ノード・データの移動

順次アクセス・ストレージ・プールにあるデータを移動するには、まず始めに、以下のフィールドを完成させてから 完了をクリックし、このタスクを終了するには、取消をクリックします。1 つまたは複数のノードのデータ、あるいは選択したファイル・スペースのある単一ノードのデータを移動できます。データは 1 次またはコピー・ストレージ・プールのいずれかに配置することができます。 

この処置の実行は、クライアントがストレージ・プール内で特定ノードのデータを統合することによってリストアまたはリトリーブ操作中に、あるいはデータを別のストレージ・プールに移動するために、必要なボリューム・マウント数を削減するために役立ちます。たとえば、データをクライアント・リストア処理用に準備中であるランダム・アクセス・ストレージ・プールに移動する場合です。

ノード名

このアクションで移動されるデータと関連したノード名を入力します。複数の名前を指定する場合は間にスペースを入れずにコンマで区切ってください。ワイルドカード文字を使用して、名前を指定することができます。 複数のノード名が指定されている場合は、ファイル・スペース名、ユニコード・ファイル・スペース名、またはファイル・スペース ID 入力フィールドを使用してファイル・スペースを指定することはできません。このフィールドは必須です。

ファイル・スペース名

移動するデータが入っている非ユニコード・ファイル・スペースの名前を入力します。複数の名前を指定する場合は間にスペースを入れずにコンマで区切ってください。ワイルドカード文字を使用して、名前を指定することができます。 このフィールドはオプションです。 このフィールドに値を指定しないで、ユニコード・ファイル・スペース名 またはファイル・スペース ID またはその両方のフィールドの値を指定した場合には、非ユ ニコード・ファイル・スペースは移動されません。 複数のノード名を指定する場合は、このフィールドは使用できません。このフィールドはオプションです。

: 移動するファイル・スペースは、ファイル・スペース名入力フィールド、ユニコード・ファイル・スペース名入力フィールド、およびファイル・スペース ID 入力フィールドにより判別されます。 複数ノードを指定しているときには、これらのフィールドは使用できません。指定ノードのすべてのファイル・スペースが移動されます。

ユニコード・ファイル・スペース名

移動されるデータを含むユニコード・ファイル・スペースの名前を入力します。複数の名前を指定する場合は間にスペースを入れずにコンマで区切ってください。ワイルドカード文字を使用して、名前を指定することができます。 このフィールドはオプションです。 このフィールドに値を指定しないで、ファイル・スペース名またはファイル・スペース ID またはその両方を指定した場合には、ユニコード・ファイル・スペースは移動されません。複数のノード名を指定した場合は、このフィールドは利用不能となります。

: 移動するファイル・スペースは、ファイル・スペース名入力フィールド、ユニコード・ファイル・スペース名入力フィールド、およびファイル・スペース ID 入力フィールドにより判別されます。 複数ノードを指定しているときには、これらのフィールドは使用できません。指定ノードのすべてのファイル・スペースが移動されます。

ファイル・スペース ID

移動するデータが入っているファイル・スペース ID を入力します。複数の ID を指定する場合は間にスペースを入れずにコンマで区切ってください。このフィールドはオプションです。複数のノード名を指定する場合は、このフィールドは使用できません。

: 移動するファイル・スペースは、ファイル・スペース名入力フィールド、ユニコード・ファイル・スペース名入力フィールド、およびファイル・スペース ID 入力フィールドにより判別されます。 複数ノードを指定しているときには、これらのフィールドは使用できません。指定ノードのすべてのファイル・スペースが移動されます。

ソース・プール

ドロップダウン・リストをクリックして、移動するデータが入っているストレージ・プールの名前を選択します。このリストは NATIVE または NONBLOCK データ・フォーマットのストレージ・プールのみに限定されています。このフィールドは必須です。

宛先プール

ドロップダウン・リストをクリックして、宛先ストレージ・プール名を選択します。このリストは固有データ・フォーマットのストレージ・プールだけに限定されています。このフィールドはオプションであり、ソース・プールがコピー・ストレージ・プールの場合には適用されません。このフィールドに名前を選択しないと、データはソース・プール内の他のボリュームに移動されます。

注:  同一ストレージ・プール内でデータを移動している場合には、移動中のノード・データが入っていないボリュームが使用可能でなければなりません。 すなわち、サーバーは、移動対象のデータを含むボリュームを宛先ボリュームとして使用することはできません。

オブジェクト・タイプ

ドロップダウン・リストをクリックして、移動するファイル・タイプを選択します。このフィールドはオプションです。省略時値は ANY です。

ANY すべてのファイル・タイプが移動されます。
BACKUP バックアップ・ファイルだけが移動されます。
ARCHIVE アーカイブ・ファイルだけが移動されます。
SPACEMANAGED スペース管理ファイルだけが移動されます。

使用する処理の最大数

データ移動に使用する並列処理の最大数を入力します。このフィールドはオプションです。 1 〜 999 の値を指定できます。省略時値は 1 です。並列処理の数が増えると、スループットが改善されます。

使用する処理数を決定するときには、この操作に占有できるマウント・ポイント数およびドライブ数を考慮してください。各処理は、ソース・ストレージ・プール・ボリューム用のマウント・ポイントが必要であり、装置クラスが FILE でない場合にはドライブも必要です。データを順次アクセス・ストレージ・プールに移動する場合は、各処理には追加のマウント・ポイントが必要であり、装置クラスが FILE でない場合は追加ドライブが必要です。

待機

ラジオ・ボタンをクリックして、このフォームに入力した情報の処理の完了をサーバーがフォアグラウンドで待つかどうかを指示します。このフィールドはオプションです。省略時値は No です。

Yes サーバーはこのフォームからの情報をフォアグラウンドで処理します。完了を待たなければ他のタスクを続行できません。
No サーバーはこのフォームからの情報をバックグラウンドで処理します。この情報の処理中に、他のタスクを続行できます。処理からのメッセージが、ロギングを設定した場所に応じて活動記録ログまたはサーバー・コンソールのいずれかに表示されます。バックグラウンド処理を終了するには、処理の取り消し機能を使用してください。バックグラウンド処理を取り消すと、取り消されるまでに一部のファイルはすでに移動されていることがあります。

再構成

ラジオ・ボタンをクリックして、データの移動中にファイルの集合を再構成するかどうかを指示します。再構成によって、集合から論理ファイルを削除するときに累積された空のスペースが除去されます。このパラメーターはオプションです。省略時値は No です。

Yes データ移動の間にファイルの集合の再構成が実行されます。このオプションは、順次アクセス・ストレージ・プールの内部でデータを移動させる場合にのみ指定できます。
No データ移動の間にファイルの集合の再構成は実行されません。