回復メディアの移動

この操作で次のことを行なうことができます。

これらのタスクを実行するには、最初に次のフィールドを完全なものにしてから完了をクリックし、このタスクを終了するには、取消をクリックします。

ボリューム名

処理するデータベース・バックアップまたはコピー・ストレージ・プール・ボリュームの名前を入力します。このパラメーターは必須です。 ワイルドカード文字 (*) を使用してこの名前を指定することができます。一致するすべてのボリュームが処理対象と見なされます。ワイルドカード文字を使用する場合には、「状態」フィールドを指定しなければなりません。

状態

処理するボリュームの状態を入力します。ボリューム名にワイルドカード文字を使用する場合には、状態を指定しなければなりません。

指定できる値は次のとおりです。

Mountable MOUNTABLE 状態から NOTMOUNTABLE 状態に変更されるボリューム。自動化ライブラリー中のボリュームは、状態が変更される前にライブラリーから排出されます。MOUNTABLE 状態のボリュームは、有効なデータを含み、オンサイト処理用にアクセス可能です。
Notmountable NOTMOUNTABLE 状態から COURIER 状態に変更されるボリューム。 NOTMOUNTABLE 状態のボリュームはオンサイトで、有効なデータを含みますが、オンサイト処理のためにアクセス可能でありません。
Courier COURIER 状態から VAULT 状態に変更されるボリューム。COURIER 状態のボリュームは Courier付きで、オフサイト位置に移動中です。
Vaultretrieve VAULTRETRIEVE 状態から COURIERRETRIEVE 状態に変更されるボリューム。 VAULTRETRIEVE 状態のボリュームは有効なデータを含んでおらず、オフサイト保管場所にあります。
Courierretrieve COURIERRETRIEVE 状態で、オンサイト位置に移動されるボリューム。このボリュームの唯一の有効な宛先状態は ONSITERETRIEVE 状態です。データベース・バックアップ・ボリュームおよびスクラッチ・コピー・ストレージ・プール・ボリュームのボリューム・レコードは、データベースから削除されます。 COURIERRETRIEVE 状態のボリュームは Courier 付きで、オンサイト位置に戻されているところです。

開始日

ボリュームを選択するために使用される開始日付を入力してください。「Drmedia の移動」処理が指定された日付またはそれ以降のボリュームの状態を変えた場合には、そのボリュームは適格と見なされます。このフィールドはオプションです。省略時値は、存在しているボリューム情報の最早日付になります。

指定できる値は次のとおりです。

MM/DD/ YYYY 特定の日付 (MM/DD/YYYY 形式を使用) 以降に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
TODAY 当日に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
TODAY -days
 または
-days
当日から特定の日数を引いて決定された日付以降に現在の状態に変わったボリュームを選択します。日数の最大値は 9999 です。 たとえば、1 週間前に現在の状態に変わったレコードから始まって、ボリュームを移動するには、TODAY-7 または単に -7 と指定します。

終了日

処理のためのボリュームを選択するのに使用される終了日付を入力します。「Drmedia の移動」処理 が指定された日付またはそれ以前にボリュームの状態を変えた場合には、そのボリュームは適格と見なされます。このフィールドはオプションです。省略時値は現在の日付です。

指定できる値は次のとおりです。

MM/DD/ YYYY 特定の日付 (MM/DD/YYYY 形式を使用) 以降に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
TODAY 当日までに現在の状態に変わったボリュームを選択します。
TODAY -days
 または
-days
当日から特定の日数を引いて決定された日付までに現在の状態に変わったボリュームを選択します。日数の最大値は 9999 です。 たとえば、1 週間前に現在の状態に変わったレコードから始まって、ボリュームを移動するには、TODAY-7 または単に -7 と指定します。

開始時刻

処理のためのボリュームを選択するために使用される開始時刻を入力してください。「Drmedia の移動」処理が指定された日時以降にボリュームの状態を変えた場合には、そのボリュームは適格と見なされます。このフィールドはオプションです。省略時値は深夜 (00:00:00) です。

指定できる値は次のとおりです。

HH:MM:SS 指定された日付の特定の時刻 (HH:MM:SS 形式を使用) 以後に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
NOW 指定された開始日付の現在の時刻以降に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
NOW +hours: minutes
 または
+hours:minutes
指定された日付の現在の時刻に特定の時間数 (および任意で分数) を加えて決定された時刻以降に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
NOW -hours:minutes または 
-hours:minutes
指定された日付の現在の時刻に特定の時間数 (および任意で分数) を引いて決定された時刻以降に現在の状態に変わったボリュームを選択します。

終了時刻

処理のためのボリュームを選択するのに使用される終了時刻を入力してください。「Drmedia の移動」処理が指定された日時以前にボリュームの状態を変えた場合には、そのボリュームは適格と見なされます。このフィールドはオプションです。省略時値は 23:59:59 です。

指定できる値は次のとおりです。

HH:MM:SS 指定された日付の特定の時刻 (HH:MM:SS 形式を使用) 以前に現在の状態に変わったボリュームを選択します。
NOW 指定された開始日付の現在の時刻までに現在の状態に変わったボリュームを選択します。
NOW +hours: minutes
 または
+hours:minutes
指定された日付の現在の時刻に特定の時間数 (および任意で分数) を加えて決定された時刻までに現在の状態に変わったボリュームを選択します。
NOW -hours: minutes
 または
-hours:minutes
指定された日付の現在の時刻に特定の時間数 (および任意で分数) を引いて決定された時刻までに現在の状態に変わったボリュームを選択します。

コピー・ストレージ・プール

処理されるボリュームが入っている コピー・ストレージ・プールの名前を入力します。このフィールドはオプションです。省略時では、MOUNTABLE を除く指定された状態のすべてのボリュームが処理されるものと見なされます。

データベース・バックアップ・ボリュームの表示

データベース・バックアップ・ボリュームを処理に組み込むかどうかを選択します。省略時値はYes です。

Yes データベース・バックアップ・ボリュームが処理に含まれます。
No データベース・バックアップ・ボリュームが処理に含まれません。

移動先の状態

処理するボリュームの宛先の状態を選択します。「状態」が指定されていない場合には、このフィールドは必須です。「状態」を指定せずに「移動先の状態」を指定した場合には、ボリューム名にワイルドカード文字が含まれていてはなりません。

Notmountable ボリュームが NOTMOUNTABLE 状態に変わることを指定します。この値は、処理するボリュームが MOUNTABLE 状態である場合にのみ有効です。自動化ライブラリー中のボリュームは、ボリュームを NOTMOUNTABLE 状態に移す前にライブラリーから排出されます。
Courier ボリュームが COURIER 状態に変わることを指定します。 この値は、処理するボリュームが MOUNTABLE 状態または NOTMOUNTABLE 状態である場合にのみ有効です。自動化ライブラリー中のボリュームは、ボリュームを COURIER 状態に移す前にライブラリーから排出されます。
Vault ボリュームが VAULT 状態に変わることを指定します。この値は、ボリュームが MOUNTABLE、 NOTMOUNTABLE、または COURIER 状態である場合にのみ有効です。自動化ライブラリー中のボリュームは、ボリュームを VAULT 状態に移す前にライブラリーから排出されます。
Courierretrieve ボリュームが COURIERRETRIEVE 状態に変わることを指定します。この値は、処理するボリュームが VAULTRETRIEVE 状態である場合にのみ有効です。
Onsiteretrieve ボリュームが ONSITERETRIEVE 状態に変わることを指定します。この値は、処理するボリュームが VAULTRETRIEVE 状態または COURIERRETRIEVE 状態である場合にのみ有効です。ONSITERETRIEVE 状態に移されるデータベース・バックアップ・ボリュームおよびスクラッチ・コピー・ストレージ・プール・ボリュームのボリューム・レコードはデータベースから削除されます。

位置

処理されるボリュームがある位置の名前を入力します。名前の最大長は 255 文字です。このフィールドはオプションです。

移動先の位置

処理するボリュームの宛先の位置を入力します。このフィールドはオプションです。

コマンド

作成されるコマンドを入力します。コマンドは、コマンド・フィールド名フィールドによって指定されたファイル、DRM コマンド・ファイル名設定パネルによって名前を指定されたファイル、あるいは名前が「Drmedia の照会」処理によって生成されたファイルに保管されます。コマンドをコンソールにだけ表示するには、「コマンド・ファイル名」フィールドに "" を指定してください。このフィールドはオプションです。

ストリング

ボリューム名またはボリューム位置、あるいはその両方を処理するために使用されるコマンド・ストリング。このストリングには引用符を含めないでください。

変数

処理中に値で置き換えることができる変数。使用可能な変数は、次のとおりです。

&VOL ボリューム名。
&LOC ボリューム位置。
&VOLDSN 順次アクセス・メディア・ラベルに書き込むファイル名。
&NL 改行文字。 処理中にコマンドは &NL 変数に分割され、継続文字を付加しません。継続文字が必要な場合には、&NL の直前に指定しなければなりません。 &NL が指定されずに、コマンド行が 240 文字を超える場合には、その行は複数行に分割されて、必要に応じて継続文字 (+) が追加されます。

コマンド・ファイル名

「コマンド」フィールドによって指定されたコマンドを含むことになるファイルの絶対パス・ファイル名を入力します。このフィールドはオプションです。

付加

コマンドをファイル中の既存のコマンドに付加するかどうかを選択します。省略時値は No です。

Yes コマンドを付加します。
No ファイル中の既存のコマンドを上書きします。

完了を待機

サーバーがフォアグラウンドでこのコマンドの処理を完了するまで待機するかどうかを選択します。省略時値は No です。

Yes サーバーは、このコマンドをフォアグラウンドで処理します。
No サーバーは、このコマンドをバックグラウンドで処理します。

メディアの除去

Tivoli Storage Manager がライブラリーからボリュームを排出するかどうかを選択します。省略時値はYes です。

Yes ボリュームがライブラリーから排出され、ボリューム項目がライブラリー・インベントリーから削除されます。このオプションは、すべての自動化ライブラリーに適用されます。
No ボリュームは、SCSIライブラリーから排出されません。ボリューム項目はライブラリーから削除され、ボリュームはスロットに残ります。
Bulk ボリュームは、入出力端末ではなく、ライブラリー中の事前定義の高容量領域に排出されます。この選択は、定義済みのバルク排出領域をもつライブラリー (たとえば、IBM 349x ライブラリー) にだけ適用されます。この選択は SCSI または外部ライブラリー・タイプのいずれにも適用されません。