されたクライアント・アクションのスケジュールは、クライアント・アクション所要時間の間隔が設定されるまでリテインされます。スケジュールが確実に取り消されるようにするために、クライアント・アクション所要時間操作を実行しなければなりません。
クライアント・ノード
アクションに関連するスケジュールを処理するクライアント・ノード名のリストを入力します。このパラメーターは任意選択です。
- アクションに関連したスケジュールを処理するクライアントのリストを指定することができます。このリストにある項目は、間にスペースを入れずにコンマで区切ります。
- アスタリスク (*) をワイルドカードとして使用して、名前を指定することができます。一致するすべてのクライアント・ノードは、アクションを実行するようにスケジュールされます。 省略時値は * です。
ポリシー・ドメイン名
クライアント・ノードのリストを制限するのに使用されるポリシー・ドメインのリストを選択します。
- 指定されたポリシー・ドメインのうちのいずれか1つに割り当てられているクライアント・ノードだけがスケジュールされます。
- 一致する
ドメインに割り当てられたすべてのクライアントがスケジュールされます。
- この
パラメーターに値を指定しない場合には、すべてのポリシー・ドメインがリストに
組み込まれます。
アクション
クライアントが実行するアクションを選択します。
Incremental |
最後のバックアップ以降に変更され、バックアップ間の指定時間が経過したすべてのファイルをバックアップします。省略時値は Incremental です。 |
Selective |
オブジェクト・フィールドに記述されているファイルだけをバックアップします。 |
Imagebackup |
オブジェクト・フィールドに記述された論理ボリュームをバックアップします。 |
Archive |
オブジェクト・フィールドに記述されたファイルをアーカイブします。 |
Restore |
オブジェクト・フィールドに記述されたファイルをリストアします。 |
Imagerestore |
オブジェクト・フィールドに記述された論理ボリュームをリストアします。 |
Retrieve |
オブジェクト・フィールドに記述されたファイルをリトリーブします。 |
Command |
オブジェクト・フィールドに記述されているクライアント・オペレーティング・システム・コマンドを処理します。 |
Macro |
オブジェクト・フィールドの中にファイル名が記述されているマクロを処理します。 |
オプション
スケジュールの処理時に DSMC コマンドに提供するオプションを入力します。
- 各オプションは、その前にハイフンを付け、1つのスペースで終わります。
- このパラメーターには、DSMC コマンド行に有効なオプションしか指定できない場合があります。
- これらのオプションは、該当する場合には、クライアント・ノードが正しくサーバーに連絡した後、クライアント・ノードによって指定されたオプションを上書きします。
オブジェクト
指定されたアクションの実行対象のオブジェクトを入力してください。
- 各オブジェクトを、スペースを入れずにコンマで区切ることによって、複数のオブジェクトを指定できます。
- どのオブジェクトが許可されるかは、ACTION パラメーターで指定するアクションおよびスケジュールと関連しているクライアントが使用するオペレーティング・システムによって異なります。
- すべてのファイル・スペース、ディレクトリー、または論理ボリュームを選択するためには、オブジェクト・フィールドの中でそれらを明示的にリストしてください。
- アスタリスクを入力すると、バックアップはスケジューラーが開始されたディレクトリーに対してのみ実行されます。
- アクションに対して Incremental を指定し、このパラメーターでオブジェクトを指定しない場合に、DSMCコマンドは、指定されたオブジェクトを使用しないで呼び出され、クライアントのオプション・ファイルで定義された通りにオブジェクトを処理しようとします。