著者管理

目次

  1. 設定
    1. author_id.txt
    2. .passwd
  2. Web 上での管理
    1. カスタマイザ
    2. スケルトンエディタ
    3. 日記、データ更新
    4. ID 表示
    5. キャッシュ制御
    6. アクセス解析、カウンターリフレッシュ
  3. メールでの日記更新
    1. 設定
      1. mail2tdf.pl の設定
        1. 生成
        2. 受付メールアドレスの指定
      2. .forwrad の設定
      3. qmail を使用する場合
        1. .qmail
        2. パーミッション
    2. 書式
      1. 日記ファイル(tdf) の更新
      2. データファイルの更新

1.設定

admin/ 以下の著者管理画面から、 いくつかの著者管理ツールを起動することができます。

著者管理を有効にするためには、 diary_dir*/conf/ にある以下の二つのファイルを設定します。

1.1.author_id.txt

著者が利用するブラウザが保持するクッキーの内、 TDSが発行した ID を一行に一個ずつ記述します。 IDは TsDiary.cgi?command=show_id を実行すれば得らえます。

1.2..passwd

インストール時、 あるいは mkpasswd.pl を実行して得られた暗号化パスワードを記述します。

web diary dirで、 perl mkpasswd.pl あるいは、 make password とし、 プロンプトに従ってパスワードを設定します。

% perl mkpasswd.pl
old password []
>hoge
new password []
>HoGe
retype password []
>HoGe
wrote to /home/foo/diary/conf/.passwd.

diary_dir*/conf/.passwd に crypt したパスワードが保存されます。

環境によっては入力したパスワードが見えてしまうので、 周囲に人がいない状況で行って下さい。

2.Web 上での管理

web_diary_dir*/admin/ にて、 web 上で著者管理を行うためのツールが起動できます。 ただし CGI が使用できないと駄目です。

2.1.カスタマイザ

admin/customizer.cgi

customize.ph を編集します。 perl script を cgi 経由で出力するため、 安全性の問題があります。 そのため標準では実行できないようにしてあります。 エスケープなどにより任意コード実行対策はしてありますが、 抜け道がないとも限りません。 その危険性を承知の上で利用するには、 事前に customize.ph にて $TDS::Customizer::CGI::Enable = 1; とするか、 あるいは perl customizer.pl で admin -> customizer.cgi enable をyes にしてください。

また、customizer.cgi では、 パス設定に関するいくつかの項目が設定できません。

2.2.スケルトンエディタ

admin/skelton_editor.cgi

各種スケルトンファイルを編集します。

2.3.日記、データ更新

web上で日記、データファイルの更新をすることができます。

admin/ をブラウザで開くと、それぞれにリンクが張って有りますので、 それに従って下さい。

CGIが所有者権限で動く*なら直接ファイルに書き込み、そうでなければ mail2tdf を利用します。 後者の場合は、mail2tdf の設定を済ませて下さい。 また submit してもすぐに反映されない可能性もあります。

web_diary_dir*/log/tdf_editor.log にログが記録されますので、確認して下さい。

2.4.ID 表示

TsDiary.cgi?command=show_id

読者IDと訪問回数を表示します。

2.5.キャッシュ制御

admin/expire_cache.cgi

2.6.アクセス解析、カウンターリフレッシュ

日記へのアクセスを解析します。 CGIが使えなければなりません。

ID追跡もできます。

3.メールでの日記更新

日記、各種データファイルを、メールで更新することができます。

3.1.設定

3.1.1.mail2tdf.pl の設定

3.1.1.1.生成

contrib/mail2tdf/ にて、

% sh configure && make && make install

を実行してください。 そうすると、環境に合わせた mail2tdf.pl が webdir に、 .forward のサンプル(dot.forward)が ホームディレクトリにコピーされます。

3.1.1.2.受付メールアドレスの指定

$TDS::IdentInfo::MailAddress 以外のアドレスからの tdf メールを受け取るには、 customize.pl にて System -> Additional acceptable mailaddress に そのアドレスを記述してください。 ここに記述していないアドレスからのメールは受け付けません。

3.1.2..forwrad の設定

dot.forward を参考に~/.forward を記述します。

\foo, "|/usr/local/bin/perl /home/foo/www/diary/mail2tdf.pl"

.forward を書換えたら、 テストメールを自分宛てに出すなど、 十分に確認を行って下さい。 エラーメールが大量に発生する危険性があります。

3.1.3.qmail を使用する場合

上記のほかに、 以下の手順を行います。

3.1.3.1..qmail

~/.qmail に以下のように記述する:

/home/foo/Maildir/
| /usr/local/bin/perl /home/foo/www/diary/mail2tdf.pl
3.1.3.2.パーミッション

mail2tdf.pl は 744、 .qmail は600 にする。

3.2.書式

3.2.1.日記ファイル(tdf) の更新

Subject: に [mail2tdf] と指定し、本文に、

 PASSWORD your_passwd
 DATE 1999 08 21
(空行)
 今日は暑いよぉ

などとします。 DATEを省略すると、 サーバがメールを受けとった日と見做します。

デフォルトでは、該当日記ソース*に追加しますが、

Subject: に [mail2tdf]REPLACE とすると置き換え、 [mail2tdf]DELETE とすると削除します。

3.2.2.データファイルの更新

Subect: に [mail2todo] とすると TODO リストを更新することができます。 他にも、

  • mail2schedule: 予定表
  • mail2category: カテゴリ
  • mail2url: URLリスト
  • mail2term: 置換語リスト
  • mail2authorid: 著者ID

を更新できます。

本文は、[mail2schedule] なら、

 PASSWORD your_passwd
(空行)
 1999/09/21	正式版リリース

[mail2authorid] なら、

 PASSWORD your_passwd
(空行)
 _foo.bar.com_....

などとします。

メール本文に生パスワードを記述することになりますので、 運用には十分注意してください。

Subject: に [mail2***]REPLACE、[mail2***]DELETE とすると、置き換え、削除ができます。

web_diary_dir*/log/mail2tdf.log にログが記録されますので、確認して下さい。


[back]
Copyright(C) 2001
tds-master <tds-master@morito.mgmt.waseda.ac.jp>