ケーススタディ

目次

  1. 一般的な ISP ユーザ
    1. 環境
    2. インストール
    3. 運用方法
  2. CGI 可な ISP ユーザ
    1. 環境
    2. インストール
    3. 運用方法
  3. サーバ、ローカルで書く場合 - CVS の利用
    1. 環境
    2. インストール
    3. 初期設定
  4. 知人の OCN economy ユーザ
    1. 環境
    2. インストール
    3. 運用方法
  5. ProHosting
    1. 特徴
    2. インストール
    3. 運用
  6. 月別 tdf

1.一般的な ISP ユーザ

1.1.環境

自宅の PC で書き、サーバへアップロードするのみ。

1.2.インストール

ローカルのみ静的でインストール。

web diary dir: d:/foo/tds
diary dir: diary

などとインストールし、 d:/foo/tds/customize.ph で

$TDS::Static::HtmlDir = "d:/foo/public_html/diary";

などとすると、 そのディレクトリに日記HTML が出力される。 (tds-1.01-beta0 以降)

1.3.運用方法

エディタで日記ファイルを書き、 web_diary_dir*で perl static.pl -t した後 $TDS::Static::HtmlDir にある日記 HTML* ファイルを NextFTP などの FTP ツールでサーバにアップロード。

2.CGI 可な ISP ユーザ

2.1.環境

自宅の PC で書き、サーバへアップロードするのみ。

2.2.インストール

SSIが使えないので動的。

まずローカルにインストール。 diary_dir*は "diary" にする。 インストール時の "CGI works in Owner ID ?"という質問には、 yes と答える事(UIDの概念が無いから)。

その後サーバーに web_diary_dir*ごとアップロード。 *.cgi のパーミッションを 755 に、 log/, cache/ のパーミッションを 777 にする。

diary/.htaccess を作成し、 deny from all と記述する。

2.3.運用方法

エディタで日記ファイルを書き、 web_diary_dir*で perl static.pl -t した後 日記 HTML* ファイルを NextFTP などの FTP ツールでサーバにアップロード。

3.サーバ、ローカルで書く場合 - CVS の利用

3.1.環境

サーバ上の tdf に直接書くこともあり、 ローカル(自宅)で書くこともあるため、 単純なアップロードではない、 なんらかの同期システムが必要。

3.2.インストール

サーバ、ローカルともほぼ同じ設定でインストール。 サーバでは telnet して行う。

サーバ、ローカルとも動的。

3.3.初期設定

日記ファイル同期には CVSを採用。

サーバ:
diary_dir*に移動し、

% cvs import diary tom start
% cd ../
% cvs checkout diary

ローカル:
diary_dir*に移動し、

% cd
% cvs checkout diary
% touch add month_add
% cvs add Makefile add month_add

新しい日記を書いたら、make add し、 更新したら make cmt する。

サーバ上では make server する cron を一時間ごと回す。

ローカルで commit すればサーバ上で自動的に update するようにするには、 $CVSROOT/CVSROOT/loginfo に

diary   (date; cat; (sleep 2; cd /home/hoge/diary; cvs -q update -d) &) >> $CVSROOT/CVSROOT/updatelog 2>&1

などとすればよい。

4.知人の OCN economy ユーザ

4.1.環境

自宅の PC-UNIX (FreeBSD, Note-PC, desktop) あるいは職場の PC-UNIX で 書きアップロードのみ。

4.2.インストール

ローカル(職場の PC、自宅の desktop PC, note PC) に静的でインストール。

4.3.運用方法

エディタで日記ファイルを書き、 web_diary_dir*で perl static.pl -t した後 日記 HTML* ファイルを ssh 経由の rsync でサーバにアップロード。 アップロードを自動化する Makefile を作成してある。

日記ソース*は CVS で管理して、ssh 経由の remote-CVS で同期。

5.ProHosting

5.1.特徴

5.2.インストール

ローカルに動的でインストール。 web_diary_dir* は適当に。 diary_dir* は "diary" に。

ディレクトリごとサーバの html/d/ などにアップロード。 *.cgi を 755 に、 log/, cache/ を 700、 diary/conf/author_id.txt を 600 に。 make upload を使う場合は、 .ftp_login がアップロードされないように注意。

5.3.運用

日記を書き、web_diary_dir* で make upload。

6.月別 tdf

たまにしか日記を更新しない場合、 あるいは一日の日記の分量が少ない場合などは、 一日ごとに tdf ファイル*を分けたり、 また月毎にディレクトリを生成するのは面倒かもしれません。

そのような場合は、 月毎に tdf ファイル*を生成して、 それを日毎に分割する、という方法が使用できます。

 % cat ~/diary/1999/08.tdf
 DIARY 1999 08 01
 NEW 起床
 今日も暑いわ。
 ...

 DIARY 1999 08 02
 NEW 起床
 ふにふにー

 ....

のように、 diary_dir*/CCYY/MM.tdf にその月の日記を記述します。 その日の日記の書き出しには、 "DIARY CCYY MM DD" を入れます。

その後に、 web_diary_dir* で、

% perl split.pl
      or
% make split

とすると、

 % cat ~/diary/1999/08/01.tdf
 NEW 起床
 今日も暑いわ。
 ...

 % cat ~/diary/1999/08/02.tdf
 NEW 起床
 ふにふにー
 ....

と日毎の tdf に分割することができます。


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