TDS ダウンロードページから最新版をダウンロードしてください。 tar.gz 形式と lzh 形式があります。
また、以下の場所でもミラーを行っています。
開発版は current/ 以下に、安定板は stable/ 以下に格納されています。 最新版は 直下に置かれています(sym.link)。 未リリース版のスナップショットは、 snapshot/ 以下に置かれています。 tar.gz 版と lzh 版を用意してありますので、 環境に合わせてお選び下さい。
まずパッケージを展開します:
% tar zxvf tds-1.01-pl0.tar.gz
lzh 版なら:
% lha x tds-1.01-pl0.tar.gz
展開されたディレクトリに移動し、 install.pl という perl script を実行します。
% cd tds-1.01-pl0 % perl install.pl
まず、前回の設定(初めてのインストールの時はデフォルト)が表示されますので、 それで良ければ 'y', 変更するのなら 'n' を入力してください。 日本語環境 *1であれば日本語でメッセージが表示されます。 明示的に日本語表示を指定するには、 -j オプションをつけて下さい。
TomsoftDiarySystem 1.01-pl0 installation... before installation, please read install document(doc/install.html). Perl の絶対パス /usr/bin/perl sendmail のバス /usr/sbin/sendmail CGI が使えるか no SSI が使えるか no タイムゾーン JST 日記タイトル Foo's Diary 著者名 Foo メールアドレス foo@bar.com 日記の URL http://www.foo.com/~foo/diary/ web でアクセスされるディレクトリ /home/foo/public_html/diary カスタマイズファイル用ディレクトリ /home/foo/public_html/diary 日記ソース*ファイルを置くディレクトリ /home/foo/diary 動作モード static アクセスログを取るか yes クッキーを食べさすか no キャッシュ機能を使うか yes OK [yN]:
'n' と答えると、 以下のような質問がされるので、 適宜応えて下さい。 空リターンを入力すると、 デフォルト値がセットされます。
入力が終わると再び確認の画面になりますので、 'y' を入力すると、インストールを開始します。
途中にいくつかの質問をきいてきます:
パスワードもきかれますので、 適切に入力してください。
インストールが終了すると、
### install successed. ### thank you for using TDS. if you want to customize, do % cd d:/tom/www/tawagoto_static % perl customize.pl please access tds enquate page (http://www.morito.mgmt.waseda.ac.jp/~tom/TomSoft/TsDiary/enquate.html), and let me know your answer. it encourages me very much ^^) magi@~/www/tds%
と出力されます。
web_diary_dir* 以下の conf.ph に設定が保存されます。 設定情報は ~/.tdssetup に保存されます。
二回目以降のインストールでは、 以下の項目はきかれません:
変更したい場合は、 customize.pl をご利用下さい。
前回インストールされたファイルの上書きの確認を求められます。 特に独自の変更を加えていなければ全て y で構いません。
% perl install.pl [-uy] [-f filename] [-r filename] -f filename setup file -r filename readonly setup file -j use japanese -u unload setup file -s user setup -y yes
TDSを複数のユーザで共有する場合のインストール方法についてです。
まず、sh configure を実行します。 すると、perl, sendmail のパスが自動的に検知されます。
% pwd /tmp/tds-1.01-pl0 % ./configure
その後、ルートになって、make install します。 唯の make は する必要がありません。
% su password: XXXXXX # make install ...
ファイル一式が ${TDS_ROOT} 以下にコピーされます。 その後、${TDS_ROOT}/site_conf.ph を環境に合わせて変更してください。
# cd /usr/local/share/tds # cat site_conf.ph package TDS::System; $CanUseCGI = 0; $CanUseSSI = 0; $CGIasOwner = 0; $TZ = 'JST'; $PerlPath = "/usr/local/bin/perl"; $SendmailPath = "/usr/lib/sendmail"; $TDS_Root = "/usr/local/share/tds"; 1;
ユーザ環境を作成/更新する場合は、 そのユーザ権限で、tds-setup を実行してください。
# su foo Password: ******* % whoami foo % tds-setup ...
それらの質問に答えれば、セットアップが完了します。
tds-setup では、 システム固有の設定($CanUse* など)については 質問されません。
同じユーザが同一のアカウントで複数の日記を別々の URI に設置したい場合は、 使用する .tdssetup を別にすることで対応できます。
現在、perl install.pl によりメインの日記がインストールされているとすると、 そのインストール情報は ~/.tdssetup に記録されています。 ここで二つ目のサブの日記を設置したい場合、
% perl install -f ~/.tdssetup_sub
とすることにより、インストール情報を別のファイルに記録する事ができます。 これによりヴァージョンアップの管理等がやりやすくなります。
もしくは、上記のユーザ共有でインストールを行い、
% tds-setup -f ~/.tdssetup_sub
などとすることもできます。
静的モードを利用し、かつサーバで CGI を使わない場合は、 サーバにシステムをインストールする必要はなく、 日記 HTML* ファイルのみをアップロードすればいいです。
動的モードを利用する場合、あるいは静的モードでも 検索等の CGI を利用する場合は、 サーバに TDS をインストールしなければなりません。 サーバに telnet できるのなら、 サーバ上でインストールを行えばいいのですが、 telnet できない場合は、 ローカルでサーバの設定とあわせてインストールした後、 それらをアップロードすればよいでしょう。 web_diary_dir*, diary_dir* は、相対パスを使うほうが良いでしょう。 なお、 web_diary_dir* は、インストール時のみ使用し、 システム内部では用いられません。
0.01 系のがそのまま使えるファイルは、
です。 両者とも diary_dir* にディレクトリごとコピーすると良いでしょう。
conf.ph は書式が大幅に変わったので、再利用できません。 今まで conf.ph で設定していた $manager_cookie_id は、 conf/author_id.txt に、 $except_user_agent は conf/user_agent.conf に記述します。
作業例:
% cd ~/public_html % mv diary diary-0.01 % cd /tmp/tds-1.00-alpha0 % perl install.pl ... web diary dir: ~/public_html/diary diary dir: ~/diary ... % cd ~/public_html/diary-0.01 % cp -r 199* dat ~/diary
あとは、skelton.html, conf/author_id.txt などを編集して下さい。
以前の設定が ~/.tdssetup に保存されているため、 前の設定を維持することができます。 変更がある場合のみ、 適宜入力し直して下さい。
*skelton.html は上書きの確認を求めますので、 適宜答えて下さい。
% perl install.pl -y と y option をつけると、 すべての設定を前回のまま承諾とみなし、 質問をせずインストールします。 が、初めてヴァージョンアップする時は、 -y をつけないで行ってください (上書きの確認をするため)。