自動化ドライブの定義

ドライブをライブラリーに定義するには、以下のフィールドをすべて入力してから、「完了」をクリックします。このタスクを終了するには、「取消」をクリックします。

ライブラリー名

ドライブが割り当てられるライブラリーの名前を選択します。 このパラメーターは、すべてのドライブ (スタンドアロン・ドライブを含む) に必須です。 指定するライブラリーは、前もって定義しておかなければなりません。

ドライブ名

ドライブに割り当てられる名前を入力してください。 このパラメーターは 必須です。 この名前の最大長は 30 文字です。

シリアル 

SCSI ライブラリー内のドライブのシリアル番号を入力します。  以下のオプションはシリアル・パラメーターに対して使用可能です。

AUTODetect ドライブへのパスを定義するときに、 シリアル番号を後から自動的に検出することを指定します。
serial number シリアル番号を入力します。

シリアル・パラメーターの番号を入力する場合、ドライブへのパスがすでに存在する場合は、番号は、 サーバーによってすでに検出されている番号と比較されます。 番号が一致しない場合は、コマンドは失敗します。

注:  装置の機能によっては、SERIAL=AUTODETECT を指定できない場合があります。 この場合、シリアル番号はブランクとして報告されます。

エレメント

SCSI ライブラリー内のドライブのエレメント・アドレスを入力します。 このフィールドは、ライブラリー・マネ ージャーであるサーバーから操作が実行されるときに、SCSI ライブラリー内のドライブだ けに有効です。 

エレメント・パラメーターでは、次のオプションが使用可能です。

AUTODetect ドライブへのパスを定義するときに、 エレメント番号を後から自動的に検出することを指定します。
address エレメント・アドレスを入力します。

 ライブラリーの機能によっては、ELEMENT=AUTODETECT を指定できないことがあ ります。 この場合、エレメント・アドレスを指定する必要があります。 ドライブが 1 基のみのライブラリーでは、このパラメーターはオプションです。

サーバーは、ドライブの物理的な位置をドライブの SCSI アドレスに結び付 けるためにエレメント・アドレスを必要とします。 使用しているライブラリー構成のエレメント・アドレ スを知るには、メーカーの情報を調べてください。

装置がオンライン

ドライブが使用可能な場合に指定するオプションを選択します。このパラメーターはオプションです。 省略時値は Yes です。

Yes ドライブはオンラインです。
No ドライブはオンラインではありません。

クリーニング頻度

選択したドライブに設定したいクリーニングの頻度値を入力します。 省略時値は None です。 このパラメータ ーは外部管理ライブラリー (例えば、ACSLS の元で管理される 3494 ライブラリーや STK ライブラリー) については無効です。

使用可能な値は次のとおりです。

None サーバーが装置クリーニングの必要性をトラッキングしないことを示します。 一部のライブラリーは、独自の自動クリーニングを備えています。
Asneeded ドライブが装置ドライバーにクリーニングが必要で あることを報告した場合にだけ、サーバーがチェックインされたクリーナー・カー トリッジをドライブにロードするように指定します。 
ギガバイト 1 〜 9999 までの値をギガバイトで指定します。 これは、サーバーがドライブにクリーナー・カートリッジをロードする前に処理されるデータの量を示します。 ドライブのクリーニングは、ドライブがクリーニングの必要性を示したときにも行われます。

クリーニングに関する推奨事項については、ドライブのメーカーの情報を参照してください。 この情報の推奨クリーニング頻度が使用時間数単位で表現されている場合には、次のようにしてギガバイト値に変換してください。    

  1. ドライブのバイト/秒速度から、ギガバイト/時間値を求め る。
  2. ギガバイト/時間値に、推奨クリーニング頻度 (使用時間数) を掛け る。
  3. 計算結果をクリーニング頻度値として使用する。